17 【半突発身内村】前略、扉のこちら側から
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
/* ひょわ お手紙いっぱい 感謝……! バキュラムのお手紙は増殖します。大丈夫です(?) 皆さんありがとうございます。うれしうれし。
でもちょっと一回ソロル挟ませてくださいね……! 急ぎます。がんばる……!
(-1) 2022/03/07(Mon) 20時半頃
|
|
[ 9865年/61日/1時間/3秒 エリアA3にて火災発生
−53日後に真実開示。 −98日後の報復に合わせ、エリアA5にて魔物待機。]
(28) 2022/03/07(Mon) 21時頃
|
|
[ 9867年/143日/20時間/29秒 ●●家に長子誕生
−予定より23時間のズレがあった。 −135218時間後に▼▼家とエリアF32で邂逅。 −調整のため、次女の誕生を23時間遅らせる。 −今回、ズレが発生した原因としては…… ]
(29) 2022/03/07(Mon) 21時頃
|
|
[ 白が満ちています。
その色は、”それ”が纏う掠れた白より強く、 白い生き物の柔らかな白より苛烈で。 きっと、誰かの友達が好んだ雪>>1:48とも 誰かの故郷を覆った雪>>25とも違ったはずです。
氷を、最初に水色で描いたのは誰だったでしょう。 白の端に薄い青が滲むと、 穢れなき清廉さと冷たさが増すようでした。]
(30) 2022/03/07(Mon) 21時頃
|
|
[ 白が満ちています。
宙に質量のない画面が現れ、 誰の手も介すことなく文字が浮かび上がります。
人間は数字でした。 未来は計算式から導き出される解でした。]
(31) 2022/03/07(Mon) 21時頃
|
|
[ 箱庭≠管理するその場所を、 私たちは天界≠ニ呼んでいました。]
(32) 2022/03/07(Mon) 21時頃
|
|
[ いつから”それ”が存在していたのか誰も知りません。 誰ひとりとして興味がありませんでしたから。
言葉はデータでした。報告でした。 青白い画面に映せば、それで事足るものでした。
ゆえに、”それ”は空っぽでした。]
(33) 2022/03/07(Mon) 21時半頃
|
|
[ ある時、緑色の宝石を持つ男が言いました。 春の草みたいに柔らかな色をしているのに、 葉が萎れてしまいそうな冷たさを感じる瞳で ――そろそろ飽きて来たな、と。
青色の宝石を持つ女が返しました。 夏の大きくてふわふわの雲に負けない 鮮やかな色をしているのに、 暑さすら凍らせてしまいそうな冷たい瞳で ――新しいモノを入れるのはどうかしら、と。
赤色の宝石を持つ男が返しました。 裏庭の一番大きな木が秋色に染まったような 暖かな赤色をしているのに、 その先に訪れる冬を思わせる冷たさを瞳に乗せて ――僕らの宝石と”それ”でも投げてみたら、と。]
(34) 2022/03/07(Mon) 21時半頃
|
|
[ 誰よりも白の似合う女性が、 黄金色の髪を揺らして”それ”の前に立ちます。
色鮮やかなガラスから降り注ぐ光に似た色は、 すべての存在に等しく何の温度も持たず、 ”それ”を見下ろしました。
――名を授けよう、と。]
(35) 2022/03/07(Mon) 21時半頃
|
|
[ ”それ”の名前は”バキュラム”といいます。 私たちの世界で”人に不要なモノ”を指す言葉です。]
(36) 2022/03/07(Mon) 21時半頃
|
|
『 』
(37) 2022/03/07(Mon) 21時半頃
|
|
[ ”それ”は名前といくつかの宝石を伴って、 箱庭≠フ中に落ちていきました。
――いってらっしゃい、なんて。 もうかえることもないのにね。]
(38) 2022/03/07(Mon) 21時半頃
|
|
[ ”それ”の尾が、紙の上で止まりました。
この前の沈黙のようにインクが円を描くこともなく、 まるで内側が空っぽになったみたいに 尾を滑らせても星空が広がることはありません。
”それ”は何かを書くように紙をなぞります。 当然、残ったのはただの白紙>>37でした。]
