─戦闘のあった日 病院─
瑠璃川ならわかるけど、俺は宝石>>97って柄じゃないだろ〜。
[康生はケラケラと笑った後、落ち着いた声で話し始めた。]
嫌なわけないだろ。俺がそんな素振り見せたことあるか?
男同士ってのは、気にする奴も居るんだろうなーってのは思う。
女の子は柔らかくていいとか、男は硬いからちょっととか……えっちなことするなら、身体の造りがどうとかってのもあるだろうし。
でも俺、そういうの何もできないから逆に関係がないって言うか、そんな感じ。
書類上結婚できるかどうか、くらいしか違わなくね?
となると、後はもう性格の合う合わないじゃん?
[そう言って、康生は笑う。成程、恋愛に於いて身体的ハンデがあるからこそ、同性愛への忌避感が低くなっているのか。]
だって、本当に毎日新鮮だし、嬉しいし、楽しいから。
……俺、中学の途中までずっと入院しててさ。
世界がこんなに色に溢れててキラキラしてるって、知らなかったんだ。
はは、わかったLINEな。
(115) 2023/08/17(Thu) 18時頃