32 Zug Zwang
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[過去に受けたいじめや暴力から発症し、 未だに精神的負荷を受け続ければこうして 平常を蝕むそれは
心的外傷後ストレス トラウマ フラッシュバック
そう呼ばれている。
…少しの時間さえ置けば収まるだろう。
さて。 残る時間は、後 ]*
(=5) 2023/12/20(Wed) 23時頃
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― 応接室 ―
[汗が止まらなくてフードを脱ぐ。 なんとか部屋まで辿り着けはしたが、 ソファに座る事も叶わず床に膝をついた。
嫌な動悸が止まない。嫌な思考が止まらない。 ああ結局人間なんて誰も信用成らないのだと。 わかりきっていた事なのに症状のせいか 尚一層抉る様に頭に響いて止まず、 胸の奥を締め付けて苦しい。
嫌な顔を思い出す。 せせら笑う様な声を思い出す。 そうして降り掛かる、あの痛みが…――― ]
(52) 2023/12/21(Thu) 07時頃
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「それでも、既に何度か経験した症状なれば 徐々に自身をなだめる様落ち着けていき。 ソファのクッション部分へと頭を押し付け 安定を確保し、呼吸を整えていく。
浅い呼吸を何度も繰り返しながら 目を閉じ思考を空にしようと試みる。
……その間にか、 側にはロバートが寄ってきていた。 か細い声で鳴きながらぐるぐると周囲を回り、 投げだしていた片腕をふんふんと嗅ぎ、 動く事が無いと見てか舐め始めた。]
(53) 2023/12/21(Thu) 07時頃
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[動物の本意は図れない。 けれどその温かさは確かに伝わって。
手の平をゆっくり返し、 頬の辺りを撫でてやってから 頭を柔らかく撫でた。
尾を振るのが見えれば…目を細めて。」
(54) 2023/12/21(Thu) 07時頃
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[俯く姿勢だったのを翻し、 ソファを背にする形で座り直して ロバートを抱き上げる。
未だ手を嗅いでみせたり 時折舐めてもくれる様が愛おしくて 何度も頭や背を撫でてやって。
そうして漸く落ち着けてきたのだと気付けば、 強張り、疲れ切った身体を脱力させた。]
(55) 2023/12/21(Thu) 07時半頃
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[薄らと部屋の隅を眺めながら 先程の話の内容を思い出そうとし、 ……止めて、まだ暫くと放心して過ごした。 腕の中の犬も、 飼い主が落ち着いたのを悟れば 温もりに微睡みすやすやと 寝息を立て始めて。]*
(56) 2023/12/21(Thu) 07時半頃
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[やはり、会うべきではなかったのだろう。
知りたい事は解決に及べず。 或る種の親近感の様なものを抱いていた相手の 知りたくも無い様な 感じたくも無い様な ……いいや、知っていた筈だろう 嫌な面を再認識する羽目になり。
ただ絶望だけを手に入れる。 最悪の状態。]
……ツーク・ツワンク
[一人、呟く。 可能であればパスを取りたい局面。 ……可能であったのだから、取れば良かったものを]*
(=8) 2023/12/21(Thu) 07時半頃
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[幾らかの時間を置く事で大分持ち直せた。 戻った思考で何度も「おわらせてしまえ」と 巡りはしたが、実行には移せず。
…それだけの気力が戻らない、というのが正しい。
ソファには座り直したものの、 其処から食堂へと戻る気持ちは沸かず。 昏々とした思考を抱えながらただ犬を撫でる。
その内に応接室の扉が開けられ かの人物が部屋へと足を踏み入れる。 預けていた背を離し、フードを深く被り 其方を睨む。]
(62) 2023/12/21(Thu) 18時半頃
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[ 先程と同じく自身に近い位置に座られたなら 身体を横にずらし、距離を取る。 持ち込まれた飲み物にも手を伸ばす事は無く。 ただその膝上で眠る犬を大事そうに抱えて。
……出ていけと言わない事だけが 唯一許容の線であると言う様に それ以外は拒絶のていを示してみせた。 ]
(63) 2023/12/21(Thu) 18時半頃
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……殺せという願い、叶えてやるよ。 俺にも都合が良くなった。
(64) 2023/12/21(Thu) 18時半頃
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[先程の会話の続きを口にする。 言ってからか言いながらか視線を逸らして。
……結局『願い』だけは叶え続ける事になるらしい。 その事実にどうしようもない虚しさを覚えるが、 最後になるのだからどうでも良く。
以降は口を閉ざした。
目を覚ましてしまった犬が じっと此方を見つめていたが、 其れすらも目を合わせない様にして。]*
(65) 2023/12/21(Thu) 18時半頃
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……… ……… ………
・・・ 他にあんたが何を望むんだよ。 結局俺の死か?