(39) 2022/03/07(Mon) 21時半頃
|
|
[ それでも、白い生き物が手を伸ばしてくれるのなら、 真っ白な紙が届くことがあるかもしせません。
気づかなくて良いのです。 文字を重ねても良いのです。
だって短くとも確かに心を交わしたふたりの下に 同じ言葉が届いていたことも>>1:152>>22、 同じ誰かから二通目の手紙が届くことも>>1:158、 ”それ”は知らないのですから。]
(40) 2022/03/07(Mon) 21時半頃
|
|
[ あなたたちは扉のこちら側にいて、 ”それ”もまた、扉のこちら側にいます。
ゆえに、私たちが出会うことはないのです。]*
(41) 2022/03/07(Mon) 21時半頃
|
|
/* 途中で発言を消してしまった顔をしています。致命傷で済んだのでセーフ。 ナルニア国第6巻みたいな話です(???) 前日譚というにはちょっと違う気もしますが。
あとは万年筆の話は書きたい。書くためにはまず考えねば。 皆さんとのお話で膨らませていきましょうね。
(-2) 2022/03/07(Mon) 21時半頃
|
|
/* よし 手紙のお返事を書くぞ……! どれも楽しみですやったー。
(-3) 2022/03/07(Mon) 21時半頃
|
|
[ 箱≠フ中に落ちてからも、 ”それ”は名乗ることはしませんでした。
空っぽの”それ”にインクを詰めてくれた男にも、 見覚えのある色を持つ、温かな子どもたちにも。
だから”それ”は人間たちが決めた名で呼ばれました。 人間たちが”それ”にくれた音は、 ”それ”の知らない役目を与えてくれました。
”せんせい”であったり、”ともだち”であったり。 ”お前”だとか”おい”だとか呼ぶ者たちもいましたし、 ”それ”の知らない黒い宝石を抱える男に至っては、 自分の名すら口にすることはありませんでした。]
(52) 2022/03/07(Mon) 23時頃
|
|
[ それでも、過ごした時間のすべてが、 私を”バキュラム”でないと錯覚させるのです。]
(53) 2022/03/07(Mon) 23時頃
|
|
『 あなたは、どう思われたいのですか。 』
(54) 2022/03/07(Mon) 23時頃
|
|
[ 音もなく、”それ”の周りに手紙が集います。 白――はじまりの世界にあるカウンターの上は、 まるで雪が降ったようでした。
さすがに、少し大げさですけどね。
”それ”の下に届いた問いかけ>>1:158は、 ”それ”が求めたものなのでしょうか。 あるいは、誰かが求めたものなのでしょうか。
”それ”が答えを知る術はありません。 この手紙が誰から来たものかも分かりません。]
(55) 2022/03/07(Mon) 23時頃
|
|
『 幸せだと言えば、笑ってくれますか。 不幸だと言えば、涙を流せますか。
私があなたの顔を見ることはできませんから、 どちらでもよろしいのではないでしょうか。 望む答えを知るには遠すぎるのかもしれません。
あなたの幸不幸を図ることはできませんが、 どこか寂しそうだとは思います。
笑えていますか。泣けますか。 傍に、私以外の誰かがいることを願います。』
(56) 2022/03/07(Mon) 23時頃
|
|
[ 最初の一文に続けて、”それ”は手紙を書きました。
白い生き物が教えてくれた書き出しもなく、 末尾に添えたささやかな名前もなく、 遠くの果てに届くよう星空の色を滑らせました。
空っぽの”それ”を満たすのは人間です。 ”それ”は、身の内を返すことしかできません。]*
(57) 2022/03/07(Mon) 23時頃
|
|
/* これは皆さんが早寝される気配を感じてのんびり書くことにシフトした図です。衣食住を整えたのでいけます。 各所ご無理なさらずお元気でですよ。常に、健やかならそれでいいよの精神でいます。
(-6) 2022/03/07(Mon) 23時頃
|
|
『 H へ
私は残される側の存在です。 ゆえに、還った者たちの行く末は分かりません。 ただ、二度と言葉を交わすことはできないと、 それだけを知っています。
