28 僕等(ぼくら)の
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でも、そんな風にふっと自責の念を感じる直前。 命くんと視線が絡んだ。 強い意志を感じる大きめの目。キリリとした眉毛、全体的にハッキリとした目鼻立ち。 彼のその顔が真っ赤になっている。 そんな彼に見つめられてどきりと心臓が強く跳ねて。
「…。」
>>+51問いかけに答える代わりに、私の頬がますます赤くなった。 視線が一度迷うように落ちて、でもまた彼の目をまっすぐに見つめる。 きゅ、と緊張するように唇を引き結んだ後──そっと瞳を閉じて顔を上げた。 ほんの少し傾けながら、私の方からも命くんの唇の方に顔を寄せていく。 ぎこちなく、限りなくゆっくりと。
(+56) 2023/08/19(Sat) 16時半頃
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だって、"キスして良いよ"も"勿論大丈夫"も変だと思ったんだもん。 "私もしたい"も、なんだか変な気がして。 だから今は言葉を止めた。 命くんとキスしたいのをそのまま行動で示す。
繋いだ手が強張って、心臓が煩いくらいに早く高鳴っていた。**
(+57) 2023/08/19(Sat) 16時半頃
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/* なお、お母さんが死んだ理由がストーカーに刺されたとかで、珊瑚が出所したor戦闘のあれこれで脱獄したストーカーにより再度刺されるとかあの人の子供だなら俺のもんだうへへへへってルートも最初考えていた事を埋めておきます(
(-29) 2023/08/19(Sat) 17時頃
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/* >>+61お買い物最中にポイントアプリ立ち上げついでにお会計待ちでこれを見てニヤニヤしてしまったのでみんな出かけてる時にログを見る時は注意しような!(マスクは手放せないぜ!
(-32) 2023/08/19(Sat) 18時頃
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─命くん─
「それはお母さんがね、教えてくれたから。 それに満遍なく出来るのもすごいんだよ? 病棟には勉強したくて我慢してる子もいるらしいから 命くんならそう言う子達に教えてあげられるもの。 でも、ありがとうね?」
無理してるつもりは無いし、我慢しすぎてるつもりは無いけど。 でも我慢はしてきたし無理も少し。それでも命くんがそばにいてくれるならもっと頑張れる──なんて言ったら、心配かけてしまいそうだけど。 でも隣にいてくれるから十二分に安心できて、いつもより伸び伸びと過ごせる気がしてるんだ。 私も命くんに無理はしてほしく無いからきっとお互い様なんだろうね。
(+63) 2023/08/19(Sat) 18時半頃
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>>+60でも、言葉を途切らせた私の代わりに命くんがお礼を言ってくれた。 それにも私は言葉を返さない。私も。そう返したいけど、今は目を閉じてキスを待つのに精一杯になってたから。 目蓋を下ろしたその先。 吐息が混じり合って間近に命くんの存在を感じる。やがて唇に柔らかなものが触れて、ゆっくりと触れ合わせるだけの距離からより近くを求めるように重ね合わされた。
(+64) 2023/08/19(Sat) 18時半頃
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「ん…っ。」
小さく声が漏れる。初めてのキス。 キスがこんなに幸せな気持ちになるものだって知らなかった。唇を触れ合わせているだけなのに心臓がこれでもかと高鳴って、命くんに聞こえてしまいそう。 頭の芯がジンと熱く痺れて蕩けそうになってくる。 どれくらいそうしていたんだろう。 唇が離れた時は少し名残惜しい気がしたけれど、唇にそっと指を添わせて俯いた。 本当に、キスしちゃった。大好きな人と。 その感覚の余韻につい浸ってしまう。 きっと私は耳の先まで真っ赤になっていた。 キスは甘いと言うけれど、味じゃなくて感覚で甘いと思ってしまうのがよくわかる。 大好きな人とのキスはものすごく甘いものなのだ。
(+65) 2023/08/19(Sat) 18時半頃
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「え、あっ…、ん…。」
