28 僕等(ぼくら)の
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/* みんなめちゃくちゃ筆が速いから独り言書く暇なかった。
コウくん難しいなあ…どっちか死ぬ時に美味しくしたいんだが。
(-1) 2023/08/13(Sun) 00時頃
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ーー宿泊施設への帰り道ーー
[天体観測を終えたら撤去作業をし、来た時と同じように荷物を左肩に掛けた。(>>#0)
もう辺りは真っ暗だ。
外灯も録にないぼんやりした道。僕らは帰路につく。
すると、先を歩いていたAが徐に振り向いた。
どうしたの?と怪訝そうに眺めるているとーー。]
(9) 2023/08/13(Sun) 00時半頃
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礼を言うのは無償で案内をして貰った僕らでは?>>@0
ーーテストプレイヤー? >>@0
[唐突な話だった。Aには感謝しているから聞いているが、もう夜も遅いし疲れていたから、僕は気怠そうに問い返す。]
ゲームは嫌いじゃないから 僕はやってもいいよ。>>@1
どんな内容のゲーム?*
(10) 2023/08/13(Sun) 00時半頃
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ーー契約ーー
ふうん…?>>@2
[質問したにも関わらず、僕がAの答えに緩慢なのは他の事に思考や感情のリソースを奪われていたから。
申し訳ないが、侵略者から地球を守るなんてゲームとしては凡庸。
Aもそれは自覚があるから操作性の良さをアピールしたけど。>>@2]
(26) 2023/08/13(Sun) 05時半頃
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[さて、Aの提案に対するみんなの反応は細かい差違はあれど、概ね了承だった。
最後尾にいる千映からはおずおずとした同意の声が>>14
縁士はAと仲良しになっていたし、真面目な外見からはあまりそう見えなかったがゲーム好き(しかもFPSとは)のようで二つ返事>>15
はしゃいでノリノリに答える康生と>>21、対照的に最初は黙って様子を見ていから答える大和>>20>>22も、二人らしい。
真弓はなんと言っていたかな?
みんなにAはニコニコ礼を述べる。>>@11>>@12>>@13
少しだけ、詐欺の勧誘みたいに見えたのは僕だけか。]
(27) 2023/08/13(Sun) 05時半頃
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ーー丸太小屋にてーー
[僕は、登録したりは明日の話だろうと考えていた。 だってみんなもう疲れていて宿泊施設に帰るところなんだから。
しかし、Aは僕らを誘う。>>@14 暗い暗い森の中へと。 まるで僕らを飲み込むように待ち構える闇へ。
加賀先生が先に宿泊施設に帰らずこの場にいたら>>@9、生徒たちを止めたかもしれなかったが、僕らは流されるままAについていく。]
ーーえ、こんなところに?
(28) 2023/08/13(Sun) 05時半頃
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[古びた感じの丸太小屋が濃く落ち窪んだ茂みの中にひっそり佇んでいる。
一瞬僕はホラー映画みたいと身を硬くする。
Aは実は殺人鬼で、この小屋でみんな殺されてしまうのでは?
しかし、中に入ると目映いブルーライトが僕らを照らす。
いくつものモニターが狭い空間にひしめいており、僕日眩しさに手で眼を覆う。
Aは慣れた様子で登録手順を説明する。
ーーそう、とても慣れた様子にて。]
名前とIDとPW… その板に触れたらいいの? それ指紋認証?
(29) 2023/08/13(Sun) 05時半頃
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[素人作りのゲームでそんな凝ったシステムを? 僕は眉をしかめた。
なんだか強い違和感を感じる。これ、大丈夫なのか?
Aは殺人鬼ではないようだが、詐欺の可能性は残っているのでは。]
確認するけど無料なんだよね?
ーーねえコウ、やめた方が。
[僕はあからさまに警戒しつつ一歩身を引いて、康生にそう囁いた。
しかし、小屋に入った時からハイテンションな康生は>>24さっさと登録を済ませてしまう。>>25]
(30) 2023/08/13(Sun) 05時半頃
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……コウがそうするなら。
[先程、僕は康生と二人きりで話をした。
前から彼は親友ポジだったが、悩みを打ち明け、僕視点では彼はそれ以上の存在と化している。
何かあるなら傍にいたい。 何があっても傍がいい。
僕はじろりとAを睨む。]
ーー僕も登録する。
[正直何か流れが不自然だし、同じ学校の生徒でもないAを僕は信用出来ない。
が、康生やみんなが登録するなら、飛び込んでやろうと。
必要事項を入力し、板に掌を載せる。>>@14>>@15
康生の温もりはもうそこにはない。]
(31) 2023/08/13(Sun) 05時半頃
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[僕はAをじっと見つめ監視する。
もし少しでも誰かに強いるなどをするなら、すぐ先生に電話してやろうと考えながら。]
[ーーしかし、みんなは次々と登録をしていった。
ここで『自分はしない』なんて言える空気は確かにないが(性格的に言えるとしたら大和ぐらいか)……みんな随分無防備だなと思う。
とはいえ、警戒している僕も流石にーーこの"登録"が"契約"であるなんて。 そして、その後に待ち受けている恐ろしい運命まで、予測出来たわけではない。]
(32) 2023/08/13(Sun) 06時頃
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[
軋む、軋んでいくーー。
僕らの日常が。 僕らの毎日が。
崩れていく。
恋愛の悩みなんて、全然些細だったと僕が気付くのはもう少し後。
その破滅の足音はひたりひたりと近づいて。 僕らの首筋を静かに撫でるのであったーー。
]*
(33) 2023/08/13(Sun) 06時頃
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ーー少し前/ベンチ/康生ーー
[一年の間誰にも打ち明ける事が出来なかった秘密を彼にぶつけた。
その反応はやや緩慢であるように感じたが、僕は彼の情緒が子供みたいに真白であるのを知っている。
面白い事があればすぐ浮かれ、いつもニコニコ元気な彼の様子はピュアそのものだ。
洗い立てのシーツのように輝く白。
しかし、僕は彼が何人かの女子とお付き合いをしてるらしいのを知っていた。だから、子供っぽいのは一面、恋愛に関してはむしろ僕より一ステージ上にいると考えていたのだが。]
(34) 2023/08/13(Sun) 06時半頃
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[僕らは中学生ではない。もう、高校生なのだから。 精神がある程度経験により熟成していく時期である。
むしろ去年童貞を卒業した僕より、ある意味大人と思っていたのだ。
彼は曇りなき眼(なまこ)を僕に向け、一つずつ物事を整理するように話し出す。
普段の馬鹿なはしゃぎりぶりとは別人のような、落ち着いた彼。 聡明さ、頭の回転の速さが滲んでいる。
やはり彼に打ち明け相談して良かった。僕は彼の力強い言葉に頷く。強い安堵に包まれながら。]
ーー兄さんは、僕を嫌っていない。>>419 そう、なのかな。 もし本当にそうならーー
(35) 2023/08/13(Sun) 06時半頃
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[やはり彼の言葉は癒しのシャワーだ。希望の光に僕はすがる。
彼が"フラレた"時とポロリしたのには首を傾げたが。
彼は見目麗しく明るい。女子にモテる、引く手あまたは当たり前。 彼が恋人を変えるのは、彼からフッているのかと思っていたけど。
しかし、優しい彼の性格を鑑みれば、女の子を傷付けて別れを告げる姿は合致しない気もした。
僕はまだ、彼を知らない。 知らなかった。
いつも傍にいたけれど。]
(36) 2023/08/13(Sun) 06時半頃
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……そうだね。考える。
[雨竜先輩に僕が再会することはあるんだろうか。
彼女が会いに来る? 僕が会いに行く?
どちらもしっくりは、来ていない。
だって彼女は僕をーー そして、僕だって彼女の事をーー
康生には"好き"と述べた感情。 それは嘘ではない。
しかし本当はそれ以上の強く仄暗い感情が、衝動があったことを、僕はまだ隠している。]
(37) 2023/08/13(Sun) 06時半頃
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[彼の薄い胸板を布越しに感じる。 >>421
とくん、とくんと規則正しく脈打つ生命を掌に受けとる。
胸を抑える仕草は何か不安を感じたり辛いことを思い出したりするからと考えていたが。]
ーー気付いてる?
[残念ながら僕にはわからなかった。理解してあげられないことに悔しさを感じる。
意味を考えてあぐねていると、彼は言った。
実にあっけらかんとした口調で 随分可笑しな事をーー さも当たり前のように。]
(38) 2023/08/13(Sun) 06時半頃
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え?
["とっくの昔に止まっている" 彼はそう言った。
が、心臓が止まったら人は死ぬ。 死ぬんだ。
だから、彼の言うことは全くの矛盾、不可解。
いや、比喩的な意味としたら? それでもぼんやりしすぎて僕にはわからない。]
ごめん。どういう事? 君の心臓は動いてるよ。 だってちゃんと、鼓動が聴こえるよーー。
(39) 2023/08/13(Sun) 06時半頃
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[妙な不安を感じる。感じるのに僕は、彼から眼を離せない。
吸い込まれるような澄んだ瞳から。
僕は暖簾にーー心の帳に触れられているのだろうか。 その奥に彼はいるのだろうか。
わからない。でも。 知りたいんだーー触れたいんだ。]*
(40) 2023/08/13(Sun) 06時半頃
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ーー少し前/ベンチ/康生ーー
[人間とは多面的であり、当たり前に一枚岩などではない。
アニメキャラクターならば『明るい』と設定されたなら始終馬鹿みたいに騒いでいるだろう。
しかしそれは、単純な方がわかりやすく描きやすいという、制作側と見る側の都合でしかないのだ。
ーー人間は多面的であり、且つ。 その出っ張りと引っ込みの形は均一ではない。
酷く歪に出来ている。 酷くーー。]
(62) 2023/08/13(Sun) 10時半頃
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勝った?……そうかな。 確かに兄さんは優しいけど。 ーーそう。そうだと良いけれど。>>41
[この時僕は初めて康生の言葉に引っ掛かりを覚える。
勿論、彼が純粋に僕を慮り、真摯な言葉を吐いていることに関しては疑いの余地はない。
ただ、彼の出した結論は、とても僕に都合がいいことばかりだったからだ。
そうだったらいい。 そうあって欲しい。
ーーだけど、そんな上手い話なのか? あれから一年も経過し、兄は僕に一切の連絡を取ってこないが。
餓えた獣は、差し出された餌がなんだろうとがっつく。
僕は彼の考えてくれた答えを喜んで口に頬張った。有り難くて、涙すら流した。 だけどそれをすんなり飲み込めずにいる。]
(63) 2023/08/13(Sun) 10時半頃
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……。
[彼の描く絵では、僕と雨竜先輩はまるでドラマみたいに劇的に再会するのだろうか。
雨竜先輩が何処に住んでいるか僕は知らないが、通学出来る範囲にいるなら可能性はある?
しかし彼女は卒業している。大学に進学したなら、実家にいるかすら怪しいが。
勿論、彼の言うことに不満があるとかではない。 彼は他人のことをこんなにも一生懸命考え、励ましてくれているのだ。
ただ、僕は彼の考え方の傾向自体に違和感を覚えた。
だから雨竜先輩に関して僕は最後言葉を返せない。]
(64) 2023/08/13(Sun) 10時半頃
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[僕の話はこの後は続かなかった。何故なら、僕が康生の心に踏み込もうとし、その結果、彼が動揺を見せる結果になったからだ。]
言ったよ?言ったけど。
だって康生は僕の大切な友達だ。 だから、無理をして倒れたりしてほしくなかった。
[友達関係における普通の感覚だろう。ただ、僕の場合やや心配性だし、康生にだけは過剰な傾向がある。
彼は僕の特別だから。
何故そんなことを聞くの? 何故そんなことを言うの?
