──カフェ──
[高祈先輩がおにぎりを食べるのに合わせて味噌汁を出すつもりが、俺を取り囲む時間だけものすごくゆっくり流れてしまったらしい。
だいぶ、タイミングをずらして、とっくに食事を済ませたところへ味噌汁を出してしまったが、先輩は受け取ってくれた。>>19
いや、その前に、《祝福》を受けた>>16]
あ、……ありがとうございます
良かった…、…そうですね…
[本当に、何とも言えない不思議な気持ちがした。
カフェに入った時、銀先輩と骨谷先輩に向けて、生還おめでとうございますと告げた時は、掛値のない祝福を伝えたつもりだったが、受ける側に来ればこうも複雑なのか。
(遅ればせながら、銀先輩のいつも通りの微笑み>>2:102 を浮かべた心中を察した)
自分の正直な気持ちを伝えて誠実に接するのが、人付き合いの上で重要だと思って来たけれど、今回人生を断たれずに生き続けるのであれば、もう少し違うやり方も身につけないといけないか]
(34) 2023/07/31(Mon) 10時頃