あなたは、誰かをおもっているのですね。 私はあなたと話をしているつもりでした。 だから、生きているあなたならば、 白の底も見ることができるだろうと。
それとも、あなたもまた還る者なのでしょうか。 私を……いえ、あなたは、 扉の向こうへ帰ることを望んでおられますか。 』
(58) 2022/03/08(Tue) 00時頃
|
|
『 あなたの故郷はとても美しいのですね。 春の緑も夏の青も秋の黄金も冬の白も、 私の知らない景色が届いたような心地がします。
こんなにも愛するものがあるのに あなたが頑なに赤を望むのは、 あなたが、あなたを許せないからですか。
思い描くあなたを赤く染めることはできますが、 あなたに贈る言葉はあなたの好む蒼穹にしか できないこと、お許しください。
これは今の私が持つ、唯一の繋がりなのです。
B 』
(59) 2022/03/08(Tue) 00時頃
|
|
『 追伸
Hは人間の好きな食べ物をご存じですか。 私は多くの人間に出会ってきましたが、 答えはいつも違うものでした。 お力になれず、申し訳ないです。
人間の子どもが身体を壊した時は、 お腹に優しい食べ物を準備するようですよ。 その子が好むかは分かりませんが、 Hの思う優しいものを準備してはいかがですか。
あなたが辛くて疲れて眠ってしまった次の日に、 あったらいいなと願うようなものを。
もし、あなたがまた手紙を書いてくださるなら、 今度はその子の名前を教えてください。 それから、くりぃむそぉだの正体も。 』
(60) 2022/03/08(Tue) 00時頃
|
|
『 扉のこちら側の あなたへ
あなたの二つある目は、何かを見つけたのですね。
答えなのか、進む道なのか、自分自身なのか。 いずれかでも、そうでなくとも。 大きな一歩でも、ささやかな変化でも。
あなたのほんの少しがあなたの力になるのなら、 私も嬉しいです。
私は気づく前のあなたを知りませんが、 あなたがくださった手紙には、 どこか晴れやかな印象を受けます。
雲ひとつない快晴とはいきませんが、 柔らかな日差しが入ったような。 』
(61) 2022/03/08(Tue) 01時頃
|
|
『 私の勘違いならどうぞ笑ってください。 私にはそう見えたという話です。 仄かに温かくて、とても綺麗でした。
人間は人間と関わることで変化があると言います。 良い出会いがあったのでしょうか。 そうだといい。
わかったあなたなら、 これからもあなたに大切なことに気づけます。 きっとね。 どうやら1.2とはよく見える数字のようですから。
扉のこちら側から、 あなたの望む未来と幸せを願っています。 B』
(62) 2022/03/08(Tue) 01時頃
|
|
[ ”それ”が箱≠フ外に出たのは、 上から落ちて来た以来のことでした。 身の内を色で満たしてからは初めてのことです。
”それ”は人に役割を与えられ意味を持つものでした。 そうして初めて”それ”でいられるのです。
不思議な気分でした。 ”それ”が、”それ”だけのために何かを書くのは 初めてのことでしたから。
もし、誰かが”それ”を見ることができたなら、 紙の上で尾が踊る様を 夢中になっていると評したかもしれません。
唯一可能な白い生き物>>51は、 相変わらずチーズに夢中なようでしたけど。]
(63) 2022/03/08(Tue) 01時頃
|
|
[ ”それ”の周りに降った手紙にすべて返信した後、 丸まるように、細長い骨でとぐろを描きました。
”それ”の意思でどれだけ誰かを思い描いても、 ”それ”の内を泳ぐのは、未だ星空です。
頭のような部分だけを持ち上げて、 白い光の向こう、暗い暗い宙を見上げました。]
(64) 2022/03/08(Tue) 01時半頃
|
|
あなたは今、どこにいますか。
(65) 2022/03/08(Tue) 01時半頃
|
|
[ 骨組みの隙間から滲んだインクが、 ”それ”の周りを漂って朧げな文字になりました。
ここに来て最初に紙へ書いた言葉>>0:13。 今度は土台もなく、 たとえ白い生き物が手を伸ばしたとしても、 届くより前に霧散するような儚い形です。
