15 青き星のスペランツァ
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/* ジルも来れてほんとによかった!
各所設定開示がきていてほくほくしつつ、とりあえず……寝るぜ
(-79) 2021/11/14(Sun) 04時半頃
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ランタン ジルは、メモを貼った。
2021/11/14(Sun) 04時半頃
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― 三日目・夜/タラップ付近 ―
[素直に喜ばれ(>>108)抱き上げたい気持ちはあれど、残念ながら右腕にはギプスが嵌っている。今はこうして、左手で撫でる事しか出来ない。夜の闇に溶ける様な毛皮は、視認こそ難しいものの、確かな温もりと艶やかさを湛えて其処に在る。]
ごめんなさいね。 もっと早く、顔を見せればよかったわ。 …………ただいま、ジルちゃん。 ……ただいま。
[口に出して、漸く実感が湧く。意識を失ったまま戻って来たものだから、自分でもまだ帰ってきた気がしていなかったのだ。帰って来られたし、こうして受け入れてもらえている。 ……なら、少なくとも今の自分の居場所は、間違いなくこのスペランツァなのだろう。そう思っていいのだと、オレンジ色の光が後押ししてくれる。独りではないのだと。]
[無意識に口をついた二回目の『ただいま』は、もしかしたら、共に帰る事が出来なかったハロの分だったのかも知れない。**]
(110) 2021/11/14(Sun) 05時頃
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/* ああ〜〜居場所をね 見つけてね いいですね……>>110 ライジはわりと死に場所を探しているところがあるので対照的かもしれない まだその辺り表に出せてねえな 起きたら……(寝言
(-80) 2021/11/14(Sun) 05時頃
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― 三日目・夜/タラップ付近 ―
[表情の細部までは伺えなかったけれど、引き摺る様な足音(>>109)はライジのものだ。其方を向けば、金属質の反射光が目に入る。部位的に、恐らくは義手。まさか、今日急にそうなった訳でもあるまい。常にグローブを着けていた覚えはあるから、あれは単なる作業用ではなかったのだろう。 ……となれば、外されている理由にも、凡その推測は付いた。]
ええ、お陰様でねん♡ ……本当に、迷惑を掛けちゃってごめんなさいね。 タプルちゃんからも聞いたわ。 処置も、輸送も……ライジちゃんがしてくれたんでしょう?
[ハロの事も、とは流石に言えない。少し気まずくなった空気を払う様に、笑顔を見せる。]
ねぇ、ライジちゃん。ちょっと話さない? お礼は何がいいか、聞いておきたいし……。 アタシ、今日は何だか飲みたい気分なのよ。 付き合ってくれないかしらん?
[片手でもお酌くらいは出来るから、と言い添える。場所も、自分の部屋や安置室でなければ何処だっていい。ただ、お礼が言いたかったし、聞いておきたい事も無い訳じゃない。]
[イワノフやジルがまだ居るなら、別れを告げて。ライジと共に艦内へと向かうだろう。]
(111) 2021/11/14(Sun) 06時頃
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/*流石日程終盤!! みんな夜更かしね!!(結局眠気に負けて寝るをしていた) みんなの解像度が上がっていきますね ウフフ なおケトゥートゥに隠し玉は無いです ケトゥートゥは異文化係なので
ジルくん〜〜〜〜〜可愛いよう可愛いよう 昨日はこれをぎゅっぎゅしたんですね しました わーい そんな風に思っていたんだなのきもち…… キャプテンもかっこいいんだよな〜〜〜絡むタイミングがここまでに生まれておらぬ 欲しい!