混乱が広がる。 そしてーー。
はらり、と。まるで枝から枯れた葉が落ちるように、彼の手が僕から離れる。
いつも明るく太陽みたいに笑う彼の表情が、雨に打たれる如く変化する。
(65) 2023/08/13(Sun) 10時半頃
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[僕は息を飲んだ。]
どうして。どういうーー。
[また不可解な言葉が続いた。 心臓の位置は誰だって同じではないか。 たまに生まれつき心臓が逆がわにある人間がいると知識はあるが。]
否定ってーーそんな。 僕はそんなこと、しないよ。
確かに僕は、コウの事を理解できていないのかもしれない。
よくわからなくて混乱してるよ、今。
だけど、コウを否定なんて絶対しない。 むしろ僕がコウの何を否定するの?
僕はーー僕はこんなに、コウの事を。
(66) 2023/08/13(Sun) 10時半頃
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[彼は力を失くしたように。瞳からも輝きを失ってしまった、項垂れて。
まるで人形みたいに。
僕は失敗したんだろうか? 彼を傷付けてしまった?
ーーここで引くべき?
僕なんかに。彼の足元にも及ばない矮小が、親友を気取り隣に立ち、理解しようとしたのが間違い?
でも。
ーーでも。]
(67) 2023/08/13(Sun) 10時半頃
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コウ。
[僕は彼の胸から手を離した。そして両手を広げ抱き締めようと。
しかし。
そのタイミングで茂みの向こうから加賀先生の声がした。
手荒いもあるから、ちょっと姿を消しても心配されないが、彼は監督義務がある。長い僕らの不在をいぶかしんだのだろう。]
……行かなきゃ。 コウ、戻ろう。
(68) 2023/08/13(Sun) 10時半頃
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[僕は彼を抱き締める事が叶わなかった。ベンチを立ち上がる。
彼はまだ動かないだろうか。なら、手を無理矢理にも握り引いて輪に戻るだろう。
勿論、僕をもう完全に受け入れまいと、彼が見限ったなら、それすら叶わなかったかもだが。
ともかく僕らはベンチを離れた。 ーーまた、喧騒へと戻っていくために。]
(69) 2023/08/13(Sun) 10時半頃
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ーー小屋にてーー
[Aがゲームモニターを呼び掛けた時に僕の脳内を占めていたのは、 兄の事でも、雨竜先輩の事でもなかった。
康生の事を考えていた。 ただ、ひたすらに。
だからAに対してあしらうよう、適当に言葉を返した。
小屋に入ると康生は普段のノリにて元気にはしゃいでいた。
その様子はさっき二人きりの時に見た悲しそうなものとはまるで違った。
僕との話が些細で、もう忘れて元気になったのか。 それならばそれでいい。]
(70) 2023/08/13(Sun) 10時半頃
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[だが僕は、彼が心配でならない。 だから、たかがゲームの登録すら怪しんで止めようとした。
しかし、彼は軽く僕をいなしてそれを慣行する。
僕の言葉を聞いてくれないのかと、普段なら感じない卑屈が発動した。
だから、開き直るように僕は次に登録をしてみせた。
そしてーー。]>>53
(71) 2023/08/13(Sun) 10時半頃
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ーー宿泊施設入り口ーー
[連絡するね、とAは言った。
その次の瞬間、いきなり視界が切り替わる。
目の前に宿泊施設の玄関があった。 ぼんやりと誘蛾灯が点いており辺りは薄暗い。 ブンブンと灯りの周りを虫が忙しなく飛び回っている。
人気はない。つまり、Aがいない。
Aが、僕らの前から一瞬で消えた。 そして僕らはモニターが沢山ある小屋にいたはずなのにーー]
(72) 2023/08/13(Sun) 10時半頃
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な、……
[みんなの姿はある。一番に康生を探して、僕は彼に駆け寄る。
彼の手を掴むことは叶うか。]
コウッーー…コウッ、
[はあはあと荒い呼吸を吐く。混乱が酷く脂汗が流れる。]
Aは何処にいった? 僕はーー僕はいつ、小屋からここまで歩いてきた?
夢…?いや、そんな馬鹿な。
変だ、変だッ…
(73) 2023/08/13(Sun) 10時半頃
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[支離滅裂だろう。しかし、僕は彼にすがることしか考えられない。]
コウ、コウ…… 助けてーー…
[怯えたように瞳を揺らして、棄てられた猫のように体を震わせて。
振りほどく、離れる事は可能だ。
もし彼がそうするなら、僕は呆然として立ち尽くすだろう。
そうしないなら、彼と話したいと望むだろう。また、二人きりで。]*
(74) 2023/08/13(Sun) 10時半頃
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ーー転送直後ーー
[一瞬にして切り替わる風景。 目の前から忽然と姿を消したA。
僕はそれを受け止めきれない。
展望台から夢遊病みたいな状態で歩いて帰れるはずがない。 そこそこ距離がある。
Aが小屋に案内した所からが、まるで切り取ったみたいに。 Aの姿ともに消えた。
それだけでなく、明らかに僕は歩いてもいない距離をワープしたのだ。
みんなはいる。 だが、もしただ歩いてきたのなら、佇んでいる理由はない。]
(89) 2023/08/13(Sun) 12時半頃
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[千映の姿が眼に止まる。>>52 暗いから表情までわからないが、混乱しているように見える。
大丈夫だろうかと、親近感を覚えている彼女を心配する余裕がないのは、僕も渦中にいるから。
天体観測の時は、星詳しくないよ同盟の絆で三年生が星座の解説とか難しい話をする時はへーとかほーとか聞き入るふりを二人でしたり(謎の連帯感を僕は感じた。)。
終わった後は機材の片付けを手伝ってくれたので(設営を手伝わなかった事から罪悪感に駆られ?)さっきまでは彼女とも会話をしていたのだが。
千映はこの事態に何を感じているのか。]
(90) 2023/08/13(Sun) 12時半頃
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[真弓はキョロキョロとして。 あれ?という呟きも聴こえた。>>79 目もあった気がする。
状況が飲み込めず怯える僕の姿を彼女は見ただろう。 僕より彼女は落ち着いているようだったが。
大和は僕からやや離れた位置にいた。彼は僕から見るとリアリストに見える。この事態に何を思ってるんだろう。 立ち尽くしているように見えるが。>>88
Aが消えたなら、親しくしていた縁士はーー。
やはり、ただ歩いて帰ってきて、僕だけ白昼夢を見ていた(夜だが)というのはおかしい状況だ。
何が起きているのか。 加賀先生は宿泊施設から出てきて、出迎えたりはしないのだろうか。]*
(91) 2023/08/13(Sun) 12時半頃
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ーー過去/雨竜先輩と僕ーー
[雨竜先輩と初めて話したのは何時だろう。
肩を壊して野球が出来なくなった僕は、兄の勧めにて天文部に入部した。
去年の春の事だ。
雨竜先輩は3年、この時点既に兄と彼女は恋人同士なのだが、僕は合宿までその事実を知らない。]
(96) 2023/08/13(Sun) 13時半頃
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『君……恵一くんだっけ。
匡の弟なんだよね?』
[背後から声を掛けられて、僕は驚いて振り向く。
僕はなんとその時、部室にて授業のノートを広げて勉強に勤しんでいた。
そんな姿を部の先輩に見られたら怒られるに決まっている。
誰もいないからと広いスペースを勝手に利用していてバチが当たったかと。
が、雨竜先輩は長いストレートヘアを手でかき上げにこりと微笑む。そして座っている僕にゆっくり近づいてきた。]
(97) 2023/08/13(Sun) 13時半頃
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すみません、あの、これは。
[慌ててノートを片付けようとしたら、いきなり手の甲に彼女が触れて制する。
ドキリ、とした。 女性の柔らかな手の感触に。]
『いいよ、続けて。
別に天文部の部室だからって、年がら年中難しい天文系の本を呼んでなきゃいけないわけじゃないよ。
ーーあとさ。質問に答えて。』
(98) 2023/08/13(Sun) 13時半頃
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[そこで僕は気付いた。彼女の問い掛けに答えていないのに。
彼女は重ねた手を離さない。 さら、と真っ直ぐな髪が垂れる。 僕の鼻先で一往復ゆら、として。 鼻腔になんとも言えない良い香りを残す。]
そうーー僕が乾恵一、です。
[顔がじわじわ赤くなる。
僕は女の子と付き合ったことがなかったから、こんな風に触れられ、どぎまぎしてしまったのだ。
喉に詰まる声を吐き出す。すると彼女はふふ、と軽やかに笑って。]
(99) 2023/08/13(Sun) 13時半頃
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『似てないねえ、匡と。 ふうん、そっかぁ。
恵一くん。 ーー可愛いね。』
[まるで鈴が鳴るようなコロコロした声が僕の耳に心地よく届く。]
『天文部にようこそ。
ね、私、雨竜春音。 3年多いから入部紹介では私の花印象なかったと思うけど。
ーー宜しく。
それ数学?勉強、教えてあげよっか。』
[彼女が僕から離れてくれたのはこの後。
甘い甘い、花のような香りを残しながらーー]**
(100) 2023/08/13(Sun) 13時半頃
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ーー過去/兄の匡と僕ーー
[ずっとずっと、その背中を追い掛けてきた。
兄さんがいれば安心。 兄さんが護ってくれる。
少なくとも小さな頃の僕はそうだった。
兄が僕の世界の全て。 全てを彩っていた。]
(114) 2023/08/13(Sun) 17時頃
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[たった一年僕の先を歩いているだけなのに、兄は何もかも僕より優れていた。
小さな頃はそれこそ双子のように似ていたのに。
ぐんぐん背が伸びた兄は僕を置いていく。 成績も首位をキープ。
少し身体が弱いことを除けば、目鼻立ちも整いキリッとした兄は完璧。
僕の憧れだった。
僕の両親はレストランを経営している。だから、土日も仕事で忙しく、僕と兄はよく祖父母に預けられて過ごしていた。
おじいちゃんやおばあちゃんは嫌いじゃないけど、遊んだってつまらない。
だから僕の遊び相手は必然兄となる。]
(115) 2023/08/13(Sun) 17時頃
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[二人でゲームをしたり、一緒にテレビを見て笑ったり。 僕は兄にべったりで。
兄は優しく僕を甘やかすものだから、僕は幼稚園、小学校と同学年の親しい友達を作れなかった。
だって、兄と比べると彼らの物言いは幼くてつまらない。 なら、兄と遊んだ方がいい。
女の子は何を考えているかわからないし、近づくの怖いし…。 だから珊瑚とも親しくなれなかった。
兄はよく『友達を作りなよ』と僕に言ったが、僕は頑な兄の金魚の糞を続けていた。]
(116) 2023/08/13(Sun) 17時頃
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[それが変化をみせるのは中学。 僕は精通を迎え、声変わりを経験し、ありきたりな反抗期に突入する。
大好きな兄から急に離れたくなったのだ。 別の中学に進学し、野球に没頭した。 妙なライバル意識もあった。 野球で活躍したら兄に勝てると。
だが、ピッチャーとしてマウンドに立ち、華やかに野球の舞台で脚光を浴びていた僕は、練習のし過ぎて肩を痛めたことが原因で呆気なく転がり落ちる。
奈落の底。 深淵は、ぽっかりと口を開けて僕を待っていた。
ーーお帰り。
出迎えたのは兄ではない。 僕の中にいる、お前は駄目な人間なんだと言い続ける、僕だ。
そう、いくら努力したって僕は兄に敵わない。 ずっとずっと、先を歩き続ける。]
(117) 2023/08/13(Sun) 17時頃
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[兄は野球を止めざるを得なくなった僕に優しかった。
同じ高校に来て天文部に入ることを勧めてきた。
嗚呼、そうだ。兄に反抗し離れたりしたから。 バチが当たったのかもしれない。
また、兄の庇護の下で生きればいい。 僕のようなごみ屑はどうせ、頑張っても無駄なんだから。
兄に頭を撫でられると僕は、違うことを頑張ろうなんて気力を失っている自分に気付いた。
兄に寄りかかり、思考も何もかも手放し、甘怠く生きる道を選んだ。]
(118) 2023/08/13(Sun) 17時頃
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[兄さんがいればいい。 兄さんが護ってくれる。
ーー兄さん、兄さん
ーーでも兄は。そうして僕を護り続けると思っていた兄は。
僕の知らないところでーー。]
(119) 2023/08/13(Sun) 17時頃
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ーー現在/宿泊施設前→木陰ーー
[瞬間移動や人体消失よりも、それに見合わぬ僕の動揺に驚いた人はいたかもしれない。
人には無意識というものがある。
僕もぼんやりしていて、コンビニを出たら未会計の雑誌を小脇に抱えていた事があった。
気付いて、慌て踵を返して支払いに向かったが、いつ雑誌を手にしたかすらよく覚えていなくて。
勿論万引きしようなんて気はさらさらなかった。
今回の件はそのレベル? だったら僕もポカンとするだけだったか。]
(123) 2023/08/13(Sun) 17時半頃
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[僕は康生との会話にて心に隙が出来ていた。
彼はただ慰めたかっただけだろう。それは親友として当たり前の行動。
しかし、その温かみは一年前に失ってしまった兄を思わせた。 もう二度と手の届かないと思った兄を。
僕は康生にすがろうと、胸の内から手を伸ばした。 がーー。
僕が触れ方を誤り、僕らはすれ違う。]
(124) 2023/08/13(Sun) 17時半頃
|
|
[ヤドカリが、宿である貝を失ったらどうなるか知ってる?
