14 冷たい校舎村10
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[雪の日に突然、兄はいなくなった。
交通事故で、即死だった。 優秀な兄の死を、特に母さんは酷く嘆いて そんな母さんを父さんが必死に宥めていた。
その日から、家の中はだんだん荒れていった。]
(193) 2021/11/09(Tue) 23時頃
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[しばらくして。
ある日、箪笥の奥に合った服を着たら それは前にもらった兄のおさがりだった。 そんな俺を見て、 泣いてばかりだった母さんが驚いて、笑った。
そうしてると、兄みたいだって。 褒めて笑って抱きしめて、 兄の話をたくさん教えてくれた。]
(194) 2021/11/09(Tue) 23時頃
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[兄の服は襟元が窮屈なシャツが多くて嫌だったし 色も好きじゃなかった。 兄が読んでいた本もあまり面白いとは思えなかった。
ほんの少しの息苦しさを我慢して 兄と同じものを着て、母さんの言う通り振る舞えば 兄のように褒められて嬉しかった。
そうして、家の中は少しずつ戻っていった。]
(195) 2021/11/09(Tue) 23時頃
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[──だけど結局、俺は兄にはなれなかった。]
(196) 2021/11/09(Tue) 23時頃
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── そして、午後8時50分 ──
……悲鳴?
[ギク、として。>>#3 ちょうど見つけたお化け屋敷から>>113 外させてもらった暗幕を数枚抱え。 教室へ戻ろうと、廊下に出ようとした足を止める。
奇妙な音を掻き消すように、チャイムが鳴って。>>#5 再び文化祭の音楽が、校舎内に満ちていく。]
(197) 2021/11/09(Tue) 23時頃
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…………。
[何が起きたか把握できず。 とりあえず廊下へと一歩踏み出した俺の足先に、 何かが当たった。 下を見れば、何の変哲もないただの卵がひとつ。>>2]
こんなもん、さっきあったっけ……?
[周囲を見直せば、華やかな文化祭の飾りに混じって カラフルな卵がいくつか転がっていた。 怪訝な顔をしながら、片腕で暗幕を抱え直し、 ひとまず拾い上げようと手を伸ばした、その時。]
(198) 2021/11/09(Tue) 23時頃
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「なんで───みたいにできないの?」
(199) 2021/11/09(Tue) 23時頃
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[その声に、拾った卵を取り落した。 廊下に落ちた卵は簡単に割れたが、中身はからっぽ。]
……今のは、
[残ったのは何の色も塗られていない、真っ白な卵の殻。 一瞬聞こえた声は、幻だったのか。 卵の声が耳の奥にこびりつき、指先が冷えていく感覚。 突っ立ったまま、足が動かない。]
(200) 2021/11/09(Tue) 23時頃
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[ふと、どこかで重そうなものが落ちる物音が聞こえ。 続いて微かに、ざわつく何人かの声がした。
内容までは聞こえない。 それでも卵から聞こえたのと違うそれに、しばらく耳を傾け。 ゆっくりゆっくり、息を吸って、吐きだした。
暗幕を抱え直し、身体が動くのを確認して。 敢えて卵を見ないようにしながら、 俺はまだ若干重い足を動かして、その場から離れた。*]
(201) 2021/11/09(Tue) 23時頃
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── 1F教室 ──
[ひとまず、暗幕を抱えたままだし。 3年1組の教室に戻れば誰かいるかもしれないと、 廊下を歩いていれば。 一つの教室から話し声が聞こえてきた。]
誰かいるのか?
[扉の開いた隙間から、顔を出して声を掛ける。 そこには古香と夏見がいただろうか。 呑気に声をかけた、そのすぐ後。
二人の制服が赤く染まってることに気づき、 動揺に赤塗れの等身大人形が目に入り。 ぎょっとした拍子に腕が緩み、暗幕が足元に滑り落ちた。]
(210) 2021/11/09(Tue) 23時半頃
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……なぁ。 これ、どういう状況なんだ?
