人狼議事

28 僕等(ぼくら)の


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─搬送された日 命へのLINE─

[大和命への連絡だけ、康生は少し迷う様子を見せた。この時点ではまだ元気な声を聴かせるとは行かなかったし、SMSの送り方は知らない。知っていれば、合宿前にだって頻繁に送っていた筈だ。]

どう、すっかなー……。

[考え込み、咳払いを一つ。元気な声を聴かせるのは断念するとして、問題は出てもらえるかだ。折り返しの連絡があったとして、通話可能エリアにすぐ移動出来るとは限らない。移動できる状況であったとしても、消灯時間の22時を過ぎていれば出られない。それより前に彼がフリーになる可能性は、低いのでは…と、恐らくその辺りを考えていたのだろう。]

[それでも、彼にだけ全く連絡しないという不義理は避けた。ベッドから降り、点滴台を半ば支えにする形でふらふらと歩き出す。通話可能エリアまで来ると、椅子に腰掛けて大和命の番号へとコールした。彼が出れば話すだろうし、出られなければ適度に切り上げ、また病室へと戻るだろう。*]

(103) 2023/08/15(Tue) 14時頃

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