24 研究棟の共存試験 【R18ペア】
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2023/04/21(Fri) 20時頃
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海と断崖で周囲と隔絶された孤島に、小さな建物がある。
一見、取るに足らぬ平凡な建造物と見えるそれこそが、秘密結社《ヴォルフスアウゲン》の研究所だった。
広大な地下部には様々な設備が揃い、多種多様な実験を可能にしている。
研究者や被験者その他の居住空間も充実しており、一生を施設から出ずに過ごすことも可能だろう。
研究所の主たる研究対象は、超自然的能力を持つ生物、すなわち超能力と呼ばれる力を持つ人間や、一般の生物の域を外れた、いわゆる魔物と呼ばれるものである。
研究結果は様々な形で応用され、結社の力となっていた。
そんな研究所へ、ある日《ヴォルフスアウゲン》の総統が視察に訪れる。
一通り研究所を回った総統は、満足の様子で頷いた。
そして、研究所全体へ、自らの声で直接告げたのである。
(#0) 2023/04/21(Fri) 20時頃
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《ヴォルフスアウゲン》の優秀なる研究員諸君。 私は君たちの才能に大いに期待している。 結社のために、これからもますます力を尽くしてくれ給え。
ついては、諸君らの慰労及び士気高揚のパーティーを開催しよう。 その席で、研究発表の場を設けることとする。 素晴らしい成果を期待している。
(1) 2023/04/21(Fri) 20時頃
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総統の発言に、研究所全体がざわめいた。
これは直接総統に研究成果をアピールする好機である。
うまくすれば、幹部に取り立てられるかもしれない。
あるいは、より充実した研究設備を望めるかもしれない。
示されたパーティーの期日へ向けて、研究所は静かな熱気に包まれた。
(#1) 2023/04/21(Fri) 20時頃
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[十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。 誰かがそう言ったそうだけれど、現実はもう少し深刻だ。
古来、人間と魔は時に関わりつつも、適度な距離を保ってきた。 ところが科学技術が発展するに従い、人間側の侵犯が著しくなっている。 こと、科学技術と魔の力を融合させるような手合いは、魔の側にとっての大きな脅威となっていた。
《ヴォルフスアウゲン》と名乗る結社は、中でも注意すべき危険な組織であり、早急な対策が求められている。 だが秘密結社と言うだけあって、内情が窺い知れない。 誰かが踏み込んで実態を探らねば、対応も後手に回るばかり。 ならば――]
(2) 2023/04/21(Fri) 20時半頃
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[――と、ここまでが建前で。 好奇心と期待と直感99%で《ヴォルフスアウゲン》の罠に踏み込んだ結果が、今のありさまだった。
両手足に能力封じの金属環(それぞれに留め具がひと組ついていて、繋げれば簡易な拘束になる優れものだ)を嵌められ、大判の布一枚被せられた姿で、どこか地下の収容施設に放り込まれている。
部屋の外は見えない作りだったが、感覚を研ぎ澄ませて周囲を探っていた。*]
(3) 2023/04/21(Fri) 20時半頃
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[ 《ヴォルフスアウゲン》に加わってまだ日は浅いが、設備や自由さは気に入っている。 それなりに人脈もできたし、研究も着々と進んでいた。
そんな折に、総統が宴席を設けると言ったのもよい機会であろう──
カール・ガイストは、地下倉庫に隠した年代物のワインを取り出して、くすりと笑った。]
(4) 2023/04/21(Fri) 23時頃
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[ 二本の瓶を手に、踵を返して少し戻ったところで、剣呑な状態に置かれた物体が視界に入る。>>3]
おや、まだ生きてる ?