そしてイースターちゃんを慰めに行きたい 行こう(決意)
(-81) 2021/11/14(Sun) 09時頃
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― 三日目・日没後 船外 ―
[殆ど光の入らないライジの目>>88を見上げて、こんな目をしていただろうか、と思う。 そうだったのかもしれない。それを感じ取れるところに、ケトゥートゥがいなかっただけで。 今もまだ、その暗さの全てを推し量れるほど深くには、きっとケトゥートゥはいない。]
うン。……ハロがね、ケトゥも来たらいいよ、って、言ったかラ。 綺麗なら、尚更行かないとだネ。一番な綺麗な時がいいナ。 ……夜明け、かなァ。
[ぼんやりとそう思う。だんだんと光に満ちていく海は、きっと綺麗だ。 夜中に一人で抜け出すと心配されそうだから、誰かを誘ってもいいかもしれない。
撫でる手が離れるのに合わせて目を開けて、離れていく手へ自分の手を伸ばした。 滅多に直接晒されることのない機械の腕に、幾周りか小さい手が触れる。 すこし、つめたい。金属なのだから当たり前だ。どうしてか急に切なくなって、ぎゅっと握る。ケトゥートゥの熱が伝導して、少しだけ温まる。その熱も、ライジにまでは伝わらない。 すぐ隣にいるのに、とても遠いところにいるような気もした。とても暗くて、深いところ。ひとりの場所。]
(112) 2021/11/14(Sun) 10時半頃
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[手を離す。立ち上がって、普段は届かないライジの頬へ触れる。 金属に熱が移って少しだけ冷たくなったことを差し引いても、思ったよりも温かくない手のひらだろう。]
スペランツァって、『希望』って意味だって、前に教えてもらったヨ。 たぶん、いい探査結果を持って帰ってきてほしいってことだと思うけド……ライジにとっては、違うんだネ。 いっぱい意味があったって、いいよネ。
[姿かたちも文化も違うものが共存する世界は、ケトゥートゥにとっては、どちらかといえば当たり前の世界だ。 シュトゥレクの民たちが、生まれこそ珍しいけれど、取り立てて他種族の益にならない存在であったことも大きいだろう。 ただ受け入れることを許された幸運を背景にケトゥートゥは生まれ育ち、旅立っている。
だからライジの『希望』>>89は、ケトゥートゥにとってはそうではないけれど。 それでもいいのだろう。違ってなお認め合うことが、共存するということだから。]
ちょっと安心したヨ。何でかナ? まだまだ一緒に、旅が出来そうな気がしたから、かナ?
[そう言って、少しだけ、笑った。 少しだったけれど、笑っていた。**]
(113) 2021/11/14(Sun) 10時半頃
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― 三日目 安置室前廊下 ―
[安置室に立ち寄るつもりは無かった。 ただ、その近くを通るのが、自室に戻るには近くて。とても静かな中に、人の気配を僅かに感じたのが少し、気になっただけ。 そこに、座り込んで泣いている彼女>>91を見つければ、声を掛けずにはいられなかった。]
……イースター。つらいノ?
[傍まで行って、しゃがみ込む。大丈夫ではないのはわかるから、その言葉での問いかけは選ばなかった。 立て続けにこんなことが起きて、つらくない筈がない。 こんな風に彼女が泣いているのを見るのは初めてだ。いつも、たくさん泣くのはケトゥートゥだった。 力なく垂れた触角の間へ、そっと手を伸ばして、頭を撫でる。自分がこれまでしてもらったように。*]
(114) 2021/11/14(Sun) 10時半頃
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/*ふらっといなくなって沈むヤロウに安心するんじゃねえよの図 罪悪感を覚えさせようとしている? そうです。中の人はあちらの中の人にウッ……って言わせたいのです。 だってどうやったってライジ死ぬんだもん!!! バーカバーカ!!! ライジのバーカ!!!!! 夜明けにお前の沈んだ海に向けて歌ってやるからな!!!!!(暫定)
(-82) 2021/11/14(Sun) 11時頃
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[ヨーランダはのそりと身を起こした。室内を見渡すとハロの献花台に花が置いてあった。 どうやら寝ていたようだ、それも人が来たことに気が付かないほどに深く。きっと今までの疲れが出たのだろう、自分の正体を隠して生活することに対する。今は今後あるかもしれない処罰に対する恐れよりも、解放されたことに対する喜びの方が大きかった]
?