[さっき立ち寄ったお化け屋敷にも あんな人形は使われてなかったはずだ。
さっきの悲鳴といいチャイムといい、卵といい。 更に不気味さを増す校内に眉を潜めながら、 この状況を問いかけてみた。*]
(211) 2021/11/09(Tue) 23時半頃
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── 1F教室 ──
[最初に過ぎったのは、二人がどこか怪我したことだった。 が、すぐに呑気な反応が返ってきて。>>214>>224 このハチャメチャコンビに限って杞憂だったと知る。 安堵の息を小さく吐いて、肩を落としながら。
ひとまず夏見の説明を一通り聞いて。>>216>>217]
このマネキン…… 確かに虎次郎に背格好似てるけど。 二人がそう推測するからには、 それから虎次郎を誰も見てないってことだよな。
[探しに行った幣太郎には悪いが。 状況的に、このマネキンが虎次郎だったという仮説は あり得ない話じゃないと、割とすんなり受け入れられた。 既におかしなものばかり目にしてるせいかもしれない。]
(247) 2021/11/10(Wed) 01時頃
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なんていうか、 ますますなんでもあり、って感じになってきたな。
じゃあとりあえず暗幕掛けるか…… むきだしのまま放置しとくのも、 気が引けるってのはわかるし。
[落ちた暗幕を一枚拾い、バサッと広げて 床に横たわるマネキンに掛けてやった。]
(248) 2021/11/10(Wed) 01時頃
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[ついでに暗幕の端で顔の部分に飛んだ血も拭いてやり、 軽くマネキンの状態を検分しつつ。 更に付け足される古香の仮説も聞いたなら。>>225]
つまりこの校舎で死ねば、外の世界に帰れる。 そういうことか。
[敢えて、死という言葉を言い直されても。>>216 これだけ揃っていれば、そこに辿り着くのは容易い。
遺書の主じゃなければ、死ねば帰れる。 なら、遺書の主は?]
(249) 2021/11/10(Wed) 01時頃
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……なぁ、委員長と夏見は なんで「俺ら」がここに閉じ込められたんだと思う?
[ずっと気になっている疑問を口にしてみたが。 二人が血糊を落として着替えたいようなら、 引き止めるつもりはない。*]
(250) 2021/11/10(Wed) 01時頃
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── 回想・続何でもなかった日 ──
[家主の了解を得て。>>59 男子共が大迫力ゲームに夢中の間に 俺はチョコケーキを2切れぺろりと食べきった。 あとは他の菓子をつまんだり、 雄火の声に乗っかって懲りずにゲーム参戦したり>>80 あっという間に時間は過ぎていき。
解散の気配が近くなった頃。 幣太郎と雄火の掛け合いが耳に入った。>>64>>150]
……ふーん?
[世界を滅ぼすって大事だし面倒くさそうだな。 なんて、相変わらずの俺は適当すぎる相槌をうちつつ。]
(251) 2021/11/10(Wed) 01時頃
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まあ、みんな受験勉強の息抜きしたかったろうし ちょうどよかったんじゃないか。
[進学に向けての進め具合はそれぞれでも、 文化祭を終えてこちら窮屈な空気が濃くなった気はする。 それを発散する意味でも今日はよかったんだろう。
変な冗談を言いたくなったり。 いつもよりちょっと当たりが強かったり。>>57 部活と聞いてちょっと様子が変だったり。>>79]
(252) 2021/11/10(Wed) 01時頃
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おい、幣太郎。雄火。
[徐に両手を伸ばし、避けられなければ 二人の頭に片手ずつぽんっと乗せて。 わっしゃわしゃに髪の毛を掻き混ぜた。
そうして出来上がったボサボサ頭を見たなら、 ぶふっ、と思わず吹き出した。]
(253) 2021/11/10(Wed) 01時頃
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[二人に仕返しされるようなら、甘んじて受け入れよう。 一悶着があってもなくても、その後は。]
じゃ、二人ともまたな。
[いつものようにそう言って解散し。 何でもなかった日を、締めくくったことだろう。**]
(254) 2021/11/10(Wed) 01時頃
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── 3-2教室 ──
……うっせーよ。
[にやにや笑う夏見を憮然とした顔で一蹴し。>>256 実際のところ二人の話によれば 虎次郎捜索は、それほどされていないらしい。>>256>>272 けれど、あのメールといい、文化祭といい。 この虎次郎似の人形も、単なる悪戯とは思えないし。 意味があるとするなら、帰ったという仮説は否定できない。]
(330) 2021/11/10(Wed) 22時頃
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どっちにしても、 この校舎で死ぬほど傷ついても、無事帰れるのか。 それがわからないなら、 安易に試せるもんじゃないだろうな。
[物を言わない人形を見つめ、そう判断する。>>257>>273 遠くに聞こえた悲鳴から、血まみれの姿から、 ひどい苦痛を感じたかもしれない想像はできる。]
(331) 2021/11/10(Wed) 22時頃
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[どこまでも仮説にすぎない話題。 閉じ込められた真実がなんなのかまだ手探り状態だけど。 メールの主視点を辿るような意見は>>258>>259 遺書に動揺し共感を覚えた、夏見らしい。 相変わらず緊張感のない古香の口調は変わらず。>>274 でも、添えられた感想はどこか労るような響きが あるように聞こえた。>>275
そして、俺は。]
俺は……ここが文化祭だから、 「俺ら」が引き寄せられたのかもって。 ちょっと考えてた。
[無意識に呼応するように。 この校舎へ引き寄せられた要因が俺らの中にも あったんじゃないか、なんて。 少し突飛すぎるだろうか。]
(332) 2021/11/10(Wed) 22時頃
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[そうして、古香の唐突な甘やかし宣言に>>277 突然どうした、と一瞬ぽかんとして。 試食菓子をもらった時を思い出し、微かに口端を歪めた。]
送信者候補って、この校舎作ったメールの主だろ?
