10 冷たい校舎村9
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[コートを置いてくるねと伝えて、わたしは教室へ入る。 鳩羽くん>>84の炭蔵くん>>104への説明を聞きながら、 わたしは自分の棚にコートの塊を押し込んだ。
炭蔵くんはどんな顔をしているんだろう。 いつも通りなら、その眸は前髪に隠れていたかな。
この距離じゃ覗き込むこともできなくて、 わたしは炭蔵くんが何を考えているのか>>100>>103 分からなかった。]
(124) 2021/06/12(Sat) 14時頃
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[炭蔵くんから目を逸らし黒板を見ると、 わたしが見た時より文字がいくつか増えていた。 やっぱり寄せ書きみたいだなって思う。
みんなが教室にいた理由を知ったり、 予想通りひとみちゃんのことが書いてあったり>>3:419。 ——それから、樫樹くんのこと>>3:341も。
薄情なわたしはようやく、クラスメイトとの別れを知る。
わたしと樫樹くん>>2:478はそんなものだったけれど、 あの穏やかな時間を、黒板の文字を覚えていた。]
……。
[ここにもお疲れ様>>1:317はあったかな。 もしなくても、きっと集合写真の後ろに写っている。 当然樫樹くん自身も、みんなの輪の中にいた。
わたしはその写真を探すように廊下へ戻る。]
(125) 2021/06/12(Sat) 14時頃
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お待たせ。
[ダッフルコートを着たわたしが誕生するのはその後。 いくら手が大きいとはいえ、丈も袖も余りまくって まぁ、面白いことになってますね。 袖を捲ろうとしても戻って手が出せない……。
そもそも鳩羽くん>>83が寒いからと返そうとしたけど、 その意見は通らなかったんじゃないかな。]
ありがと。
[お礼はちゃんと伝えたよ。 お返しにマフラーでもと思ったけど、 端に血がついていたからコートと一緒に詰め込んだ。
柊くんと乃絵ちゃんはすでに移動したとか、 綿見さんも来てなかったとか、 ここにいない人の話、聞けるならその時知れたかも。]
(126) 2021/06/12(Sat) 14時頃
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[まず保健室へで抱えられるだけのタオルを持って、 鳩羽くん>>85は更に別の場所から毛布を取ってきた。
それが向井くんのものであることは部屋の様子から 分かったかな。だからわたしは何も言わない。 雪みたいに白いタオルを向井くんに巻いてあげる 鳩羽くん>>87のことを見ていた。]
……。
[鳩羽くんがぽつりと言葉を零した。 その向こうには首元が見えて、何本もの浅い傷が見えた。 わたしの返事は少しだけ遅れる。]
(127) 2021/06/12(Sat) 14時頃
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苦しかった……とは、思う。 でも嫌いじゃないって言ってたよ。
楽しかったって。 みんなと一緒なの、楽しかったって。
[苦しかったら楽しくなくて、楽しかったら苦しくない。 そんな単純なことなら良かったんだけど、 向井くんの世界はどっちもがいろいろあるみたいだから。
わたしはわたしが見た向井くんの話をしながら、 鳩羽くんの頭へ1枚のタオルを被せようとした。 向井くんの前にいるならしゃがんでいるでしょう。 それなら面白いシルエットのわたしにだって届くよ。
もう1枚は自分の頭へ。 こうすれば、髪が濡れてるのも泣くのも全部同じだよ。
わたしは鳩羽くんの隣へしゃがんだ。]
(128) 2021/06/12(Sat) 14時頃
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だから……先に帰っただけだよ。 帰ったら、また会える。
一緒に帰ったり、いろんな話をしたり、 何ならはじめましてだって。 なんでも、できるよ。
[ひとみちゃんが握っていた紺色のハンカチを思う。 わたしと向井くんが半分ずつ持っている10円玉を思う。
樫樹くんにご趣味はって聞いたらびっくりするかな。 わたし、自分から話しかけるの慣れてないから、 最初はどんな風に話しかけたら上手くいくんだろう。
わたしは叶うかも分からない夢を見ている。
包帯みたいにぐるぐるになった向井くんに触れた。 雪のような白。 温かくはないけれど、凍るような冷たさもない。]*
(129) 2021/06/12(Sat) 14時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/12(Sat) 14時頃
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/* 寝る前に乃絵ちゃんとお話したいのですが、自分の筆の速さと未来軸を投げることへの躊躇いと話したい気持ちの間で反復横跳びをしている。 話したいというか何なら一緒にクレープ作りたい。たぶん焦がす。
柊くんともせっかく音楽室のご縁をいただいたので喋りたいんですよ。音楽室の鍵一緒に開けたくない? 開けたい。 炭蔵くんのお顔も覗き込んでみたいんですよ。言わなきゃわかんないよって言いたくない? 言いたい。
欲張りがすぎる。 まずは何より落ちる2人がやりたいこと優先してほしいので、ちゃんと待てをしましょうね。わんわん。
(-29) 2021/06/12(Sat) 14時半頃
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/* 虚空にあったマフラーも回収できたし、書き漏れはない……はず……!
