─ 回想・初めてリッキィと出会った日 ─
出会ったのは2年ほど前だった、だろうか。
リッキィの接客に行く前。
その日は非常に珍しい事に、『性風俗目的』の客の相手をしていた。責めるのも責められるのも好む女性で、彼女は本当にごく少数いた『正しい利用を求める常連』である。
……ぶっちゃけてしまうと、己は自身の身体を弄ばれる方は、あまり好きではない。身体中あちこち触れられても感じるような事は無いし、只々弄られる不快感が勝ってしまう。「そちら」の才能には乏しいのだろう。
それでも、こちらは接客のプロであるので。態とらしく感じているフリをしながら、相手が満足するように振る舞っていた。
暫く弄られた後は、攻守交代。自身の持てる技術を駆使して、女を高みへと導く。挿入を伴わなくとも、指や口で絶頂させる事は十分可能だから。
……一通りお愉しみ頂いて、早々にお帰り願った。
席を離れて小休止し、次の客が来たのはこの後である。]
(6) 2024/02/26(Mon) 08時半頃