"もっと好きに"の声に驚いて顔を上げる。 でも重ねられた唇を拒むなんてするはずが無い。 甘く受け入れて、私からも唇を押し付ける。 離れてはまたどちらからとも無く唇を寄せて、繰り返されるキスに甘く吐息をこぼしながら──とさ、と気付くと背がソファに付いていた。 唇が離れてそのまま命くんを見上げる私の眼差しは甘く蕩けて、潤んで。恥ずかしいけれど、私だって今のキスで昂ってしまった事がわかってしまうかもしれなかった。 でも背に回された手が抜けて、繋いでいた手が両手に繋ぎ直される。 もう決して離さないんだと言うような、互い違いに指先を絡めた繋ぎ方で。 そうして真っ赤な顔で目を閉じたり開いてりしている命くんを、呼吸を整えながらまっすぐに見上げていたけど。
(+66) 2023/08/19(Sat) 18時半頃
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>>+61それを言うなら、私だって救われていた。 たくさん食べてくれるのは嬉しかったし、あの寂しい誕生日を塗り替えてくれたのは命くんだ。 私の心をすくいあげて助けてくれたんだ。 でもきっともうその前から好きだった。 好きだから会う機会を増やしていって、命くんの傍にいたかったんだと思う。 私にヘラの名前は勿体無い。 だけど命くんがそう言ってくれるなら──。
「私も──ずっと、命くんと一緒にいたい、です。 結婚も、嬉しい。 ずっと…大好き、命くん、大好き。」
来年になったら。 せめて先に籍だけ入れるのも良いかもしれない。二人が18になったら、誰の許可も必要なくできるんだもの。 でも今はそんな法律の話だとか制度の話なんて出したりしない。 ただ、それが嬉しいと素直な気持ちを伝えて微笑んだ。 じわっと涙が滲んでくるのは嬉しいから。 繋いだ手に力を込めて命くんを見つめ続ける。
(+67) 2023/08/19(Sat) 18時半頃
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この、今の不安な情勢がいつまで続くかわからない。 だけどこの言葉があればなんだって頑張っていける。 そう、思えた。**
(+68) 2023/08/19(Sat) 18時半頃
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─お父さんの態度─
瑠璃川先生は瑠璃川先生で結婚予定の彼女がいて娘と別居予定だったんだからその態度本当やめてほしい。 そんな事を笑顔で瑠璃川先生に言ったらオロオロ後にガックリだった。 不思議ですね先生? >>+62命くんは正式に時間を取って結婚の挨拶をしてくれたんですよ。 勿論、このお忙しい中で瑠璃川先生もお時間を取っていただいたのは…、何よ、他人行儀嫌だって?知らないよ! まあ忙しい中だったしこんなご時世だから正式な場で、と言うのは難しかったけどね。 お父さんの仕事の合間に時間を取ってもらってのことだった。 それは感謝してる。 だけど、支援活動もしてくれてる、正式に娘と付き合ってると表明してくれてる相手に失礼じゃ無いかと。 それは分かってるそうだけど、娘の親というのは複雑らしい。 ただ、私と命くんが同い年という説明をしたからかお父さんは勘違いしている。 もう二人とも18だと。 だから結婚しようと思ったらできちゃう──のが問題なのかもしれない。 でも、二人で暮らしてるのは(この情勢が落ち着くまでと言いながらも)許可してくれてるのでそこはありがたい。 その点は命くんの家が今はもう潰れてるせいもあるんだけどね。
(+69) 2023/08/19(Sat) 19時頃
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一応前向きに受け止めてくれてるらしい。 私たちが学生のうちは支援もしてくれるらしいけど、情勢が落ち着いたら住む場所は変える方向で説得された。 一緒に暮らして良いの?は黙殺されたから良いと言うことにしておこう。沈黙は罪です。 ただ一つ。 気持ちが真剣なのなら、いつか式を挙げて見せてほしいとお願いされた。 お母さんの式の時のヴェールが残っていて、それを譲りたいからと。 それは勿論、否定するつもりは無かったからその後に命くんにも伝えたよ。 一緒に住むことも否定はされてない、とも伝えたけど。
何はともあれ、早く平和な世界に戻ってほしいよね。 それ以降お父さんの態度は多分軟化した…はず。**
(+70) 2023/08/19(Sat) 19時頃
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─支援活動─
