27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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[ようやっと知ることが出来た答え合わせ。>>90 えっ嘘、絶対笑いましたって!と追及しながらも 視線は取り出された白のアルバムに向く。 差し出されたそれを受け取り、ぱらりと捲る。]
へえ〜、夏生まれなんだ。 じゃあもしかして誕生日とか近かったです? わー。なんかこの夕焼けとかいいですね。ノスタルジックで。
[アルバムのページには 何の変哲もない背景写真が続いている。 青や黄色。夏を切り取った一欠けら。 ごく素朴な日常風景なのだろうが、 彼の視界が写したものなのだと思うと興味深く。
暫くそれを見ていたが、話は死云々へと移り。]
(94) 2023/07/31(Mon) 18時頃
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……いいですよお。 今更先輩にそんなの期待してませんもん。
[彼らしい言い様に苦笑した。>>91 大藤の言うのはただの客観的事実で、 自分だってそれは分かっているつもりだ。
いやだ、と駄々を捏ねた所で 何も変わらないことだって分かってる。 こんなのただの我儘だ。
でも、緩く頭を撫でながらの言葉には 弾かれたようにぱっと顔を上げて。]
(95) 2023/07/31(Mon) 18時頃
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よっ……良くないですよ!全然ッ…よくない……
そ、そんなこと言うなら、あたしだって。 あたしなんかの方が、何にもない、しょーもないやつで…… 生き返ったところで……仕方ない……
[だんだんと声が小さくなって震えた。
あたしだって別に死にたいわけじゃない。 崇高な自己犠牲精神なんて持ってない。 似たようなことは思っていたくせに、 人の口から言われると理不尽に感じるのは何でなのか。
優しく出来ないと言いながら 頭を撫でる手は酷く優しく感じて。 何だか泣きたい気持になった。]
(96) 2023/07/31(Mon) 18時半頃
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………ず、ずるい、です。 そんな、そんなこと、言われたって………… あたし………
[言い含めるような声がもどかしい。 そんなのまるで別れの準備みたいじゃないか。
全然納得できなくて、 でも反論も思いつかなくて、 結局押し黙ってしまう。
拗ねたようにスンと鼻を鳴らし、 ややあって少し涙目で彼を見上げた。]
(97) 2023/07/31(Mon) 18時半頃
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………じゃあ、 何でも教えてくれるって言うなら教えてくださいよ。
どんなふうに育って、どんなことに怒って、 どんな時に心が動くのか。とか。…それから、…
[いつも無表情に見える彼だけど、 別に何も感じてないわけじゃないこと、知ってる。 みんなやあたしと同じような好き嫌いも悪戯心も 綺麗なものを綺麗だと思う心もある。 考えてることはあって、ただ分かり辛いだけなんだって。*]
(98) 2023/07/31(Mon) 18時半頃
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……それから、 す、好きな……女の子のタイプ…、とか…………
[やや歯切れ悪く付け足したのは小さな声で。**]
(-41) 2023/07/31(Mon) 18時半頃
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[言葉にされない未来の約束を知ることはない。 今更のように後悔を口にする彼に苦笑した。>>119]
ほんとですよ〜。 まあお喋りな先輩ってのも想像つきませんけど。
[しかしあくまで自分は後回しでいいと主張する彼には 納得できないと食い下がった]
いや、だから、 あたしはそれがやだって言ってるんですけど…!!
