10 冷たい校舎村9
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 21時頃
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/* メイちゃんのロール綺麗なんだよな〜〜〜すき〜〜〜〜〜
(-96) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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[ 級友たちが色恋や友情なんかの、 いろんな人間関係を論じているころ、
慎一は「浮きたくないな」とか、 「みんなに混ざりたいな」ってとこだから、 たぶん10年くらい遅れをとっている。
でも今、少なくともその望みは、 叶えられた気でいるから慎一は楽しい。
楽しいよ。文化祭楽しかったね。 準備も楽しかったじゃん。それでよくない?]
(577) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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― 回想・レンと ―
[羨ましい、なんて。
この顔で得られるメリットを享受している自覚もあるから、 自分でも何だか贅沢言ってるなって思う。
それでもつい零れた台詞は本心だった。 多分、人によっては嫌味に聞こえてしまうんだろうが 鳩羽は怒るでもなく受け止めてくれた。 首を傾げる様子に戸惑いは見て取れたにせよ。>540]
……んなこと、ないでしょ。 レン、いーやつだし。 相手の方が見る目ないんだよ。
[まあ確かにいい友人になってしまうってのは分かる気はする。 でも、決して異性に嫌われるタイプってわけじゃない筈だ。 その何割かが作られた仮面だったのだとしても。]
(578) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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── 回想・買い出しの件、綿見と ──
……試作品の試食権、 マジで割にあってる? コレ……
[ 大丈夫、綿見深い黒色の瞳だけが、>>399 慎一にプレッシャーを与えたわけじゃない。
慎一は経験則で動いているもんだから、 中学のころ、女子の頼みを突っぱねて、 いやーな思いをした記憶がよぎったのさ。
……それは余談なんだけどね。 それにしたって受け取ったリストの長さに、 慎一はちょっとビビっちゃったわけ。]
(579) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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[ それと同時に、首をもたげる思いがある。 「なんで俺が?」みたいなね。 本当にふわっと自然に浮き上がってくる。
行ってみれば買い出しは楽しかったよ。 屋台は楽しみだから、手伝いだってする。 みんなとワイワイ楽しんでいたいから、 それに必要なコストを慎一は払う。
面倒なことなんて何も言わないで、 冗談の形でちょっと文句を言うだけ。]
(580) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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材料多いやつは大変っつったじゃん! マジで感謝して。試作品も特盛にしろよな。
[ へらへら笑って買い出しを了承して、 リストを受け取りながら言ってるんだから、 なんだかそれも変な話だよね。違う?
そんな折だよ。 綿見が「虚しいね」って言ったの。>>401
慎一はなんていうか、 すいすい水の中を泳いでいたのに、 急に水面に引きずり出されたような気分だった。]
(581) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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なにが?
[ 笑顔のまんま強張っちゃった。 みたいな顔して慎一はとっさに聞き返す。
黒々とした目がふたつこっち向いてて、 慎一は綿見が何考えているのかわからない。]
「楽しい」の間違い?
[ 慎一の声はちょっとだけ上ずっていた。*]
(582) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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/* まとめ、校舎構造出てからにしようと思っていましたが、 先生周りからまとめはじめたほうがよかったですね。ごめんなさい。
(-97) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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[恋に発展しない理由の一端が彼自身にあるとは、 語られていないからその場で知ることはなかったし。
自分も彼に言えていないことがある。 本当は、一回だけ。本気で恋をしたこと]
(583) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 21時半頃
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── 現在:メイ ──
[語呂を取り戻した緑茶を片手に いま響くのは雪を踏みしめる音。
選べねー運命を嘆いたあと ほんの一瞬のことだったかもしれないけれど 曇ったメイの声を耳にして >>558 あ、やべ、ってやっぱり思ったのはホント。
無論メイの頭ン中に、 俺の家族のことが描かれてたなんて 全く知るよしもなくってさ。 俺は逆にメイの親が亡くなったこと、 やっぱり触れかけたのは不味ったかなって。
太陽も見えねえ曇り空みてぇに 笑い声が靄を切り裂くまでは、 聞こえてくるのは、並ぶふたつの足音だけ。]