病院での支援活動。私は子供たちの相手、ご老人を始めとした患者の話し相手、日本語より英語のコミュニケーションを求める人の対応が主になった。 子供達の相手は楽しいんだけどね。 ずーっとおしゃべりしてる(と言うより聞いてる)のは、地味にしんどい事なんだと実感した。 傾聴ボランティアって聞いたことあったけど、やってる事はそれに近いかな。そして、それがそもそも存在する意味もよーくよーく分かった。 だって、こんな情勢なんだもん。みんなが不安で、誰かに話を聞いてもらいたがってる。 ただ、病院に来た人みんながそれを医者相手にやっちゃうと本当に医療が必要な人に医療の手が届かなくなるから、こう言う支援も必要なのだ。 その中で私の弱点は、瑠璃川っていう珍しい苗字。 『んま〜瑠璃川先生の娘サン!』程度で終われば良いけど、息子の嫁に〜とかは本当に断り方が難しいし、人によっては何度も同じ話をループさせてくる。 そういう意味では英語対応の方が気楽。どの支援を求めれば良いのか、どの科に行けば良いのか、そんな母国語ならスムーズに手に入れられる情報を説明することが殆どだからね。
(+71) 2023/08/19(Sat) 19時頃
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公共機関の乱れは大変だけど、私は命くんの自転車の後ろに乗せてもらってる。 『重くない?』とは思ったけど電動だから大丈夫らしい。確かにこんな時には自転車重宝するよね。 免許の話が出たら「原付…くらいだよね、まだ。」と現実的な話。 免許取っても良いけど…筆記は…なあ…と試験勉強から目を背けようとする私もセット。 原付の免許取得に筆記が必要かどうか知らないけど、どうなんだろう? 二人乗りのことも合わせて調べてみても良いかもね。**
(+72) 2023/08/19(Sat) 19時頃
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/* れえてぃんぐはいちおうだいじょうぶだけど だいじょうぶなんだろうかとそわそわするてんかい (なお中の人は大好物です
(-39) 2023/08/19(Sat) 20時半頃
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─命くん─
「うん…私も、今まで生きてきた中で 今が一番嬉しいよ、命くん。 ずっと、ずっと大好き…。」
>>+74気持ちを重ね合わせながら、一緒にという言葉に頷く。 ずっと一緒に。ずっと、いつまでも。 今まで生きてきた中で今日が一番嬉しい日だけど、一緒に過ごしていく中で一番嬉しい日がもっともっと増えていけばいい。 大好き。その言葉が胸に沁みて言葉が詰まってしまいそうになるけど、それでも同じかそれ以上の気持ちを伝えたくて言葉を重ねていく。 浮かべた微笑みは可愛らしいけどほんの少しぎこちなくて、いつかもっと微笑む日が増えてくれたらと願う。 そして、微笑みを増やすのが私であればと願いは更に増えていってしまうけれど、それだけ彼と一緒に生きていきたいと願ったから。
(+83) 2023/08/19(Sat) 21時頃
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「ん、ふぁ…っ?」
両手を繋ぎ合わせながら、言葉以上に唇を重ね合わせていく。 >>+75その中で耳たぶに甘い囁きと共にキスされるとひくんと肩が跳ねた。 唇が塞がれてない分、擽ったさから変に高い声が漏れる。 首筋にも口付けられて、いい香りなんて言われるとなんだか妙に恥ずかしくて首元まで赤くなってしまったけど、キスが優しくて振り払う事はない。
(+84) 2023/08/19(Sat) 21時頃
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「ぁ… 命くん…?」
手のつながりが解けて抱きしめられると、ほんの少し身じろぎした。 背筋を撫でられ、肩に触れられて。私の形を確かめるような手つきと自分とは違うその手の硬さにまた緊張してしまう。 正直、家に来てって言った時にはここまで考えていなかった。 無事を喜んで、一緒にいたいと願って、これからも一緒だねって。 何よりも命くんが無事である事に感謝していた。 でも、じゃあ何も期待してなかったかと言えば嘘になる。 まさかファーストキスに止まらず、プロポーズに至るとは思ってなかったけれどそれだっていつかはと夢見た事。
じっと命くんを見上げる。 ほんの少し眉を下げた、困ったような顔で。 けれど期待に満ちた潤む瞳で。
(+85) 2023/08/19(Sat) 21時頃
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「…あの。 電気…消さない?」
だから、緊張にかすれる小さな声でそんな事を言うことになった。 この続きを、想像してしまえたから。 そして望んでもいたから。*
(+86) 2023/08/19(Sat) 21時頃
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/* 超はさんだし、そもそも電気消してどうにかなる時間帯なのか全然考えてない!(最後のセリフに30分くらい悩んだ
