[>>131>>132 ……どうやら、ふと呟いた言葉は聞こえていたようだ。目敏く「それ」に反応してしまい、そして勢いに任せてしまった事に恥じるよう縮こまる彼女に言葉を落とす。]
……それは、あたしを買ってくれるって事かしら?
いいわよ、貴女のものになっても。
[そもそもドールに購入を拒否する権利なんて無いのだから、「買いたい」と言えばすぐにでも専属ドールとして店から客の元へ渡れるのだ。そういう言い回しをせず、あくまで「相手の気持ちを汲んだ上で購入に踏み切ろうとする」姿勢に彼女らしさを感じつつ。
正直悪くない、と思っていた。
リッキィならば、家も裕福で奴隷だろうと丁寧に扱うであろうし。使い潰されるような目には遭わないだろう。何より「女の子」である。売られるならばと望んでいた条件に、ピッタリ当て嵌まるのだ。]
(155) 2024/02/21(Wed) 14時頃