”それ”は、暫く宙を見上げていました。]
(66) 2022/03/08(Tue) 01時半頃
|
|
[ ”それ”に名前をつけたのは、平凡な人間でした。 ”それ”の役目は―― ]**
(67) 2022/03/08(Tue) 01時半頃
|
|
/* ゆっくりしすぎでは。 人の機微を察せない感じにしたくてこねこねしていました。 ホリーさんは人間ではないんですけれども。でも人だから。
手紙ではあるのですが、ソロル含めるといつの間にか4〜5軸みたいになっててへへへ。楽しいねえ。 そろそろ語彙が尽きそうなのと齟齬はきっとどこかにあります。いい感じにしてください。
(-7) 2022/03/08(Tue) 01時半頃
|
|
/* >>1:173 ミケさんが万年筆の話拾ってくださるの嬉しいしかないですね。 見知った単語を違うものとして使いたかったのでした。わあい。 お手紙交えて交流してくださるのもよろこび。 これはいっそ多角です。わあいたかく。かぼちゃたかくだいすき。
(-8) 2022/03/08(Tue) 01時半頃
|
|
/* 2日目に関してはホリーちゃん……! という感じ。語彙がとけちゃう。
ディアボロス様(自称)との関わりはずっと最高ですね。 経験のあるホリーちゃんにディア様が命を奪うことを勧めるの、とても好きなしんどさです。ディア様に悪意が全くないところも含めてずっと良いですね……。 ホリーちゃんが声を荒げるところもいいですし、>>4がとっても好きです。>>2かっこいいしやさしいね……。
こんな美しい望むものある……? という感情の芽生えた>>3とこんなに綺麗に感情の揺れ表現できる……? という感情の芽生えが>>7でした。これはもう情緒。 ホリーちゃんのロル、ずっと綺麗で読みごたえがありますね。おいしいです。
(-9) 2022/03/08(Tue) 01時半頃
|
|
/* ディア様がホリーちゃんの心を強く揺らしてくださったし、タルトちゃんとのクリームソーダ交流もあるので、お手紙は大きく外れてはいないけれど急所狙いではない感じで書いたつもりです。そもそも急所を捉えきれていない説はあります。 サポート的な……こう。伝わって。
文面から誰よりも自分を許していないような印象を受けたのでという感じでした。違っても人外特有の鈍感さでどうにかなると信じています。
(-10) 2022/03/08(Tue) 01時半頃
|
|
/* 水輝ちゃんからお手紙来ると思っていなくてひょわ(よろこび)してしまったのですが、悩みに対して答えのひとつを得たような印象があったのであんな感じに。ひとつの答えじゃなくて答えのひとつ。 完全に解決した訳じゃないけれど、ミケさんと話したことで内に抱え込んでいたものを吐き出せたかつ、自分を俯瞰で見ることができたのかなあみたいな。
もやもやしたもの、誰かに話すことですっきりすることもありますからね。 みんな幸せになあれしか言えなくなってしまう。すぐ言語封じられる。
(-11) 2022/03/08(Tue) 01時半頃
|
|
/* ジリヤさんもゆっくりゆっくりご自身の道を歩まれていて素敵です。 雪の話題が思ったより広がりましたが、そこにジリヤさんの世界の灰を絡めてくださるの最高中の最高だと思ってます。 ディストピアっていいですね。すきです。
お手紙は別時系列同士じゃないと難しいので、向こうの扉の皆さんに拾っていただくのが楽しいのではないかなとにこにこ見守っています。
(-12) 2022/03/08(Tue) 01時半頃
|
|
/* 実質明日で最終日って本当ですか。 楽しいことは早く終わってしまいますね。
明日 落とし物 なる がんばる すや
(-13) 2022/03/08(Tue) 01時半頃
|
|
/* 日が沈むまでは日中の価値観でいますが、それすら危うい気がして密かに慌てています。
(-19) 2022/03/08(Tue) 17時頃
|
|
『 私に多くの名をくれた あなた Hへ
やはり、あなたと私のいる場所は とてもよく似ているのかもしれませんね。
