28 僕等(ぼくら)の
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……後から考えたら、 縁士君の石を、縁士君へのお土産にするの、 意味わからないなって……気付いたんだけど。
[その時は、遅かった。]
[差し出した袋の中には、『縁』と赤字で書かれた石が5つ。 それぞれ、良縁・子宝・繁盛・飛躍・健康の縁を示す石らしいよ。*]
(118) 2023/08/21(Mon) 23時半頃
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―― 喫茶店 ――
気に入ったなら良かった。 2年前か、赴任してすぐだったか偶々見つけて。 図書館の近くだから、本を読むのにいい。 広いのに人が居ないのがミソだな。
[確かに高校生だと少し入りにくいだろうか。 人が居ない……の話は憚って少し小声になる。 出されるものは美味いのだが、 チェーン店に押されてしまっているらしく。 通うのには応援の心算もあった。 辞職の話は、気にかけてくれたことへの礼だけに留め。 砂糖もあるぞとテーブルの脇を指で示したり。]
(@9) 2023/08/21(Mon) 23時半頃
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検事長!? それはそれは立派な親御さんで。 本郷が「きっちりしっかり」だったのも さもありなん……だなぁ…
[茶化してしまったが、外したかもしれず ひとつ咳払いして珈琲に口を付けた。 転校の話には本郷の方に目線を移しつつ。]
……ん、後悔は残さないほうがいい。 真剣に、話をしたいって伝えてみても駄目か? まともに聞いてくれない「だろう」って 本郷の予測のようにも聞こえるんだが 世間一般の父親って、割と娘と話したがるものだぞ?
(@10) 2023/08/21(Mon) 23時半頃
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……時間がどうしてもないってなら 時間取って貰えるよう、俺からお願いすることも出来るけど。
[第三者が入ると却って混乱をきたしそうだ。 優れた捜査眼の前では無関係を装うことも難しいだろう。 だからあくまでも必要ならばの話だ。]
(@11) 2023/08/21(Mon) 23時半頃
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[続く話には整理に時間を要する内容も含まれていて。 一つ一つパズルのピースを組み替えるように口に出す。]
最終戦が別の地球で行われるってところから初耳だ。 で、あいつらの時は七星が最後の一人だった…… ハロと七星のことは何となく分かってたが 天道も七星たちと同じ地球から来ている? その理屈だと、他での契約が生きていたから 契約は二重に出来ないってことだったのか…?
ああ、くそ、何だか情報がバラバラだ。 足りないもんも多くて、頭の中の整理が 追い付いていないかもしれない ……ごめんな。
[誤解や後手もある。しかし共有される情報が余りに遅い。 ロクに開示されない情報や偽りは、身内のための 保身だったのだろうか、と軽く苛立ちすら覚える。 いや、今此処で考えるべきはそこではなく、――]
(@12) 2023/08/21(Mon) 23時半頃
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[“次の地球”という、新しい戦場に降り立って、 七星と同じようにパイロットを集め、 チュートリアルのような役目を兼任し 見知らぬ地球で戦って死ぬのが最後の一人。
だとするなら、 現状では、その役目が彼女の肩に 圧し掛かってしまっているということだ。]
(@13) 2023/08/21(Mon) 23時半頃
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………本郷……
[重ねられる言葉>>107>>108に 喉奥に言葉が引っかかったように出てこない。 七星に、ハロに、天道に対し、 言いたくもない言葉が胸の上まで出かかっていた。 彼らだって、十分に苦しい思いを経て来ただろうに。 頭では分かっているのだが、感情が追いついていない。
そう、戦うと決めたら、本郷は上手くやるのだろう。 けれど、こんな重圧を彼女ひとりが背負うというのは 余りにも酷ではないだろうか。]
(@14) 2023/08/21(Mon) 23時半頃
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そんなこと位で、因果応報なんてあるわけないだろ。
―――… ごめんな。
そもそも、俺がお前を合宿に誘ったから。 声をかけなければ、こんなことにはならなかった。 巻き込まれることも、怖い思いをさせることも 泣かせることだって、なかった。
[受け止めると、泣き場所を提供するなどと言って 泣かせているのは元を糺せば己の所業でもあった。 涙を零す少女に対し、机を挟んだ場所は余りにも無力だ。 指を伸ばしかけて、手はそのまま空で止まる。]
(@15) 2023/08/21(Mon) 23時半頃
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……お前の戦いで、俺が出来ることはあるか? “今”出来ることでも、勿論 構わない。
[本郷がタイと校章を外して来ていることには、気付いている。*]
(@16) 2023/08/21(Mon) 23時半頃
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/* 声かけた俺が悪いんじゃね?? 責任取ろうな………?
