28 僕等(ぼくら)の
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[そういえば。 二学期になってから大和と会った時、ふと、彼が首からチェーンを下げている事に気が付いた。暑い、と言って制服のボタンを外した時だったか?細かく覚えてないけど。 男子が首から何か下げているのが珍しくて、やけに印象に残った。>>40
天文部に入った影響で、最近になってようやく、星座の形を覚えて来ていたから。それが獅子座と蟹座を模っているのは直ぐに気が付いた。 12星座かな。 そういえば大和は僕と同じ獅子座だったように思う。では蟹座は……。
思わず部室で、獅子座と蟹座の物語を紐解いてみたりした。 ふたりが星座の話をしていたなんて勿論知らなかったし、僕は神話よりも、蟹座にある星団の話に目が留まる。
──蟹座の中心にあるプレセペ星団は、青く輝く約百個の星々が集まっていて、このぼんやりと輝く塊を、「死んだ人間の魂が空の片隅に集まっているのだ」と解釈している国もある…………。
星の輝きを魂の輝きになぞらえるのは世界共通なのだな。 僕は、たくさんの命の光が奪われる光景が脳裏に浮かんでしまって、読み途中だった本を閉じた。]
(111) 2023/08/17(Thu) 15時半頃
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[もうひとつ大和の話で思い出した事がある。
あの夏合宿の時、大和は、Aの遺体に花を一輪手向けたそうだ。 野生の花を摘んできたようだった、というのはハロに聞いた話だけど。そんなところも彼らしい。 僕はそんなことも思いつかなくて。
だからだろうか、ハロは随分大和に懐いているように見える。
でも、懐いてしまうと、逆につらくならないか? 次に呼ばれたのは彼だ。
大和とハロは、一体、何の準備をしているのだろう……。]*
(112) 2023/08/17(Thu) 15時半頃
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─瑠璃川珊瑚の告別式 命と─
[目を腫らし、けれど涙は枯れ果てたのか泣いてはおらず。笑みさえ浮かべ>>79、気丈…と言っていいかは分からないが、通常通り振舞う。その表情には覚えがあった。康生の母親にも、そんな顔をしていた時期がある。過労が心配になるが、こういう時は無理に休ませようとしてはいけない。心の方が先に、ぽっきり折れてしまいかねないからだ。忙しく、慌ただしい方が気が紛れるのだ。そこは、康生も承知していた。葬式というのがその為のものであるという事までは、理解していなかったが。]
調子が……そっか。なら、いいんだ。 俺は、全然大丈夫。珊瑚の父さんのお陰もあって、すっかり。 運ばれた時に診てくれたの、瑠璃川先生だった>>2:25>>2:26>>2:39んだよ。
[康生はそう言い、一度瑠璃川海星──瑠璃川医師の方へと視線を向けた。瑠璃川珊瑚から康生の無事の連絡があった>>2:40理由も、容易に察せるだろう。彼は娘の傍に居られなかったが、その時間の多くを使って人を救って来たのだ。其処には、康生も含まれている。]
命も、その…………無理だけはすんなよ。 調子よくても、程々にな。俺、それで結構やらかしてるし。
(113) 2023/08/17(Thu) 16時頃
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[休めとは言えず、康生はそれだけ返した。そして、彼の忠告>>81を聞くと難しい顔になった。]
ん、サンキュ。 ……でも、多分駄目だ。俺の親は、俺から離れない。 母さんなんて多分、本当の事伝えたら毎回足元まで来ようとするよ。 俺も一緒に街から離れる、って手もあるけどさ。 ケイに「死ぬまで傍に居る」って約束した>>47から、それもできないんだ。 何も言わないのが多分、一番安全だ。 コックピットには…………来て欲しくない、し。
[来て欲しくない理由を、康生は口にしなかった。それは、大和命にも言えない物であったから。連れて来てしまえば、二人分契約しているとバレてしまう。事前に話して口止めしていたとして、実際に順番が回って来た時に、取り乱さずに居られるだろうか? 康生の母親は強い女性ではあるが、致命的な内容を口走らない保障は何処にも無い。つまり、八方塞がりだった。大和命に避難を待つつもりが無いという事は、知らないし予想もしていない。*]
(114) 2023/08/17(Thu) 16時頃
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/* >俺の親は、俺から離れない。>>114
父親に至っては、24時間265日体勢 しかも心臓って休まないので、柊木(息子)が寝てる時さえもセコムしてるよ
(-34) 2023/08/17(Thu) 16時頃
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/* 265日ってなんだよ 365日だよ
(-35) 2023/08/17(Thu) 16時頃
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―― 放課後:天文学部部室 ――
いや。待たせてすまん。
[勧められた椅子に腰掛けながら、 周囲を何とはなしにぐるりと見回した。 あの戦闘で、幸いにも部室は被害も受けなかったらしい。 ミーティングを行った日が随分昔のことのようだ。]
部室の黒板のデカい文字な。 大和だろうって話は聞いてるよ。
[次の戦闘のことを考えれば、 犠牲者という単語が付きまとい気持ちが塞ぐ。 だから、今はそれにはさらりと頷くに留めたのだが、 本郷の話は最初の戦闘の時へと遡ってゆく。 彼女の語る言葉を静かに傾聴し、ただ、 七尾の話になると、僅かに視線を逸らした。 彼女の家庭事情は己には刺さるものがある故に。]
(@18) 2023/08/17(Thu) 16時頃
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ヴァルハラに迎え入れられるって話? あれは独特な死生観だよなあ。 死後のご褒美の方に焦点を合わせているから 彼らにとって個々の死は通過点だったんだろうが――…
通過点だなんて、思えないよな。 俺らの死生観では、命はひとつ限りで その人間の命はそこにしかないんだから。 [呼応するように頷きながら、そんなことも口にしたか]
(@19) 2023/08/17(Thu) 16時頃
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お願い? あ、ああ、出来ることであれば。
聞けるか聞けないかわかんないから、 内容は先に聞いておきたいけど?
