――IF・珊瑚が合宿にきた世界線――
[合宿の日、大和 命は有り体に言えば浮かれていた。
楽しみにしていたと言い換えることもできる。
何か変われるかもしれないとか、居場所から逃げ出したかったとかではなく普通に瑠璃川 珊瑚に誘われて合宿に行くことを楽しみにしていた。
瑠璃川 珊瑚に話しかけられると普段の調子とは違い分かりやすく機嫌良さそうに受け答えしている姿が見れる程に>>131合宿を前のめりに楽しんでいた。
暗さとか陰りとかどこに消えたのだろうかと不思議になってしまう程には世界に絶望はしていなかったろう。
そんな合宿では瑠璃川 珊瑚との会話を皮切りに皆と話していけた、といいと思う。
最後尾を歩くのではなく適当な位置にいるようになったろうし花火も楽しんでいた。
線香花火チャレンジは17秒で、>>132ちらりと見られているとはにかんでしまったくらいである]
(160) 2023/11/12(Sun) 22時頃