(-32) 2023/08/21(Mon) 23時半頃
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―― 天体観測会:役割分担 ――
ありがとう、ございます…! あたし、当日瑠璃川先輩のお手伝いさせてください。 スープ作るのとか、ココアもっ!
[どれだけ集まるかもわからないけれど、 人数分用意するとなると相当量が必要になると思って 当日の調理の手伝いを申し出る。>>+79
…それに、いつかのお菓子作りを一緒にやる約束を、 形は変わってしまうけど、そうして叶える事が できるんじゃないかって希望も込めて。]
(+101) 2023/08/21(Mon) 23時半頃
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─瑠璃川と部室で─
だよなぁ……。俺がケイの親なら、アメリカ連れてくもん。 ま、その内戻って来るだろ!
[俺は親も揃ってるし、瑠璃川よりは大分楽観的だ。全部何とかなるし、みんな戻って来るし、きっと丸く収まるって信じてる。流石にあまり表立って言えねーけど、実はコーラのことだって悪く思ってない。レヴァみたいに、敵から街を守るために戦ってんのかもって思ってる。乗ってんのがもし宇宙人とかでもさ、星座描いたりしてたし、俺達に通じるとこあると思うんだよな。M44んとこで敵倒すとか、魂とか人間のこと理解してねーとできなくね?って。考えすぎかな?]
何だよ、一人きりじゃないアピールか〜? 命が居るから大丈夫、ってか? いっつもフラれる俺の前で、めっちゃイチャイチャすんじゃん〜。
[ま、こうは言うけど不満じゃない。今も笑ってるし。別に、彼女が欲しいって思ってるわけでもない。ただ、向こうから「好き」って言って来るのに、向こうからフって来るのはよくわかんないなーって思う。夏合宿前にフラれてて、学校がこんな調子だから告白されることもなく、俺は暫くフリーが続いてる。]
(+102) 2023/08/21(Mon) 23時半頃
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…!はいっ、 この間の合宿で星座アプリを入れましたから、 いの一番にみつけてみせます!