[躊躇ったが 結局開口し、問い掛ける。
望まれればそれすら 叶えてやろうかという気分だった。 目線は相変わらず何をも捉えないまま 深い溜息を吐き、沈黙の中その答えを待って。]*
(68) 2023/12/21(Thu) 19時半頃
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俺を殺したければ殺しにくればいい。 だが再三言うが、ロバートには手を出すな。 仮想空間だが痛みは本物に近い。
ショックで死ぬ事は無いだろうが…、
[十分傷付いて来たのだと溢す。 それは邂逅当初にも伝えた内容だった。 多頭飼育の末の放置、発見時は不衛生な環境の中 ボロボロの状態であったのだと。
自身に境遇を重ねた訳ではなく ただ純粋な憐れみを犬へと注ぐ。]
(71) 2023/12/21(Thu) 21時半頃
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[或いは無意識に重ねた部分もあるかもしれないが。 自分が____事など当に諦めきっている。]
(=14) 2023/12/21(Thu) 21時半頃
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………どうあれ、 此処で殺したところで 言った通り現実で死ぬ訳じゃないけどな。
……‥――――
[皮肉な事に、口火を切ってしまえば 幾らか強張っていた身体も柔らかさを取り戻す。 だから余計な事もその口から溢すのだろう。]
あんたも結局、他の人間と同じなんだろ。 温和に見せておいて人を騙し、 そうして懐柔してみせた所で裏切る。 自己満足の為に他者を踏み躙る事も厭わない。…ああ
(72) 2023/12/21(Thu) 21時半頃
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言っていて馬鹿らしくなってくるな? そうした面を俺も有能だと称し、 好んで気に入った筈なのに いざ自分に向けられたらこのザマとは。
自分に呆れかえるし ……人間にも、ほとほと愛想が尽きた
わかってた筈なのにな。 なんで、……あんたに会いに来たんだろうな 全部流してやれば良かったのに……っ…!!
[吐露を重ねる度止まらなくなり、 自嘲と失望とでぐちゃぐちゃに成る寸前 自分の膝に爪を強く立て昂ぶりを抑え込む。]
(73) 2023/12/21(Thu) 21時半頃
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[再度息を荒げそうになりながらも 何とか落ち着きを取り戻し、長く息を吐いた。
幾らでも無様な姿を晒して、 自身に呆れかえって何も言えなくなりそうに。 …それでも会話する口は、先程よりは開けたまま。
カップを包む手を睨んだなら その手からそれを奪ってやって
幾らか冷めていたのなら 残りを一気に飲んでやった。
………甘さが口の中に広がって気持ちが悪い。]*
(74) 2023/12/21(Thu) 21時半頃
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/* 具合の悪いクリスマスになりそうだな…(?)
(-54) 2023/12/21(Thu) 23時頃
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………持ってくるなら水にしろよ こんなんじゃ、喉が渇くだけで 意味が無い
[用意した本人が飲んだ後であれば 毒が入れられていないのは確実であり、 また自身で用意する手間も省けた。
ただそれだけだ。
…最も、冷静であったなら そもそもに飲み物に入れる毒等というものが この空間に用意されていない事は分かった筈で。
癇に障る笑い声に口元を拭いながら、また睨んで。]
(81) 2023/12/22(Fri) 00時半頃
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[再三に「殺さない」と伝えられるが 最早何を信頼すれば良いのかも分からない。 犬をソファの奥へと隠す様に移し 待つ様にと手と合図とで静止させる。
最中、笑いは消え行って青年の告白が始まる。 其方へ顔を向け語られる内容を全て聞き終えれば、 はっ…と短い笑いが零れた。]
随分と敬虔なんだな。 許しがたい存在だからこそ自身を真っ先に殺すのか。 …ああ、だから俺の事もそんなに殺したいのか。
・ あんたにとって俺は鏡だとでも?