[ハロのカプセルに違和感があった。寝ぼけてそう感じたのかと思い近くによると、かけていた布がずれているのだ。まさか誰かがいたずらをしたのかと慌ててカプセルの中身を確認した。
いた。 ここに収まるべき人物が。
きっと誰かが回収してここに収めてくれたのだろう、一緒に帰れるようにと]
はろ。
[震える声で棺に声をかける]
おかえり。
[ヨーランダは心からよかったと思い、その思いは無意識のうちに言葉として発されていた]
(+3) 2021/11/14(Sun) 13時頃
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― 三日目・探索に出る前 ロビー ―
……だよな。 そもそもの環境が安定してるってのは、それだけで貴重だ。
[活動するのに特別な器具も装置も必要ない(クルーの大部分にとって、の話だが)星は、これまでの調査履歴の中でもレアだった。だからクルー達の期待も大きかっただろう。
煙草――ドラッグらしいと聞いた気はするが、どちらもやらないライジには違いがよくわからない――の青い光を見る。 時折揺れるそれを見ながら、本物の海の話を聞く。 だからこのイワノフという男は、引退後に船乗りになることを選んだのだろうか、と思う。宇宙に無数に存在する星を渡るように、海をゆくことを。]
(115) 2021/11/14(Sun) 13時頃
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……真っ暗か。
[深海の話。深い深い水の底の、重さと暗さ。堆積した過去とさびしさ。 引き結ばれていた口元が僅かに緩む。どこか安堵したように笑み、呟く。]
ああ。そりゃあ……いいな。
[一切の光が届かない場所ならば、砂金も砂粒と同じ。 もしもいつかが来るならば、そんな場所がいいと思っていた。]
いい話が聞けたよ。 ありがとう、"キャプテン"。
[彼が時々やっている敬礼を真似て、腕を上げてみる。多分あんまりうまい真似ではない。自覚もあるので、苦笑しながら肩を竦める。 それから改めて、いつも通りに軽く片手を挙げて、男はロビーを後にした。*]
(116) 2021/11/14(Sun) 13時頃
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/* 今回のアリババは、
火の鳥(NHKの姿)+うろ覚えの原作 風の谷のナウシカ 1990年代初頭のSFアクションロボ銃バンバン漫画数冊
でお送りしております不謹慎ご時世にビビってたらSFは書けない。 人類が一度無慈悲に滅んで生体ピラミッドの上から転げ落ちて圧倒的弱者に成り果てたせかい好き。不毛の地すき。
(-83) 2021/11/14(Sun) 13時頃
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/* 火の鳥(ムーピー) 火の鳥(なめくじエンド)
(-84) 2021/11/14(Sun) 13時頃
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― 三日目・夜/タラップ付近 ―
よかった。 謝るようなことじゃないだろ、別に。
[おれは運んだだけだし……と口の中でもごもご言う。 実際、ライジの二足歩行機でなければ腕の腫れはもうちょっとマシだったかもしれない。勿論、あの状況では他に選択肢はなくて、そう考えるのも意味のないIF>>71なのだけれど。 右腕に嵌るギプスは、タプルが処置してくれたものだろう。返ってくる返事>>111が普段の口調であることに、少しだけほっとする。 あの時>>3、キランディの様子はあまりに普段と違っていた。この笑顔も、特徴的な口調も、何かを覆うためかもしれないと思う。自分の口数が多くないのと同じように。]
え。
[付き合ってくれ、の誘いに間の抜けた声が返る。 イエスとかノーとかの前に、まさかそんな声がかかると思っていなかったので、完全に虚を突かれましたという顔だ。僅かに開いた目を何度か瞬く。]
あー……礼なんて別にいいんだけどな。 ……いや。おれでいいなら、付き合うよ。
[視線をタラップの床に落として、頭を掻く。 それじゃあ談話室でいいか、と指をさして、歩き出す。もう夜も遅いし、人気もあまりないだろう。*]
(117) 2021/11/14(Sun) 13時半頃
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― 三日目/安置室前廊下 ―
[顔を上げたイースターの眼は、普段よりも赤い。声を掛けられれば>>114ポロポロと涙を零しながら、ケトゥートゥの方を見る。]
……、ケトゥートゥ様。
[名を呼んで、つらいのかという問いに頷く。そのまま大人しく頭を撫でられる。生きた手の感覚は、暖かく優しく思えた。 けれど。泣いてもいいのだ>>2:13と伝えてくれた年上分には、特に仲の良かった相手を喪ったのにも関わらず、とても辛い筈なのにも関わらず。滲んだ視界の向こうには、涙もその痕も見えなかった。]
ケトゥートゥ様は、泣かないのですか。 『辛い』筈、でしょう。……今までは、そうしていたのに。何故……
[泣いたままの眼で、普段よりもたどたどしい言葉で。彼が誰かに投げかけた問い>>50と、似た質問を投げかける。]
(118) 2021/11/14(Sun) 13時半頃