(-42) 2023/08/19(Sat) 21時頃
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─七尾ちゃん─
まあ、学校は今となってはバッキバキやで!状態らしいので、授業とか講義とかどうなるんだろうねえ…な私なんだけど。 登校日とかあるって事は、もしかしたら無事な箇所があったのかそれとも青空教室とか別の施設を借りてやってるのかも。 やっぱり情報網が大混乱だよね。そういう情報はこちらには回ってきてなかったみたいだし。
>>+78ともあれ七尾ちゃんからの連絡にホッとした。 その中で命くんの安否が書いてあったから、返事をしようとしてちょっと首を捻って悩む。 もう今となっては隠すようなことではないし。
(+87) 2023/08/19(Sat) 21時頃
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『大和くんとは今、一緒に住んでるよ。 とにかく七尾ちゃんが無事でよかった。』 『(嬉しい、とニコニコするケサランパサラン)』 『窓ガラス大変だったね。今はもう塞いでる? 段ボールとかで一時凌ぎできるって聞いたけど 虫除けにはミントが良いって聞くよ!』 『(大丈夫?と心配するケサランパサラン)』
どうしてもこの季節、蚊をはじめとした虫の被害が気になるところ。 虫除けとか蚊取り線香とか、そもそも早く窓が塞がると良いなと願ってはいる。 けど流石にそれはなんとも…! 『何かあったら遠慮なく相談してね』 とは伝えておこう!*
(+88) 2023/08/19(Sat) 21時頃
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─支援活動とか─
>>+81その効果は絶大でした(棒読み)。
辺りに「んまぁああっ!」とか「きゃっ♡」とか「あらあら!」なんて声が飛び交う中、された私は真っ赤になって機能停止。 両手で顔を覆って恥ずかしがってたりしたけど命くんはその後大丈夫だったかな? なお私はおばさまがたの良いおもちゃ…ううん、「若い人は良いわね〜!!!」を全身に浴びることになりました。 まあ、恋人いたのね!とか、お父様はご存知かしら!からの、うちの嫁に〜が無くなったのは良かったんだけどね! そっちはそっちで揶揄われてないか心配です。 命くんも相当恥ずかしがってたみたいだし…。 後にちびっ子たちが同じセリフを言いながらぎゅーしてたのでさらに心配です。 う、嬉しかったけどぉ…! あとちょっとお父さんにも飛び火したみたいだった。まあ仕方ないよね!
(+89) 2023/08/19(Sat) 21時半頃
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家ではソファの前に情報誌が増えている。 更に専門学校の本とか資格の本がひっそりと増えてたりする。 こんな日々だからこそ、未来のことを考えるのは楽しいし生きる糧になるよね。 私も前向きに専門学校の事は考えるようになった。 でも、調理系じゃない。そしていま二択でちょっと迷ってるところだったりする。 理容師と美容師。気持ちは、理容師に若干傾いてるけど。 ただどちらも突発的に思った事だから、まだ自分の気持ちは固まってない。 そんな事は、多分話してなくても命くんには伝わってると思う。 >>+82なぜなら触れ合いながら座ってることが多いから。 聞かれたら答えるし、そうでなくてもくっついてる。 私のお気に入りは膝の間に座ること。 そんな姿勢で本や新聞を読んでるから、色々伝わることもあると思う。テレビを見てる時もそうだなあ。 ただこの姿勢の困る事は、直ぐにキスしたくなる事だよね。 真面目に勉強する時は(限りなく少ない時間なんだけど)ちゃんと対面か距離を置いて座って机に向かうのが一番見たい。*
(+90) 2023/08/19(Sat) 21時半頃
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/* みことくんめも>だよねえチュン方向だよね村的に! でも、恋人同士が落ちてあとエピまで何日あるんだ…? エピったらそういう事しても良いかな村たてさーん!(
これ、襲撃がホームじゃないと逃げるRPも無くてひたすらコレな気がしてるけどまあそれはそれで楽しい!(前向き
(-48) 2023/08/19(Sat) 22時頃
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─命くん─
>>+91目元に光るものがあったから、その溢れる先に唇を寄せた。 ほんのり海の味がして、ああ、生きてるんだなってなんだか嬉しくなる。 でもそう。最初は無事を喜び合うだけで十分だと思っていた。 でも、好きな人とこうして隣り合って、触れ合って、想いを伝えるだけじゃ飽き足らない。 そんな私の欲深さを思い知る事になる。 それに──。