柔らかな尻を地面に擦りながら死んでいくんだよ。
僕の心は計らずとも彼により一瞬剥き出し状態にされ、脆さを露呈した。
そう。
脆くて弱くて怖がりでいつも震えている、ヤドカリ以下の存在である僕。
Aの提案や小屋から、僕らは半歩非日常に脚を踏み入れて。
彼が手品みたいに消えたことで、完全に足首まで浸かることになった。
剥き出しの僕はーー風が頬を撫でたって騒いだんだよきっと。
そのぐらい不安定だったんだ。]
(125) 2023/08/13(Sun) 17時半頃
|
|
[康生にすがり、まず呼吸を整えようとする。駄目だ、出来ない。>>108
ヒューッ、ヒューッ、と無様に鳴る喉。
彼の掌が僕の背を撫でる。落ち着かせようと。 僕は半眼を開きながら、彼の胸元を見つめていた。
心臓の位置に、また。]
はあ、はあ…
(126) 2023/08/13(Sun) 17時半頃
|
|
[僕の様子を見かねて、康生は周囲に声を掛けてくれた。 今の状態の僕には彼の声もやや遠くに聴こえるのだが。
彼と僕はみんなから離れて、宿泊施設近くの大きなブナの木の下へゆっくり歩く。
彼に寄り掛かる姿勢にて。
宿泊施設の外灯がぼんやり届いているから、真っ暗ではない。
昼間は蝉が張り付いて騒がしく鳴いていた。
背の高い樹木は、漆黒の葉を生い茂らせ屋根とし、僕らの頭上にある。
木の側に彼が位置、僕は彼の肩にこつんと額をあてがう形ですがる。]
(127) 2023/08/13(Sun) 17時半頃
|
|
……ごめん。 変な事があって。 僕だけ変なのか、みんなも見たのかわからなくなって。
僕だけだったらどうしようって。 僕がおかしくなったのかなって。
[漸く呼吸を整え、ぽつり、ぽつりと。
彼はまた、己の胸に手を置いているか。僕はそれを見下ろしているか。]
(128) 2023/08/13(Sun) 17時半頃
|
|
ーー天体観測後、Aがゲームモニターをしないかとみんなに呼び掛けて。
森の中の丸太小屋に行った。 そこには液晶やPCが沢山あって。 Aの自作ゲームだと。
僕らはそれに登録したんだ。
ーーでも、直後。 Aが消えて。小屋もなくなった。 僕らは何故か歩いてもないのに、宿泊施設前にいた。
歩いてない、絶対に。 歩いてないよ。
じゃあ、どうやってーー。
(129) 2023/08/13(Sun) 17時半頃
|
|
[顔を上げ彼を見る。
僕だけが見た幻ではないと、みんなの様子からわかっているのに、確かめずにはいられない。
僕は震える。青ざめた唇を噛み締めて。]
怖い。なんだかとても嫌な予感がする。 悪いことが起きる気がする。
僕の気のせい? ……怖くて、堪らない。
コウーー…コウ。
(130) 2023/08/13(Sun) 17時半頃
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[小屋を確かめに行くとか、みんなからも話を聞くとか色々出来たはずだ。
だけど僕はただ、彼にすがる。
兄に憧れて生きてきた時のように。
ーー彼に焦がれた。]*
(131) 2023/08/13(Sun) 17時半頃
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ーー少し先/康生と別れた後/LINE(珊瑚)ーー
[どのような形になるにしろ、僕と康生は宿泊施設には帰って来ただろう。
独りになると、僕はきっとボンヤリして。 のろのろとポケットからスマホを取り出す。
珊瑚からLINEは、既読をつけたまま返事を返すタイミングがなく今に至る。
また、その後にメッセージが1つ増えていた。>>135
(143) 2023/08/13(Sun) 18時半頃
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[彼女は僕に何が起こったか知らない。先程の不思議な現象についても。
返事を書こうとして指が震える。
今は、来年の天文部の部長の話だの、花火の約束を語るのはとても無理だ。
僕は虚ろにメッセージをしたためる。
『珊瑚は自分の事、好き?』
唐突な内容だ、脈絡もない。 そろそろ寝るのか、の質問にも答えていない。
適当なスタンプでも押すか、おやすみを言えばいいのに。
僕の指先がただ重力のままに堕ちて。 画面に触れ送信ボタンを押した。]*
(144) 2023/08/13(Sun) 18時半頃
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ーー現在/ブナの木の下でーー
[過呼吸、というのか今の状態は。
薄ボンヤリした意識の片隅に彼の言葉が滑り込む。
野球の走り込みで息が苦しくなるのとはまるで違う、胃や喉に焼きごてでも突っ込まれたような苦しさであった。
彼の手は胸元に在り続ける。 僕より大事な何かがそこに存在するかのように。
僕は、きっと何もわかっちゃいない。彼の事を。
彼を傷つけ、それなのに一方的にすがり、更にーー理不尽な嫉妬をしている。]>>145
(148) 2023/08/13(Sun) 19時半頃
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大丈夫……?
[彼も僕と同じように、不思議な現象に巻き込まれていたようだ。
僕独りが発狂し幻覚を見ていたよりはましだが、ワープなんていうファンタジーを『怪我がなければいい』で片付けるのはどうなんだ?
勿論、彼は一生懸命考えて彼の感覚の精一杯にて僕を落ち着かせようとしてくれているのだ。
わかっている。 それはわかっているけれど。
チリチリ、と。
脳が端から焦げるようなーー米神に痛みが走る。]
(149) 2023/08/13(Sun) 19時半頃
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[自身の感情がよくわからない。
彼に助けて欲しくてすがった。 彼は助けてくれた。
何が不満なのかーー…。]
なんとか、なる? 何が?何がどうなる? ーー先生たちに何が出来る?……それ。 なんの根拠もないだろ?
[どうしてこんなにイライラする?
多分、彼のせいでは一ミリもない。僕は自分に苛立っているのだ。
ーー兄や彼に。
他人にすがり、助けられ。護られなければ生きていけないちっぽけな自分に。]
(150) 2023/08/13(Sun) 19時半頃
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コウッ…僕はーー。
[鈍いバイブ音が響く。僕のポケットから。長さからLINEの着信と推察できる。
数秒後に、彼の方からも着信が響いた。
辺りは色濃い茂みである。 虫の鳴き声ぐらいしか響いていない。
その中に聴こえた機械音は浮いている、とても。
出鼻を挫かれて僕は黙り込む。 彼はスマホを取り出して文面を確認する。>>147
僕は、微動だにしない。 彼から視線を逸らさずに。]
(151) 2023/08/13(Sun) 19時半頃
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[ーー断じて。彼に不誠実は1つもなかった。
ただ、僕の苛立ちが余りに酷くて。 その行為が引き金になったに過ぎない。
プツン、と。 何かが切れる音がし。
ーー僕は。]
コウッ!
[僕は彼に一度も声なんて荒げた事はない。が、一気に頭に血が上る。
乱暴に彼の両肩を掴み、ブナの大木に強い力で押し付けた。
ドンと鈍い音。彼の背中がぶつかったか。]
(152) 2023/08/13(Sun) 19時半頃
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何やってんだよッ 僕を見ろよッ見てくれよッ
[脳裏に浮かんだのは、遠ざかる兄の姿だ。僕を置いてきぼりにして海外に旅立つ兄のーー。]
嫌だッもう独りは嫌なんだッ 怖いと言ってるじゃないかッ
[激昂を彼にぶつける。何も悪くないどころか、僕に手を差し伸べてくれる彼に。]
(153) 2023/08/13(Sun) 19時半頃
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ーー寂しいんだッ 寂しいーー。
[彼の肩に指を食い込ませる。右側は傷めた肩のせいで、あまり力は入らないが。
僕の脳裏には、今度は雨竜先輩の姿が浮かんだ。
長い黒髪が彼女のたわわな胸元を隠している。白い肌に黒のコントラスト。
『匡ったらね、未だにキスもしてくれないのよ。
ーー寂しいの。』
彼女の艶やかな唇が迫る。それは遠い記憶だ。
僕は混乱する。そしてーー。]
(154) 2023/08/13(Sun) 19時半頃
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[僕は彼に迫り、距離を詰めて。 その唇を奪おうと試みる。
擦り切れた、焦げついた脳はただ、その柔らかさと癒しを求める。まるで獣のように襲い掛かる。]
ーーんう。
[無理矢理が成功したかわからない。
ただ、もしそれが叶ったなら、僕は彼の咥内を余すところなく蹂躙したろうーー我が物にせんと。]
(155) 2023/08/13(Sun) 19時半頃
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[彼が僕を突き飛ばしたか、僕が離れたか。 定かではないが、僕は彼から離れる。]
あーー…
[みるみる顔は青ざめた。怯えて見開かれる瞳。ぐらぐらする眼球。
それだけでは、ない。 僕はブルブル全身を震わせる。
不自然な内股になる。 前屈みの姿勢。身体を前に折る。
僕はーー両手でズボンの上から股間を抑えて、その場に蹲る。]
(156) 2023/08/13(Sun) 19時半頃
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[独特の青臭い匂いが辺りに広がる。アンモニア臭とは明らかに異なるものだ。
すぐ隠したし暗いから彼は視認できなかっただろうが、僕は下着とジーンズを汚していた。
地面に尻をついて泣きじゃくる。
何やってるんだ僕は。 人前で、まさかこんな。]
見ないでッ、見ないでーー
[顔をぐしゃぐしゃにしつつ泣きじゃくる僕。
ただ、ただ彼を困らせて。
ーー僕は沈む。]*
(157) 2023/08/13(Sun) 19時半頃
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/* やりたいことをしてしまった。 青春は恥です。
(-56) 2023/08/13(Sun) 19時半頃
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ーーブナの木の下→恵一の部屋ーー
[僕は忘れていた。自分の力が思いの外強いことを。
もしかしたら、僕が掴んだ彼の肩には青痣が残ったかもしれず。>>174 脱がない限りはわからないが。
僕には康生を殴るつもりなど毛頭なかった。
荒事には無縁に生きてきた。 兄や友達を喧嘩をしても手を出した事はない。
しかし、僕の剣幕に彼が怯えるのも無理はなかった。
僕はーー幻覚さえ見なかったものの。 この時の僕は、ある意味狂っていたのだから。]
(191) 2023/08/13(Sun) 21時半頃
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[僕のキスはそう、テクニックもなくただ。 求めるままに、貪っただけ。>>175
去年の過ちの時しか経験はないのだから仕方ない。
しかし、ここで僕が身体を痺れさせるような上手さを披露できたところで、僕らは男同士である。
そして、彼には僕の知らないーー粘膜の触れ合いと唾液と言う異物の侵入を拒むのっぴきならない理由があった。>>176
だから、彼が僕を突き飛ばす結果は必然だった。]
(192) 2023/08/13(Sun) 21時半頃
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……あッ!!