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― 三日目/安置室 ―
[キランディの処置を終えた後、しばらく。 静まりかえった船内を渡り、タプルは安置室へと訪れる。 ちいさな遺体には布がかけられ、花が手向けられている。]
すこしだけ向こうを向いていてくれないか。 ……できれば人払いも。
[そこにいるであろうヨーランダにそうひとこと声をかけて かけられた布に手をかける。]
[酷い有様だった。へしゃげた身体、漏れ出した体液。 その残骸の形は事態の凄惨さが伺い知れた。 それでも仲間たちは彼を船へと帰還させてくれた。]
……おかえり、ハロ君。
[タプルは食指を伸ばすと、その亡骸を掬い上げていく。 ひとつひとつ。確かめるように。元あるべき場所へと収めてゆく。]
(119) 2021/11/14(Sun) 13時半頃
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[手元には緊急オペ用に用意した組織片、復元用の細胞壁。それは彼の命を繋ぐために用意したものだ。 しかしそれは生命を維持する為でなく、いまや抜け殻の身体を埋め合わせるだけのもの。 崩れた外骨格にはどうしても継ぎ目が残る。完全な状態に戻すことは難しかった。 けれど、せめて綺麗な姿で。死に化粧を施すように、丁寧に やすらかな眠りを繕って。 再び、その布をかけ直し、花を添えた。]
……もう大丈夫。ありがとう。
[見届ける墓守に、小さく礼をして。安置室を後にする *]
(120) 2021/11/14(Sun) 13時半頃
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/* アアアアアーーーッ タプル……やさしいね……
(-85) 2021/11/14(Sun) 14時頃
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/* おれはケトゥへの返信を書きながら呻いています
(-86) 2021/11/14(Sun) 14時頃
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― 三日目 安置室前廊下 ―
[いたわるような手の動きで、撫で続ける。つらさにただ寄り添うように。 いつもより赤い眼>>118を覗き込む青灰色の瞳は、問いかけを受けて、少し遠くを見るように深まった。]
うン。泣かないヨ。 お別れじゃなくて、『一緒に生きる』を、してみようと思うかラ。 ……いつものお別れは、ハロとはしないんダ。
[いつもと違うことをしたいから、いつもと同じことをすると、それが出来ない気がするから。ケトゥートゥにとっての『今まで』を、やりたくない。それも、間違いなく、答えの一つだ。 自分を許せない気持ちももちろんある。楽になってはいけない、という気持ちも、きっとある。けれどそれらを話せば、そんなことはない、と言われてしまうかもしれない。そこに齟齬を感じるのは、少し寂しいし、申し訳ないから、それは言わずにおくことにする。]
(121) 2021/11/14(Sun) 14時頃
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……イースターは。もうスペランツァを、降りたくなっちゃっタ?
[マーレ10での調査も、もうじき終わる。結果を持ち帰って、次の出発の時には乗り込まないのも、選択のひとつだろう。 実際に、仲間の死に直面したあと、そうやって降りていくクルーはこれまでにもいたのだ。ケトゥートゥはそれを寂しくは思いつつも、本人たちがしあわせに生きるためならその方がいいのだろうと、それを見送ってきた。 イースターはどうするのだろうと、小さく訊ねる。*]
(122) 2021/11/14(Sun) 14時頃
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― 安置室 ―
[三つ目のカプセルには、布が掛けられたハロの亡骸が収められている。
LOSTの知らせが入った時に用意された空のカプセル。
それから回収された無惨な残骸が入れられて。掛けられた布の上からでも、その死の輪郭が見えるようだった。
今は、ふっくらとした体が布の下にある。
やさしい手で修復が施された亡骸>>120は、先に逝ったアシモフとギロチンのカプセルと並んで静かに眠っている。
その眠りを、出立の時まで今暫く。
墓守の男が見守っている。]
(#2) 2021/11/14(Sun) 14時頃
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― 三日目・日没後 船外 ―
そっか。 あいつ、楽しそうだったもんなあ。
[海で遊んでいたハロのことを思う。探査機水没未遂の前までは、楽しそうな声も聞こえていた。]
そうだな。夜明けの海はきっと……綺麗だろうな。
[水面に光が当たれば、複雑に揺れるさざ波がきらきらと輝くだろう。 美しい光景だろうと思う。眩しすぎるとも。
義手を握る、小さな手>>112を見ている。 熱も、きっと自分より柔らかいだろう肌の感触も、感じない。握り返すべきか、力加減に迷っているうちに、ケトゥートゥが立ち上がる。]