[先に頭を過ぎったのは、アストロ関連で 何か頼み事でも出来たのだろうかということ。 ただ、プライベートな相談事と聞いていたから 今の話とお願いがどう繋がるのかと首を傾げる。
本郷の言葉の続きを聞けば聞くほど、 己への賛辞が混ざり始めたりもして 何だか過分な評価を頂いているような心情にもなる。
が、 ]
(@20) 2023/08/17(Thu) 16時頃
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………ん?
[突然の告白に意表を突かれ。]
………っ ちょ、っと、 待て
[誘惑めいた言葉と仕草とに、面食らった。 一度開きかけた口を閉じ、開き、 音にならずに噤む。]
(@21) 2023/08/17(Thu) 16時頃
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[こういったことは、多感な年頃の生徒達の中に 若手の教師が混ざればしばしば起きることだ。 教育実習の頃も、教職に就いてからも、揶揄いや冗談半分 時に本気の告白まで挙げればキリがないほど受けてきた。 同輩に聞いても概ね同じ答えが返ることだろう。
遊び半分の生徒ならば 『お前、大学で他に彼氏出来たーって捨てられる 三十路男の気持ち考えたことある?』 とか、茶化してしまうし。 思い詰めた顔の生徒には 『ありがとう、でも君にはもっと素敵な人に 出会う機会があるはずだから』 と丁重に、立場を逸脱しない定型で。
大抵は、どこか何かが気に入っただけだとか、 年上の異性への憧れや、大人への渇望なのだ。 だから、然るべき未来へとUターンさせてやらなくてはと。]
(@22) 2023/08/17(Thu) 16時頃
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[驚きで固まったままの情けない顔で 線の細い本郷の表情を見詰める。 ―― 彼女に向けるべき言葉が浮かばない。]
[ 然るべき未来 ] [ 待ち受けるヴァルハラ ]
[ パイロットたちの喪ったもの ]
(@23) 2023/08/17(Thu) 16時頃
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[そもそも、本郷は俺のことを知っているのだろうか。 合宿前は授業以外での接点もなく、 特に興味を抱かれた節も記憶もない。
己の家庭――今となってはそう呼べるものやら――が 一部の派手な生徒らの噂に上ることがあったとしても 彼女の耳に入ることすらなかったのではないか]
(@24) 2023/08/17(Thu) 16時頃
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……あの、な 本郷。 俺、子持ち。
[娘のことは、公言はしないが、 特に隠してもいないことなので。 知らずに気持ちを寄せてくれたのならば まずなにを言うよりも先に、明確に 伝えておく必要があると思った。
同時に、柔らかく触れる身体から僅かに身を引く。 宥めるように、窘めるように、いつも通り に。*]
(@25) 2023/08/17(Thu) 16時頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2023/08/17(Thu) 16時半頃
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/*携帯の画面www 多分、付き合いたてで舞い上がってるから、ホーム画面は2ショットorご飯食べてる命くんの写真で、アイコンとかある画面は位置調整して下の方に寝顔映るようにしてセットしてるんじゃないかな。iPhoneだとそうやって二種類できたはず。
(-36) 2023/08/17(Thu) 17時頃
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/* そう言えば最初は父の恨みを受けてとばっちりで死のうと思ってたんや。 手術失敗とかどうしようとない理由で患者が亡くなってしまって、その恨みみたいなので。だから拉致監禁→無理矢理とかも視野に入れてた。せっかくR18だし〜?とか軽い気持ちで。 でも、今回大和くんと深い仲になれたし、それならみんなの役に立ちたくて…と言う動きをしたがるかなとあんな形になってました。 死ぬのは確定してたけど、能動的他殺と衝動的事故にうつりかわりました。 その間には潰れて死ぬもあったけどね!(戦闘中の事故死のつもりもかなりあった
(-37) 2023/08/17(Thu) 17時頃
