─裏門での待ち合わせ 恵一と─
[俺の免許は要らないって聞いて、ほっとした。]
[当日現れたケイの語尾は尻上がりだったから、変装の出来は上々らしい。久し振りに見たケイ>>+30>>+31は、寝込んでただけあって痩せたなーって印象。でも、初めて見るライダースーツ姿はビシッとしててカッコよかった。俺は逆に、体型誤魔化す為に緩めのウィンドブレーカーにしてるから、ダボッとしてるんだけどさ。]
へへ。俺だってわかんなかった?
あ、こっちは俺の父さん。心配だからって一緒に待っててくれたんだ。
[父さんは「康生の父です」と短く自己紹介した。話せば面白いとこもあんだけど、基本的に真面目だし、愛想のある方じゃない。ケイの言葉に片眉を上げたけど、言い間違えが訂正されると「康生の事、よろしくお願いします」って軽く頭を下げた。]
ん、了解!
[ケイのバイクの後ろに跨って、言われた通り>>+32しっかりと腰に捕まった。]
そんじゃ父さん、行って来る!
[父さんは「気を付けてな」と俺らを見送ってくれた。*]
(+33) 2023/08/23(Wed) 07時頃