14 冷たい校舎村10
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[誰にも見られることなくフェードアウトしていった男性へ。 あなたが今どんな顔をしているのか、見せてほしい。
俺と同じ顔をしているのか、確かめさせてほしい。]
(200) 2021/11/12(Fri) 22時頃
|
|
[潔く、敗者であることを認められたのなら。
こんなに苦しむ前に、自分から消えてしまえたのだろうか。*]
(201) 2021/11/12(Fri) 22時頃
|
|
死ぬっていうか、 ここを作り上げた奴と、ずっと一緒にいてやってもいいって。 そうすれば現実では死ぬんだろ。
[>>212心中っていう言葉のチョイスが物騒だったか? 俺としては、こんな場所に俺たちを呼んだ奴の気持ちを汲んだつもり。]
……いや、そもそもここの主が俺たちをここに呼んだ理由、 心中してほしいってわけじゃないのかもしれないけど。
[そのあたりは依然として不明なので。 俺の想像を述べただけに過ぎない。]
(219) 2021/11/12(Fri) 23時頃
|
|
……?? おっととと。
[>>217河合さんが何かを語ると同時に、 マネキンのバランスが崩れかけて、夏見さんの頭が一瞬床に近付いた。 俺も戸惑いながら、辛うじて落とさないようにバランスを立て直す。]
いや、やりたいことっていうか……? なんだろう……な……?
[驚かせたらしいけど、その後の反応は心中を止めるでもなく、 選択肢のひとつだとまで言う。
別に俺は止めてほしくて言ったわけではないけど、 何か違和感がある。]
(220) 2021/11/12(Fri) 23時頃
|
|
ここで死ぬこと、否定しないんだ。 河合さんは、帰りたいと思ってる?
[確認するように聞いてみる。 >>218目は逸らされているけど、俺は細目で見つめていた。
エレベーターが到着すれば、マネキンを抱えたまま乗り込み、 そのままマネキンを安置している場所まで向かうつもりだけど、 その間に返事はもらえただろうか。*]
(221) 2021/11/12(Fri) 23時頃
|
|
/* 時間的にこれがラストかなーとは
間に合え俺の落ちロル
(-28) 2021/11/12(Fri) 23時頃
|
|
[夏見さんのマネキンを運び終えたら、 河合さんと別れて、一人廊下を歩いていた。
気付けば夜も遅くなっていた時間。]
(228) 2021/11/12(Fri) 23時半頃
|
|
[ひらり、ひらり。
目の前に忽然と、1枚の紙片が現れたので、 無意識にそれを掴んでいた。]
(230) 2021/11/12(Fri) 23時半頃
|
|
[それは結婚式の招待状だった。
俺はこれを知っている。 我が家に届いた、ユイとあの男の挙式を告げる報せ。 俺にとっては突きつけられた敗者の宣告。
そうだ、結婚式が始まる。 俺は出席しなければならない。
記された場所は——『3F 音楽室』。]
(231) 2021/11/12(Fri) 23時半頃
|
|
— 3F・音楽室 —
[急ぎ足でエレベーターに飛び乗り、目的の階へ。 音楽室の分厚い扉が見えてきた。
開始時間はもう過ぎているらしい。 急がなければならない。 フォーマルなスーツは持ってきていないから、生憎の制服姿で失礼。 扉に手をかけ、一息で開く。
そこは結婚式が執り行われるチャペルだった。]
(234) 2021/11/12(Fri) 23時半頃
|
|
[既に参列している人々で席は埋め尽くされており、 俺の姿はひどく場違いで。
真っ直ぐ伸びたバージンロードの向こう、 祭壇の上には、純白のドレスを纏ったユイと、 新郎の若社長が、揃って向き合っていた。]
「それでは、誓いのキスを」
[神父が宣言すると、2人は見つめ合って頷き合い、 そしてゆっくりと顔を近づける。
——間に合った。]
(235) 2021/11/12(Fri) 23時半頃
|
|
[握り締めていた招待状はいつの間にか、 鋭利なナイフに変わっていた。]
(237) 2021/11/12(Fri) 23時半頃
|
|
[一歩、二歩、三歩、踏み出して、 チャペルのど真ん中に、 番いの契りを結ぶ場所の中心に、 明らかに邪魔な制服姿の異物が立ち、ナイフを喉元に当てる。 鋭い切っ先が薄皮に食い込む感触を覚えた。
何度も思い描いたんだ。 俺の命を使って、ユイに呪いをかける方法。
惨めな悪役の散り際。
花嫁の人生を表すバージンロードを、 お前たちが蹴落とした敗者の血で汚してやろう。]
(238) 2021/11/12(Fri) 23時半頃
|
|
[ナイフを突き立てた箇所から、一筋の血が流れ出る。
