─プロローグ 天体観測─
[ベンチでの話が終わった後、皆の元へ戻り天体観測をしていた訳だが。終了時刻より前に、軽く集合の声>>@8が掛かった。何でも、加賀先生は一足先に戻らなければならなくなった>>@9のだという。]
え、カガセンもう戻るの?
[相手が若い先生だからか、校内ではないからか。康生はきょとんとした様子で疑問を溢す。ただ、体調不良の部長>>0:@58への言及があれば、心配そうに眉を下げた。]
三千院部長……。 体調も心配だし、きっと気にしてるよな。合宿のこと。
[小さく呟いた後、「よし!」と顔を引き締める。]
わかりました!
火の始末の確認は俺達でちゃんとやりますから、早く行ってあげてください!
[こんな風に請け負うから、陰で次期部長にされる話が進んでいる>>0:375>>0:386のだが、康生本人は知る由も無い。兎も角、加賀先生を笑顔で送り出そうとして、言葉を探す様子>>@10に首を傾げた。]
……カガセン?
[その疑問の声は、待ち受ける運命への抑止力になる事は無く溶け落ちた。立ち去る先生を見送って、康生は天体観測を再開したのだから。*]
(23) 2023/08/13(Sun) 02時半頃