[別に自分たちの意思で 誰が生き残るかを決められるわけじゃない。 だからこんな問答にそもそも意味はない。 でも、言わずにはいられなかった。
その口から語られる名の由来にも 眉を下げて困ったような視線を向ける。>>120 ―――そんな、そんなの、]
(144) 2023/07/31(Mon) 23時頃
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[ぽつぽつと語られる内容はささやかな、 あまりに人間味に溢れた微笑ましいもので、 それだけに彼の輪郭を形作るよう。
あーわかります、とか、寒いの苦手なのそれっぽい、とか 時々相槌を打ちながらひとつひとつ頷いて聞き。
ぽつりと零したあと、少し考えるような間があって。]
………、
[返って来た答えに一瞬目を丸くし 何度か瞬きをして彼を見つめた後。 ぱ、と頬を紅潮させて口を開いた。]
(146) 2023/07/31(Mon) 23時頃
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あっ、はい!じゃ、じゃあ、えっと、 帰ったら髪、伸ばします!だ、だからっ……
[帰ったら。帰れたら。 そんな誓いは死亡フラグになってしまうだろうか。 いや逆に裏をかいて生存フラグ? 分からない。神様の掌の上で翻弄されているよう。]
……………だから、………
[だから、だけど。 こんな状況にならなければ。 きっとこの先を口にすることはなかった。
それが"慈悲"なのだとしたらなんて意地悪なんだろう。
言葉尻が徐々に弱弱しく萎む。 縋るように きゅ、と彼の服の裾を掴んだ。]
(150) 2023/07/31(Mon) 23時頃
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せんぱい。 あたしにとって、先輩は先輩だけですよ。 代わりなんていません。だから。
……身代わりなんて、さみしいこと言わないで。
[異常だとか伽藍堂とか、 そんなのどうだっていいじゃないか。 そんなのが命の優先順位たりえるものか。 堪えていた涙が、ぽたりと頬を伝っていく。*]
(152) 2023/07/31(Mon) 23時頃
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すきです。
[だからどうか、価値がないみたいに言わないで。**]
(-48) 2023/07/31(Mon) 23時頃
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/* 腹ペコ朴念仁って語感よくて好き
(-50) 2023/08/01(Tue) 00時頃
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な、…ど、どうせ見る目ないですよっ。 でも仕方ないでしょ!?
[赤い顔のまま、むきになって顔を上げれば バスの中で見たのと似た、意地悪に笑う顔があった。 どこか揶揄い混じりの、反応を楽しんでいるような目元は それでいて柔らかく、まるで ものを見るように映る。]
――……、そういう顔も好きなんです。 目も、手も、声も、喋り方も。先輩のぜんぶ。
[どこか観念したようにぽつ、と付け足した。 困っているのに助けを求めるのが苦手なところ。 ふいに黙って何を言おうか考えている時の横顔。 ほんのたまに、そうして意地悪に笑うところ。
今も、ひとつひとつ彼の欠片を集めて>>166 一秒ごとに輪郭が確かになっていくのに、 それがつまらないことだなんてどうして思えるだろうか。]
(176) 2023/08/01(Tue) 10時半頃
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[光の中に優しい雨が降る。>>167 彼に撫でられながら、静かに涙を流していた。
――ずるい。本当にずるいと思う。
確かな言葉はなにひとつ言ってくれないことも。 なのに叶うかもわからない曖昧な約束を紡ぐことも。>>168
涙を拭う指先がただただ優しいことも。]
(177) 2023/08/01(Tue) 10時半頃
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……腰までって結構な時間かかるじゃないですかそれ。 乙女をどんだけ待たせるつもりなんですか。 あたしそんなに気ぃ長くないんですけど。
[あやすように背を撫でられながら 唇を尖らせて憎まれ口を叩き ぐしぐしと片手で涙を拭く。 目元を赤くし、 はあ、と溜息をついた。]
(178) 2023/08/01(Tue) 10時半頃
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……ずるいです。先輩のバカ。
[ほら、こんな時に穏やかに笑むのも。
期待して傷つきたくない。 だから告げないつもりだったのに。 胸がじんわり熱くて、切なくなって、 やっぱりどうしようもなく好きだな、と思ってしまう。]
(-60) 2023/08/01(Tue) 10時半頃
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[窓から垂れる雫がやめば 背を撫でる手も止まったろうか。
一歩下がって差し込む光の中に立ち 彼を正面から見つめた。]
…………先輩。 あたしのことも、撮ってください。 この場所で、一番先輩が良いと思う顔で。
[ここは夢の中の世界。 きっと涙の痕だって望めば消える。 今ここにいる回谷こころを、あなたの目で。 そのレンズに写してほしい。]
(179) 2023/08/01(Tue) 11時頃
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[夢の中のアルバムは きっと現実には持って帰れない。
でも、切り取った瞬間の風景は 心に留まり続ける筈だから。
あなたが無事に還れたとして。 どうかあなたにとって「特別」な この風景を思い描くたび 共にあたしのことが過りますように。
もしその隣にあたしがいなくても。]
(-61) 2023/08/01(Tue) 11時頃
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[先輩がおねがいを聞いてくれたなら。 きっとあたしはあたしのできる限りで カメラにとびきりの笑顔を向けたけど。
どんな写真が撮れるかは彼次第。**]
(180) 2023/08/01(Tue) 11時頃
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/* PLは割とどういう形になっても美味しいなと思ってはいるんだけど 先輩が死ぬパターンだとどうしような〜 このこころの思考回路だと思い出にして前向きに生きていくルートはあんまり考えられないやつ…
(-64) 2023/08/01(Tue) 12時頃
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/* >柊くんめも あら……結果的にバファみたいになって不幸中の幸いだったのかな……… ゆっくりお休んで………
(-66) 2023/08/01(Tue) 16時頃
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/* 8/2更新で7→5 8/4更新で5→3 ここで最後に残る人が判明 コミットなければ6日にエピ入り…であってる?