ここにはどこまでも白い大地と白い光があり、 チーズが大好きな白い生き物がいます。 ガラスのような透明な線に阻まれて、 望んでも、外に出ることはできないのでしょう。
たったひとつ、扉を除いては。 何を言われずとも、私の行く先だと分かる。
私がそうであるように、 あなたにもまた、あなたの道があるのですね。 』
(109) 2022/03/08(Tue) 18時頃
|
|
『 怪我をした子は大丈夫ですか。 痛みはありませんか。泣いてはいませんか。 私にできるのは、無事を祈ることだけです。
それから、あなたがおっしゃるように、 どうやらここは不変の白であるようですね。
けれど、その白はあなたに絶望を与えるための 色ではないと、私は思います。
私には、白い底を掘る手がありません。 私には、跡を残すための足がありません。 ゆえに私たちは答えを持ち得ません。
白の底に色があるのか、奈落が待っているのか。 あなたが私に思い描くものを委ねてくれたように 見えない何かを、その先をどう思うかは、 私たちに与えられた自由なのだと、思います。 』
(110) 2022/03/08(Tue) 18時頃
|
|
『 あなたが定めた結末が 誰かに科せられたものでないのなら、 その行く末もまた、あなたが選んだ自由です。
あなたが失ったすべてが望んでいるのではなく、 すべてを失ったあなたが望んでいるのでしょう。 私がここであなたを許すと綴ったとしても、 あなたの心が揺らぐことがないように。
あなたの過去は変わらない。 そしてあなたは、過去を許しはしないのでしょう。
であるならば、私はただ受け入れるだけです。 あなたの望みを、少しでも形にするだけです。 』
(111) 2022/03/08(Tue) 18時頃
|
|
[ ”それ”の身の内に揺蕩うのは星空でした。 ドームの上の深く暗い宙の色ではなく、 朝が訪れることを疑わない、陽を知る夜の色でした。
骨組みの内側にHが望む赤はありません。 だってHは、”それ”の主ではありませんでしたから。 Hは、”それ”を望んではいませんでしたから。
だから”それ”は文字を描いた星空を使って、 次の一枚に尾を乗せます。
いつかの日、真っ白なお嬢様の隣で描いたように。 ”それ”が描くものは変わらず歪でしたが>>1:117、 このインクは読む者の望む形に姿を変えますから マシな仕上がりになっていればいいのですけれど。
”それ”の意思が介入する隙はありません。]
(112) 2022/03/08(Tue) 18時頃
|
|
[ 地面に広がる柔らかな草原。 どこまでも続く大きな空。 風に揺れる穀物に、降り注ぐ陽光。
Hの愛した故郷>>26すべてを星空色で描きました。 その中心には、幼い子どもが立っていました。]
(113) 2022/03/08(Tue) 18時頃
|
|
『 あなたの見えるものは、綺麗ですか。 そう、尋ねられました。 今であれば、はっきりと答えられる気がします。
はじまりが白であったとしても、 終わりがどんな色をしているのかなんて、 彷徨うあなたも、見送る私も、まだ知らない。
あなたの果てが愛する色で満ちていますように。
B 』
(114) 2022/03/08(Tue) 18時頃
|
|
『 追伸
温かいスープが、 その子とあなたを包んでくれることを願います。 メニューも大切ですが、 人は、誰かと食べることも大切なのだそうです。
ひとりぼっちは、さみしいですから。
――もし、よければ、 その子の名と一緒にあなたの名も教えてください。 望まないのであれば、どうか口を閉ざして。 』
(115) 2022/03/08(Tue) 18時頃
|
|
/* 訳:置いて行かれるの何度経験しても寂しいから忘れないように名前教えてください
望まれたことをしないとバキュラムになっちゃうのに、さみしんぼだからつい自我出しちゃう。そんな感じです。落とし物兼迷子だよ。
(-22) 2022/03/08(Tue) 18時頃
|
|
/* 描いたのが子どもだったのはHさんがB視点そう見えたというお話でした。 ソロルまで日中いけるかな。日没待って……!(???)
