[吐精した康生を、彼は愛おし気に褒めた>>78。康生は確かに可愛いが、そういう意味でじゃない。背筋が寒くなる様な事を言わないで貰いたい。男なら、刺激を与えられれば出るのは当たり前だろう。同じ事をされればお前は可愛くなるのか? いい加減にして欲しい。舐めるな。]
んっ……こら、ケイ。バッチイって。
あ、もう。ふっ……く、くすぐったいっての!
[興奮しきった顔で、彼は精液を舐め取って行く。康生が軽く咎めても、お構いなしだ。ぬめる舌が気色悪い。漸く止まったかと思いきや、今度は服を脱ぎ始めた。脱がなくていい。目を逸らせるものなら逸らしたかった。]
合宿ん時も思ったけど、ケイって鍛えてるよな〜。
服着てたらわかんねーけど、しっかり筋肉付いてる。
……俺も、そんな風になりたかったな。
[まじまじと見つめ、康生は羨まし気に言った。確かに彼は元野球少年らしく、均整の取れた身体をしている。トレーニング云々の話も出ていたが、契約騒ぎですっかり流れてしまったし、何より康生に鍛えるだけの時間は既に無い。砕かれた脚が治るより先に、パイロットとなる日が来るだろう。]
(114) 2023/11/15(Wed) 22時半頃