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―― 初回戦翌日:病院 ――
[高校生男子の号泣する様というのはなかなかレアでは? 失礼かもしれないがついまじまじと見てしまう。 彼のキャラクターも相俟って微笑ましくすらあった>>103 涙で目は赤く腫れてしまっているが、吐き出せるものが あるのなら今流し切ってしまえば良いと思う。]
はいはい。よしよし。 ……… ん。よし。
[満足げな最後の「よし」は、 柊木に責任があると思うなと告げたことに 柊木がはっきりと頷き返してくれたからだ。]
へえ、頭は平気なのか? まぁ、男同士でも 今日日ハラスメントがどうの言われるんで わりと冗談だったんだけど。じゃ、折角だから………
[ぽんぽん、と触れるか触れないかで掌を彼の頭上で弾ませた。]
(@26) 2023/08/17(Thu) 17時半頃
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そうか。二の方な。 ……って、五人…… 蘇生五回以上……か。 ガキの頃から健康面では苦労知らずな 俺なんかが言っていいことか分からないけど 柊木は、大変な思いをしてきたな……
[彼の闘病を想像すると表情が曇りそうになるが 一方、純で明るい性質の根源に触れた気にもなる。] 教えてくれてありがとう。 柊木の言う『命が二つ』の意味が分かったよ。
心臓の方が異物。言わば別人。 脳が柊木自身。 だからそれでツーカウント、か。
(@27) 2023/08/17(Thu) 17時半頃
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[一度言葉を切って、思考する仕草。]
……… さっき、『二』―― 臓器の移植の場合でも 命が二つになるのが俺には不思議なだって言ってた件な。
俺は、人体っていう『箱』に宿った魂が 『命』だと思っていて。感覚的にだけどな。 だから、一つしかない箱に二つ宿ってるってのが なかなか落とし込めなかったんだと思う。 ほら、今ってクローンとかあるだろ。 俺αを複製しても、もう一人の俺は 俺βであって箱だけ同じの別モノ。 俺は二人にならない、みたいなさ。
だから命が特定の臓器でカウントされるなんて 考えもしなくて、 柊木の理屈がとても興味深かった。
(@28) 2023/08/17(Thu) 17時半頃
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椅子の方から逆算したのだとしても、 柊木がそう感じているのなら、 別物として換算されてるんだろうし。
きっと、実際に、柊木は命を二つ持ってるんだと思う。 ………不思議だな。
[不安そうに尋ねかける柊木に頷いてみせる。 己としては伝わっていると思っているが 彼はどう受け止めるだろう。]
(@29) 2023/08/17(Thu) 17時半頃
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[魂を二つ持っているという結論に行きつくまでの 思考過程を確認するための話の心算が 何だか不思議な終わり方をした。 いずれにせよ、今後の対処について 互いの認識の擦り合わせは出来たと思っている。]
…… 何か声がする。 看護師さんの巡回時間だったりするか? 長居しちまったしそろそろお暇するかな。
[椅子から腰を浮かせて、元の位置に戻し 病室の戸に手を掛け、ふと柊木を見る。 病床に在っても、真っ直ぐに見詰めかけてきた少年を。]
(@30) 2023/08/17(Thu) 17時半頃
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………柊木。
現時点で契約していない俺が お前たちに『頑張れ』なんて間違っても言えないが。 お前たちの 大人としての 選択を、俺は信じてる。
また、学校で。 **
(@31) 2023/08/17(Thu) 17時半頃
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─戦闘のあった日 病院─
瑠璃川ならわかるけど、俺は宝石>>97って柄じゃないだろ〜。
[康生はケラケラと笑った後、落ち着いた声で話し始めた。]
嫌なわけないだろ。俺がそんな素振り見せたことあるか? 男同士ってのは、気にする奴も居るんだろうなーってのは思う。 女の子は柔らかくていいとか、男は硬いからちょっととか……えっちなことするなら、身体の造りがどうとかってのもあるだろうし。 でも俺、そういうの何もできないから逆に関係がないって言うか、そんな感じ。 書類上結婚できるかどうか、くらいしか違わなくね? となると、後はもう性格の合う合わないじゃん?