んー…… もし、俺がこの校舎を作れるんなら、 入れるのはこわいから、きっと誰も入れねぇぞ。 誰も呼びたくないし、引き寄せられても突っ返す。
[怯えさせるのも、傷つけるのも、壊すのも 誰も俺なんかに巻き込みたくないと思う。]
(334) 2021/11/10(Wed) 22時頃
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特に夏見は絶対入れねぇ。 お前が一番うるさそうだし、 校内放送使えないように放送室も封印する。
[古香に乗っかろうとする調子のいい声には、>>325 半分本気でぼやきつつ。]
(335) 2021/11/10(Wed) 22時頃
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[投げ返された疑問の声には。>>278]
そういや、そうだな。 朝俺たちが教室占領してたから、とか。
[そのうち急に変わる可能性も、なくはない。 そんな風に思いつくまま口にしたが。 思い出のメインがない疑問もわからなくはない。>>326]
(336) 2021/11/10(Wed) 22時頃
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[ひととおり情報と意見を交換し終えたら 着替えと寝床を確保する二人を見送ろうか。>>279 俺は椅子寝でも床寝でも問題ないし。>>327]
じゃあ俺は、もう少し暗幕集めてから戻るかな。 あとでまとめて3-1の教室に置いとくから 必要だったら使ってくれ。
[浸かった分を補充、なんてのは建前で。 なんとなく文化祭の校内をもう少し見たくなったせいだ。*]
(337) 2021/11/10(Wed) 22時頃
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[放送室が封鎖されてたら俺かもな、とか。>>361 だから入れたくねぇんだよ、とか。>>374 最後はいつもの調子の二人に若干乗せられた気が しなくもない気分で。 虎次郎似の人形のそばを離れ、3-2の教室を出た後。]
(383) 2021/11/10(Wed) 23時頃
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[お化け屋敷まで戻る気にはなれず。 適当に入った教室で暗幕を適当に回収しながら 改めて、文化祭の光景を見直してみて。 あの猫の着ぐるみはどこかのあるんだろうかと思い至る。 教室以外にあるとしたら、演劇部の倉庫だろうか。
どちらかというと、あちこちぶつけて痛かったり。 忍耐力を試されてるんじゃないか、と疑うような げんなりする記憶の方が強いのだけど。
それが思い浮かんだのは、 古香があんなことを言ったせいだ。>>363]
もう一度、か……。
[もしこの世界が未練でできてるのだとしたら>>359 それを叶えれば満足して終わりがくるのだろうか。 でも、すでに虎次郎は欠けている。]
(384) 2021/11/10(Wed) 23時頃
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[少しずつ、記憶の文化祭と違うものが混ざりはじめている そんな気がする。 視界の端をちらちら過ぎるカラフルな卵は 見るだけで触れようとしないまま。
廊下の端まできてそろそろ引き返すかと思ったその時、 またしても、ぎょっとした。]
……エレベーター、だよな?
[階段があるはずの場所には、見慣れないでかい扉。 急に変わる可能性も、なくはない。 とはいえ、変わりすぎにも程があるだろう。 もしかしてメールの主は大金持ちか?
この世界の校舎の改築に金が必要かはさておき、 この状況に一人滅茶苦茶喜びそうなやつがいるな、なんて。 脳裏に浮かんだのは車椅子のクラスメイトだった。*]
(385) 2021/11/10(Wed) 23時頃
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/* 息を呑んで連投終わるの待ってしまった。 ほんと夏見いいやつだよなぁ……無事帰れよ…
(-42) 2021/11/10(Wed) 23時半頃
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