16 魔界のミッドウィンター祭【R18】
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[ 境界の外は、空気の匂いからして違う。 たちまち目眩がしてくる。 これは、飛ぶどころではない。
それでも、よろめいたりするわけにはいかなかった。 木槍をついて体を支える。
見る間に周囲の澱みが蠢いて、異形の影が滲む。
さっそくお出ましか。]
(-78) enju2 2021/12/27(Mon) 22時頃
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[ 獣の威光を恐れて、領域侵犯もできない連中だ。 たいした実力はないだろう。
それでも、切り抜ける望みは抱いていない。 自分は動けなくなるまでに、たくさんの穢れた傷を負うだろう。
ここには執行天使はいないのだから。
── 救いはない。]
(-79) enju2 2021/12/27(Mon) 22時頃
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[ その時、獣の深い声が背中越しに届く。 闇を払い、花の香を纏って。]
── …、
[ 執行──せざる者。
主が顧みぬ者を迎えに来た獣の陽光色のたてがみを、天使は指で掴んだ。*]
(-80) enju2 2021/12/27(Mon) 22時頃
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[天使の指がたてがみを掴む。 その温もりに、小さく唸った。]
掴まっているといい。
[天使の下へ潜り込み、己の背の上へと投げ上げる。 輝く毛束で包み込むように支えながら、疾駆した。
草原を駆け、泉の脇を抜け、大岩を跳び越して、 我が家へ。]
(-81) nekomichi 2021/12/27(Mon) 22時半頃
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[家の前で足を止め、天使を下ろす。 天使の手をぺろりと舐めてから、扉を開けた。 尻尾をゆるく揺らしながら中へ入る。]
おいで、ケラヴノス。 冷えるから、扉は閉めて。
[丸い敷物の上をぐるりと回り、のすりと座ってから天使を呼んだ。*]
(-82) nekomichi 2021/12/27(Mon) 22時半頃
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[ 体が軽々と乗せ上げられる。 伸びてきた金の体毛は、縛るのではなく、包み込むようだった。
彼の体温が伝わってくる。
ずっと埋もれていたいような安心感があったが、そうしていられたのはほとんど一瞬に思えた。
ねぐらに辿り着き、獣は器用に扉を開ける。 舌で天使を舐めた理由はわからない。]
(-83) enju2 2021/12/27(Mon) 23時頃
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[ 優しげな声で呼ばれ、簡単な指示をされる。
今なら従うと思っているのか。 無視しても、彼は困りはしないのだろう。
あれは魔性だから──いけない。
天使は外から扉を閉めると、その扉に寄りかかって目を閉じた。*]
(-84) enju2 2021/12/27(Mon) 23時頃
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[扉は閉まったが、天使は入ってこなかった。 もう一度立ち上がり、空間を跳ぶ。 天使の前へしなやかに飛び出して、その体を再び背負った。]
側に来て欲しい、といえば分かるだろうか。 ひとりは、冷えるからね。
[そうして有無を言わさず家の中へ引き込んだ。]
(-85) nekomichi 2021/12/27(Mon) 23時頃
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[いつかわかり合えれば良いけれど、 いまはただ、そのぬくもりが欲しい。*]
(-86) nekomichi 2021/12/27(Mon) 23時頃
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