そういえば今日メモに柊くん投票確認を書く際、 前日の向井くんを流用しようとしたらピアノ投げつけかけたって話はおまけに残しておきます。もう狂気なんですよ。怪力なんですよ。 10円も投げるなという話なんですけれども。ちゃんと手放さなかったよ。
(-30) 2021/06/12(Sat) 14時半頃
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— 水たまりの廊下 —
[わたしのこと、知らないのってフツーのことなんだよね。 だってわたしが話さなかった。
知らなくていいと思ったから。 わたしのことはわたしだけが分かっていればいいって 思ってたから。
でもそれは間違いで、 わたしが1人で生きている訳じゃないってことを 忘れていただけだった。]
……いるよ。
[鳩羽くん>>132の顔はタオルに隠れて見えない。 でもいつもより弱々しく聞こえる声とか、 鼻を啜る音>>133とか、向井くんの傷を撫でる指とか。 わたしにも届くものはあって、 つい零れた返事はやっぱりへらへらと薄かった。]
(140) 2021/06/12(Sat) 16時半頃
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[タオルの向こうからまた声が聞こえる。 これまでのこと、みんなのこと。 今この瞬間のこと、向井くんのこと。]
知ってるよ。見てたもん。
[家にいたら心配をかけるからって理由もあったけど、 わたしだって皆勤賞組>>0:362だ。 2人を見慣れるくらい仲が良かったこととか、 教室をぐるぐる回る姿>>0:380とか、全部、見てた。]
わたしから見ても楽しそうだったよ。 楽しそうだから会計やったんだって、 文化祭楽しかったって向井くんも言ってた。
[向井くん、勝手に喋ってごめんね。 でも言ったら伝わる気がして、わたしは言葉を続ける。]
(141) 2021/06/12(Sat) 16時半頃
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向井くんの文化祭に、鳩羽くんがいない訳ないでしょ。 ずっと、一緒にいたんだから。
鳩羽くんは鳩羽くんとして、向井くんの中にいるよ。
……わたしが言っても説得力ないかもしれないけど。 わたしは、そう信じてる。ううん、そう思うよ。
[信じたいという鳩羽くん>>134に、わたしは頷いた。 それから信じたいけど信じきれないこと>>135も。]
(142) 2021/06/12(Sat) 16時半頃
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びっくりしてるかもねぇ。 向井くん、そういうの得意じゃないよね。
イレギュラーっていうのかな。 文化祭のレジでもそうだったよ。 お客さんがトッピングアレンジしてくれって 言った時とか……。
[わたしと鳩羽くんは少しだけ、向井くんの話をした。 わたしだってここにいないことは理解しても、 絶対帰った、無事だ、なんて言い切れない。
頭のどこかでもしかしたらを考えて、 心のどこかに可能性>>3:152を抱えている。
夢>>129は、現実じゃない。 だから鳩羽くんの不安を取り除くこともできない。]
(143) 2021/06/12(Sat) 16時半頃
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[雫みたいに、鳩羽くんの呟き>>138が聞こえる。]
いなくなる……帰る、んだよ。
[そう返すわたしの声は途中で詰まった。 そのためにわたしたちがどうなるのか、 九重さんやひとみちゃんを思い出し、向井くんを見る。 樫樹くんだってきっと、そうだったんだろう。
それとは別に、思うこともあった。
ここが誰かの頭の中の世界なら、 帰るっていなくなることなのかな。 文化祭の中、3-9の物ばかりが増えるこの場所で、 わたしたち、いなくなっちゃうのかな。]
(144) 2021/06/12(Sat) 16時半頃
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……嫌だねぇ。
[わたしは鳩羽くんに返事をしたけれど、 その意味はもしかしたら少し違ったのかも。
寂しいねぇ。って、わたしは呟いて、 向井くんに触れていた手を離す。また今度ね。 ダッフルコートの裾を踏まないように気をつけながら わたしはゆっくりと立ち上がった。]
(145) 2021/06/12(Sat) 16時半頃
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ん。
[わたしより低いところにある頭。 タオルじゃなくて、わたしの手のひらを押し当てる。 鳩羽くんが嫌がらない限り、 わたしは鳩羽くんの頭をこれでもかと撫でた。
タオルと袖でクッションは豊富だったから、 やや強めでも痛みはなかったと信じたい。]
頭冷たくなって来ちゃった。 わたし、そろそろ行くね。
……鳩羽くんは、どうする?
