── 少し前・カフェ ──
[祝福へ応じる様子も、此方の言葉への反応も>>34,>>35
まるであの時の骨谷が重なるようだった。
それは別に彼等が似ているということではなく、語った通りに生還者のみで共有される複雑さなのだろう。]
……死ぬことばかり?
[しかし、流すには重すぎる言葉が耳に留まる。
それを皆の生存を望む優しさや、不安からのネガティブさと取ることも出来ただろう。
しかし自分自身の中にも存在した思考の為に、どうにも不穏に響いていた。
容易には触れられず、なんであろうと彼の生還が確定している為に結局相手の言葉を繰り返しただけで何も言わなかったのだが。
それに、考えようと思うと言う素直な声に嘘は無く感じたし。
別段後ろめたさを感じる理由もない成海は、
向けられるものを避けることなく真っ直ぐに視線を交わしていた。]
(51) 2023/07/31(Mon) 12時頃