(-23) 2022/03/08(Tue) 18時頃
|
|
/* おいしいものに出会った時のホリーちゃんは永遠に可愛いです。推しちゃうでしょ。
(-24) 2022/03/08(Tue) 18時頃
|
|
[ そこは、いつも油と鉄の匂いが充満していました。
ボロボロの隠れ家よりもずっと黒い煤が 部屋のあちこちに見て取れます。 ゴウンゴウンと身体を揺さぶる振動が、 周囲を巡る配管から響いているようでした。
鉄の蔦が入り組む中央、 ぽっかり空いた穴の中に彼は蹲っていました。
丸くなった背中が蠢き、 時折苦しげに息を吐く声が鉄の音に交ざります。
いて、だとか、うわ、だとか。 弱々しい悲鳴も聞こえたことは、 彼の威厳のために黙っておくことにしましょう。
”それ”には口がありません。]
(116) 2022/03/08(Tue) 18時頃
|
|
[ どこかの町のありふれた家でした。
夫と妻と一人息子がいて、 贅沢はできないけれど、飢えることもない。 時に喧嘩もするけれど、お互いを大切にしている。
多くの人が喉から手が出る程に求め、 あるいは当たり前すぎて忘れてしまうような、 穏やかで優しい、平凡な家族でした。
唯一特筆すべきことがあるとすれば、 夫であり父である彼は発明家でした。]
(117) 2022/03/08(Tue) 18時頃
|
|
[ 彼には夢がありました。 人々の助けになる道具を作りたいのだそうです。
魔術のように選ばれた者だけが使えるのではなく、 お金持ちだけが得られる特権でもなく、 誰もが等しく享受できるくらいささやかな 日々をほんの少しだけ豊かにする、そんな何かを。
仕事を終え、子どもが寝静まった後、 箱≠フ上面に広がる夜空を見上げながら語る姿を ”それ”は傍らで見ていました。
”それ”の内には夜空に似た濃紺が揺蕩います。 ”それ”の役目は、夢のサンプルになること。 ――そう、思っていました。]**
(118) 2022/03/08(Tue) 18時頃
|
|
/* かなしみのじかんぎれ つづきはべつにかなしくないのだ
(-25) 2022/03/08(Tue) 18時頃
|
|
/* 着席するとお手紙が増える世界。 こんなにいっぱい拾っていただけるとは思っていなかったのでした。感謝しかないですね。ありがとうありがとう……!
しかし遅筆なのでちょっと待ってくださいね……! ソロルを書ききっていないの誰ですか。 ふで はしって おねがい
(-29) 2022/03/08(Tue) 21時頃
|
|
/* ジリヤさんも難しそうかな。ご自愛くださいをいっぱい投げます。 お手紙は昨晩のスタンスで見守り体勢です。どなたに届くかなわくわく。
(-31) 2022/03/08(Tue) 21時頃
|
|
[ 彼らの家は大きくも小さくもなく、 暖かな橙色の光が部屋の中を照らしています。
どうして、その色が 私の周りをぐるぐるまわっているのでしょうか。 ]
(142) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
[ 彼と彼の妻の慌てた表情が横切っては消え、 私の骨組みが風を裂くような音が響きます。 私の中を揺蕩う濃紺が大きく波打ってようやく、 振り回されていることに気づきました。
「落ち着いて」と彼の慌てた声が聞こえます。 「やめなさい」と彼の妻が手を伸ばしています。 するとぐるぐる回っていた動きが止まって、 余韻が私を天頂に留めました。
それから、引き戻されるような強い力。 嗚呼、私は地面に叩きつけられるのだと、 ついに終わりが訪れたのかもしれないと、 そう、思いました。]
(143) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
[ 私には閉じる目がありません。 そんなものがなくとも、見えていますから。 私には塞ぐ耳もありません。 そんなものがなくとも、聞こえていますから。
だから私が白くて柔らかいものの上にいて、 傍らの小さいものを彼らが抱きかかえたのが すぐに分かりました。
坊や、と彼らがその子を呼びます。 その子は無邪気に笑っていました。]
(144) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
[ 彼は私に百万年自動筆記具という名称をつけました。 万年筆と縮めた方がいいと言ったのは彼の妻です。
しかし、坊やが私を気に入ったから、 私の役目はなくなってしまいました。
それなのに、私の内から 色が失われることはありませんでした。
――どうして?]
(145) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
[ 今、私が名前に見合う役割を担うことはありません。 しかし”バキュラム”でもありませんでした。
歩けるようになった坊やは、 私をどこへだって引きずっていきましたから。
未知の物質でできているらしい私の骨組みは、 多少の段差では傷つくこともありませんでしたし、 身の内に揺蕩うインクが零れることもありません。
私はただ、”坊やのお気に入り”として 何もしないことを求められました。]
(146) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
[ 坊やの瞳は、光を吸ったように煌めいていました。 宝石というより夜が明ける前の空に似ています。
いつの間にか私の身の内に星空が満ちました。 その煌めきは、坊やの瞳によく似ていました。
――どうして?]