[タオルの向こうを覗き込むようなことはせず、 わたしは声だけで鳩羽くんに尋ねた。 鳩羽くんはどう答えただろう。 どの答えでも、わたしは向井くんの側を離れるつもり。]*
(146) 2021/06/12(Sat) 16時半頃
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/* ・浅い傷のこと 深爪 ・向井くんの移動 まだいるならこのまま? 寒そうだから連れて行く?
(-34) 2021/06/12(Sat) 17時半頃
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— 涙の落ちる廊下で —
[わたしと鳩羽くんの時間はいつもちょっぴり賑やかで、 けれど今日のわたしたちはちょっぴり静かだ。
途中会話が途切れたとしても、もう気まずく思わない。 あの朝>>0:665とは全然違うってわたしは笑った。 つい昨日のことなのに、ずっと遠くに来たみたい。]
(153) 2021/06/12(Sat) 18時頃
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[向井くんの話をして、いなくなることを想像して。 わたしが立ち上がっても鳩羽くん>>149は動かない。 力いっぱい撫でたってされるがまま、なのかな。
昨日はぐしゃぐしゃに撫でられた>>3:132。 わたしの言葉に意味があったみたいで、嬉しかったの。 今日はぐしゃぐしゃに撫でてやった。 嬉しかったこと、お返し。]
うん、分かった。 身体冷やさないようにね。風邪引いちゃう。
[鳩羽くんはまだ残るみたい。わたしは止めなかった。 コート借りちゃったからひとつだけ注意をして、 おあいこに満足したわたしはその場を離れようとした。]
(159) 2021/06/12(Sat) 18時半頃
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なぁに。
[鳩羽くん>>150に呼び止められて、わたしは振り返った。 鳩羽くんの頭からタオルがなくなって、 泣いてる顔、見えちゃった。
でもわたしは目を逸らすことなく、 鳩羽くんがいつもみたいに深呼吸するのを見ている。 一回、二回。癖なのかな。落ち着くのかも。 待つ間、向井くんみたいだなぁってわたしは思った。]
……。
[鳩羽くん>>151が笑ったからわたしはちょっぴり驚いて、 さっきまでの笑顔が一瞬なくなっちゃう。 細めがちな目を開いて、瞬きをひとつ、ふたつ。]
(163) 2021/06/12(Sat) 18時半頃
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うん。
[わたしはわたしがやりたいことやっただけだから、 お礼にどう返していいのか分からなくて、 明日の約束だけに返事をした。
鳩羽くんの足元を見る。 廊下は寒いから移動した方がいいかなとか考えたけど、 今はもう少し、鳩羽くんの側にいてあげてね。 タオルはたっぷりあるし、 鳩羽くんが毛布も持って来てくれたみたいだから。
わたしは心の中で向井くんにお願いした。]
(164) 2021/06/12(Sat) 18時半頃
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[歩き出す前にタオルの端と端をどうにか引っ張って、 わたしも顔を隠すタオルを取り払う。 お互いを覆いがなくなって、鳩羽くんがよく見えた。]
泣いてる顔も、悪くなかったよ。
[やっぱりわたし、寄り添うの得意じゃない。
鳩羽くんが悩んでること、何も力になれてないし、 笑わないと落ち着かないって言ってた人に 伝えることじゃないかも。
でも、わたしがそう思ったから。 善悪じゃない「悪くない」をわたしは鳩羽くんに贈る。]
(165) 2021/06/12(Sat) 18時半頃
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これ、ちょっとだけ借りるね。 ありがとう。すごくあったかい。
[驚きに外れた笑顔も戻して、これって袖を振って見せて。 今度こそわたしは歩き出す。]
また明日。
[この笑顔は嘘じゃないよ。 だってわたしは、鳩羽くんと会える明日を信じてる。 信じたいと、心から思っている。]*
(166) 2021/06/12(Sat) 18時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/12(Sat) 18時半頃
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— 校舎内 —
