14 冷たい校舎村10
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[知ってるよ。>>90
風の音にともすればかき消されそうな、 車椅子のモーター音を聞きながら心の中だけで呟いた。 なんなら方法だって知ってる。 今立ってるところからまっすぐ歩いて、 フェンスの破れてるところを手で押し広げて、 普段は行けない向こう側へ立つ。 それから虚空へと踏み出す。
絶対に教えられないやり方だ。 パンケーキを綺麗な円にするやり方とはわけが違う。
パンケーキの方は興味があるなら古香ちゃんに教えてもらうといい。>>95]
(106) 2021/11/13(Sat) 22時半頃
|
|
[和歌奈は不知火真梛の知らないことを知っていて、 ならばその逆もあるのだと、 どうして気付かなかったんだろう。
彼女がこの目で見てきた世界。 車椅子とエレベーター、ふたつの機械の力を借りて、 歩いた、文化祭。>>92>>93]
そっか、文化祭楽しんでくれたんだ。 よかった。 どういたしまして。
[ひとつ知らなかったことを知れて、 君に見えないところで少しだけ穏やかな笑みを取り戻す。
でもね、優しい君の口から降る、 「優しい」って言葉だけは、>>94 認めるわけにはいかない]
(107) 2021/11/13(Sat) 22時半頃
|
|
優しくないよ。……私は。 私は、誰かの大事なものを壊しても、 泣くことすらできやしないんだから。
君が美しく優しいって言ってくれたこの世界も、 結局もうもたないって分かってるのに。 全然心が痛まない。
そんな自分が嫌になるよ。
だからね、何かを壊すのは、 もうこれで最後にしようと思う。
(108) 2021/11/13(Sat) 22時半頃
|
|
[それから少しだけ声を張り上げる]
そういうことだよ古香ちゃん。 帰るわけにはいかないんだ、私は。 そうしないと、これが最後にならないんだから。
[顔は見てないけど声で分かった。>>104 そうとう切羽詰まってるって。 どうしたものか。今からでも、なんて言われても、]
もう遅いんだよ。 ……たとえ一応は丸く収まったとしても、 一度やっちゃったことは取り返せない。
(111) 2021/11/13(Sat) 22時半頃
|
|
[聞こえてきた声はもうひとつ。>>110 荒木くんの声だ。 まさか着ぐるみを着ているとはこの目で確認してないから、 声が……何か違った感じがするのは、 風のせいかもしれないと思い込んでいる。 墨鳥くんらしき声はない。 ここにいないってことは、かえったのかも。 石頭くんと彼でふたり、って考えれば数は合う。
かえりたくない理由があるなら聞くという。 そうだね、話せばきっとわかってくれるに違いない。 そしてまた、過去を思い返せば、 ココロの奥に隙間風が吹く]
(112) 2021/11/13(Sat) 23時頃
|
|
知ってるよね。特に荒木くんは。 私の妹のこと。
[猫の着ぐるみと女の子の微笑ましい光景はたくさん見たし、 八歳であることや、似てない理由に起因する、家の事情はちょっとだけ話した。>>3:236 父の再婚相手の連れ子なのだと。
でもそんなこと和歌奈には関係なかった。 「いいお姉ちゃんになりたいんだ」と言って、 ただ笑っていた。朗らかに]
(113) 2021/11/13(Sat) 23時頃
|
|
……私はあの子に、ひどいことをしちゃったんだ。*
(114) 2021/11/13(Sat) 23時頃
|
|
/* 31回
すごい めちゃくちゃしゃべってる ぶつぎり気味とはいえ
(-29) 2021/11/13(Sat) 23時頃
|
|
/* うっかりなんかなったら聴こうと思ってたアルバム(大昔に買ったやつ)をのぱそにせっとして聴いていますがかなり効く ソロルのターンなら流しっぱなしにできるかな(普段ロル書く時音楽を聴かない陣営)
(-30) 2021/11/13(Sat) 23時頃
|
|
/* う、ウワアアアアアアア
(-31) 2021/11/13(Sat) 23時頃
|
|
[まだ、秋だった。 冬の足音を遠くに聞きつつある時節。
私は考えた。 妹の大切にしている猫のぬいぐるみについて。 平塚ちゃん協力のもと、服は新しくなったけど、 本体のくたびれ加減はどうしようもない。
だから修理しようと決めたんだ。 妹がぬいぐるみをお留守番させて外に出ている間にこっそりと。 裁縫の腕は38点でも、私はだれにも頼らずひとりでやろうとした]
(122) 2021/11/14(Sun) 00時頃
|
|
[思えば何もかも間が悪かった。 ぬいぐるみの、リボンのついた方の片耳を引っ張ったら、 思いがけず布が裂けて片耳のパーツがごっそり取れてしまったことも。 たまたま帰ってきたばかりの妹がそれを見てしまったことも。
気まずい沈黙はすぐに破られた。 妹は荒れた。大粒の涙を流して、 私がぬいぐるみを壊したのだと叫んだ。 違うんだと私は叫びたかった。 なのに口は動かないし頭も回らなかった。 ちゃんとやるための方法は導き出せないくせに、 妹に一番刺さる言葉だけはすぐに浮かんできた]
(123) 2021/11/14(Sun) 00時頃
|
|
[泣き声のトーンが上がる。 たまらず首を横に振って私は告げた]
しょうがないじゃん、もう結構古いんだから! 新しいものを買ってもらえばいいじゃん!