(123) 2021/11/14(Sun) 14時半頃
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[頬に触れれば、荒れ気味のがさがさした男の肌の手触りが返ってくるだろう。 伸びてくる指先を追って視線が動くが、されるがままになっている。人肌よりは低く、金属よりはずっとあたたかい温度。]
ま……名付けた奴はそういうつもりでつけたんだろうさ。 "希望"にも、色々あるだろ。
[いいよネ、という言葉に、いいよ。と頷く。 それは誰かにとっては目的で、別の誰かにとっては夢や憧れで。 生きる場所だと言う誰かも、いるかもしれない。]
……、
[安心したと少し笑う顔>>113に、笑顔は返せなかった。それほど器用ではない。多分、少し困ったような表情になっただろう。 昼間見た、深い青に沈んでいく石ころ>>35が、ずっと。頭の中にある。]
そろそろ戻ろうぜ。 冷えてきたし、風邪でも引かれちゃ困る。
[これからも一緒に、とは言えないまま立ち上がる。 『スペランツァ』の灯りを背景に、男の輪郭は完全に影になった。*]
(124) 2021/11/14(Sun) 14時半頃
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/* 死ぬタイミングをどこにしようかな〜と思っているんですが 真っ暗な夜の海でもいいけど、夕方くらいでもいいかな 水の中がどうなってるのか見てみたい気持ちはあると思うんだよなあ
(-87) 2021/11/14(Sun) 15時頃
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/* おれは体格差萌えの民なのでケトゥのこれ>>113でしんでしまった
(-88) 2021/11/14(Sun) 15時頃
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─ 三日目・夜/談話室 ─
アタシがしたいのよ、受け取って頂戴♡ そ・れ・に、ライジちゃん『で』じゃなくて、ライジちゃん『が』いいのよねん♡
[強引な事を言いつつ談話室へ来れば、いかにも度数の高そうなウィスキーのボトルを出して来た。]
耐毒性が高いのか、度数低いと酔えないのよねアタシ♡ この腕じゃ、明日は探索に出ようったって止められちゃうでしょうし。 そう言えば、こうして飲むのは初めてだけど、ライジちゃんってイケる口かしらん? 水割りにするか、もっと度数低いのも確かあったと思うけど、どうするん?
[希望を聞けば、それに沿った酒類を用意する。両手が使えないので、開封は頼む事になりそうだが。互いのグラスが満たされれば、静かに飲み始めた。]
……辛い事、全部任せちゃったわね。 ライジちゃんにも、アリババちゃんにも、感謝してもしきれないわん♡ ね、お礼は何がいいかしらん? アタシに出来る事だったら、何だってしちゃうわよん♡
[口調は冗談めかしているが、割と本気だ。そうするだけの恩義は感じている。誰かに縋って、本当に駆け付けてもらえた事なんて、もう永い間無かったから。**]
(125) 2021/11/14(Sun) 15時半頃
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― 三日目・日没後 船外 ―
[荒れ気味の肌の感触>>124は、とても彼らしいものだった。らしいなあと思いながら、何度か撫でる。そこにはちゃんと、生きているもののぬくもりがある。]
ケトゥートゥ、思ったより温かくないねって、よく言われるんだヨ。 ライジ、知ってタ?
[それでも違和感を感じない程度の温度は有している。平均的な人類より、少し低めだろうかという程度だ。 見た目や運動量から、高い体温を想像されやすいらしい。
ぬくもりが移りあって、触れた場所の温度が均一になる。そんな当たり前の仕組みが、何かの救いのように思える瞬間というものが、世の中には確かにあると思う。熱のように等しく伝わりあうものばかりではない。だからこそ、互いに同じ物を感じていると信じられる瞬間を、ひどく貴いものに感じるのだろう。 彼がそれを感じる機会は、これまでとても少なかったのかもしれない、と、そんなことをぼんやり思いながら、手を下ろした。]
(126) 2021/11/14(Sun) 15時半頃
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だよネ。船に載せる『希望』は、たくさんあったほうがいいヨ。
[頷きを返す。彼の希望もここにあることを、喜ぶ目をして。 なのにどうして、ライジは少し困った顔>>124をするのだろう。暗いから、表情を読み違えただけだろうか。……そうであってほしいと、思うけれど。 ケトゥートゥの落ち込んだ心は、僅かずつ浮上を始めていて。深い底までは、至れない。]
そうだネ。……ケトゥートゥ、もうちょっとだけ、船の周りを歩いてから帰るヨ。 今日は探索に出てないから、動いた方が寝れそうな気がするんだよネ。
また明日ネ、ライジ。
[翳った輪郭を見上げて投げ掛けるこの挨拶は、どこか祈りにも似ていると、ケトゥートゥは思った。**]
(127) 2021/11/14(Sun) 15時半頃
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