[この時点尻餅を付かず踏みとどまるも。
僕は直後にとんでもない無様を晒す。
じわと広がる内部の湿りと不快。 みるみる顔が赤くなり、そしてくしゃり歪んだ。
地面に蹲る僕に彼が声を掛ける。>>176
先程乱暴に唇を奪ったことを鑑みるなら、怒るのが普通だ。
しかし彼はどこまでも優しく、海のように深い慈愛の心で僕を心配するのだ。]
(193) 2023/08/13(Sun) 21時半頃
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……やだ。 こんなとこで着替えたくない。 早く、脱ぎたいからーー ……部屋に。
[ブンブン激しく頭を振り、僕は濡れた下肢を隠したまま立ち上がる。
こんなにびっしょりで、おまけに恥ずかしい匂いがしたら彼は全てを把握しているのだろう。
よろよろと歩きながら、僕は彼と共に宿泊施設に向かっただろう。]
(194) 2023/08/13(Sun) 21時半頃
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ーー現在/宿泊施設/恵一の部屋ーー
[部屋までの道のりは長くはない。
それでも、誰ともすれ違わなかったのは幸運中の幸運としか言いようがない。
僕は彼に寄り添い隠れるようにして足早、部屋の扉が見えたら急いで駆け込んだ。
移動の間僕は無言だ。恥ずかしさに声も出ない。
彼も気を使い、何も言わず傍にいてくれたと思う。]
(195) 2023/08/13(Sun) 21時半頃
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[学生が独りずつ個室を使っているのは贅沢かもしれない。 普通は相部屋や雑魚寝が多いだろう。
しかし合宿参加人数は少ないし、この宿泊施設は学校の理事長の親戚が経営しているだかなんだかのコネで、そんな余裕ある使いが出来ている。
僕は彼と部屋に入ると、すぐシャワー室に消えた。
汚れた下着とジーンズを脱ぎ(洗濯機はさすがに各部屋にはない)、熱い湯を浴びた。
身綺麗にしたら上半身は裸、腰にタオル一枚を巻いて部屋に戻る。]
(196) 2023/08/13(Sun) 21時半頃
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ーー…ごめん。
[僕はベッドに腰掛けた。彼が横に来てくれるかは、わからない。]
あんなこと。 コウに、あんなことするつもり、なかったのに。
……去年のあの時も。 僕は欲望に駆られて雨竜先輩を押し倒してキスをした。
僕はーー僕は、おかしい。
時々強い衝動が沸き上がって。 身体が熱くなって抑えが効かないんだ。
相手の事が好きで。 欲しくなるとーー。
(197) 2023/08/13(Sun) 21時半頃
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[震える声を絞り出す。 そしてゆるゆる頸を振り。]
……なんて、言い訳でしかないよね。
気持ち悪かったよね、怖かったよね…… 僕たちは男同士だし。 突き飛ばされても仕方ないよ。
ーーほんとに、ごめん。
[項垂れて、ひたすら謝る。
彼が拒んだ理由を語るなら、僕は更にショックを受けるかもしれないが。]*
(198) 2023/08/13(Sun) 21時半頃
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/* 漏らして部屋にしけこんでいます(最低だ)
(-76) 2023/08/13(Sun) 22時頃
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ーー恵一の部屋ーー
[何故こんな事になったんだろう。
多分それは僕より余程彼の台詞であろうけど。
親友だった彼。
でも、僕は心を曝してしまうと弱い。その相手に対する思慕に溢れてしまう。
普段のようにふざけているだけの関係ならこんな風にならなかったろうに。
彼の立ち位置の移動に僕自身戸惑っている。]
(223) 2023/08/13(Sun) 23時半頃
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ーー…同じ、ではないと思う。 むしろ兄さんに対する気持ちに近い、かな……。
僕の事を心配し、傍にいてくれるのが嬉しくて。
[友情の好き、恋愛の好き、憧れに近い好き。
護りたい好き、護られたい好き。
ごちゃ混ぜになり、僕の中で整理はついていない。
厄介なのはその好きが、元々の強い性衝動に結び付いてしまう点か。
隣に来てくれた彼に安堵を感じながら話す。]
(224) 2023/08/13(Sun) 23時半頃
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別の理由って。
[歯切れの悪い説明に頸を傾げる。友達から、同性からいきなりキスされたら不快で当然だろうに、別の理由?
彼の質問には俯く。恥ずかしい告白をしなければならないからだ。意を決して口を開く。]
ーー我慢できなくなっのは二度目。 衝動が沸き上がるのはよくあったよ。 だけど抑えてきたしーーって。
待ってコウ、待って。
えっと、もしかしたら僕がその、今にもコウを押し倒してまたキスするつもりに見えるとかそういうーー。
(225) 2023/08/13(Sun) 23時半頃
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[はた、と。
見えるだろう。 見えるに決まっている。
僕は裸にタオル一枚だ!!
カアッとなり慌て。]
ち、違う!
確かにさっきは欲望が爆発しちゃったけど、あんな乱暴なやり方、本来の僕じゃない!
雨竜先輩とキスの先をしたのだって、先輩が望んだからだッ
コウが望まない限りしないよッ し、しないってッ
(226) 2023/08/13(Sun) 23時半頃
|
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[こんなにも説得力がない叫びがあろうか?いやない(反語)。
しかし問題はそこではない。 彼がその後に明かした"別の理由"についてだった。
予想だにしない話、内容。
僕はただ呆然とする。 確かに彼は珊瑚のお菓子を拒否していたが、そこまで深い事情があるなど思いもせず。
そんな彼に僕は。 彼の生命の危機にもなる行為をしてしまったとはーー。]
知らなかった。ごめん。 僕は、何も知らなくて……。
(227) 2023/08/13(Sun) 23時半頃
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[身体的な事情がなくとも強引なキスには問題しかないのだが、僕は平謝りする。
しかしそれを許すというか。 どこまでも僕を責めず、むしろ無限に受け入れようとする彼の物言いには疑問を感じざるを得ない。]
待ってコウ。 もしコウにそういう身体的な事情がないとしても。 そして僕が野獣のように君を求めたとしても。
ーーコウが僕を好きじゃない限り、受け入れたら駄目だと思うんだけど…?
(228) 2023/08/13(Sun) 23時半頃
|
|
[ふと思った。雨竜先輩は僕の事を好きだったんだろうか。
ーーそんなはずはない。 彼女は、兄と身体で触れ合えない事の寂しさを僕で埋めようとしただけだ。
康生はーー。
これだけ僕に振り回されながらも僕を見捨てず傍にいる。
僕を好きではあるんだろう。 でも、だからと仏陀の為に焚き火に飛び込むような発言をしているのはどうなんだ。
身体の問題がなかったら、僕らはどうなっていたのか。]
(229) 2023/08/13(Sun) 23時半頃
|
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[ーーそも。
僕は彼にまたキスをしたり、その先の行為ーー彼を抱いたりしたいのだろうか。
今の僕は落ち着いたから、隣に彼がいようと、場所がベッドだろうと、僕が準備万端みたいに半裸だろうと、事に及ばないぐらい理性はあるが。]
キスはその、我慢とかじゃなくーーしないから、安心してよ。
僕はコウに傍にいて欲しいんだ。 君を生命の危機に曝すような事を、しないと誓うよ。
(230) 2023/08/14(Mon) 00時頃
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|
[なんだか僕が凄く彼にキスをしたい、どうしようもなく下半身が緩い人間みたいだ。
いや、多分。
僕は本当はそんな人間なんだろうな。 肉欲に支配されると我を忘れてしまうんだから。
ーー僕は最低だ。]
……今日はなんだか変なことがあったから。
考えが整理できない。
コウも疲れてると思うから……休もう。
(231) 2023/08/14(Mon) 00時頃
|
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[この期に及んで、彼に朝まで傍にいて欲しいと叫ぶ、棄てられた猫みたいな僕はいるのだが、我慢してそう告げる。
確かに変なことは起こったが、彼がさっき言ったように何か今日明日死ぬような出来事が降りかかった訳じゃない。
ゆっくり寝てから明日、また二人で話をしたらいいと考えて。]
コウ、僕の事、嫌いにならないで。
[兄の背中には言えなかった言葉を、僕は彼には言った。ーー言えた。]*
(232) 2023/08/14(Mon) 00時頃
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ーー真夜中のLINE(珊瑚へ)ーー
[無慈悲に、夜は更けていく。
どのように過ごそうと、体感は違えど、時の流れは均一だ。
早く明日が来て欲しいと思っても。 明日なんか来なければいいと思っても。
朝が来る。
しかしそれは生きていればこそなんだ。 僕らにはまだ、明日があった。 この時点では。]
(245) 2023/08/14(Mon) 00時半頃
|
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[余りに色々な事があり、僕は結局珊瑚に質問をしておきながら、その返事を確認するのが随分遅れた。
電話ーー。
もう少し早い時間であれば、僕は彼女に電話をしたろうか。
わからない。
兎も角、もう彼女も寝ている時間だ。心配かけたくないから、短く返信だけ送る。
『ごめん、返事が遅れて。
……うん、ありがとう。 僕なんかを、好きでいてくれてありがとう。
明日電話するね。お休み。』
こういう文面を、恐らく布団の中から送っただろう。]*
(246) 2023/08/14(Mon) 00時半頃
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/* あれっyogiboがない…?