(-67) 2023/08/01(Tue) 16時頃
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/* そーいや>>94の誕生日〜云々 (村内の日付的に)最近誕生日でしたか?の意だったんだけど 読み違いが美味しいのでこころは夏生まれになります 8月生まれかなー
(-68) 2023/08/01(Tue) 16時半頃
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/* ふーむ 先輩忙しそうかな〜 まあ話大体終わってるっちゃ終わってるんだけども 明日まで待って反応なさそうなら動くか...
(-74) 2023/08/01(Tue) 22時頃
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/* 福原くんはいいやつだよな... いいやつと言うと本人嫌がるというか否定しそうだけど 滲む視野の広さとマメさはたぶんPLさんがそうなんだろうなと思います いやどなたが参加してるのかとか全然わかってないけど
(-77) 2023/08/01(Tue) 22時頃
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/* あ、良かった メモ更新あると安心する 必ず返す、がちょっと嬉しくてヘヘ……ってなったり(でも無理せずね…)
(-78) 2023/08/01(Tue) 22時半頃
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― 幕間・福原くん ―
[それはどこかのタイミング。 スマホを確認したあたしは いくつか通知が来ていることに気づく。
最初に見たのは福原君からの 新しい献立を告げるメッセージ。>>71]
……って多くない!?料理人か!?!?
[別に暇を持て余して料理してるって わけでもないと思うんだけども 随分と豪勢な振る舞いに思わず突っ込んでしまう。
いつぞやの話を思い出しつつ、しみじみ家事好きなんだなあと。 というか苺牛乳寒天おいしそうだな、夢が終わる前に是非食べたい。]
(228) 2023/08/01(Tue) 23時頃
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[そして、同じ差出人からの 個別に届いていたメッセージにも気づいた。>>222 これもしかして一人一人に送ってるんだろうか。だとしたら]
マジでマメ……っていうか……
[自分で自分を褒めるとか、彼に言われると少し意外。 福原君、なんか無自覚に意識高そうなんだもん。いい意味で。 これもあたしの勝手な印象。]
「生還おめでと。直接言えなくてごめん。」
[最初にそれだけ返し、何を送ったものか少し考える。 結局碌に推敲しないまま、スマホに指を走らせた。]
(229) 2023/08/01(Tue) 23時頃
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「面と向かって口にしたことは多分なかったけど、 あたし、ちょっとだけ君に親近感感じてた。 家事力さとか、交友の広さとか、気遣い力とか そういうのは全然あたしのが足りないんだけど
誰にでも明るく接してるように見えて びみょーに一線引いてる感じっていうか きっとまだ底があるんだろうなー、みたいなとこ。」
[勿論そんなのは誰にでもあるだろう。 人に見せる面、見せない面。誰かにだけ見せる面。 あたしなんかが心の柔らかいところまで 踏み込ませて貰えるとは思わない。でも。]
(230) 2023/08/01(Tue) 23時頃
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「なんかそのへん、もうちょっと話してみたかったな。 もしもまた会えたら。」
「P.S.一人暮らしは今のとこ順調。 教えて貰ったレシピの中だと かんたん炊き込みご飯系に最近はまってる」
[浮かんだままに送りつけた。 彼が帰る前に届いたかな、どちらでも構わない。 ただ、元気であれと願う。**]
(231) 2023/08/01(Tue) 23時頃
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