[ 笑みを浮かべたまま、言葉にしてみた。*]
(5) 2023/04/21(Fri) 23時頃
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[しばらくは遠い気配ばかりで変化の無い時間が過ぎたが、やがて近づいてくる足音があった。 近くを横切った足音が遠ざかり、また戻ってくる。 どんな相手だろうかと推理していたら、声が聞こえてきた。
間を置いて、他に返答するものがいないのを確認してから頭を揺らす。]
この布を外してくれれば分かるよ。
[布の下は後ろ手拘束の全裸だが、問題あるまい。*]
(6) 2023/04/21(Fri) 23時半頃
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[ 声をかければ反応があった。 会話ができる相手らしい。]
あいにく、両手が塞がってるんだ。 年代物のワインだから揺らして澱を混ぜたくない。
[ 誘いは軽くいなすけれど、まだ立ち去らずにいる。]
(7) 2023/04/22(Sat) 00時頃
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近いうちにパーティがあるんだよ。 知ってた ?
生きているなら食材じゃなさそうだけど。
[ 壁に寄りかかって、しばらく対話に時間を費やす体勢。*]
(8) 2023/04/22(Sat) 00時頃
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手が使えなければ、足でも構わないよ?
[行儀の悪い行為を唆しておく。 別に、足蹴にされたいわけではないけれど。]
(9) 2023/04/22(Sat) 00時半頃
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パーティ?それは楽しそうだ。 私も参加できるのかな。
さあ…食材扱いだったのかは、聞いてみないと。
[面白がるような声音で受け答えする。 実際、この状況を楽しんでもいた。 どうやら相手にすぐ立ち去る様子はない。 正体不明の物体と立ち話する相手も、なかなかに変わり者だ。*]
(10) 2023/04/22(Sat) 00時半頃
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足でもとは、積極的だ。 放っておかれるのは嫌いかい。
[ 布越しのやりとりに興じる。]
おや、誰に確認するんだ ? 呼んできてやろうか ?
[ この虜囚が誰の管轄下にあるのか知りたい。 掠め取っていい相手なのか。
あわよくば手に入れたいと思っている。*]
(11) 2023/04/22(Sat) 00時半頃
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あまり放っておかれると、勝手に動いていいのかと勘違いするからね。
ああ、呼んできてもらいたいのは山々だけれども、残念ながら顔も名前も知らないのだよ。 なにしろ私はずっとこうだったし、彼らも忙しそうだったからね。
[自分を捕らえた連中は結社の魔物捕獲専門部隊だろうと見当をつけているけれど、顔を知らないのは間違いない。 ろくな抵抗もせずに捕まったものだから、大して重要ではないと思われている可能性もあった。 半ば目論見通りではある。*]
(12) 2023/04/22(Sat) 01時頃
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[ その気になれば逃げ出せると匂わす相手に苦笑する。]
勝手に動いたらダメだよ、多分。 じゃあ、これは構ってあげないといけない展開なわけだ。
[ むしろ楽しげに言って、センサーに顔を近づけ、虹彩認証やら声紋認証やらをクリアして部屋の入り口を潜る。 先ほどのやりとりのままに、爪先で布を取り除けてみた。]
(13) 2023/04/22(Sat) 01時半頃
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[ 見た限り、若い男である。 ツノや翼はない。 けれど、がっちりと対魔物拘束具をつけられているからには、人外なのだろう。]
おやまあ。 裸族なの ?
[ しっかり観察しておく。*]
(14) 2023/04/22(Sat) 01時半頃
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[構ってあげないといけない、などと義務のように言いつつ、その声は楽しげだ。 いくつかの電子音のあと、空気が動いて足音が近づいてくる。 布が取りのけられた眩しさに目を細めた。]
やあ。来てくれて嬉しいよ。
[笑みを浮かべて相手を見上げる。 軽やかな空気を感じさせる男だ。 気ままとか、自由人などと形容されそうな類の。]
(15) 2023/04/22(Sat) 02時半頃
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[裸族かと聞かれた言葉の響きが面白くて、口元が緩む。 観察される視線に動じる素振りは見せなかった。
滑らかな肌は青白く、光に透ける陶磁器を思わせる。 よくよく瞳を覗き込めば奥に赤い点を見いだすだろうし、笑みの奥にある牙に気付くかもしれない。だがそれ以外は人間の男となんら変わらなかった。]
うっかり着忘れたものだから。 布を被せられたのも、気遣いだったのかな。
[正確には魔力で紡いだ衣が消えてしまったのだが、それも予測してしかるべきだったので、やはりうっかりなのである。]
(16) 2023/04/22(Sat) 02時半頃
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さて。構ってくれるついでに、これも外してくれるかい?
