いつも優しく僕を護り導いてくれた兄を、だ。兄が僕から去るように留学を決めたのは当然の結果だった。康生は「匡先輩は怒ったり嫌ったりしているわけじゃないよ」と言ったが、そうであったとて、僕が寄り掛かる場所を失ったのは事実だったのだ。一年間、僕は根なし草のように生きて。ただ呼吸を続けて。無意味に食べて、無意味に排泄して、いらない存在を維持してきた。僕の傍には、兄と同じぐらいーー兄と変わらぬ魂の輝きを持つ人物が二人いた。瑠璃川珊瑚と、柊木康生。みんなに必要とされる、眩しくてたまらない二人の横で僕はいつも卑屈に笑ってたんだ。そして、僕は。合宿で花火が行われた日。康生に秘密を打ち明けた。
(81) 2023/11/11(Sat) 17時半頃
sol・la
ななころび
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