(-88) 2023/08/14(Mon) 01時半頃
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/* あっそうか、了解! お休み
(-92) 2023/08/14(Mon) 01時半頃
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ーー最終日の朝ーー
[朝を迎えた。
ミーティングがあるので僕は目覚ましをセットしていた。
スマホを手探りで掴んで停止ボタンを押す。
一番に考えたのは康生のことだ。しかし、彼は隣に寝ている訳でもない。 ミーティングが終わったらすぐに話をしよう。
僕はそう考える。 それが叶わないことは、今は知らない。
(260) 2023/08/14(Mon) 06時頃
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[次に、珊瑚の事を考えた。 電話をしなくては。 きっと心配を掛けている。 朝でも大丈夫だろうか。
不思議現象に対する思考優先度が下がっているのは、一晩寝たらやはり幻だったのではと思ったから。
あんな非現実があるはずない。
ミーティング後は帰り支度をし、僕らは帰路に着くのだ。
合宿を終えて都会に帰るなら、日常が待っている。
そう考えながら歯を磨いた。
そして、僕は珊瑚に電話を掛ける。]
(261) 2023/08/14(Mon) 06時頃
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ーー朝の電話(珊瑚)ーー
あ、珊瑚?おはよ。 ごめんね朝早く。
えっとね、もう少ししたら最終ミーティングなんだけど、時間あるから電話したんだ。
珊瑚は今大丈夫?
ーー昨日、変なLINEしたから心配かけたよね。 ちょっと色々あって…。
[こんな風に話をする。彼女が大和や康生からLINEを貰っているのを僕は知らない。]
(262) 2023/08/14(Mon) 06時頃
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ーー食堂でのミーティングーー
[通話を終えた僕は、身支度を整えると食堂へ。みんなが集まっている。 >>#1
昨日帰ってきてから、僕は康生以外とは話をしていない。
僕の脳裏に混乱する千映の姿が思い浮かんだ。 彼女の傍に行き声を掛ける。]
(263) 2023/08/14(Mon) 06時頃
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七尾さん、昨日大丈夫だった?
[彼女からすれば、その台詞は逆だろうとなるかもしれないが。
彼女は僕にとっては、珊瑚とはまた違う意味で親しい女子であり、僕は彼女を心配する。
千映との会話が終わる頃には全員の着席が済んだろうから、僕も席に着く。 当然のように康生の隣へ。]
……おはよ。
(264) 2023/08/14(Mon) 06時頃
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[僕は伏し目がち、目尻に朱を滲ませながら彼に挨拶するけど、彼は部屋を去る時みたいにもういつものテンションかな?]
[ミーティングにおいては、昨日の不思議現象についての情報も交換された。>>256
欠伸する縁士の姿が目に止まる。>>240
僕も眠いなあと思いながら話を聞いた。
康生同様僕には目新しい情報なのだが、隣の康生をちらちらと気にしていたから余り頭に入らない。
自分が体験するのと、話を聴くことは重みが違う。 みんなの報告で集団幻覚なんて言葉まで飛び出すのなら、なんだか馬鹿馬鹿しさすら感じた。]
(265) 2023/08/14(Mon) 06時頃
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[康生がAを案ずる言葉を発する。優しい彼らしい>>256
だが僕は昨日から彼に強い執着を覚えているため、この言葉に嫉妬を覚えてしまう。]
ーーAも小屋も、合宿から帰宅してしまえば僕らには関係なくなるよね。
だから極論、いなくなろうが消えようが関係ないのでは?
[昨日はあんなに動揺していた僕がそんな風に冷たく言ったらみんなは驚くだろうか。
ぶっちゃけ、僕はそこまでAと友情を培えたわけではない。
僕にとっては康生やみんなの方が数倍大事だからーー。
この話し合いはいつまで続くのかなとか考えながら頬杖をついていた所ーー。
何か山でも崩れる、爆発するみたいな大きな音が外から響く。 >>241]
(266) 2023/08/14(Mon) 06時頃
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なッ…!!
[驚くより恐怖を感じた。僕は揺れがあったから地震と勘違いし、テーブルの下に身を隠す。
だが康生や縁士は無防備にも窓の外を見に行った。]>>241>>256
危ないよ!!窓に近付くな! こういう時は頭を低くするんだッ
[自然災害、地震だと思い込んだ僕は二人に、または他にも窓に近づく者がいるなら注意を呼び掛ける。
だが、あろうことか康生は外へ飛び出して行く。>>257
好奇心旺盛な彼らしいと言えばそうだが、そんな呑気に構えている場合ではない。]
加賀先生ッみんなを頼みますッ!
(267) 2023/08/14(Mon) 06時頃
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[僕は加賀先生が苦手だが、頼れる大人は彼しかいない。
そう叫んだら素早くテーブル下から這い出て康生の後を追って外に飛び出る。
何が起こったかより、彼の身になにか危険があったらで頭をいっぱいにして。]
コウ……! なんで飛び出すんだよ、馬鹿ッ……!
[全速力で走れば僕はすぐ康生に追い付いたはず。>>257 他にも外に出た者はいるだろうか。
康生は無事であった。だが流石に、僕も目の前の光景には息を飲む。]
な、んーー。
(268) 2023/08/14(Mon) 06時頃
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[巨大な。そう、巨大としか表現できない"それ"
長く伸びた"脚"が、立つと言うよりは地面に突き刺さるように見えた。
現実感がまるでない。
アニメや映画でこんなシーンがあろうが「ふーん」だけど、僕の目の前なのだ。
隣にいる康生はレヴァというアニメのロボットの名前を口にする。それも無理はないがーー
まだ集団幻覚が続いているのか。それとも、いよいよこれは夢なのか。
僕は何処かの病院ベッドに寝ていて、目覚めていないとかーー。]
(269) 2023/08/14(Mon) 06時頃
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[背後を振り向き建物の方を見たら、縁士がスマホで撮影をしている。>>254
何を呑気に?!理解が追い付かない。しかし、やはり現実なのかと思い掛けたところ。]
う、わッ!!
[ぐるぐる思考がごちゃって言葉すら枯れていたのだが、今度はいきなり小さくて丸いボールみたいな生き物がぽよんと空中に現れた。]
ひ…!!!
[なんだなんだ。僕は腰を抜かしそうになる。
ども?!は???>>239
写真撮影をしていた縁士が謎生物に挨拶をした。>>242 まて、縁士。お前は不思議ちゃんか?! そんな場合じゃないだろ!(大事だから二度)。]
(270) 2023/08/14(Mon) 06時頃
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[喋った?!と驚く康生>>257 いやいやいや、ゲームだとかそんなより、訳のわからない浮遊物が傍にある危険に鈍すぎだろ!!]
コウッ 爆弾かもしれないッ!! 離れて!!
[これは僕がダッシュしあの謎生物型爆弾を掴み、元野球少年宜しく虚空に向けて全力投球すべき場かーーなどと考えていたら。
視界が切り替わった。
一瞬にて、僕らは。
現実から非現実の内部へと飛ばされたーー。]
(271) 2023/08/14(Mon) 06時頃
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ーーコックピット内部ーー
[それはまた、酷く現実味のない光景だ。
まず、普通は部屋か、または外かという場所の区分があると思うのだが、その場所はーー"空間"と称するのが一番ふさわしい。
足元すら頼りない。床や地面を踏んでいるのかすら、わからない。
壁という仕切りもあるか、曖昧だ。
そして、眼前に置いてあるものかまた異常である。
不揃い、そうまさに不揃いとしか表しがたい、様々な形容の椅子が輪を描いている。
椅子取りゲームでもするような。
中央の椅子には誰かの姿があった。僕は目を凝らす。
ーーAだ。>>#3]
(272) 2023/08/14(Mon) 06時頃
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[その正面は、まるで巨大スクリーンの映画館みたいである。
映っている光景は、先程の二本脚を持つ巨大ロボットみたいなもの。
立ちはだかる、といったようにAと対峙している。]
[気がつけば、声をあげる康生>>258だけではなくみんなが傍にいた。
真弓も、大和も、千映も、縁士もーーみんなが。
近くにはさっき爆弾と思った、喋る丸い不思議生物もいるだろうか。
今は掴んで投げる気にはなれない。というか、動けない。スクリーンの光景から目が離せない。]
なん、だ……?
(273) 2023/08/14(Mon) 06時頃
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[昨晩みたいに康生にしがみつかなかったのは、脚が凍り付いたから。
僕はただ、ただ、圧倒されて。 ただ、ただ、自失状態にて。
眼を見開いていたーー。]*
(274) 2023/08/14(Mon) 06時頃
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ーー電話(珊瑚)ーー
[昨日は余りに目まぐるしかった。思い返すと怖かったり、恥ずかしかったり僕の情緒は揺れまくっている。
が、彼女の朗らかな声を聴くと、何処か落ち着く僕がいた。]
ーー怪我は。学校の人は無事だよ。
[これはAが忽然と消えたからである。宿泊施設前でみんなが怪我などないのは視認している。]
トラブル……うん。ちょっと不思議な事が起こって。 説明したいけど、僕も何が起こったかよくわからないんだ。 強いて言うなら神隠し、かな。
(286) 2023/08/14(Mon) 07時半頃
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[ワープについてはファンタジー過ぎるから言えなかった。
珊瑚は頭大丈夫?なんて言わないだろうが。]
後、僕が個人的にコウとキーーいや、なんでもない、何もなかったんだけど。
コウにしちゃいけないことを僕がしちゃってーー
コウは優しいから怒らないでくれたし、僕を嫌わないでもいてくれたんだけど……
[言葉を切る。僕は昨日から、珊瑚になんの相談をしてるんだろう?
尚、お漏らしについては触れない。絶対に。
珊瑚は女の子だし下手すればセクハラだし、僕は死ぬほど恥ずかしいからだ。一夜明けても。]
(287) 2023/08/14(Mon) 07時半頃
|
|
昨日、LINEで珊瑚は僕の事好きと言ってくれたよね。
勿論友情だとわかってるんだけど……いや。
友情の好きと、友情じゃない好き……つまり、恋愛的な好きって、どう違う、のかなーー
[珊瑚に彼氏がいないのは知っているが、誰かを好きになったりあったかもだし、今好きだったりするかもしれない。
僕は兎に角ヒントが欲しかった。自分の気持ちを整理するために。]*
(288) 2023/08/14(Mon) 07時半頃
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ーーコックピット/Aと真弓ーー
[僕は転送された空間の異質さにただ言葉を飲み立ち尽くす。
すると中央の椅子に座っていたAが徐に話し始める。>>@44
最初は謝罪。しかし余り悪いと思っているとか、罪悪感が滲む言葉に聴こえない。
そも、何を謝っているかもわからない。
続く説明は淡々と。
余りに簡潔、かつ不可解な内容で訳がわからない。
ロボットと戦闘だとかをゲームじゃないとか現実だとか言っているが…。]
(306) 2023/08/14(Mon) 08時頃
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|
おい、A。 何を言ってる?これはなんだ? ふざけてるのか。
[さっき僕は巨大ロボットを見たわけだし、それがスクリーンに映っているのも見ているが。
そんな非現実をいきなり現実に置き換えられない。
地球がどうの、なんだか人数の話しとかしてるけど。]
(311) 2023/08/14(Mon) 08時頃
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[真弓が声を上げる。彼女はAを心配していた昨晩の話をする。>>283
みんなは昨晩この少年を心配したり探したりしたらしい。朝のミーティングでも話していた。
が、僕の不信感はMAXだ。
真弓が騙してたの?とAに言ったので、その感情が余計に増幅された。>>284]
アイツの話を聴いていると、僕の気が触れてしまいそうで、イライラした。だから吐き捨てるように。]
(313) 2023/08/14(Mon) 08時頃
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イカれてんのか? なんの手品を使ったか知らないが笑えないよ。 集団拉致とか。 ーー通報するぞ。
[その時、僕の傍をあのふわふわした丸いのが横切る。]
わッ…なんだよ、お前ッ A、お前がリモコンで操ってんのか? この玩具をなんとかしろ…!
[大和はふわふわの名前を尋ねる。>>304ハロ?それって木馬アニメのマスコットの名前じゃないの?]