[後ろ手の拘束を揺らしてお願いしてみる。 辛いというほどではないけれど、少々動きづらい。*]
(17) 2023/04/22(Sat) 02時半頃
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[ 囚われの魔物は、布を取り除けた瞬間こそ目を細めていたけれど、恥ずかしさにそうした訳ではなさそうだった。 服についても、脱がされたのではなく着忘れたのだと言う。]
なかなかの傑物だ。
[ ナニを褒めたというわけではなく。 拘束具を嵌めてこんなところへ放り込まれたことに苛立つでもなく、対面を嬉しいとも言ってのける自信のほどに感嘆する。 きっとそれは自らの能力を裏付けにしているからだろう。]
(18) 2023/04/22(Sat) 06時半頃
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[ 拘束を外してくれるかなどと殊勝な問いかけをしてくるけれど、それもその気になれば自分で外せるのかもしれない。 体を揺らしてみせる様は、蠱惑的ですらある。]
そんなことをしたら、僕を襲う気でしょう。 悪さしないで僕を守ると誓ってくれる ?
[ 駆け引きを楽しむよう、首をかしげて見せた。*]
(19) 2023/04/22(Sat) 06時半頃
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[賞賛の言葉に裏も他意もなさそうなのが、心を楽しくさせる。 褒められたことにではなく、彼が思ったままを言葉に出来る人間だということが感じられたからだ。 もっと話して見たいと思う。 彼もどうやら同じ気持ちなのが嬉しい。]
おや。誓えば外してくれるのかい? 口先だけの輩などいくらでもいるだろうに。
[意外だ、とも言うように眉を上げて見せた。 口元には駆け引きの愉悦が漂っている。]
(20) 2023/04/22(Sat) 10時頃
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いいよ。 悪さの範疇にもよるけれど、 君を守ると誓おう。
[けれども、誓うと口にする眼差しは、存外に真剣なのだった。*]
(21) 2023/04/22(Sat) 10時頃
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[ どうやら彼もこの成り行きを楽しんでいる気配だった。 その表情には余裕すら感じる。
けれども、簡潔な誓いの言葉を口にする瞬間はどこか厳粛だったから、契約に縛られるタイプの知的魔物だという推察はあながち間違っていないのだろう。
これはなんとも貴重な出会いだと微笑む。]
よろしい。 では、君が守る対象である僕の名を教えておこう。
(22) 2023/04/22(Sat) 12時頃
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カール・ガイストだ。 よろしく。
[ ごくごく地元風の名は、多少エキゾチックな容貌にはそぐわないのだが、魔物がそういう感覚を持っているかは知らない。]
まとめて縮めてカガでもいいよ。 研究者っぽいだろ ?
[ で、君は ? と眼差しで促した。*]
(23) 2023/04/22(Sat) 12時頃
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[誓約し、受諾されて誓いが成る。 その瞬間は痺れが走る程に心地良い。 契約を交わすのは嫌いではなかった。 新たな契りを結ぶのは、いつだって心躍る。
誓いの次は名告り交わしだ。 なんとも好ましい。]
カガ。 呼びやすくていいね。 研究者だったのか。
[本来の文化圏と違うがゆえに、名前への違和感は微かなものに留まる。 そもそも、本名は隠すのがこちらの文化だ。]
(24) 2023/04/22(Sat) 12時半頃
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私は、ジェレミーと名乗っている。 ――けれども、好きに呼んでくれてもいいよ?
