彼はとても勇敢で、優しい方でしたね。
わたくしも今回初めてお会いしましたが、気さくに話してくださいました。
[少女の声が震えるのを聞いて、ああ、彼女もロバートのことを好ましく感じていたのだろうと思う。誰にでも好かれる、紳士だったと。
昨日顔を舐められた箇所>>2:133に、少し指で触れた。]
……どうでしょう。
何処かへ旅立つのかもしれませんし、大切な者の傍にずっといるのかもしれません。
残念ながら、わたくしには死者の行く先も、留まり続ける時間も観測することはできませんが。
古い信仰では――或いは、どこかで今も信じられているのかもしれませんが――死後は生前の行いに応じた死後の世界にゆくだとか、全く別の生物に生まれ変わって新しい生を繰り返すだとか、死んだ後のことについては色々な考え方があるようです。
けれど、そういった考えは"生きている者のため"にある。
だから、信じたいことを信じるのがよいと思うのですよ。
[少女の問い>>43にそう答えてから、話が長くなってしまいました、と微かに苦笑した。]
(51) 2022/05/09(Mon) 00時頃