[これが一番刺さる言葉。 あの子にとってこのぬいぐるみは唯一なんだって、 よーくわかってたのに。
私の言葉に妹は動きを止めて、 それから、駆け出した。 外だった。茜色が射していた]
(124) 2021/11/14(Sun) 00時頃
|
|
[喧嘩に気付いたレイナさん――つまりは現在の母と慌てて探し回った。 あの子は意外と俊足だったようで、 大通り近くまで来ていて、飛び出したところを車に轢かれかけてた。
ちょっと擦りむいたくらいの傷にまた泣くあの子と、 ほっとして思わずあの子を抱きしめるレイナさんと、 ふたりを呆然と見やる私。 ココロに隙間が空いてびゅうびゅうと風が漏れていた。 感情の表し方がわからなかった。
わかるのは、そう。 どう考えても私が悪者だってこと。 私は取り返しのつかないことをしかけた。 あんなにいいお姉ちゃんでいようと思っていたのに、 失敗してしまった。
それにやっぱり――どっか壊れてるじゃないか、私のココロ]
(125) 2021/11/14(Sun) 00時頃
|
|
[だけど父もレイナさんも私を責めなかった。 ふたりとも大人で、妹の気持ちも汲みつつ。 大人的には私の言ったことは間違いでもないんだって。
その後誤解は解けて、ぬいぐるみもレイナさんの手で修理されて、 それから洗われて綺麗になった。 めでたしめでたし――とは私には到底思えなかった。
あのぬいぐるみを見るたびに、一度の過ちをしたことを怖れ、 カレンダーがめくられ冬へと向かうにつれ、 私の中に焦りがこみあげた。 いつか取り返しのつかない過ちを犯す前に、 消えなくちゃならないってさ]
(126) 2021/11/14(Sun) 00時頃
|
|
[――そうして私は死のうと決めた。 妹の誕生日が来る前に*]
(127) 2021/11/14(Sun) 00時頃
|
|
[私が生きてるといずれ誰かがとっても困るかもしれないから。 そうなる前に死んだ方がいい。
これくらい言わないと分かりにくかったかな]
(128) 2021/11/14(Sun) 01時頃
|
|
[――――そう思っちゃうくらいには、 見解の相違がある。>>116 あるいは平行線。 とにかく不知火真梛が何を言おうと、 和歌奈は己が認識している事実を曲げることはない。
彼女も彼女で固い意思を持っているようで。 和歌奈の家族のことを知らないのは仕方ないとして、 いったい河合和歌奈の何を知っているというんだ。>>117]
それは違う。 傷つかないよ、私は。
[確かめたことは勿論ないけどさ。 もし、自分のせいで誰かが死んだ時、 あるいは目の前で誰かが死ぬのを止められなかった時に、 悲しむことができるのか。 確信をもってそうと言えないから、何年も自分が怖かった。 それが妹の件でようやく、やばいなって思うに至ったわけ]
(129) 2021/11/14(Sun) 01時頃
|
|
[ため息をつきたいのはこっちの方だ。>>118 これ以上壊れたやつに付き合う義理はないと、 どうすればわかってもらえるんだろう。
その時だ。 不知火真梛がさらに動いたのは。
車椅子は和歌奈の立つ位置を過ぎてもなお進む。 ようやく止まった時和歌奈には彼女の背中がよく見えた。 見た目以上に遠い。 そうして彼女は「和歌奈」と名前を呼ぶ。 音の響きだけがいつも通りだった。 それ以外のすべては、和歌奈の知らない君だった]
(130) 2021/11/14(Sun) 01時頃
|
|
[かつて和歌奈が歩いたコースを真っ直ぐ辿って、 屋上から飛び降りるのはどんな気持ちか、>>37 確かめようとしてるみたいな君だった。
かけられた言葉>>119>>120がぐるぐると渦巻いている。 呪縛じみていた。 だけどそれを振り払って、]
っ、不知火ちゃん! わかってないのはどっちさ!
