人狼議事

28 僕等(ぼくら)の


【人】 校庭番長 ヤマト

――展望台への道――

[本来ホームであるはずの合宿の中でアウェー的な立ち位置で参加している大和は最後方で参加者の様子を眺めていた。
その立ち位置は自由だった。
積極的に参加はしないが手伝いはする。
写真の枠の片隅で1/4くらい枠外に出ているくらいの存在感。
何を言われることもない気楽なポジションだった。

 自分以外のアウェーと言えば見ていてわかるのは>>106女子で一人。
一年の時は同じクラスだった――名前は本郷と言っていただろうか。
掲示板の張り紙では確かに天文学部以外の参加者も募集していたが本当に参加するのだから強心臓なのだろう]


  ……そうだね。


[ふらりと近づいてきた彼女に話しかけられるとあまりに唐突だったので仏頂面と硬い返答となる。
どうして自分なんかに話しかけてきたのだろうか。
夜空に咲く火の花ではなく、地面でのたうち回りながら生えてくる蛇花火のような存在に目を向けてくるのは何故だろう。
脳裏に過ぎるのはそうした考えだった]

(118) 2023/08/11(Fri) 20時頃

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