(584) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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[ま。性に合わねえんだよな。 わかってる。こういう空気は向いてねえ。
だからおじいちゃんは にっがーい緑茶でお茶を濁そうとするわけ はいここ笑っていいところ(ドヘタか)>>559
メイが笑ってたかどうかは、 俺も、よくわかんなかったな。 だって、俺、あんまりメイの顔、見れなかったし。 こう見えたって、割と気にしぃなんだぜ
さっきの半音下がったメイの声を聞いちゃってから 俺の頭ン中、まずったな〜〜〜しか浮かばねえの。]
(585) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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そーそー。 人間ももっと単純だったらいいんだけどな。
[女子に聞かれたら怒られそうな台詞と共に 調子を合わせて笑い、続いた言葉にん?と首を傾げ。]
―――………
[つい神妙に聞き入ってしまった。>>543
じっと鳩羽を見て、口を開きかけた刹那、 予鈴が鳴って弾かれた様に走り出す。
次移動授業じゃんやべー!とか言って 教室までダッシュで走ったんだっけ。]
(586) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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[だから。]
ほんとだなー。誰もいねー。 でもまぁ、ユーガとかは来てんだろ。
[昇降口に着いて、誰もいない扉を開けながら 大きく息を吐き出した。
まるで窓を開けたときのように 澱んだ空気が一気に新しい空気に入れ替わる そんな心地がする。
そして、もう一度だけ、大きく息を吸ってから 靴干してくるっていうメイに「おう」と一言声かけて]
(587) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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んじゃ俺、先、3-9行ってんな。
[濡れた靴下に上履き突っかけて、 今度はちゃんとメイの方を向いてから、 ニカッと笑って「じゃーあとでー」なんて。
濡れてしまったスニーカーは。今は、見ないふり。]*
(588) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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[そんな相手、いるかどうかわかんないけどさ。
でも、恋愛とかできなくても お前とつるんでるのは結構楽しいよ。
――――なんて、 改めて口にするとだいぶ恥ずかしいから、 言わなくて正解だったかもな。なんて。*]
(589) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 21時半頃
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/* めっちゃはさまったごめんね!
(-98) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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/* お、としみちゃんのこと触れようかなと思ってたけど、余裕なかったのでとても嬉しい。
(-99) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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── 現在;教室 ──
[廊下も、他のクラスも誰もいねーのな なのに廊下とかにはちゃんと電気が付いてるし 先生の誰かが来てる、っつーのは確実か。
万が一休校だったとしたらヨーコちゃんの伝達ミスだろ でも休校でも出勤しなきゃいけねー先生はいるってこった 逆に大変だな、カンシャカンシャ(棒読みで)
なーんて口にもださねえあれこれを 頭の中で並べ立てた後で、 俺は教室の扉を開く。]
(590) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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うーす、おはよー
[そこには誰かいた? 誰かいたなら、ほっと胸をなでおろしたんだろうし 居なかったら多分ちょーあせる。 は??なんで??なんで誰も居ねーの??って。
どっちにしろ、教室から出るつもりはなくて 自分の席に鞄をどさっと置くつもり。まずは。]*
(591) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 21時半頃
測量士 ティソは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 21時半頃
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/* あー、英語担当だった……! 見逃し申し訳ない! 音楽の先生は別に生やしましょう。
(-100) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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— 回想:買い出し2組 —
[だいじょばない男子たち>>544>>567のよく似た表情に 吹き出してしまったのはついさっきのこと。 「よく似てるよ」ってサムズアップをして、間違えた。 「頑張って」に訂正。「いってらっしゃい」もつけた。 綿見さん>>469と一緒に二人を見送る。]
確かにちょっと高いかも。 あー、チョコトッピングするのも良さそう。 お菓子そのままつけちゃったりする?
