──廊下──
[とりあえず客室に向かおうとしていると、目的の人物が向こうから歩いてくることに気が付き、安堵の息を吐いた]
よう、ババァ。おはようさん。ひでぇ顔が余計ひでぇことになってやがるな。
寝てないんだったら添い寝してやるぜ?
[いつもの軽口だ。だが、その声色には明らかに身を案じる感情が含まれている]
……なんか悪い予感ってもんほど当たるんだな。死人、出たってな。
[人の気持ちに頓着しないエフだが、なんとなく、今その話をすべきではないということは感じていた。だが、そのためにPJを探していたのだ。一瞬の間を取ると、遠慮がちに口を開く]
……そのー、なんだ。星喰いアメーバってやつについて、ちょっと話が聞きたい。
[星喰いアメーバという生物についてはよく知らない。ただ、故郷で カクレ と呼ばれた、侵略戦争の発端となった生物と特徴が一致したと、そう思ったのだ]
(29) 2022/05/06(Fri) 21時半頃