[だから仮の名であることを隠さず、のみならず名付けの機をちらつかせてみた。*]
(25) 2023/04/22(Sat) 12時半頃
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[ 生まれ落ちたままの姿でいるとはいえ、信心深い魔物のようには見えなかったから、「神によりて高みに至る」などという原義の名は、彼の口調が示すとおりに仮初のものなのだろう。 あるいは誰かからの贈り物か。
そう思ったら、好きに呼んでいいという誘いに抗しきれなくなった。]
では、フライシュと呼ぶよ。
[ 自身の研究の一端を匂わすネーミングだけれど、反応はどうだろうか。
名前をつけてやったと思うだけで、こちらとしては特別感が高まって愛しくなってくるのだが。*]
(26) 2023/04/22(Sat) 13時頃
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フライシュ。 悪くない。
[音を舌に乗せた瞬間、香りが漂う感覚があった。 けれども不快ではなかったので、そのまま受け入れる。 彼が楽しそうなのもまた良い。]
それで、カガ。 これからどうするつもりだい?
[午後の予定を聞くような気軽さで、このあとの事を聞く。*]
(27) 2023/04/22(Sat) 13時半頃
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[ 与えた名を彼が復唱する。 その響きは玲瓏として美しい。 名乗った略称で呼ばれるのもまた心地よかった。
これからを問われ、ああ、と頷く。]
外してやることになっていただろう。 ただ、今はご覧の通り両手が塞がっているから、まずこれを目的の場所へ置きにいかないと。
[ こちらも気楽に、予定変更なしと告げる。]
(28) 2023/04/22(Sat) 14時頃
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その後で戻ってきて外してもいいけど、 暇だろうから“勘違いして”僕のラボまでついてくれば ?
君がどうやってここに運ばれたのか、その過程にも興味がある。 歩きながら聞かせてよ。
皆、パーティの準備で忙しそうにしているから、そのままの格好で構わないんじゃないかな。
[ 足で布を着せかけてやるのは難しいからと肩をすくめた。*]
(29) 2023/04/22(Sat) 14時頃
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[約束を違えることなく拘束を外すと言う彼から"勘違い"をお勧めされた。 ワインを揺らすのは嫌だという言葉はかなりの本気らしい。]
なら、そうしよう。 ついでに、ここがどこかも教えておくれ。 最初の連中はなにも説明してくれなかったからね。
[ゆっくりと身体を起こす。 少し血が下がる心地がするのは、ずっと同じ姿勢だったからだろう。]
(30) 2023/04/22(Sat) 14時半頃
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[膝立ちから立ち上がって、首を左右に幾度か曲げる。]
ここでは裸でいるのも良くあることなのかな。 それなら楽で良い。
では行こうか。
[包まっていた布の方はもう見向きもせず、先へと促した。*]
(31) 2023/04/22(Sat) 14時半頃
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随分と殊勝な態度だと思っていたけれど、 ここがどこだか知らなかったわけか。
[ 不安を掻き立てるようなことを言った後で、両手を広げてワインを保持したまま、膝を曲げて流麗な礼をひとつ。]
《ヴォルフスアウゲン》へようこそ。 ここは楽しい実験場だ。 住所は非公開。 何しろ秘密結社だからねえ。
(32) 2023/04/22(Sat) 17時半頃
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[ 後ろ手に拘束されたままで器用に立ち上がった彼を、今一度、よく観察する。
傷ひとつない透き通るような肌。 けれども脆弱という印象は受けない。 肉質は硬めだろうか。 切って触れて確かめてみたい。 ]
楽 ? 裸を見せびらかすのが ? 綺麗だから無理もないね。
[ ここでは裸が日常的なのかというのは、質問ではなさそうだったから別段、答えなかった。 まあ、一般的に、手術台やら保存液の中では裸になるものだ。]
(33) 2023/04/22(Sat) 17時半頃
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じゃあ、僕はラボに戻る。
[ 促されたのを感じて、速やかに踵を返した。
彼は充分に落ち着いている。 襲ってきたり逃げようとするより、好奇心からだけでも、おとなしくついてくると踏んでいた。*]
(34) 2023/04/22(Sat) 17時半頃
