10 冷たい校舎村9
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── 現在・渡り廊下 ──
[ 確かにそれならフツーだった。>>324 慎一もよくやること。フツーに。
そして、その目論見どおり。 うやむやになってしまった疑問を、 慎一はうまく投げ返せずに、 短い渡り廊下を歩いていく。まだ歩いてた。
ほんのすぐ先の建物が果てしなく遠いな。 慎一がやたらと立ち止まるせいだ。
少なくとも慎一にとってはそうだよ。 再開されるはずの歩みを止めたのは慎一だった。 ちゃんと歩き続けていれば着いただろうに。]
(351) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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[ そんな些細な認識のズレに気づかないのは、 相手の思考を読めないからであって──、 つまり、暮石の指摘は正しいんだろう。>>326
拾っては向けられる思い出の断片に、>>325 慎一もうまく笑えていないだろうから、 へらへら笑いの消えた会話。]
……うん、言った。
[ はじめに出てきたのは肯定。 下がった眉尻が笑顔を崩した。]
(352) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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自分にとってラクでもないこと、 続けられんのはえらいと思うし、
ラクかどうかが判断基準なのも、 俺にとって大事なのもそう、だけど──、
[ 言わなきゃわからない。>>326
知ってる。 言ってもらえなきゃわからないこと。 昨日だって実感したばっかりだった。
だけど、言ったって仕方ないから。 どうしようもないことだからって、笑っていた。 知らないところで差し伸べられていた手。>>327 そういうものに少しだって気づかないまま。]
(353) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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[ 暮石の言葉は慎一に語り掛けるようで、 どこか別にも向いているようで、>>326 結局返事に迷った慎一が生んだのは沈黙だった。
でもさあ、言わなきゃわからないなら、 慎一は言っておかなくちゃいけなかった。
慎一には不都合の多い世界。 だけど、嫌いなわけじゃないよ。本当に。
遺書みたいなメール。文化祭の様相。 死んじゃったかもしれない人探し。
そういうものにつられて、 一度だってよぎってしまった相手ならなおさら。]
(354) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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……うん、ヤだよ。 息がしづらいのはしんどい。 想定外のことばっかなのは疲れる。
頭ン中真っ白になって、 ひとつもちゃんと考えられなくなる。 俺がぐちゃぐちゃになっちゃう。
(355) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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[ 教室から駆け出しちゃうくらいにね! ……それは言わなくてもいいかな。 さすがに伝わるよね。恥ずかしいんだ。
真面目な顔して首をかしげる暮石を、 慎一はまっすぐに見つめている。>>327
さて、今言ったのも十分情けないけど、 慎一は大真面目だったんだ。 ここから先も大真面目に言うので、 もう少しだけ、そうやって聞いててほしい。]
(356) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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でも、それは俺の問題で──、
それより、この世界作ったやつも、 こんな世界作っちゃうくらい、 文化祭、楽しかったんだなあって。 それは、なんか……うれしいし、
それでも、もうダメなくらい、 疲れちゃったんだろうなあって。 そう思うと、悲しくなんない?
だから、嫌いにはなれない、みたいな。
(357) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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[ 「嫌いじゃない」の補足として、 これは果たして十分だっただろうか。
言葉にする気のなかったことを、 探り探り声に出しているものだから、 多少拙い部分はあったかもしれない。 ジャッジはそちらにお任せするね。
それから。先ほどのご指摘を受けて。 慎一の「大切」についてもひとつ付け加えよう。]
(358) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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……それに、 本当にラクなのが一番大事なら、 俺、クラス委員なんかやってない。 文化祭なんかたぶん、休んでるよ。 うるさいし、人多いし、疲れる。
でも、楽しそうだなーって。 やってみたくなっちゃって……、
……欲張るから疲れるんだろうけど。 でも、楽しかったなあ。……ほんとに。
[ ゆっくり。思い出を語るような口調で、 慎一は言いながら少し笑ってしまう。 だって、なかなか情けない話だろう。]
(359) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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……だから、ラクじゃないのは疲れるけど、 たぶん、ほんとは向いてないけど、 楽しいことも大事だったよ。俺には。
どんなに疲れるんでも、 みんなと一緒になって楽しかった。
当日だって。すぐパニクって。 必死で暮石のボタン′ゥたりさ、 いろいろあったけど──、
[ ごめんね、優柔不断で。 2つに1つをどうしたって選べない。 それでも楽しかったよ。 そういうニュアンスで語ろうとして、 慎一はふと言葉を詰まらせた。]