[それは■■先輩に教えて貰った、…じゃなくて、 ■■先輩と二人が話していた内容をこっそり 聞いて、スマホに入れてたものだった。
夜空を見上げる時はこのアプリを起動してて。 ここ最近でもしっかり愛用していたのだった。
おうし座の情報を先輩達から受け取れば あたしは目を輝かせて、楽しみ過ぎて、 しきりに頷いてみせてしまった。] >>+80>>+88>>+96
(+103) 2023/08/21(Mon) 23時半頃
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楽しそう…!あっ、です! プラネタリウムでも寝そべるシートが ある所があるみたいなんですけど、 夜空が本物ならそれ以上に感動できそうですっ
[実際に自分が寝そべる所を想像する。>>+89
身体を楽にしながら、 目の前に満天の星空が広がってて。 時々、流星群の内の星が線を描いて夜に消えていく。 肌寒いかもしれないけれど、色んな人…、 この場にいる大好きな人達も側にいて。 それだけで胸があったかくなりそうで。 楽しみな事が増えてとても嬉しくなった。]
(+104) 2023/08/21(Mon) 23時半頃
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[俺と知り合い?って根掘り葉掘りする奴、確かに多かったし気持ちはわかる。俺は出身中学とか聞かれたら正直に答えてたけど、卒業アルバムの集合写真だって上の隅っこに別撮りで載ってる感じだったし。他ん所には写ってないし。「地元なのに誰の記憶にも居なくて、突然生えた奴」みたいな感じだったから。]
[そんな俺が珊瑚のことだけ名前で呼んでたら、そりゃ聞かれる。別に俺は、人の記憶を書き換えてこの星に溶け込もうとしてる異星人でも何でもねーんだけどな。珊瑚に悪いのは確かだから、「瑠璃川」って呼ぶことにした。]
[瑠璃川んちにも、コーラのプラモあんのかぁ……。買う方も買う方だけど、売る方も売る方だよなぁ。あれ。商魂逞しいっつーか。コーラは普通のロボットもんのロボよりデカいから、縮尺がどうとかって父さんは言ってた。俺は、難しいことはわかんねーけどカッコいいな〜って思った。でも母さんは思いっきり溜息吐いてたから、愚痴の相手にはなってくれたと思う。*]
(+105) 2023/08/21(Mon) 23時半頃
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[差し出された大きな紙。>>+80 柊木先輩からの問いかけ。>>+96 あたしはこの時ばかりはふふん、なんて 無い胸を張ってみたりして。]
あたし、実は絵描くの 得意だったりするんですよ〜。 中学の文化祭の時のクラスのパンフ絵とか、 宣伝ポスターとかも描いたことあって。
だから任せてください!
[と、言い切った後に少し縮まりながら。]
(+106) 2023/08/21(Mon) 23時半頃
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……柊木先輩。 その代わりに、なんですが…。
あたしは一年に声掛けるんで、 先輩と、乾先輩ももし手が空いてたら、 お二人で二年の方に声掛けてみて欲しくって
お願い、できますか?
[手を合わせて口許に指をあて、お願いポーズ。 三年には三千院部長にお願いしてみます、 とも付け加えて、お願いしてみるのでした。*]
(+107) 2023/08/21(Mon) 23時半頃
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──帰り道──
[乾の家からの帰り道。駅に向かって歩いていると、いきなり肩のあたりにハロが現れて。 ふわふわしながら、何かを僕の目の前に転移させてきた。思わず手を出して、両手でキャッチする。]
……旅行のお土産? 本郷さんと……白兎神社? そっか。ありがと。
[いつの間に本郷さんと旅行なんて行ったんだろう。受け取った袋を開けると、石が5つ入っていた。すべてに赤文字で"縁"と書いてある。 5つの縁。僕は、この地球で会った、5人のパイロットのことを思い出していた。]
(119) 2023/08/22(Tue) 00時頃
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[縁士君の石を縁士君へのお土産にするの意味分からない……と嘆くハロを慰めるように頭部をぽんぽんと触って。]
いや、ありがと。 何々……良縁・子宝・繁盛・飛躍・健康の縁。
[中に入っていた紙を読む。今の僕にご利益がありそうなのは健康…飛躍…?まあいい。お土産は気持ちだと思うから、深く考えないことにした。
それから引継ぎ戦の話には。]
うん。正直、おまえは行くって言うと思ってたんだ。 ──勿論僕も行くよ。
[ハロの性格を考えると、引継ぎ戦に決まった人を独りで送り込むなんてことは出来ないんじゃないかな。と僕は予想していた。 ──永が引継ぎ戦と決まった時も、ノータイムでハロ役を受け持ってしまったのだから……… ………勿論、永だったからというのはあるだろうけど。
身近な人間が、引継ぎ戦を受け持ったからこそ。その孤独を、僕とハロは痛い程感じていたと思う。]
(120) 2023/08/22(Tue) 00時頃
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本郷さんが望むことは何でも手伝おう。 ……といっても、出来ることは少ないかもしれないけど……。
[ことによると、次のハロ役………、 そこで思考は一旦停止した。
もしもの時は僕が何でもやる。そしてハロだけは無事に地球に返す。
そう決めて、5つの石が入った袋をポケットに入れ、ハロと一緒に夕暮れの町を歩いた。]*
(121) 2023/08/22(Tue) 00時頃
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/* 次のハロ、誰だろうね…
(-33) 2023/08/22(Tue) 00時頃
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/* 乾先輩がアウェイ戦なら、天体観測会はいつでも大丈夫になる。 どうなるのかはて。
(-34) 2023/08/22(Tue) 00時頃
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何も無い空間から、
麦藁帽子のような頭、
その下に黒いカーテンを纏った、
『敵』が姿を現した。
僕等が操縦するロボット、『アストロ』は、
顔に点く光点が、残り『2つ』。
コックピットから見える街並みは、
今回も、
5人目のパイロットがその時に居た場所>>86だった。
――……【ホーム】**
(#1) 2023/08/22(Tue) 00時頃
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/* 全員ホームだったか… 空港周辺、になるのかな?