[9組の屋台はクレープ>>389に決まった。 ホットプレートでいけるかな。 生クリームにチョコ。フルーツの保管も考えないと。 品数や作業場所を考えると、 やっぱりおかず系より甘いものの方が良さそうかも。 わたしは隣を歩く綿見さん>>470の意見に頷いた。 彼女の方を向くと、黒々とした目に出会う。]
(592) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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[やっぱり不思議な目をしている。 表情の読めない、深く、暗い色だと思った。 だからわたしが綿見さんの違いに気づけたのは、 目だけじゃなくて声が影響しているのかもしれない。
だって綿見さん、乃絵ちゃんに話しかける時、 頭に少しだけ休符が入るんだもの。 あれって思ってそっちを向くと、 黒い目が乃絵ちゃんを見つめていたりする。
時々綿見さんの方から独り言みたいな声が聞こえた時は、 どこを見ているのか分からなかったりするけれど。]
……あ、わ。 うん、そうだね。いつもすぐ家に帰ってるから。 こういうの初めてだし。
[物思いに耽っていて、綿見さんへの反応が少し遅れた。 辛うじて内容は聞き取れていたから素直に頷く。]
(593) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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[わたしがピアノの話をするのは放課後誘ってくれる人や ひとみちゃんみたいに会話の多い人くらい。 乃絵ちゃんとも話題に挙がったことがあったっけ。 関わりの少ない綿見さんが知らないのは当然のことだ。
こういうのと言って、わたしはお財布を揺らした。 余るくらいのつもりで持ってきた予算。 向井くんの平穏のためにもできるだけ持ち帰らないと。
使命感に駆られるわたしに、綿見さん>>471から質問。]
好き、かぁ。
[わたしは悩むようにしばらく無言で歩いた。 近場のスーパーはそう遠くない場所にあって、 わたしが答えを出せたのは自動ドアを潜った頃だ。]
(594) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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甘いの、いいよね。とびきり甘いの。 缶詰の桃、時々食べたくなる……かも。
[待たせた割に、歯切れの悪い返答しかできなかった。 わたしは少し申し訳なさそうな顔をして、カゴを取る。 カート使うほどは買わないかな。指を取っ手に絡めた。]
綿見さんは? わたしクレープあんまり食べたことなくて。 果物でも、トッピングでも。お気に入りある?
[綿見さんの気まぐれのお陰で、次はわたしが尋ねられた。 人の賑やかな声とスーパーに流れる音楽の中、 声が届くようにわたしは身体を傾ける。]*
(595) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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── 回想・広報係と ──
違うし。 俺も言おうと思ってたって言ってたし。
[ 地獄耳で結構。>>455 事実、慎一はそこそこ耳ざといほうだ。
顔をしかめる素直な反応に、 慎一は引かぬぞ! とばかりに言い返す。
なんせうまくやってる気でいる慎一だから、 多少の苦手意識を抱かれているなど、 これっぽっちも想像したことなかったけど。]
(596) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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[ おっしゃるとおり融通のきかない、 頭の固いとこのある慎一だけど、 割と隠せている気でいたんだよね。
自分をほめそやして生きてるだけあって、 自己評価がやや高いのかもしれない。
明るくて、気がよくて、 さらにいえば顔もいいクラスメート。 それが慎一から見た柊由樹だけど、
鳩羽ほどのつるみやすさとか、 曽我ほどの接点みたいなものがないから、 ふつうに、クラスのおともだち。
慎一からの距離感はそんな感じ。]
(597) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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[ あ。でもたまに、 あまりにも容姿の良さに自覚的なところ、 本気なのか冗談なのかわかんなくなる。
そんな柊から出てきたのが、 「モデル」って単語だったから、>>456 慎一は余計に怪訝な顔をしたことだろう。]
そんなん、絶対ユキのが適任じゃん……
[ 身長も似たり寄ったりなんだから、 慎一が行く必要ある? いや、ない。 普通に考えれば、ないはずなんだよね。]
(598) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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[ ──やっぱり、普通じゃなかった。>>456
慎一は予想外が苦手なんだってば。 そんな話、柊にしたことはないけど。
そもそも想定外な出来事なうえに、 理解の範疇を超えていたもんだから、
いつもどおりの間延びした柊の口調が、 このうえなく怖かった。と記しておこう。 人間は理解できないものを恐れるらしい。
そして、 慎一は「タダより高いモノはない」ってのを、 その日はじめてちゃんと理解することになる。]
(599) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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もうマジでおまえのこと信じない。
[ とか、その瞬間の慎一は言ったりもしたけれど、 それは炭蔵への「嫌い」と似たものなので、 数日後にはリセットされていたことだろう。
何より大きな変化としては、 以降、会計の財布の紐が少し緩むので、 みんなは少し柊に感謝してもいいと思う。*]
(600) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 22時頃
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柊くんって、やっぱカッコいいよ。
『でも、たくさんの女の子と付き合っては捨ててるらしいよ。』
そんな噂、本当か怪しいじゃん。
『全くのでたらめだって言える? ひとみ、簡単に気を許しちゃだめ。』
それは分かってるけど、さあ。
『ああいう人に限って女の子を拐って閉じ込めて、暴力を振るうようなことをするの。』
そこまで言うことなくない? きみは柊くんの何を知っているのさ。
(601) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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