ーー自宅/応接間ーー避けようがない死が迫っていなかったら、実に楽しい会話になったはずだ。カッコいいなんて褒められなれていないから、大袈裟に照れただろうし、川下りについても身振り手振りを交えて説明したはずだ。なんなら自室からアルバムを引っ張り出してきて、もっと沢山の写真を彼に見せたかもしれない。しかし、今の僕にはそうは出来なかった。曖昧な笑みを浮かべ、結構流れは速かった、という事だけは答えたが。差し迫る死の恐怖に怯えれば怯えるほど彼は暖かく。それがただの友情だなんて思えなくて、僕は涙した。渡されたティッシュすら特別なもののように思える。彼は僕を心配してくれている。ーー僕を、愛しているから。こんなにもみすぼらしい存在の僕を、闇にすらなれないただ踏まれるだけの影のような僕を。
(54) 2023/11/10(Fri) 22時半頃
sol・la
ななころび
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