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[芝居がかった礼と口上に、後ろ手で拍手を送る。]
なるほど。ここが、かの有名な秘密結社か。 噂はかねがね耳にしているよ。
では君も《ヴォルフスアウゲン》の一員なのだね。 さしずめ、ここは君の庭というところか。
[研究者と自称するからには、この実験場とやらの主要構成員だろう。 古いワインや自分を好きに持ち出すあたり、それなりの立場にあるのかもしれない。あるいは、単に振るまいが自由なだけか。 自分を連れ出して何をするつもりかは、行ってみてのお楽しみだ。]
(35) 2023/04/22(Sat) 18時頃
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服を着ているのも面倒だと思わないかい? 見せびらかすつもりはないけれど、見られて困りもしないからね。
[こちらを見る眼差しは、鑑賞というより観察だろう。 彼がなにを考えているのか、聞いてみたい気もする。 若干不穏な気配もするが、研究者とは得てしてそういうものだろう。]
(36) 2023/04/22(Sat) 18時半頃
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[ラボに戻るという彼の隣を、当然のように歩いて行く。 このまま逃げ出しても、すぐに取り押さえられて終わりだ。 まだ何の目的も達成していない。
ものめずらしげな顔で周囲を眺めながら、今はおとなしくしていた。*]
(37) 2023/04/22(Sat) 18時半頃
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[ 彼は《ヴォルフスアウゲン》について知らぬでもないらしいが、まったく動じた様子がない。 珍しいことだと思う。 そもそも、ここまで人間に近い魔物自体が貴重だ(裸好みはともかく)。]
庭か。 草むしりするつもりもないけど。
君はどう ? ここで暮らしたいかい ?
[ 部屋の前までくれば、セキュリティロックを解除して、彼を中に招き入れた。]
(38) 2023/04/22(Sat) 19時頃
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[ デスクや資料、調査装置のあるラボと、居住スペースがある部分に分かれた占有の部屋だ。 入り口から見てとれるラボエリアに関しては、アートの類は一切飾られていない、無機質な内装である。 ]
座るなら、そこのスツールにどうぞ。
[ 言いながら部屋の中を移動し、手前のラボに1本、奥の部屋に1本、運んできたワイン瓶を立てて置いた。*]
(-0) 2023/04/22(Sat) 19時頃
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私も、草をむしるより花を愛でる方が好きだよ。 ここは――好みよりは幾分シンプルだね。
もう少し、潤いが欲しいところだ。
[いかにも研究施設という、清潔だけれども飾り気のない通路の壁面に視線を滑らせる。 彼が立ち止まれば、ロックを解除する様子を気のない風で眺めていた。]
(39) 2023/04/22(Sat) 20時半頃
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[招き入れられた部屋の中は、外と同じほどに無機質だった。 彼は部屋を飾ることに関心はないのだろうか。
勧められたのでスツールに腰を下ろし、さらに室内を観察する。 所々に見知らぬ機械が置かれているが、今のところ、用途の見当はつかない。]
ここが君の研究室ということか。 いったい何の研究をしているんだい?
[そろそろ良い頃合いとばかりに、尋ねてみる。*]
(-1) 2023/04/22(Sat) 20時半頃
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[ ラボを見回した彼が、研究内容について尋ねて来た。 にっこり笑って立てた指を振る。]
それは部外者には明かせない部分というものだよ。
君が僕の占有的協力者になってくれるいうなら別だけども、 花を愛する方が好みの君をそそる内容かどうか、正直、わからない。
[ 彼に近づいて、肩の線にそっと指先を這わす。]
(-2) 2023/04/22(Sat) 21時頃
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さて、お待たせ。 そいつを外す算段をしよう。
解錠が困難だったら、君の手首の方を切り落としても構わないかな ? 再生能力は高いだろ ?
[ 当然だという顔で提案してみる。*]
(-3) 2023/04/22(Sat) 21時頃
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[研究について聞けば、それは部外秘だと笑顔で躱された。 こちらもやはり笑みで返す。]
誰の協力者になるか、私が選べるものなのかな? カガの方こそ、君のフライシュが誰か他の人間のものになっても構わないのかい?