(82) 2023/12/22(Fri) 00時半頃
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[何度も言葉を重ねる中、 温和な様子からも終ぞ 此方への殺意は途切れなかった。 その理由を掴めた気がして更に笑いが零れる。]
そうなら殺されてやるのは嫌だな。 俺をお前の自殺に巻き込むなよ。 俺にはまだやる事が幾つもある。
[それを阻む為でも無く 単なる自己満足の為の犠牲に成るというのなら 冗談じゃない、と内心怒りも抱えて。
……ああ、だけど ]
(83) 2023/12/22(Fri) 00時半頃
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[先程よりは随分と気は楽になっていた。 暴かれたからか隠しもしないその一つの本懐に 改めて、そしてありありと目の前の青年が 『人間』なのだと知らしめされて。
嫌って問題が無い。
わかりやすい答えに安堵する。
期待を切り棄てる事に苦悩しなくていいのだと。]**
(84) 2023/12/22(Fri) 00時半頃
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[結局俺に向けられていた感情は分からない。
ただ、『味方』という言葉に 振り返るよう乞う様なあの声掛けに ずっと何かを期待されている様に感じていた。
そんなもの誰にも届く筈が無いと 自分が捨て去った願いと重なるようで ・・ それを他でもない俺が無視し、 切り棄てようとしたのだという意識に いつまでも引き摺られ苛まれもしていた。
これで楽になるのだろう。
―――そうだと信じ込もう と。して。 ]*
(=17) 2023/12/22(Fri) 01時頃
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/* 仕事をさせる気が無い(お互い様かもしれん‥‥‥)
(-62) 2023/12/22(Fri) 09時頃
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/* わからない ⇒ わかりたくない 目を背けている パスを選択したがっている
(-64) 2023/12/22(Fri) 11時半頃
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今回たまたま俺がGMだっただけで まさか其処まで想われる事になるなんてな。
[それだけでなく此方が用意した駒の機能も、 それ程までに気に入られたのだろうか。 どうにあれ、]
本当に逆恨みだな。 恨むなら、呪うなら あんた自身の引きの悪さだろうに。 が選んだ運命
(89) 2023/12/22(Fri) 13時頃
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[希望に沿うよう用意されたカップには手を着けず、 先程手に取ったままのカップを持て遊ぶ。]
結局人を殺す事に執着するなんて、 あんたも中々狂ってるな。 嫌がった癖に。
……せめてもっと、 尤もらしい理由でも 並べられたら殺されてやるよ。
俺が居なくなれば世界が平和になるだとか。 他人の為に身を捧ぐ様な。
[言いながら然程興味無さそうに。 開き直った今、願われても死ぬ気は失せていた。]
(90) 2023/12/22(Fri) 13時頃
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、―――
(91) 2023/12/22(Fri) 13時頃
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[手を止め、思わず其方を向く。 今しがた決意を固めた内心を見透かす様な その呟きに、不用意に心臓が撫でられた心地が襲う。
同時に止めてしまっていた息を 気付かれない様に吐き出し、]
……俺に嫌われた所でどうでもいいだろうに。
[その一言だけを呟き返した。
……返しながら、 同じくほぼ最期に投げつけられた言葉を思い出して。 口内で消えない甘さと胸をざわつかせる動揺とで 僅かながらの吐き気に襲われるが、無視をして。]*
(92) 2023/12/22(Fri) 13時頃
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[あの時『孤独』だろうと 俺に知らしめんとしたその言葉は、 俺からしてみたら青年自身にこそ 当てはまる言葉に思えていた。
生き方を指すのではなく 『孤独』という自体そのものが あの時の青年を指し示していたかの様で
今も変わらずに、 ………寧ろ、当時以上に『孤独』に映り
当惑する。 容を得た罪悪感が 意識に踏み入ろうとして ]
(=22) 2023/12/22(Fri) 13時頃
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