[ゆっくりと腕を伸ばし。その頭を軽くだけ撫でた。] 俺はいい。 死にたい訳じゃないが。 それで回谷やみんなが生きられるなら。[この世界において決められた死を嘆く事は無意味だ。結局は誰かが一人命を落としている事実は変わらない。分からないということはこうも苦しいものなのか。選べないということはこうも歯痒いものなのか。もしこの世界が心残りを映し出した幻影なのだとしたら。自分の事を と言った回谷に教え伝えることでもしかしたら、もしかしたら。*]
(92) 2023/07/31(Mon) 17時頃