(314) 2023/08/14(Mon) 08時頃
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大和、その変なの叩き潰しちゃえよ!
…いや、爆弾かもだから、駄目だ。 近寄るな、危ない。
[無茶振りをしたが、爆弾疑惑はまだ解けていない。
大和が指摘する学校の名前とか>>305は気になるが、どうもAのペースに巻き込まれているような。]
落ち着け大和。こんな茶番に付き合う必要ないよ。
高校がどこだろうと関係ない。僕らは合宿を終えて家に帰るんだーー
こんなところに連れられてきたこと自体、間違いだよ……。*
(315) 2023/08/14(Mon) 08時頃
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ーー電話(察しがいい珊瑚と)ーー
[キ…で始まる単語なんか幾らでもある。>>308
僕と康生キ…ックボクシングに興じたんじゃないか?
兎も角、僕は珊瑚が名探偵宜しく真相にドンピシャ近付いた事には気付かないで通話を続ける。]
ーー恋は堕ちるもの。 うん、そうだね。わかる…
信頼の積み重ねと恋愛感情は違うーー確かに、恋する時の好きは、抗いようもなく惹かれる引力みたいなものかも。>>309
(321) 2023/08/14(Mon) 08時半頃
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[この時に僕の脳裏に浮かんだのは雨竜先輩だった。
僕は確かに彼女にドキドキしたのである。]
性的な、ってーー。
[珊瑚は女の子なのに。大胆な単語を発する彼女に僕は目を白黒させ。]
何かしてあげたいって、コウに? ーー助けてあげたい。 でも、助けられているのは僕。僕ばかりが助けられている。
(322) 2023/08/14(Mon) 08時半頃
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[実際は、荷物を持ってあげるとか色々僕も彼を支えてはいるのだが。
昨晩余りに彼に頼りまくった僕にはそう考える余裕はなく。]
何かして欲しい、は。 傍にいて欲しい、かな。
[これはキッパリと言い切れた。
やはり珊瑚は女の子だ。女の子は大体恋愛のエキスパートだから、相談自体は正しかった。
しかし彼女は僕の恋愛対象を康生と見ているのだろうか。
キスした話しはしてないのだが。]
(323) 2023/08/14(Mon) 08時半頃
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もっと笑顔ーーそれなら、珊瑚や七尾さんの笑顔も、もっと見たいよ。
他の人より嬉しい……珊瑚のお菓子は嬉しいよ。
でもコウはお菓子作らないし比較にならないよね。 雨竜先輩も、料理苦手だし。
[僕はまたポロリをした。恋愛相談で雨竜先輩の名をあげたなら、また珊瑚はピシャアアアンと見抜いてしまうかも、しれない。]*
(324) 2023/08/14(Mon) 08時半頃
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ーー食堂/ミーティング(康生)ーー
[僕は食堂を訪れる前に珊瑚と電話をし、そんな意図はなかったが結果恋愛相談のようになった。
珊瑚の意見を纏めると、僕の康生に対する好き、は少なくとも恋、というものではないと思えた。
しかし、兄を失った僕は頼れる存在が欲しい。 一年間独りで堪えてきた反動が康生に向いてしまっている。
明るい声で話し掛けてくる彼は普段通りに感じた。 テンションは、昨日の顛末を考えたら高いはずはないので気にならない。]
(326) 2023/08/14(Mon) 09時頃
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……うん。 疲れてたからなんとか。>>316
ーーありがとう、コウ。
[少し照れながら笑みを向ける。
この後のミーティング中、僕は強い言葉をAに対してぶつける。
それに対して彼が何かを思うなど知りもせずに。]**
(327) 2023/08/14(Mon) 09時頃
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ーーコックピット/康生と大和ーー
生物…?こんな生物がいる? >>319 [大和に諌められた。]
康生も大和も『まずAの話を聞こう』と言う。>>325>>320
もしAが誘拐犯だとしても、話を聞くという点には頷いていいと僕は考えた。]
ーーわかったよ。
[二人に向けて僕はそう言い、一度Aに対する矛を納めた。]*
(329) 2023/08/14(Mon) 09時頃
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ーー食堂/千映ーー
[宿泊施設の前にワープ?した時、彼女はビックリした顔をしていた。
その後僕は康生から話を聞いて、どうもみんなが同じ不思議な現象に巻き込まれたとこの時点考えていた。
彼女はボンヤリしている、という印象を受ける。 僕が声を掛けるまで、心ここに在らずというか。
大丈夫とは口で言っているが。>>291]
(337) 2023/08/14(Mon) 11時頃
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そっか、なら良かった。
僕はーーうん。 ちょっとパニック起こしたけど、コウが傍にいてくれたから大丈夫。
ーーえ?
[思わぬ言葉に驚いた。
先生の所へ行った。 顧問の先生?加賀先生?
助けを求めに行ったのだろうけど、抱き付くという過激に至るとは。
しかし、彼女は暗がりにも怯えた様子が見てとれた。 それだけ怖かったのかもしれない。
女の子なんだから。]
(338) 2023/08/14(Mon) 11時頃
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いや。僕はーーもっとしっかりしなくちゃいけなかったよ。
七尾さんや他の女子たちがいたんだからね。ごめんね。
あんまりに不可解で頭がついていかなかったんだけど… シンプルに考えたら、Aが独りで帰ってしまっただけかも?
[そんなはずはないのだが、僕の脳も彼女と同じように、理解できない事を押し出した。]
……兎も角。もう帰るんだしね。先生たちもいるし、大丈夫だよね。
[座っている彼女の肩にそっと触れてから、僕は康生の隣の席へと移動した。]**
(340) 2023/08/14(Mon) 11時頃
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ーーコックピット/千映、縁士ーー
[僕がコックピット内にて苛立ちを見せた理由の1つとして、千映の悲鳴が上げられる。
もしこれが何かのトリックだとして、女の子が怯えるような事態に好感は持てないからだ。
千映がもし倒れたら僕は助けに向かっただろう。
申し訳ないが、僕の中には現地の知らない少年よりも学校の仲間の方が大切であるという明確な価値観があるから。
僕は聖人ではない。
珊瑚のような万人を包み込む大きな愛も、康生のような博愛とも言える優しさも持ち合わせてはいないのだ。
怖ければ怯え泣きパニックし、漏らすとか無様も曝し、苛立てば声も荒げる。
そんな泥臭い、輝きのない、ゴミのような人間だから。]
(347) 2023/08/14(Mon) 11時半頃
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[縁士はロボット?登場時は写真を撮るなど呑気な様子で。
怖くないのか? 僕はちょっと彼がわからなくなる。
僕が爆発物改めハロを叩き潰せと言った時は睨まれ驚いた。>>334
もし蛇とか、危なそうなものが近寄ったら叩き潰さないんだろうか?相手は人間ではない。]
……。
(348) 2023/08/14(Mon) 11時半頃
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[ハロの話し方は可愛らしい感じだ。>>339
僕以外向けられるものも、ごめんとかも。>>341>>342
だが僕は、これを生き物とはやはり認識しがたい。
Aが腹話術を使っているのではーー。]
[千映と真弓が、何を考えたのか謎生物(以下ハロ)に手を伸ばしたり撫でようとしている。 >>332>>336
最早誰もが警戒を解くのならば、僕独り騒いだ所で逆効果しかない。]
(349) 2023/08/14(Mon) 11時半頃
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[また、僕はこの事態を説明する1つの新しい可能性に辿り着く。
これは、テレビ番組の仕掛けなのでは? A個人の悪戯と今まで考えていたが、どうにも大掛かり過ぎるから。
確か『びっくりモニター』という番組があるはず。
素人に不意打ちで様々なびっくりを仕掛けて反応をこっそり撮影する、というものだ。
しまった。もしそうなら、怒りを露にした僕なんか目一杯アップで映ってしまったのでは…。
ピースして父さん母さんにアピールすべきだったか。]
(350) 2023/08/14(Mon) 11時半頃
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[兎も角、こんなことが現実だなんて現段階の僕には信じがたい。
目の前にて人が本当に死んだりしない限りは。]*
(351) 2023/08/14(Mon) 11時半頃
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ーー電話/恋愛探偵珊瑚ーー
[ファールカップしてたら大事な部分は守られるんじゃとか割愛割愛ッ
もしかして珊瑚には世に言う腐女子的な思考があったりなかったりラジバンダリ。
ふざけている場合ではない、僕は真面目に相談している。]
ーーう、雨竜先輩は。
[言えるわけがない。康生は同性、男だから懺悔も出来たけど。
女の子に、兄の恋人寝取りました(※正確には一夜)なんて言えるはずが。
僕は電話を切られ、二度と話をして貰えなくなる。]
(356) 2023/08/14(Mon) 12時半頃
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……好きだったんだ。 雨竜先輩のこと。
ーーそれはコウにも聴かれたけど、雨竜先輩とコウ、どっちも好きだよ。 どっちも僕が強く惹かれた人で、どっちとも性的なーーなんでもなーー
……違う好きだから比べられない。
[僕はどんどん自滅していく。
珊瑚は聞き出し上手だ。将来は刑事になりカツ丼なしに犯人から色々聞き出す手腕を披露して欲しい。]
(357) 2023/08/14(Mon) 12時半頃
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自分より優先て、川で溺れていたら、身を投げ出して助けられるか、とか?
それならどちらも助けるが、どちらかなら雨竜先輩よりコウだよ。
[僕が死んで二人が助かるならそれで構わない、と言ったら珊瑚は怒るだろうな。
言葉を飲み込んだ。]
[罪の炎の話しは興味深い。
僕は兄から雨竜先輩を奪いたかったのか。 むしろ、兄を雨竜先輩に奪われたように感じていたが。
僕は康生の唇を奪い、手に入れたかったのか。
どちらも、壊したかったわけではない。]
(358) 2023/08/14(Mon) 12時半頃
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……壊したいとは思わないな。
壊すぐらいなら。
[僕が壊れたら、いい。 想いごと、消えてしまえばいい。]
(359) 2023/08/14(Mon) 12時半頃
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僕がコウにドキドキするなら、今まで始終ドキドキしっぱなしになるよ。
一応言っておくけど、僕は女の子っていうか女性が好きだからさーー
[吊り橋効果はドキドキの誤認だ。
僕は好きという感情の区別が付かず、沸き上がった好きに振り回され、身体が無自覚に反応している。
結局心と身体にきちんとした連動がないなら答えなんか出ない。]
ごめんね、朝からこんな話。
やっぱりコウのことは好きだけど、恋とかじゃないと思ったよ。
それから、雨竜先輩については恋だったかもしれないけど、今も続いているかと言えば、違う。
みんな好きだけど。
結局僕を振り回しているのは……
(360) 2023/08/14(Mon) 12時半頃
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[僕は押し黙る。得た結論にはため息しか出ない。]
そろそろミーティングに行くね。
あ、そうだ。来年の部長はコウにやらせよう。きっと喜ぶ。
それから、花火の約束だけど。 僕、珊瑚にいっぱい助けて貰ったから御礼がしたい。
(361) 2023/08/14(Mon) 12時半頃
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みんなを誘おうと言ったけど、二人で花火しない?
その時に、何か美味しいものでも奢るよ。 どんぐり亭特製ミルクレープじゃなくね?