(-35) 2023/08/22(Tue) 00時頃
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/* だよね!!全員ホーム希望だよね!! そうなると思ってたよ! 私もホーム希望だったもん!!
(-36) 2023/08/22(Tue) 00時頃
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ーー転送/コックピットへーー
[『ーーケイ、来たよ。』
その時僕は自宅のキッチンにて皿洗いをしていた。
なので、ジーパンとモスグリーン七分袖Tシャツの上に白エプロンという、なんとも間抜けな格好をしていたわけだが。
身体が消えかける前にいつも近くに置いているサコッシュを掴む。
僕の身体は自宅キッチンから消え、すみやかにコックピットに転送された。]
(122) 2023/08/22(Tue) 00時頃
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ーーコックピットーー
[不思議空間を見慣れてしまう不思議。
僕は椅子たちと一同を見渡す。 随分人数は減ったがいつもの光景だ。
スクリーンを見やると、みんながアストロと呼ぶコウ大好きラブラブ号とーー奇妙な敵ロボットがいた。
頭は麦わら帽子を被ったみたいに平ら。その下を真っ黒なカーテンがぐるりと覆っている。
勿論まだどちらも動いていない。
僕は、僕の操縦席であるyogiboの近くへ。しかし座らず、もう一度みんなの方を見た。
つけっぱなしのエプロンに気付いて、慌てて取る。]
洗い物してたからさ。 あは。
(123) 2023/08/22(Tue) 00時頃
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ーーえっと、みんな。 まず僕の話を聞いて欲しい。
ーーハロも、どうか。
[みんなはどんな顔をしているだろうか。一人一人を見やる。僕は胸のロケットをぎゅっと握り締め。
ーーコウ、僕に勇気を。]
ーー傍にいるよね。
[みんなには独り言に聴こえるだろう。 が、脳内には『勿論。此処にいるよ。』すぐ返答がくる。僕だけに聞こえる声。
僕は正気じゃないのかな。 半分狂っているのかも、しれない。
ーー構わないけれど。]
(124) 2023/08/22(Tue) 00時頃
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/* 搭乗者たちの想いにより街は一掃されたのだった。 なむ・・・・
(-37) 2023/08/22(Tue) 00時頃
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ーーみんなが死んだ。
まず模擬戦でAが。それから七尾さん、大和、ーー康生とお父さん。
みんながこの場所で闘い死んでいった。
大切なものを、人を護るために。 でもーー
もしこんな理不尽な闘いを押し付けられなかったら。 誰も死ぬことを受け入れたりはしなかったろう。
ーー僕は。 この期に及んでと言われても僕は。
高次元だかなんだか知らないが、わけのわからない存在にやらされているこのゲームまがいの闘いに納得していない。
(125) 2023/08/22(Tue) 00時頃
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