俺だ、グスタフだ。
……はのんちゃんも居るんだ。おいで。
[呼びかけたなら>>3:+13まだ落ち着きのない彼女は傍に寄ってきてくれただろうか。
もしも寄って来てくれたのなら自身より幾分か低い背丈のその頭をぽんぽんと撫で、それは何より自身が落ち着きを取り戻すための行動でもあった。
彼女の髪が揺れる、窓から入り込む風にシャンプーの香が漂う。
意図は無くとも、例え目論見も無くとも、自身が、彼女はこの場にしっかりと存在するのだと思いたかった。]
村の様子が変なんだ。
何か、知ってないかな。
[この子が、困ってるんだ。なんて体で。
やけに落ち着いた、瞳も見せない癖に訳知り顔の彼に倣って大人としての冷静を気取る。
気取るのは、その実そうじゃないからだ。
あんな何も知らない、ただただ愛おしさを積もらせた感情だけで"彼女"の事を想いたかった。
望むべき世界はあそこにあったのに。*]
(+12) 2021/10/16(Sat) 18時頃