さて。そそるものかは、聞いてみないと。
[肩に触れた指を、視線で舐める。 口が届けば、舌でそうしただろう。]
(-4) 2023/04/22(Sat) 21時半頃
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[手首の枷を外すのかと思いきや、物騒なことを言い出した。 魔物を扱い慣れた言葉だなと思う。]
確かに、いずれは再生するだろうけれども、今の私ではずいぶん遅いよ。 足の方も全て外してくれればすぐだけれど。
[魔物の能力を封じている枷を全て外せと唆す。 封じられたままでは遅いと言っても、そこは魔物なので1日もあれば再生するのだが。*]
(-5) 2023/04/22(Sat) 21時半頃
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[ 彼が他の誰かのものに、という可能性を告げられて、憂い顔になる。]
そうだな、君はきっと引く手あまただろう。 僕らの主張など聞き入れてもらえるものではないかもしれない── 現状では。
けれど、パーティの主催者たる総統の気を引くような成果を示せれば、それも変えられる。
[ 愁眉が開いた。 彼の視線で睨め回された指先がぞくぞくする。]
(-6) 2023/04/22(Sat) 23時頃
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君を研究したい。 僕に委ねて欲しい。
(-7) 2023/04/22(Sat) 23時頃
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[ いずれ再生すると言われた手首へと指先を滑らせる。]
再生に時間がかかるとすると、両手いっぺんでは困るかな ? 片方ずつとかどうだろう。
どっちにせよ、身の回りの面倒は僕がみてあげる。 手取り足取り── 痒いところに手が届くようにね。
[ すっかり、切る前提で話を進めるのだった。*]
(-8) 2023/04/22(Sat) 23時頃
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[現状を語る彼の顔に憂いが落ちる。 どんな無理も通せるという立場ではないらしい。 けれど、と続けた言葉の先に興味を引かれる。]
総統? 《ヴォルフスアウゲン》の最高指導者がパーティを主催すると。 意外と楽しい人なのかな。
[これは良いときに来たと言うべきだろう。 秘密結社のトップの顔を拝むチャンスかもしれない。 頭の片隅によぎった仕事の思考は、彼の次の言葉でどこかへ吹き飛ぶ。]
(-9) 2023/04/22(Sat) 23時半頃
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[したい。欲しい。 求める言葉は、種類はともあれ、胸に響く。 それが真摯で、真っ直ぐであるほど、本能に近い快感を揺さぶった。
たまらない。]
(-10) 2023/04/22(Sat) 23時半頃
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[手首伝う指に、己の指を絡める。]
本当に?手取り足取り? 私のお願いも聞いてくれる?
[声の端々に甘いものを纏わせて問う。]
それならいいよ。 君のものになろう。
[流し目に微笑んで、求めを受け入れた。*]
(-11) 2023/04/22(Sat) 23時半頃
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[ 彼の関心が総統に向くのを見て苦笑した。]
あの方は魔物にも名が知られているのかい。 光栄なことだ。
君なら、頼めば総統のペットにしてもらえるかも。 そっちの方がいい ?
(-12) 2023/04/22(Sat) 23時半頃
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[ 自分は軽い嫉妬も覚えたのだろうか。 けれど、提案に応える彼の眼差しや弾む声を聞けば、そんな瑣末なことは吹き飛んだ。
純真なまでに一途な期待を寄せられて心が浮きたつ。]
よかった。嬉しいよ。 君はきっと多くのものを僕に与えてくれる。
僕の愛しいフライシュ。
[ 絡んだ指先に力を思いと力を込めた。]
(-13) 2023/04/22(Sat) 23時半頃
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[ 魔物封じの輪を軽く弄ってみたけれど、門外漢には仕組みもよくわからない代物だ。 無理に扱って壊してしまうより、彼の許しも得たことだし、彼の手の方を切断して外すことにする。 骨切り刀だってロッカーの中にちゃんとしまってあった。]
切り落とした手首の方から、君が再生されたりはしないのかな ?