そして、痛みを感じながら俺はようやく気付く。]
(239) 2021/11/12(Fri) 23時半頃
|
|
[ユイも。 その旦那になる男も。 席に着く参列者も。
誰一人として、俺のことを見ていない。]
(240) 2021/11/12(Fri) 23時半頃
|
|
[………………俺は。何をしてるんだろうな。]
(241) 2021/11/12(Fri) 23時半頃
|
|
[ユイ。 お前には少しでもいいから、俺を見て欲しかった。 俺に面と向かって、嫌いだと一言でも言って欲しかった。 愚かな俺に、正直な気持ちをぶつけてほしかった。 どうしても難しいことだったかもしれないけど。
お前は俺に長い夢を見せてくれた。 お前は、俺の心の大半を持って行ってしまった。
そしてお前は、それに気付かぬまま俺の元から去っていく。]
(242) 2021/11/12(Fri) 23時半頃
|
|
[お前をひどい裏切り者だと罵ることができれば良かったのに。 お前を恨んで、お前に消えない傷跡を刻んで、 忘れられないように縛り付けてやろうとも思ったのに。
違うよな、それは。 だって、お前のことを考えて思い浮かぶのは、 お前のことを何も知れないまま見ないフリしていた後悔と、 お前に何もしてやれなかった反省ばかりで。
お前を傷付けたいわけじゃなかった。 今も。これから先も。]
(243) 2021/11/12(Fri) 23時半頃
|
|
[手の力が抜けて、ナイフが零れ落ちる。]
(244) 2021/11/12(Fri) 23時半頃
|
|
[やっぱりお前が好きだったよ、ユイ。]
(245) 2021/11/12(Fri) 23時半頃
|
|
[首についた小さな傷から血を零しながら、 落としたナイフを拾い上げる。]
(246) 2021/11/12(Fri) 23時半頃
|
|
[だからどうかお幸せに、唯さん。]
(247) 2021/11/12(Fri) 23時半頃
|
|
[よろよろと、ふらつきながら、 ナイフを持ってチャペルの脇へ外れ、 そして壁に凭れ掛かり、目を閉じる。]
(248) 2021/11/13(Sat) 00時頃
|
|
……結婚、おめでとう、ございます。
(249) 2021/11/13(Sat) 00時頃
|
|
[拍手の音がする。 誓いのキスが終わったのだろう。
俺は、微笑んで。 握り直したナイフを首に当て直し、 勢いよく真横に引き切った。]
(250) 2021/11/13(Sat) 00時頃
|
|
[お前たちは誰も俺を見ていない。 これから先もずっと、敗者は敗者のまま消えるのみ。
でも、こんな俺でも、 見てくれる奴らがいたことを思い出せた。
誕生日プレゼントの相談に乗ってくれたり、 家に遊びに来てバカ騒ぎしてくれたり、 恋バナをしようとしたり、 譲れない論争をしたり、 罰を考えてくれと申し出たり、 隙あらばいじったりからかってきたり——]
(251) 2021/11/13(Sat) 00時頃
|
|
[やっぱりさ、俺は恵まれていたよな。 ちゃんと覚えてる。 全部覚えてるよ。 ありがとう、みんな。
人生の中で大切な何かを壊してしまったって、 それを埋めてくれる奴らは、必ず現れる。
それを教えてやりたくなったよ。 この校舎を作った、お前に——]
(252) 2021/11/13(Sat) 00時頃
|
|
— 8:50 —
[チャイムが鳴る。
3Fの音楽室を覗けば、楽器は壁際に片付けられており、 赤い絨毯が真っ直ぐに引かれ、左右には椅子が整然と並べられ、 なんだか、簡易的に作られた結婚式会場のよう。
花嫁も花婿も神父も参列者も、もう誰もいなくて、 絨毯には花弁が散らされた跡があり、 祝福の時はもう終わってしまったような雰囲気を感じさせる。]
(253) 2021/11/13(Sat) 00時頃
|
|
[参列者席の向こうに片づけられたグランドピアノの側で、 壁際に凭れ掛かりながらぐったりと崩れ落ちるマネキンがある。
男子生徒の制服を着ているそれは、 首元が掻き切られて血を流しており、 手には血のついたナイフが握られている。
まるで花嫁たちの祝福の時間を邪魔しないように、 誰にも見られない隅っこで、ひっそりと。**]
(254) 2021/11/13(Sat) 00時頃
|
|
/* なんとかなった。 高校生で結婚式こじらせエピソード書いてどうするんだろうというのは今更なのでアレ
雄火、間に合うかな?
(-32) 2021/11/13(Sat) 00時頃
|
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る