[思い出の品>>158というのには、小さく頷いて。
卯木さんが、私が選んだ流れ星の、隣にある白馬を選ぶと。]
……卯木さん、王子様ですか?
昔、るくあちゃんと読んだ絵本に出てきました。
白馬に乗った王子様。
[そう言うと、ふふっと、少し目を細めて笑う。
隣に居るのは、ただの流れ星女(?)なので、お姫様は不在だけれど。]
……なんて。馬、好きなんですか?
[そんな風に、改めて問いかけてみてから、流れ星に乗って。
音楽が流れて動き始めると、卯木さんの言葉>>159に耳を傾ける。]
――……そうですか。素敵ですね。
[幼い卯木さんがメリーゴーランドに乗って、外から、ご両親が手を振る。
私には想像しかできないけれど、卯木さんの口調を、声音を聞きながら、それは暖かいものの様に思えて。小さく笑む。
今は、辺りを見回しても、観ている人は誰も居ないけれど。]
(164) 2023/11/22(Wed) 00時半頃