[ 仮説を投げて、当事者の答えを待つ。*]
(-14) 2023/04/22(Sat) 23時半頃
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ペットよりは、協力者の方がいいな。
[総統の話より、彼の言葉を聞いている方がいい。 嬉しげに弾む声も、これからに期待する言葉も、耳に心地良い。]
君が私から何を見いだすのか、楽しみにしている。
[絡める指の強さは、恋に似ている。]
(-15) 2023/04/23(Sun) 00時頃
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[それはそうと、物騒なものが気軽に出てくるあたり、彼の研究も穏やかなものではないと知れる。 だからといって、前言を翻す気はない。 科学的興味に満ちた問いに、さて、と首を傾けた。]
試したことはないけれど、再生できるなら無限に私が増えることになるね。 私の意識がそちらに移ることでもない限り、そちらから再生することはないと思うよ。
[あまり深く考えたことはないが、考えれば面白い問題だなと思う。 彼はそういうことに興味があるのだろうか。*]
(-16) 2023/04/23(Sun) 00時頃
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[ 仮説を投げれば答えが返る。 すでに解体された魔物にはないことで、新鮮だった。]
要点は意識の在処か。 もし、真中線で切ったらどうなるのだろう。
[ 骨切り刀を手に、にこやかに興味を示してみた。 刃の先端で、すうっと彼の鼻梁を撫で下ろしてみる。]
(-17) 2023/04/23(Sun) 07時半頃
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増えるといえば、君の眷属は三度、相手と血を交換することで新たな眷属を増やすのではなかったかな ? それは採血した血でも可能なんだろうか。
あ、施術するのは銀のナイフの方が良いかい ?
[ その方が速やかに済むならと、親切心で提案してみた。 彼といると知的にとても興奮する。*]
(-18) 2023/04/23(Sun) 07時半頃
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[眼前を通過する刃に視線が吸い寄せられる。 顎をあげ、舌を伸ばして切っ先を受けてみた。 鋼の味が舌に残り、血の香が広がった。
――ああ。ゾクゾクする。]
二つに切られて、生きている魔物も少ないとは思うけれど、……そうだね。 やはり片方しか再生しないと思うよ。
どちら側からになるかは、 ――試してみないと。
[試したものはいるのだろうか。 少なくとも、自分の記憶に心当たりはない。]
(-19) 2023/04/23(Sun) 09時半頃
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私も生きていられるかは怪しいから、試すのは後にしておくれ。 興味はそそられるけれど、今はもっと君の考えを聞いていたい。
[彼の好奇心がどこへ向かうのか、追いかけるのは楽しい冒険だった。 魔物でさえ思いつかないようなことを、彼はやってのけるだろう。 知的好奇心という名の暴虐をこの身で受け止めることになっても――否。この身で受けるからこそ見えるものもある。
既に、可能な範囲で付き合う気分になっていた。 その範囲が広がっていく予感も、ある。]
(-20) 2023/04/23(Sun) 09時半頃
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[続く問いから察するに、こちらの魔物としての種は理解しているらしい。 よく見ている、と笑みが浮かぶ。]
採血した血で眷属ができるなら、人間はもっと簡単に私たちの敵を作っていたはずだよ。 人間は昔から、人工的に魔物を作って飼い慣らしたがるからね。
私たちが交歓するのは、血だけではないよ。 君の身体で、実演してもいいけれど?
[誘うように顔を傾け、わざとらしく牙を剥いてみせた。 けれど、銀のナイフの話を持ち出されれば、目を丸くする。 いくらか思案の間を置いてから、唇に笑みを戻した。]
(-21) 2023/04/23(Sun) 09時半頃
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いまの状態で銀の刃を受ければ、癒えるまでどれほど掛かるか分からないけれど、試してみたいなら構わないよ。 鋼と銀とで回復の違いを比べたいなら、片手ずつそれぞれで落としてくれてもいい。
その代わり、さすがに痛手が深くなるから君の血を分けてくれる?
[交換条件とばかりに、求めてみる。*]
(-22) 2023/04/23(Sun) 09時半頃
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両断されたら死んでしまうのか。 灰になっても蘇るものだと思っていたけれど。
[ 試すのはまた今度という提案に同意する。 せっかく生きている協力者を得たというのに、黙らせるなんてもったいない。
一方で、戯れにかざした刃を彼が舌で受けて朱を滲ませる様に、彼の舌の弾力を想像してしまい、切り落としたくなるのもまた本当だ。]
(-23) 2023/04/23(Sun) 19時頃
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[ 銀のナイフについては、切った後の方が問題らしいと把握する。]
君の回復を遅らせたいわけじゃない。 ましてや、痛みを与えたくて言ったわけではないよ。
そう、血を飲めば回復は早くなるのかい ? 他の魔物の血ではどう ?