[そう言って、康生は笑う。成程、恋愛に於いて身体的ハンデがあるからこそ、同性愛への忌避感が低くなっているのか。]
だって、本当に毎日新鮮だし、嬉しいし、楽しいから。 ……俺、中学の途中までずっと入院しててさ。 世界がこんなに色に溢れててキラキラしてるって、知らなかったんだ。
はは、わかったLINEな。
(115) 2023/08/17(Thu) 18時頃
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[そんな風に康生はいつもと変わらぬ調子で会話していたが、脳内だと聞けば言葉を途切れさせた。すぐに会話を再開させたが、スマホを握っていない方の手は胸元へと当てられていた。]
…………、……そっか、脳内か。 五日ってのは、ココペリが言ってたこと>>1:@44考えると、当てになるかは正直微妙だな。 早まったり、遅くなったりする可能性普通にありそう。
……サンキュ。
[彼は、自分が選ばれたら伝えてくれるのだと言う。声のトーンは、明確に落ちた>>99。康生は短く返した。彼の報告を聞くより、自分が報告する可能性の方がずっと高いと予測しているからだろう。]
[嫌いだから隠しているのではない。寧ろ逆だ。実は二人分選ばれる確率が高いなどと言えば、彼の心は千々に乱れるだろう。未契約者が居ると知り、その際に康生がもう命を落としていれば? ……どんな精神状態になるかは、想像に難くない。その事を考えれば、康生はもしかしたら────先に彼の番が来る事さえ、願っているのかも知れなかった。]
(116) 2023/08/17(Thu) 18時頃
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わかってる。 だから俺、ケイに言った。「死ぬわけにいかない」って>>1:213。 悲しませるのやじゃなかったら、本当に死んでもいいって思ってたら、キスでもその先でも受け入れてたよ。
病気なら仕方なくて、ゲームなら理不尽とは思わないけどな。 どっちも理不尽だって、俺は思ってる。 でも多分、俺は理不尽なこと受け入れるの慣れ過ぎてるから。 …………俺の分まで、ケイは足掻いて。
おー、また…………え?
[何か言い掛けて、彼は通話を切る。聞き間違いでなければ、“恋人”という単語を口にしていた様な気がするが。おまけに、盛大に噛んでいた。]
……? 変なケイ。
[首を傾げて呟くと、康生は点滴台を押しながら病室へと戻って行った。*]
(117) 2023/08/17(Thu) 18時頃
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─恵一とのLINE─
[病室に戻ってから少しして、LINE>>102の通知音が鳴った。指は、滑らかに返信を綴る。]
『海な〜、了解!』 『入るのは無理だけど、見に行くなら大丈夫!』 『確かに、海の家とか俺食べらんないや。なんか持ってく。コンビニ近かったら買ってもいいな』 『近くになんかあんの?』 『(首を傾げるハムスターのスタンプ)』 『ん、現地でな。楽しみにしとく』
『やべ、そろそろ消灯だ! またなー』 『(「Good night☆」の文字の書かれた手を振るギティちゃんスタンプ)』
[返信を終えると、康生はベッドに横になり、胸に手を当てて呟いた。]
……ケイが、海行こうって。 なんか内緒らしい。楽しみだなー。
[間も無く消灯時間になり、病室の明かりは落ちた。*]
(118) 2023/08/17(Thu) 18時半頃
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(-38) 2023/08/17(Thu) 18時半頃
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/* そう言えば恵一くんの描写だと脳みそ飛び散ってそうまたは見えてそうだけど、後頭部強打だから見えない気もするし、抱き上げられた時に見えたのかなとも思うし、そりゃあねー、とか。
昔東京駅で階段から落ちたのか頭パッかーんなってる人がいたからその感じかな。 多分脳みそは見えてなくて、近くの人が流れるようにリバースしたのが印象的でした(しかしスルーする通勤途中
(-39) 2023/08/17(Thu) 19時頃
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―乾君のLINE―
[乾君が私にLINEをしてくる>>75というのは珍しい事のような気がする。
普段なら確認次第すぐに返事を入れるのだけれど、この時は七尾さんが亡くなった直後で、昨晩からのショックがまだ回復せず一晩きちんと眠れていなかったから、たとえ通話だったとしても、返信は日をまたいだかもしれない。
ようやく落ち着いていたし、文面は考えた]
(119) 2023/08/17(Thu) 19時頃
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『こちらこそ』 『連絡遅れてごめんなさい』 『質問は2つね』
『最初のは、答えは「いいえ」』 『受け入れられるわけない』 『死にたくはない』 『でも、方法があるとは思えない』 『私は乗らなければいけない理由を探してるだけ』 『でも、乾君は理由を探せばいい』 『時間はそんなにないけど』
(120) 2023/08/17(Thu) 19時頃
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