ーーじゃあ。 ミーティングの後は、そっちに帰るよ。
またね。
[こんなにも親身に僕を心配してくれた珊瑚。
僕は彼女に恩返しをしたいと考えてそう提案した。
この後巻き込まれる事態など、僕は知らないからーー。]**
(362) 2023/08/14(Mon) 12時半頃
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ーーコックピット内ーー
[大和もハロの正体には悩んでいるようだが>>352
結局、Aが何者であり、今から何をしようとしているかハッキリしたら、芋づる式にわかることだ。
僕は押し黙る。
>>355を聴きながら、ハロは話口調だけでなく態度も可愛らしいとは思った。
Aが演じ分けているなら、某ガラスで出来た仮面並。
そうだーー『びっくりモニター』の撮影なら、Aは役者なんだ。
僕は勘違いを深めながら、しかしこの非日常を自分なりの納得に結びつける。]
(375) 2023/08/14(Mon) 14時頃
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戦闘ルール。 つまりチュートリアル、てことだね。>>@47
[役者ならば熱演に合わせよう。仕事でやってる人につんけんしたら申し訳ないと考えたので。
僕の態度の軟化はこういう理由だ。 あくまで、現実とは受け入れていない。この段階では。]
(376) 2023/08/14(Mon) 14時頃
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[冷たくいい放つ態度>>@48
番組の流れを考えたら、僕らに説明を彼が止めるはなかろうと考えながら。]
ーーそう。 なら、闘いながら説明をして見せて。
それを見てから僕は判断する。
[縁士も説明を聞きたがっている。 >>374
やりたいようにやらせようと僕は考えた。
ただし、僕は結構怖がりだし、狼狽してしまう弱い人間だから、そういう顔を撮影されないよう、毅然とした態度を心掛けた。]
(377) 2023/08/14(Mon) 14時頃
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[いよいよ戦闘が、始まる。
僕は番組の仕掛けだと思い込んでいるが、これは現実だ。
それがわかるのは、もう少し後ーー。]*
(378) 2023/08/14(Mon) 14時頃
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/* 恵一結局誰が好きなの⁉️ 構図はこうです。
シンジ:恵一 カヲル:康生 ゲンドウ:兄 ミサト:雨竜 加持:加賀先生
レイとアスカに珊瑚ちゃんや千映ちゃんが入るかもだけど、お漏らしした時点で全恋愛フラグは消えました()
(-111) 2023/08/14(Mon) 14時半頃
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/* りんさん、約束のお漏らしだよ。 (何故か俺がしてしまったが)
(-112) 2023/08/14(Mon) 14時半頃
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ケイイチは、Aのロボット戦を見守っている。
2023/08/14(Mon) 15時頃
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[>>382スケールが唐突にでかくなるのはお約束だよ! 子供にも人気の番組だし、わかりやすい方がいいんだよ!
など親友の呟きには内心思ったが口には出さない。]*
(384) 2023/08/14(Mon) 15時頃
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ーーコックピット内/戦闘開始(A)ーー
[Aは中央の椅子に腰掛ける。 椅子自体はどこにでもあるありきたりの学習椅子だ。
しかし、Aが座るとその背中から何処か気迫が溢れてーー
まるで、操縦席のようだ。
落語の咄家が扇子で蕎麦を啜る動作をすると箸に見えたりするが、そのような。]
(385) 2023/08/14(Mon) 15時半頃
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[目の前のスクリーン内にて戦闘が始まる。
最近こういうの観たな、映画。 なんて、まだ僕は呑気なままだ。
敵らしきまんまるロボットが家屋を破壊しても、CGだろうと思っている。
だってもしこれが現実なら? 黙って見てなんていられないわけで。
@ロボットは念じるだけで動く。
僕はこれを現実なんて思わないが、せっかくの番組イベントなら楽しんでやろうぐらいの気持ちにはシフトした。
ルールを心に刻む。]
(386) 2023/08/14(Mon) 15時半頃
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だから操縦桿とかないんだね。
[しかし、なんであんな椅子にしたんだろう。
折角ロボットのディテールに凝っても緊張感が損なわれるような…。]
[Aは次に急所の説明をした。
A急所を潰せば敵は倒せる。 >>@60
ゲームっぽいな、と感じた。 急所の探し方にしてもオーソドックスだ。
しかし、こんなに詳しく説明するのは何故だろう。 まるで僕らに実際の戦闘をさせようとでもいうようだが。
ーーまさか、ね。]
(387) 2023/08/14(Mon) 15時半頃
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[いくら科学が発達しようが、念で動く巨大ロボットなどあり得ない。
最新技術では人の思考を読んで動く等身大アームの開発などは進んでいるらしいけど、あんな大きさは無理だ。
大体、何故今まであんなにアニメや映画で巨大ロボットが描かれながら、現実には存在しないのかと言えば。
あれだけの重さを二足で支え、歩いたりする動作をさせるのが難しいからだと、どこかのサイトで読んだ。
モビルスーツは現実的ではない。
ただ、人間型の方がカッコいいから、お話の中ではあのような形をしているに過ぎない。
まだ丸い方がロボットとしてはありだな、なんて僕は考え眺めている。
ーー他人事として。]
(388) 2023/08/14(Mon) 15時半頃
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[敵ロボットがクルミを割るようにぱかりと。
それに対してAとハロが熱いやり取りをする。協力して倒す、というのは盛り上がる要素だ。 >>@61>>381>>@62
ドッキリというのに最初は引っ掛かったが、僕は段々展開を楽しむようになった。]
A、ハロ、頑張れ!
[声援を送る。
もし現実ならば、だ。潰された家屋に人がいたら?
僕らの宿泊していた施設だって、潰れたかもしれないんだ。
そこには、加賀先生も顧問の先生も、世話係りのおばさんもいる。 それらがぺしゃんこなんてーー
平静を保ち見てなどいられない、ーー僕は。]*
(389) 2023/08/14(Mon) 15時半頃
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ーーコックピット/戦闘中(A)ーー
[僕がこの状況を信じる要素を考えるなら。
壊された家屋の瓦礫に実際に触れたり、負傷または死亡した人を間近で見たり、国営放送でのニュース(ネットはフェイクニュースを疑う)で被害現場やロボットが映ったりなどがあったらだ。
それは目前なのだが。]
(411) 2023/08/14(Mon) 17時半頃
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[縁士の呟きは耳に入る。彼はどうやらこの一連を現実と捉えているようだ。>>396 隣にいる真弓も同意を示す。 >>410
僕とは考えが異なるわけだが、特に何かを言うことはない。
ドッキリなら、戦闘が終わった辺りでスタッフが看板でも抱えて現れるはず。
もうすぐハッキリするのだ。]
(412) 2023/08/14(Mon) 17時半頃
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[Bコックピットは簡単には壊れない>>@69
まるで、僕らがいるのが本物のコックピットみたいな物言いだ。 だから攻撃をある程度受けても、今は大丈夫と?
僕らを安心させるような言葉は、違和感を増幅はさせた。]
ん?敵は他にもいるの?
[戦闘機が画面外から割り込んできた。
僕はミリヲタではないから、それが国防相、自衛隊のものとはわからない。
それっぽいデザインとは思った。
ミサイルのシャワー。 ああ、板○サーカスか。いやでも軌道が割りと素直だな。
スクリーンの中で目映いレーザーが炸裂し、その光が空間内に反射する。 僕らの顔は強く照らされた。]
(413) 2023/08/14(Mon) 17時半頃
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[Cロボットは破損しても、次の戦闘の時には直ってる>>@70
格納庫の中にロボットが収納され、エレベーターに乗る技師たちが忙しく修理したりするのかな。
僕はこの自体を仕掛けと考えているが、まるで自分がロボットアニメの主人公にでもなったかのように考えた。]*
(414) 2023/08/14(Mon) 17時半頃
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―― 戦闘前/食堂(千映)――
いや、不安になった時に誰かにすがりたい、頼りたいって当たり前じゃないかな。 ーー人として。
でも、そういう風に恥じる気持ちもわかるんだよね。 人にはさ、恥ずかしくないよ、て言えるんだけど。
[僕は康生に頼り、彼女は加賀先生に頼った。
それは弱さであるかもしれないが、そも、人の弱さはそれこそ人らしさである。
尤も僕はそこまで達観してないが。]
(419) 2023/08/14(Mon) 18時頃
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あ、いや僕はほら。 一応男だから?
七尾さんは女の子なんだからね。 女子を護るのは男子の務めだから。
[そういうのがさらりと出来るのが僕の兄だった。そして、兄に似た加賀先生も同じだろう。
包容力のある男性に僕は憧れ、自分がそうでないことを悔しく感じる。
手品、という彼女の言葉は僕に気付きと安堵を与えた。]
(420) 2023/08/14(Mon) 18時頃
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剣が沢山突き刺さった箱の中からマジシャンは消えたりするものね!
僕、マジック好きだからネットでよく見るんだよ。
コインを消すマジックセット、誕生日に買って貰って持ってる。
[そうだ。あの小屋から全てセットなんだ。
納得してウンウン頷いた。 こういうのを馬が合うというのか? やはり、僕は彼女と話すと心地好い。
ふと朝に珊瑚と電話で話した内容が過る。
千映のような女の子は、どんな恋をするのだろう。
または彼氏がいるかなーー可愛いし。など考えて席に向かったのだった。]**
(421) 2023/08/14(Mon) 18時頃
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ーーコックピット/戦闘中(A)ーー
[そう言えば僕の親友はこの光景をどう見ているのか。 >>422
康生は純粋だ。人が人を騙すとか嘘をつくなんてきっと考えない。だからAが言ったことを鵜呑みにしたのではないか。
彼が楽観的であるのは重々理解した上で。
そんな彼がぽつりと。 本当に小さな声をあげた。
『嘘だろ』>>434
どうやら戦闘機が堕ちるシーン(※僕はCGの映像作品と思っているから、シーン、である)にショックを受けた様子だ。
僕は心配になり、彼に近寄って声を掛ける。]
(438) 2023/08/14(Mon) 19時頃
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コウ、大丈夫?
[本当は『大丈夫、あれはドッキリだよ』と言おうかと考えた。しかし、彼の横顔が余りに真摯でーー言えなくて。
そう言えば。
僕は彼の生命に関わる病状は打ち明けられたが、心臓に関する不可解な言の意味はわからないままだ。
(439) 2023/08/14(Mon) 19時頃
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『
──実は俺の心臓って、とっくの昔に止まってるんだ。
ただ、それだけの話だよ。
』>>0:421
(440) 2023/08/14(Mon) 19時頃
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[煌々と照らされる美しい横顔に、あの言葉が重なって。
何故か背筋がそわ、としたーー。]
(441) 2023/08/14(Mon) 19時頃
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ーーコックピット/戦闘中(A)ーー
[千映はどうしているだろう。
最初は悲鳴を上げていて。>>301 それにより僕は随分Aへの怒りを増幅させてしまった。
僕はフェミニストであるが故に。]
(442) 2023/08/14(Mon) 19時頃
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[ハロを愛でようなどしていたので大丈夫だろうとは思いつつも。>>332
今の彼女はといえば、Aに質問を投げたりなどせず、後方に佇んでいる。>>430
彼女は何を思っているんだろう。僕は知り得ないが、後で感想を聞いてみたいな、と思った。
ドッキリを面白がるのか、怒るのか。]**
(443) 2023/08/14(Mon) 19時頃
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ーーコックピット/戦闘中(A)ーー
[スマホが振動した気がする。 >>437
この戦闘を現実と捉える人には余裕はなかろうが、僕はまだドッキリ説支持なので、ポケットからスマホを取り出してLINEグループを確認した。]
避難?あ…。
[文面を読み思い当たるのは、食堂で経験した揺れ、つまり僕目線の地震である。]
(449) 2023/08/14(Mon) 19時半頃
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(LINE) 『大丈夫だよ、みんな無事だし。心配しないで。』
[そう打って送信。優しい珊瑚らしい心配だ。とはいえ、さっきの揺れは避難するほどじゃないし、みんな無事なのも本当だから。
アン○ャッ○ュのコントみたいにすれ違っているが、僕も珊瑚もいたく真剣だ。]*
(451) 2023/08/14(Mon) 19時半頃
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ーーコックピット/戦闘終了(A)→外へーー
[などと珊瑚にLINEを打っていたので、僕は戦闘の最後と、Aの『パイロット一人の命を消費する』>>@75という一番大事な部分を聞き逃す。]
あれ?終わり?