(360) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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[ 誰にもしてなかった話を思い出したのだ。 「いろいろあった」の大部分を占めるもの。
今まで誰にも言わず隠し持っていたものが、 そのとき、慎一の喉元までせりあがってくる。
慎一にとって、文化祭にたったひとつついた瑕。 ……いや、慎一自身の過ちでしかないそれを、
打ち明け話か、あるいは懺悔。 ……みたいな口調で静かに添える。]
(361) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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本当はあの日、合わなかったんだ。 記録上と、実際の残金。10円だけ。 何回数えても、10円多くて……、
そんとき、俺、テンパって──、 ……抜いたんだよね。帳尻合わせるために。
だから……ゴメン。 楽しいとか言ってちゃダメなんだけど。
[ なんでなんだろうなあ。 どこか他人事のように慎一は振り返ってしまう。
あとから振り返れば、なんで起きたのかわからない、 なんでしちゃったかわからないような失敗を、 自分自身の手で積み重ねてばっかりだった。]
(362) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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[ ──そんな話をしたから。 また少しの間、慎一は黙るしかなかった。
次に口を開いたときには別の話題。 ずるいやり方で暮石に話題を向けて、 また、息を詰めさせてしまっている。>>328]
……ずっとこのまま、かあ。 そういや、チャイム……、
[ 始業の時間にまた鳴ったチャイムのこと。 何もないとは思えなくて、だからこそ、 続く言葉に、うまい言葉が浮かばなくて、>>330]
(363) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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[ きっとこのままだよ。とは言えなかった。 きっとこの世界に終わりはある。 世界の持ち主の生と死、どちらかを区切りとして。
そんなことやっぱり言えるはずなくて、 黙っているうちに発せられた言葉は、>>332 先ほどまでと違って少し尖って聞こえた。
向けられた視線の色が変わって、>>332 ……慎一は少し驚いたんだけどね、 でも、ごまかすような話でもないから、 静かに、正直に答えるね。笑いもせずに。]
(364) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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……信じるよ。
暮石が「自分じゃない」って言えるなら、 それが一番いいことだと思うから。
[ あの遺書みたいなメール。 悲鳴の上がる校舎。散らばっている刃物。 それらを生み出す覚えがないっていうなら。
自分で自分を信じられるなら一番いいよ。 暮石がそう信じるなら、慎一もそうする。
気づけばまた立ち止まったままだった。 不安も敵意も、何を向けてくれてもいいよ。 ただじっと、その目を見つめていた。*]
(365) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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[ ──これは、それより後の話。]
(366) 2021/06/11(Fri) 04時頃
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── 午後 ──
[ そのときの慎一の顔色は──、どうだろう。
ただ、少なくとも何があったって、 慎一はきちんと食事をとるんだろうし、 それはすでに買ってあるパン類。 ……という2点においては揺るぎなく。
つまり、かけられた声に顔を上げて、>>310 一瞬、不思議そうな表情を見せただろう。]
(367) 2021/06/11(Fri) 04時頃
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[ 「不思議」というのは、 今この状況で? というニュアンスなんだけど、 ……いつもどおり昼食を取ろうとしてた、 慎一に言えることはなにひとつないわけで。 日常めいたことなら、慎一はいつでも歓迎する。]
ン、……レン、買ってきたわけ?
[ うなずいて同席する意思を見せるだろうけど、 食欲がないとやらで露骨に量が少ないなら、 怪訝そうな顔くらいはしたんじゃないかな。]
(368) 2021/06/11(Fri) 04時頃
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[ いつかあげたアイスのアタリ棒。
忘れたわけじゃないけれど、>>0:1178 慎一はとうに交換してると思ってた。
だってそうじゃない? 仮に件のアタリ棒が鳩羽の元じゃなく、 慎一の妹のところに渡ることになってたら。
……そもそも、棒のままだったら、 「汚い!」って受け取ってもらえないから、 慎一はオマケのアイスだけを持って帰っただろう。 いや、きょうだい仲は普通だと思うんだけど……。]
(369) 2021/06/11(Fri) 04時頃
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[ ……つい話が逸れちゃったね。 元に戻すと、夏はもうずいぶん前に過ぎて、 今は真冬。雪の吹きすさぶ冷たい校舎にいる。
ぎこちない慎一のこと。>>309 気づかれていただなんて慎一は知らない。
取り繕うのは上達した気でいて、 自己評価が変なところで高いもんだから、 なぁんにも察することはなく、
──さらにいうなら、友人の様子にも。 違和感のひとつも抱くことなく立ち上がる。]
(370) 2021/06/11(Fri) 04時頃
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……どっか行く? ここでいい?