[ それならストックがあるはずだ。*]
(-24) 2023/04/23(Sun) 19時頃
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[二つにするのを保留した彼に、淡い笑みを向ける。 両断されれば死ぬのは本当だし、灰から蘇るのも間違いではない。 そこまで明かすには、まだ互いの理解が足りていないというところ。]
私たちにとって銀は毒だからね。 治癒力を著しく阻害するのだよ。
君は、魔物の再生能力に興味があるのかと思ったけれど、違うのかい?
[回復を遅らせたいわけじゃないと言う彼の知識欲がどこへ向いているのか、ますます気になる。]
(-25) 2023/04/23(Sun) 20時半頃
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飢奢髑髏 ビジリアがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(飢奢髑髏 ビジリアは村を出ました)
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君のが欲しいな。
[他の魔物の血を勧められて、重ねて強請る。]
無理にとは言わないよ。 もちろん、魔物の血でも糧にはなる。 けれど、本質的に体は人間の血を求めるし、 心通わせた相手と血を交わすのは、歓びだからね。
誓いを結んだ君の血が欲しい。
[舌先で唇を舐め、甘く息を吐く。*]
(-26) 2023/04/23(Sun) 20時半頃
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[ 魔物の再生能力に興味があるのかと推論を告げられ、首を横に振った。]
再生能力も良いけど、それに限定はしない。 総統を驚かせるには、もっと珍しい能力でないとならないし。 僕は、君の眷属が血を飲んで相手の寿命を自分のものにするように 魔物を美味しくいただくことで能力増強できる道を見つけたいんだ。
僕は、君の知識と体に興味津々だよ。
[ 彼の舌が触れた刃に唇を寄せて睦言のように囁く。]
(-27) 2023/04/23(Sun) 22時頃
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僕の血が欲しいとは、愛しいことを言ってくれる。
[ 彼の甘い息に絆されたように眦をほんのり染めて頷いた。]
もう君の手を切り落としていいかな ? そうして、治癒のために僕の血を飲ませてあげよう。
[ これぞまさしく共同出資だ、なんて楽しく思っている。*]
(-28) 2023/04/23(Sun) 22時頃
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[興味の対象は再生能力に限らないと彼は言う。 確かに、魔物の回復力はよく知られているから、研究してもいまさらということなのだろう。 彼が目指す道を聞けば、幾度か目を瞬いた。]
魔物を、食べるのかい?
[あっけにとられた顔で言ったあと、笑いの波がじわじわと寄せてきた。]
(-29) 2023/04/23(Sun) 22時半頃
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ふふ。それは予想外だった。 まさか、人間に食べられる側になるとは、想像もしなかったよ。 ああ、だから最初に食材かと確認されたのか。
[こみ上げる笑いに肩が揺れる。 拒否感ではなく、驚きと愉快がまざった明るい笑いだ。]
面白いね。これは、なかなかない感覚だ。 いいよ。私を食べて、感想を聞かせて。 私が君の肉の一部になるのも、またそそる話だ。
魔物を食べることで力も取り込めるなら、 それは驚くべき体験になるだろうね。
(-30) 2023/04/23(Sun) 22時半頃
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[笑いが収まれば、高揚に頬を紅潮させて頷く。]
いつでも構わないよ。 早く君が欲しいし、私をどうするのかも見たい。
[ともかくも彼の血を約束されて、笑み浮かべる。 指示されれば進んで身を差し出す従順さも見せよう。*]
(-31) 2023/04/23(Sun) 22時半頃
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飢奢髑髏 ビジリアがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(飢奢髑髏 ビジリアは村を出ました)
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[機会を与えられて、研究所は活気に満ちている。 総統も、しばらく滞在することが決まっていた。
気候がいい研究所島への滞在は、ちょっとしたバカンスのようなものである。]
(40) 2023/04/23(Sun) 22時半頃
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