──if・柊木くんと──
『恵一くんや七尾ちゃん。
確かにすごくテンパってたよね。
分かった。できることは少ないけどね、』
>>65私に出来ること。できれば七尾ちゃんや恵一くんの支えになれればとは思うけれど…、私はその後さらに大和くんに溺れて行くことになる。
救いを求めるんじゃない。絶望に沈むでもない。ただただ、私には大和くんがいれば良いと思うようになっていたんだ。
それでもこの言葉があったから、七尾ちゃんが戦う時には側に寄り添っていたし、その前にもお菓子を一緒につくろうだとか声をかけていたと思う。
恵一くんは…、恵一くんにはあまり声はかけなかった。
大和くんからも"彼がいる"と聞かされ、実際柊木くんとキスした話も聞いたから、たぶん柊木くんが居たならそれが1番なんだと思う。
だから、恋バナはしてたかな。
その中で私は大和くんが大好きって話だとか今一緒にいるという話もしたかもしれないけど、支えるというよりは恵一くんの話の聞き役になってるだけだったかもしれない。
でも。気にするなよって。
…気にしちゃうよ。
気にしてもどうしようもなくても気にしてしまう。
だからね。
(173) 2023/11/16(Thu) 18時半頃