[ 慎一はさ、この友人とはとりわけ、 いつもどおりでいたかった。
いつもどおり。 元気で明るい男の子がふたり。 そんなふうに笑っていたかった。
だから極力、いつもどおりみたいな声で。**]
(371) 2021/06/11(Fri) 04時頃
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── 現在・渡り廊下 ── [ なにも、今までだって、 ヤだったんじゃなくて──、 なにがって、こんなふうに、 きちんと向かい合って、 楽しいわけでもない話をするのが。>>380 ただ、へらへら笑って水面を掬って、 返事に困るような話をしないで、 そうするのがいいんだって、 うまいやり方なんだって慎一は信じてた。 だから、へらへら笑いの消えた廊下で、 ごまかしのきかない話をするとき、 自分がどんな顔してるかもわかんなかった。 そのぶん、そっちでよく見といてね。]
(452) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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[ 正面を取ることがなかったから、 お互いの顔もよく見たことないふたり。>>385 それに、いつも目を細めて笑ってたから、 思ったより目が大きいんだなあとか、 場合によっちゃ拳が飛んできそうなことを思う。 幅広の目のかたち。 焦茶色の瞳の奥をじっと見たって、 何かがわかりやすく浮かび上がるわけじゃないけど。
言わなくてもいいかな。いいよね。 心の中の声は伝わったらしい。>>383]
(453) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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言われてみれば。
[ 慎一の記憶に残ってるのは、 癖みたいに動き続ける両手。 目前にかざされた手のひら。深爪。
……どうやら手元を見て話してたらしいね。 素直に、新鮮で不思議な気持ちで同意を重ねる。]
……思ったよりちっちゃいね、暮石。
[ だから何ってわけでもないんだけどね。 怖いものを覆い隠すような手のひらの印象。 慎一は黙ってちょっとだけ、 自分の中の暮石像をアップデートする。 たぶん、チャートを作ったあの日以来に。]
(454) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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[ ……だから何というわけでもないから、 慎一は自分の「嫌いじゃない」を補足して、 途切れがちな言葉を吐く暮石を見てた。>>387
「そう思う」返ってきたのは同意なのに、 いったいそれってどういう顔なのさ。 閉じられた瞳を少し不思議に思ってる。
悲しい。かわいそう。 慎一はね、そこから先に進めずにいる。 だって、そこからどうすればいい?]
(455) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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でも、悲しいから──、 だからって、どうすればいいんだろうな。
[ これは、答えを求めない類の問い。 素直な慎一は同意を得られたと信じて、 呟きとして、声を吐き出したんだけど。]
(456) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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[ この世界の主の話は悲しい。 けど、慎一の話には少し笑ってくれてよかった。>>388
大丈夫、ヤじゃなかったから。 声に出された同意も、淡い笑みも。
それはただ、 慎一がそういうものなんだって話。 それを聞いてどんな反応をするかも、 そりゃあ個々人の自由なんだけれど。
やっぱり、馬鹿にされると悲しいからね。 安堵したように、眉尻がさっきより瞼の形に寄り添う。]
(457) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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[ それから。短い沈黙を経て。>>392
慎一は自分ばかり話してたなって、 そういうことになかなか気づけない。 暮石がそっと息を詰めていることも。
「信じて」と暮石は言って、>>394 慎一はちょっと驚いたような顔したあと、 それでもしっかりとそれにうなずく。]
(458) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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……わかった。いいよ。
ここは、暮石の世界じゃない。 ……し、俺の世界でも、ない。
[ 本当はね、気にならなかったわけじゃない。 暮石のことじゃなくて、後半の方。 なんで除外されたかわからない自分。 ──でも、 信じるって言ったから、ただうなずいて。
それに、慎一が「なんで」って言おうとしたとしても、 きっと、それより先に暮石が動いてた。>>395]
(459) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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[ 天井に向けられた手のひら。ひとつめ。 ピアノ。答え合わせをするみたいに、 短い爪がくるりと表に向けられる。>>395
暮石が一歩下がる。ふたつめ。 過去形をして語られる夢。 言葉を挟めないまま、暮石がまた下がる。
ポケットに手を差し込んで、みっつめ。 また顕になった手のひらの上に、 10円硬貨が一枚ぽっち乗っかっている。]
(460) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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