(147) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
[ 私は、誰かに必要とされなければならないのに、 そうでなければ”バキュラム”になってしまうのに。
私は”それ”が、とても怖ろしいのです。]
(148) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
[ だって、ほら。 こんな簡単に、あの子は手を離してしまうから。]*
(149) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
[ また、手紙が届きました。 グラスを満たす緑も誰かが眺めた灰色でもなく、 甘い茶色で書かれた言葉でした。
届く手紙の多くは、よく似た文面から始まります。 私は白い生き物の方を向きました。 何かを尋ねることはありません。 ただ見つめて、それから言葉を追いかけます。]
(150) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
『 私を、ずっと覚えていてくれることです。 』
(151) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
[ やはり私は、教えてもらった言葉を使えません。 更に今回はまっさかさま>>134から返事をしました。
その理由が、私には分かりません。 少しでも早くその言葉を吐き出したかった。 それだけなのです。
ふと、ここに来て 私に問いかけられた言葉の数々を思い出しました。]
(152) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
[ ”それ”は”それ”であって、 ”それ”以上でも”それ”以外でもありませんでした。
ただ”バキュラム”にならないよう、 人にとって意味があるものであろうとしました。 そうでなくては、枯れてしまうから。
坊やがどこにもいないのにどうして私の内は、 今もまだ、星空で満ちているのでしょう。]
(154) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
『 あなたは外に出たいのですか。 楽になれる場所にいるのに? 苦しくなるのに?
出られないから、出たいのですか。 帰りたいから、出たいのですか。
後者であるならば、あなたにとって どちらの場所も必要だったということでしょう。
あなたはどうして外に出たいのですか。 それは、あなたの望みではないのですか。』
(155) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
『 私は呼吸を必要としませんので、 忘れたことを思い出す手伝いはできません。
目を閉じて、思い出す人はいますか。 忘れられない思い出はありますか。
何もかもが消えてしまったのではないのなら、 誰かに手を伸ばすのも悪くないかもしれません。
――ひとりは、とても寂しいけれど。 あなたと一緒に息をしてくれる誰かが、 どこかにいるかもしれませんから。 』
(156) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
[ 私は仮初の名前すら記しませんでした。 白い生き物が手を伸ばすのを見届けてから、 私はまた暗い宙を見上げました。 煌めく星はよく見えません。
身の内を揺蕩う星空が、波打っていました。]
(157) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
『 前略、扉のこちら側から 坊やへ
あなたは今、どこにいますか。 私に飽きてしまいましたか。
あなたは幼い頃からやんちゃで、 私を振り回してはお二人に止められていましたね。
私に痛みはありません。傷つきもしません。 それでもお二人は私を労わり、 坊やもまた、私にごめんねと言っていました。 』
(158) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
『 前略、扉のこちら側から 坊やへ
あなたは今、幸せですか。 私がいなくて、泣いてはいませんか。
私の姿が見えなくなるだけで泣いていた坊や。 あなたのお母様が拗ねていたことを あなたは知っているでしょうか。
私はあなたの傍を離れられませんでしたから、 あなたのお母様が眠ったあなたを愛おしそうに 撫でていたことを知っています。 』
(159) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
『 前略、扉のこちら側から 坊やへ
あなたの望みは何でしたか。 どうして私を気に入ったのでしょう。
私は不気味で怖ろしいでしょう。 お友だちに私を馬鹿にされた時、 あなたはとっても怒っていましたね。
あなたが少しずつ大きくなって 私を人前に出さなくなったのに、 どうして私を手放さなかったのですか。 』
(160) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
『 前略、扉のこちら側から 坊やへ
あなたの目には、何が見えていましたか。 どうして私を、人のように扱うのですか。
私は食事を必要としません。 私は睡眠を必要としません。
二皿準備すればあなたの夕飯が冷めるだけなのに、 私をベッドへ入れれば、 あなたを傷つけてしまうかもしれないのに。
どうして? 』
(161) 2022/03/08(Tue) 22時半頃
|
|
『 前略、扉のこちら側から 坊やへ
私は、どうして生まれてきたのでしょう。 』
(162) 2022/03/08(Tue) 23時頃
|
|
『 ――ひとりは、さみしいです。 だから、どうか 私をみつけて。 』
(163) 2022/03/08(Tue) 23時頃
|
|
[ 私は扉のこちら側にいました。 それを知っていほしいのは、 思い浮かぶのは、ただひとりでした。
私は手紙を書き続けます。 私以外は扉を潜れないと理解しながらも、 私が私である以上、こうすることしかできません。]
(164) 2022/03/08(Tue) 23時頃
|
|
[ 私は”バキュラム” あるいは ”百万年自動筆記具”。 永遠に近い時を生きる、人に寄りそうモノです。]**
(165) 2022/03/08(Tue) 23時頃
|
|
/* もしかしてミケさんを待たせていましたね? 常に記号を忘れる体質で申し訳ない……! 皆さんコア早めなので油断してゆっくりしてしまいましたね。 あと挟まっても全く気にしないタイプです。 お気遣いありがとうございます……!