[炭蔵くん>>181が出てくるより先に離れたわたしは、 サイズの合わないダッフルコート姿で廊下を歩く。 やっぱり顔よく見えなかったな>>176、なんて 思いながら、歩いても歩いても途切れない写真を眺めた。
屋台やメニューの写真から 客引きたちのスイーツモチーフの衣装。 変顔している男子たちや、調理の様子も写ってたかな。 集合写真は打ち上げの時>>0:353。 屋台の前でも結構な人数が集まっていたみたい。
こうして並べてみると、わたしもだけど 乃絵ちゃんや炭蔵くん>>178の写真も 少ないんだなって気づけた。
当日参加ハプニングでほとんど参加できなかった 樫樹くんもその関係で多くないけど、 乃絵ちゃんと一緒の写真>>2:541は見つけられたかな。]
(191) 2021/06/12(Sat) 20時半頃
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並べてみない分からないこともあるんだなぁ……。
[広報アカウントやグループチャット>>1:168に掲載された 写真は全部見ていたと思ったんだけどな。 わたしは本当にただ、 既読を1増やしただけだったのかもしれない。]
(192) 2021/06/12(Sat) 20時半頃
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/* これは消去期間を過ぎて脱字に気づいた顔。 あちこち誤字脱字はあるのですけれども。 あとちょっとだった……!
(-39) 2021/06/12(Sat) 20時半頃
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[分からないことばかりのわたしの歩みに迷いはない。 奥の階段を上がって踊り場を三回通る。]
……。
[ひとみちゃんが追いかけてきてくれた時は わたし、手ぶらで何も持ってなかったから、 扉に縋りつくのが精一杯だった。
でも今のわたしには大切な薄青色のぼたんも たった1枚残された10円玉もある。 わたしは長い袖から手を出して、ある鍵を持ち上げた。]
……失礼します。
[柊くんと以前探索した時>>2:37に見つけたもの。 頭上には、『音楽室』の文字が掲げられている。]*
(193) 2021/06/12(Sat) 20時半頃
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— 音楽室 —
[ここを訪れるのは授業と月曜の放課後だけ。 夜の音楽室はまた違った雰囲気があった。 曜日はどうだっただろう。 日付が昨日と同じ以上、何の意味も持たないけれど。]
……。
[部屋の電気をつけると、外がより一層暗く見えた。 わたしは扉を閉めて、グランドピアノの椅子を引く。 悲鳴のような音の後、間に身体を滑り込ませた。 ダッフルコートは椅子の背に。 脱いだ途端冷気が肌を撫でて、わたしは身を震わせた。]
(197) 2021/06/12(Sat) 20時半頃
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ずっと、 もう弾かない方がいいって分かってるのにね。
[黒い蓋を持ち上げて、深紅の布を畳んでどかす。 椅子に浅く腰掛けてから、凍える手を擦り合わせた。
わたしの爪はいつまで経っても短くて、 あぁ、そういえば、向井くんの爪も短かったな、なんて。 首についた傷が浅かったのはきっとそのせいだろう。 わたしたちの手は、 噛むようにも傷つけるようにもできていない。]
(198) 2021/06/12(Sat) 20時半頃
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[指を一本立てて鍵盤に落とすと、聞き慣れた音がした。 それを何度か繰り返す。ぽん、ぽん、ぽーん。 押し続けた分だけ音が伸び、弦の余韻が空気を震わせる。 わたしは恍惚に似た吐息をこぼした。]
——。
[そこからはもう、わたしの声はいらない。 奏でるのは、習いたての子どもが引くような曲。 左手が決まったテンポの和音で右手がメロディー。 放課後に弾いていたものよりずっと簡単だ。
すぐに終わるもの、途中までしか思い出せないもの。 わたしの音楽は拙く、慌ただしく、 曲の途中で終わっては次々と表情を変えた。]
(199) 2021/06/12(Sat) 20時半頃
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[それから暫くの間、音楽室に近い場所では 微かなピアノの音が聞こえたかもしれない。]*
(200) 2021/06/12(Sat) 20時半頃
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