なんと、出入星管理局。それは心強いの。しかし知識がある故に心配ということもありそうじゃ。
我は薬を散布すれば安心かと思うとったが、そうもいかぬのじゃな。
『PaLooook』の会長殿のように、搭乗者全員へ検査の申し出などは出来んものかのう……。
[そうは言ってはみたものの、おそらくこの場では設備や検査薬が足りないだろう。それに全員の検査となれば時間もかかる。
難しそうじゃの、とかぶりを振った。
姿勢の良さを褒められると、目をぱちくりさせて]
そういうものかの?自覚したことはなかったが……。でも悪い気はせんわ。PJ殿はほんに観察眼が優れておるんじゃのう。
うむ、知性ある生物との戦争なら何度も経験がある。
敵を殺したこともあれば、味方が殺されたこともある。そういう世界に生きてきたでの。
[血生臭い世界の話だ。あまり好まれるような話題ではないだろう。話しながらちらと顔色をうかがう。……もっとも、異星人の表情からどれほどのものが伺えるかは定かではないが。]
(168) 2022/05/05(Thu) 15時半頃