万年筆の話はそこまで広げなくていいかなあでさらっと流してしまいましたが、別に後でも足せるので問題ないのです。 むしろ拾い忘れや見逃しないですか。 ちなみに今回のお手紙は送った描写してないしそのつもりですが、届いたとしても大丈夫。もう何でも大丈夫です。何も決めてないから(???)
(-35) 2022/03/08(Tue) 23時頃
|
|
/* 感想書くマンになりたいのですが、また暫く離脱せねば。おのれへいじつ。 既に新しいロルが増えていてうきうきですね。灰で挟まることは躊躇いません。お邪魔しております。 皆さんとっても素敵ですねにこにこ。
(-36) 2022/03/08(Tue) 23時頃
|
|
/* わあわあ、ミケさんからもお返事頂いている。 ありがとうございます。夜に返します……!
ミケさん、やっぱり言葉選びやリズム感がとても聞き心地良くて好きです。イメソンのタイトル回収も自然で綺麗ですね。 お返事どう書こうかなあを考える時間はいつだって楽しい。
水輝ちゃんはお返事無理せずをここに残しておきますね。 返ってこなくたって良いのですよ。義務ではないのでね。 ホリーちゃんとふたりはひたすら可愛い。感謝。
(-43) 2022/03/09(Wed) 01時半頃
|
|
/* ポポたゃ(?)は切なくて苦しくてでも愛おしい感情を描かれるのがずっと巧みで素敵だなあと思っています。 自己犠牲とは違うような感覚。愛や優しさが前に出ているのに嬉しくなってしまう。いっぱい幸せになってほしいなあ。
お名前は内緒にもにこにこしてしまいましたね。 大丈夫ですよ。無理に聞いたりはしませんからね。
(-44) 2022/03/09(Wed) 01時半頃
|
|
/* トレイルさんの情報開示待機列には永遠に並んでおきます。 外に出られることは決めているのですね。 どういう事情とどういう心境の変化なのかそわそわわくわくしつつ、やっぱり一枚一枚綺麗なものが落ちてくるようなロルが素敵です。
(-45) 2022/03/09(Wed) 01時半頃
|
|
/* 自分の文章読み返すと、次々に修正したくなる問題はずっと治らない気がします。特に句読点の位置調整したい症候群です。
タルトちゃんの樽兎さんを拾い損ねたのもある……! 仮想世界は分かりませんが、箱の中なら知っています(?) 何もかもがつらいよりちゃんと優しい人がいるところが、生身の人間って感じがしていいなあ。同一じゃない人がいっぱいいる感じ。 タルトちゃんのロルは現実味と体温がある気がします。
(-46) 2022/03/09(Wed) 01時半頃
|
|
/* 自分の意思を示すお手紙はあんまり上手じゃないという感覚で書いているのですが、分かりづらかったり上手く意図をくみ取れてなかったりしてたらすみません……! これはお手紙返してくださった全員への感謝です。 想像より多くの方と言葉を交わせてハッピーでした。
ここから先はエピでまたのんびり書けたらいいなあ。 まずはミケさんへのお返事です。夜までにこねておきます。 あと扉をくぐるならちゃんと自分で行きますよ。そこは大丈夫。 その辺りもどうするか考えておきましょうね。
久しぶりの村だったのですが、自分のペースで楽しませていただきました。発言数は区切ったせいということにしておいてください。 ありがとうございました。エピでもよろしくお願いしますー。
(-47) 2022/03/09(Wed) 02時頃
|
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る