「…そ、ゆ、こと、言われると…恥ずかしい…。」
ゆるく拳を握って口元を隠してしまう。 そんな甘い声、出してた? だけどいま、もっと命くんに触れてもらいたい。 お互い生きてる事を確認し合いたいし、もっと甘えたい。甘えて欲しい。もっと沢山キスがしたくて──命くんのしたい事全部受け止めたい。 ロマンチックさとはかけ離れてるかもしれないけど、思えばあの危機から逃れた事自体がロマンなのだと思う。 危機から脱した果てに再会した二人なのだから、もうそれ自体がロマンの果て…なのかも。
(+103) 2023/08/19(Sat) 22時半頃
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>>+92此方のことを気にしてくれる優しさに小さく頷きながら、甘い囀りを溢していく。 恥ずかしいけれど嬉しくて、自分の体が全く知らない反応をする事に、自分の口から聞いたこともないような甘えた声が漏れる事にも驚いて。 とても甘くて、幸せな痛みがある事も知った。 ──医者の娘として一つだけ懺悔するとするなら、流石にこの事態を想定してなかったから、命くんが持ってなかったらそのまま…したかもしれない事だけど。
翌朝、再び顔を見合わせた時。 色々思い出して真っ赤になってしまう私は、きっとこの災難の中でいちばんの幸せ者なのだと思えた。*
(+104) 2023/08/19(Sat) 22時半頃
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─支援活動とか─
お父さんはほっとけば良いと思うよ! 命くんに仕事任せすぎ!…とは思うけど、それだけ認めてくれてるって事なら…でもねえ? ちなみにお父さんの彼女さんは看護師の方だった。成り行きで知る事になったけど、だいぶ若い人だったからまあ17の娘がいたら嫌だよねえ…と何だか納得しちゃった。 もちろん、それでも良い!って燃え上がる人もいるだろうけどさ。 今となってはそれで良いかもって思ちゃう不思議。 自分が幸せで満たされてると他のことを考える余裕も出てくるんだなって思てしまった。
でも不安な日々は続いてもいる。 いつになったら、ロボットの襲来は終わりを迎えるのだろう。 若しかしたらまた街が潰されるかも。 今度は自分たちの家が。病院が。ううん、もっと被害は拡大して世界滅亡…? そんなことを考えちゃう時は、命くんにぴったりくっついてる。 特にそんな事を考えちゃうのは夜が多いよね。 暗い時間帯、いつ何かが消えてもおかしくない。 そんな不安に駆られて命くんの寝ているところに潜り込んでは安心してる。逆のことがあってももちろんおいでってするけど、命くんは大丈夫なのかな?
…命くん依存症かも。なーんてね?
(+105) 2023/08/19(Sat) 23時頃
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「災害支援で活動してる理容師さんたち見たの。 髪の毛整えたり、髭を剃ってあげたりして 身だしなみを整えてあげてたんだ。」
ある日、私はそんなふうにどうしてそれを目指そうと思ったのか告白し始めた。
「確かに利用者さん、さっぱり気持ちよさそうでね。 災害時だけじゃなくて要介護の人に 訪問理容室したりもしてるらしくて。 こういう仕事カッコいいな〜と思ったけど 圧倒的に男性の利用者が多い分野だし 普段の仕事なら美容師さんの方が良いけど そうなると、剃刀を扱えないから…。」
髭を整えてもらってさっぱりした利用者さんの姿は印象的だった。 でも、小さい子の髪の毛を器用に編み込んであげてる美容師さんも素敵だった。 >>+101ダブルライセンスコースもあるとは聞いたけど私の頭の方が心配になる。
(+106) 2023/08/19(Sat) 23時頃
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むーん…と、襲撃の起きてない平和な日に悩むけど。
「…理容師さんなら、命くんの髭だって 整えてあげられるんだよなー、なんて。 頑張ってダブルライセンスコース狙おうかなあ…?」
どちらもできるならそれも良いと思うし、あとは私の頑張り次第だろう。 本来なら災害時のことを念頭に仕事を考えたりしないから、普段の仕事も考えないといけないよね。 でもそういえば、命くんは建築系の進路に進むのかな? もし難しいから悩んでると聞いたなら、頭とか勉強とかじゃ私は役立たずだけど。
「資格合格したら、私がなんでも いうこと聞いてあげるとか? なーんて!」
なんて、そんなことを言って笑ったりもした。 割と本気だけどね!
(+107) 2023/08/19(Sat) 23時頃
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