じゃあ、後は髪ね。任せて。
[髪を綺麗に梳いて編み込んでいきましょう。
その時に自分の髪留めを外しました。
そしてそれについていた蝶と同色のリボンを解いて、ハーフアップになるように彼女の髪に編み込んでいきます。
これが、彼女と私たちとの絆の一つになりますように。
そう願いを込めて。
リボンはヴェールの中に隠してしまうかもしれませんけれどね。
残った蝶は、無難に三つ編みにした髪の先に止まらせましょう。]
………きっと、回谷ちゃんの思うような好きじゃ無いわ。
[向けられた質問>>138に、田端は小さく答えます。
いつの間にかその手にはストックと白薔薇のあしらわれたブーケがありましたが、この出番はまだ先です。もしかしたら出番はないかもしれませんが、それなら夢に融かしてしまいましょう。
もし田端の顔が見えたとしたら、少し困ったような顔。]
(141) 2023/08/05(Sat) 12時頃