─帰還後、大学構内にて─
[小さな田端先輩>>130と聞くと、ああやっぱり見られていたのかと田端は頭を抱えたくなりました。
あれは田端にとって失態の一つにもなり得ますからね。
子供時代の自分をどうにかして欲しく、子供時代ではないと素直に助けを求められなかったから起きた事でした。
でも、自分のことで困る田端が嬉しい>>131だなんて聞くと、その頬の赤さからもその想いが本物なのだと理解できた気がしました。
さてどうしましょう。
できれば親しい友人や後輩とはそうした間柄になるのを避けたかったのです。
だって、一度恋人になった後に元の関係に戻るのは至難の業ですから。
特に、あの夢に誘われたメンバーの中からどうこう……という気にはなれていませんでした。
少なくとも今までは考えたことも無かったのです。
では、今は?]
(146) nasca 2023/08/07(Mon) 06時半頃