[ではいよいよネタバラシか。と考えていた時にーー再び僕らは転送を経験する。>>@75
またも一瞬にて風景が変わる。 どんなマジックかわからないが、本当に見事なものだ。]
(458) 2023/08/14(Mon) 19時半頃
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いや、凄かっーー…え。
[外の光景を見た僕は、愕然とする。
あの敵ロボットが転がった辺りの家屋が、見るも無惨に倒壊している。
いくつも、いくつも。
警報も一帯に鳴り響いているか。 火事も起こったのだろうか。 あちこちから黒煙も上がっている。]
(459) 2023/08/14(Mon) 19時半頃
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な、……。
[地獄絵図だ。まさに、地獄でしかない。
圧倒的な大きさのものが、 そう、今まで僕らが乗っていたロボットが蹂躙した爪痕が。
そこに横たわっていた。
ーー現実として。]※
(460) 2023/08/14(Mon) 19時半頃
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ーーコックピット内/康生ーー
[彼は僕の問いかけに『今は』>> 445と答えた。
今は大丈夫。文脈はこうだろうがーー。
直後、天文部のLINEグループが届き、僕はその後の顛末を見ていない、という流れである。]
(462) 2023/08/14(Mon) 19時半頃
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ーー外ーー
[暫し言葉を失って、だらりと両腕を下ろしたまま僕は海を眺めていた。
ここが毎年天文部の合宿地として選ばれるのは、展望台があること、学校理事長のコネがある宿泊施設があることが一番の理由だが、砂浜が近くて景色がいいのも理由の1つだった。
だけど、その良い景色は。 変わり果てーー。]
(468) 2023/08/14(Mon) 20時頃
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[暫く思考が働かなかった。
大和と真弓が先生たちを心配し始める。>>465>>466
僕はハッとしてスマホを取り出してワンセグを繋ぎ、ニュースを確認した。>>406
まさに今、僕たちがいる間近の倒壊風景が、画面に映し出された。]
う、ッ……
(471) 2023/08/14(Mon) 20時頃
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[嘘だ。
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だッ!]
(473) 2023/08/14(Mon) 20時頃
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げ、えッ…
[僕は口元を抑える。ミーティングで食べた朝御飯が胃から食道を駆け上がった。
崩れるようにその場に両膝と手を付いて。
僕はこみあげるものを地面にぶちまけた。吐瀉物が、広がるーー。]*
(475) 2023/08/14(Mon) 20時頃
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ーー外(千映)ーー
はーっ、はーっ……
[ある程度固形物を吐き出してしまえば胸のムカつきは治まった。
ポケットからティッシュを取り出して口を拭う。
朝食堂で千映に『自分は男だからしっかりしなくては』と言った事を思い出す。
舌の根も乾かぬうちにこの体たらくだ。
ゆっくり立ち上がると、みんなの姿を確認する。
するとーーがくりと膝を折り項垂れる千映の様子が目に止まった。
まだ胸が苦しいが、顔を歪めながら小走りに近寄り。]
(484) 2023/08/14(Mon) 20時半頃
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七尾さんッ…!
[名を呼んでも虚ろ。気を失ってはいないがほぼ自失状態か。]
ーー…。
[僕は咄嗟に彼女を姫抱きにする。こんな場所に置いておけない。
一刻も早く何処か落ち着いた場所にて休ませなくては。
幸い、宿泊施設は倒壊を免れている。僕は一旦彼女をそこへと運ぶことにした。]*
(485) 2023/08/14(Mon) 20時半頃
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ーー宿泊施設/ラウンジ/千映、真弓、縁士、大和(ちょい)ーー
[僕が千映を姫抱きにすると、真弓が声を掛けてくれた。>>488]
うん、真弓も気をつけて。
[縁士にも見送られて>>486僕は一足先に宿泊施設に急いだ。
僕らは今日、ミーティング終了後に荷物を纏めて宿泊施設を離れる予定であった。
館内には職員の姿も、先生の姿も見当たらない。
先生たちは忽然と消えた僕らを探しに行ったのか、または避難したのか。
彼女は女の子だ。寝かせるとして、部屋に連れ込むのは憚られる。
ラウンジのソファーに彼女を横たえる事にした。]
(493) 2023/08/14(Mon) 21時頃
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[その時ふと。
鮮やかな緑の丸型クッションが僕の目に止まる。それは去年もここに置いてあったものだ。
yogiboという名前で、一度寝転ぶと心地好すぎて立ち上がれなくなる魔性のクッションである。
彼女の頭がyogiboに支えられるようにして横たえたら、僕は洗面所に向かい口をゆすいだ。(水は一応出た>>490)
それから彼女の元へと戻る。
一体これからどうしたらいいのだろう。 僕は家に帰れるのか。
ぐるぐるする思考を持て余し、天井をただぼんやり見上げる。
みんなが戻ってくるまではそうしているだろう。]*
(494) 2023/08/14(Mon) 21時頃
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/* よぎぼ出し忘れてたから良かったじゃん❗
(-137) 2023/08/14(Mon) 21時頃
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ーー宿泊施設/ラウンジ/縁士、康生ーー
[暫くすると、縁士と康生が宿泊施設に戻ってきた。 一瞬ほっとしかけたが、康生の様子がおかしい。ぐったりしてーー。
弾かれるように立ち、駆け寄る。]
コウッ!!
縁士、コウはーー。
[言いながら、僕は昨晩僕がしてしまった過ちと、彼が抱える深刻な病状を思い出す。]
(498) 2023/08/14(Mon) 21時頃
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どうしよう縁士、彼は持病があるんだ。 恐らくそれでこんな風に。
医者ーーは、すぐは無理だよな。
薬?コウの部屋にならあるかな。
兎に角、彼も寝かせよう。*
(499) 2023/08/14(Mon) 21時頃
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ケイイチは、ラウンジを野戦病院にすると決めた
2023/08/14(Mon) 21時頃
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ーー宿泊施設/ラウンジ(臨時野戦病院、縁士、康生、大和)
[縁士と共に二つ目のソファーをベッドにし、康生を寝かせる。 >>505]
多分持ち物にはあるかと。 部屋にまだ荷物はあるよな。 ただ鍵が必要かも?
食堂へミーティングに行く際に康生は鍵をかけたろうか。 緊急事態だから荷物を漁るのは仕方ないとして(女の子なら考えたが)。
すると、大和が玄関から姿を見せる。]
(509) 2023/08/14(Mon) 21時半頃
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大和、お帰り。真弓は? 先生はいた?
[お帰りも変だが、みんなが集う場所だから間違いでもなかろう。]*
(510) 2023/08/14(Mon) 21時半頃
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[と、話していると康生が>>508と説明した。]
じゃあ、やっぱり病院にーー。
[僕は縁士、大和に意見を求めた。]
(512) 2023/08/14(Mon) 21時半頃
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救急車も病院もこの状況難しいか…
熱があるから、頭を冷やして水分を取らせた方がいいかも。 でも、タオルは清潔なもので、水はペットボトルから直接がいいかもしれない。
[真弓が帰ってきたので、報告にありがとうと言ってから。>>515
大和の意見に頷く。]
そうだね、電話…先生は連絡つかないなら、父さんぐらいしか僕は思い浮かばないが。
迎えにきて貰えるかな…車で。*
(519) 2023/08/14(Mon) 22時頃
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コウ…コウ。ごめん。僕のせいで。
[保険証は確かに大事だ。身分証にもなるし。] >>518
心配しないで。必ず助ける。 ーー独りの身体じゃない。 みんな、君を心配してるよ。*
(520) 2023/08/14(Mon) 22時頃
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ケイイチは、加賀先生だ!!
2023/08/14(Mon) 22時頃
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ーー宿泊施設/ラウンジ(臨時野戦病院)ーー
[縁士が言う救助隊について考えていたら>>521外から声が。]>>@78
カガセンだッ!
[僕は兄に似た加賀先生が苦手だが、今は緊急事態だからそんなの関係ない。
パッと立ち上がり玄関に走り。]
先生ーーッ!!*
(523) 2023/08/14(Mon) 22時頃
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[ラウンジには、ソファーで作った簡易ベッドに寝る千映と康生の二人、真弓、大和、縁士、僕がいる。]
(524) 2023/08/14(Mon) 22時頃
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ーーちょっと前ーー
[こんなに苦しそうなのに僕を気遣う康生の姿に僕は棟が締め付けられる。]>>522
違うッ!僕のせいだッ 僕がコウにキスしたからーー
[感情が溢れて叫ぶ。みんながいることは忘れた。]
今掛けるものとスポドリ取ってくる!!
[湿原に気付かないで僕は走り去り、光の早さで戻ってきた。スポドリを手渡して毛布をかけてやる。
加賀先生の声がしたのはこの直後だ。]
(526) 2023/08/14(Mon) 22時頃
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[真弓が説明をしてくれて良かった。>>527
そうでなかったら、僕は加賀先生にもうっかり『僕がキスしたからコウは具合が悪くなりました』と口走ったかもしれない。
縁士は僕をじっと見たが何も言わなかった。>>528 眼鏡の奧は何を考えているかわからないが。
大和は驚愕の表情を浮かべた。ファーストキスはまだなのかな。>>528
そんなことはどうでもよく、テキパキ対応してくれる加賀先生に僕は安堵した>>@81]*
(533) 2023/08/14(Mon) 23時頃
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[僕の認識では、巨大ロボットに乗るAと敵ロボットの戦闘に僕らはたまたま巻き込まれた、みたいな感じになっている。
戦闘最後を見ていないし、言葉を聞いていない。
だから、自分たちが今後パイロットになるとか死ぬとか、夢にも思っていなかった。]
(536) 2023/08/14(Mon) 23時頃
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ーーラウンジ(康生)ーー
[僕はほっと胸を撫で下ろす。
康生の病気は命に関わるものだ。 高熱を出して苦しむ彼を見た時、僕は生きた心地がしなかった。
もしも、彼が命を落としたら。 考えるだけでゾッとする。
自分の中で、こんなにも彼が大切な存在になっていることに驚いた。]
(541) 2023/08/14(Mon) 23時半頃
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そんなの謝ることじゃないよ。 今は回復する事だけ考えて。
元気になって必ずーー 戻って来てほしい。
君がいない世界なんて考えられないから。
[契約について彼が罪悪感を抱いているのを僕は知らない。
彼が僕を呼ぶ。自分のバッグを持ってきてほしいようだ。
僕は彼から鍵を借りて、鞄を部屋から持ってきた。
渡されたのは、何かの包み。 彼はそれを"珊瑚に渡して"と。]
(542) 2023/08/14(Mon) 23時半頃
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ーー…わかった。
[具合の悪い彼には言えないが。 僕の中でまた黒々した感情が暴れだす。
珊瑚と彼はまさか。*]
(543) 2023/08/14(Mon) 23時半頃
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