[これは言葉足らずだ。 不知火真梛とて彼女自身のことをわかってないじゃないか、と言いたかった]
他人にばっかり優しくて、自分に優しくするのが不得手って言ってたけど、 その言葉、不知火ちゃんにそのまま返してあげようか?
(131) 2021/11/14(Sun) 01時頃
|
|
[答えを待たずにまっすぐ駆け出した。 古香路子も荒木春満もとっくに動き出していたのかもしれないが、構わなかった。 これは自分の手で止めなきゃって。
走って、屋上と虚空を隔てるフェンスに近付いて、 その向こう側に、手を伸ばした。 和歌奈と同じことをしようとしている君をただ、引き戻したくて**]
(132) 2021/11/14(Sun) 01時頃
|
|
/* PL的には真梛ちゃんいいぞーうおーとなっているのだ うおおおお なんつーかこのくらい強引な方がちょうどいい
そしてやっぱり書いてる間は聴けない音楽……
(-36) 2021/11/14(Sun) 01時半頃
|
|
/* アアアアアアアア
(-37) 2021/11/14(Sun) 01時半頃
|
|
[後ろ姿に手を伸ばして、届いた。>>142
無事なのは見ての通りなんだけどさ、 しつこく確認するように不知火ちゃんの顔に視線を添わせた。 ほんのちょっと前までは、誰の顔も見ないようにお別れするつもりだった私が。
だから、 己が世界の主であることを自覚してから最初に見たのが、 不知火真梛の得意げな顔になったというわけ>>143]
(169) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
|
|
[君の瞳に映る私は、 ただただ不安げな顔をしている。
もう飛び降りる前の私じゃないから、 もう一度いっしょに笑うことも、 練習の成果である、君が作った目玉焼きを食べることに頷くのも、>>146>>147 まだ、途方もなく彼方に見える選択肢。 でも、君のそんな様子を見ていると、 屋上から飛ぶことを止めたのは間違いじゃないって思えてきた。
私の頭の中での死が、 現実の彼女に影響しないとしても>>145]
(170) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
|
|
[隣に立ちたかった。 君のところまで私がのぼりたかった。 君に落ちてきてほしかったわけじゃなかった。]
(171) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
|
|
[視界の端で別の色彩が揺れる。 不知火ちゃんとは色も質感も違うなあって一目見てわかる髪を揺らして、 委員長――古香ちゃんは私達へ近付いてくる。 風に負けじと声を張り上げて。>>135 私はただ立ち尽くしているから、自然と距離は縮まって。 だけど心の距離の方はそうもいかない。 何かをシャットアウトするように俯いた。
ぎこちない抵抗はそれだけだ。 だから声はストレートに届く]
……っ、
[今の私、たぶん、言葉に骨抜きにされてるんじゃ。 不知火ちゃんを止めようと動いた時とは逆。 どちらかといえば、始業のチャイムに間に合うように駆け出した、 あの時に近くて遠い。 だって君の走力をあてにしてたあの時と違って、 身を任せるわけにはいかない、って、意地になってる]
(172) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
|
|
…… ばかじゃないの、 不知火ちゃんも君も、勝手に私の中に何かを見て。
[真面目な書記に、 何らかの作業は二回ほどしか忘れることなく、 けっこういい感じに働いてた委員長。>>0:564>>0:565 彼女らにこんなこと言ったのは初めてだ]
(173) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
|
|
不知火ちゃんを止めたのも、 古香ちゃんの思い出作りに手を貸そうって思ったのも、 優しいからじゃない。結局ぜんぶ私が気持ちよくなりたかったからだよ。 そんなエゴと優しさの違いって何。 なんだってするって言うなら、教えてくれるの。
[プラネタリウムのことでお礼を言われて嬉しかったのは、 嘘でも間違いなんかでもなかった。>>139 そんなことも伝えないで意地を張る。 「わたしたちを見て」って言うなら、>>141 とびきり意地悪な顔で見てやろうかって思って、 えいって顔を上げたんだけど、結局それはできなかった。
古香ちゃんの顔だけでなく、 不知火ちゃんと入れ替わるように近付いてきた、 でかい猫の着ぐるみもまともに見たから>>160]
(174) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
|
|
…………。 そっか、 あの時の。
[……ちゃんとツッコミは後回しにしたので褒めてほしい。 着ぐるみの中身――荒木春満が言ってることにも、 ちゃんと心当たりはある。>>161
知ってるよ。 一番ばかなのは他ならぬ私だ。
私が死ぬことが誰かのココロを壊すことを、>>140 わかってて飛び降りた。 家族にもクラスメイトにもごめんじゃすまない]
(175) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
|
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る