[この妖精が気楽にぶっぱなした戯言に対してのキリトの返答>>147。
その買い言葉に含まれていたとても重要な内容に、グラーツィアは笑ったまま、ぱちぱちと瞬いてみせた。]
『ん? もしかしてキミもワタシの同類だったのかな?
いやあ、それは知らなかった。失礼したね!
・・
であれば、キミたちからの招待もぜひ受けたいものだ。
そしてキミのデートを優雅に見守る。
ああ、それも楽しそうだ!』
[大変ふざけたことをのたまうこの妖精は、実際のところ、その類の“超越的な”力がキリトにあるとは思ってはいなかった。
けれども「そういえば」という心当たりがあったが故の、「キミたち」という言葉。
そしてそんな妖精は、「己の舞台から引きずり落として」>>148という危機的な言葉を耳にしてもなお、まっくろくろすけのまま笑うのだった。]
(149) sakanoka2 2021/04/23(Fri) 21時半頃