>>+61それを言うなら、私だって救われていた。
たくさん食べてくれるのは嬉しかったし、あの寂しい誕生日を塗り替えてくれたのは命くんだ。
私の心をすくいあげて助けてくれたんだ。
でもきっともうその前から好きだった。
好きだから会う機会を増やしていって、命くんの傍にいたかったんだと思う。
私にヘラの名前は勿体無い。
だけど命くんがそう言ってくれるなら──。
「私も──ずっと、命くんと一緒にいたい、です。
結婚も、嬉しい。
ずっと…大好き、命くん、大好き。」
来年になったら。
せめて先に籍だけ入れるのも良いかもしれない。二人が18になったら、誰の許可も必要なくできるんだもの。
でも今はそんな法律の話だとか制度の話なんて出したりしない。
ただ、それが嬉しいと素直な気持ちを伝えて微笑んだ。
じわっと涙が滲んでくるのは嬉しいから。
繋いだ手に力を込めて命くんを見つめ続ける。
(+67) 2023/08/19(Sat) 18時半頃