26 卒業試験の共存試験【R18ペア】
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
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残り72時間です。
(0) 2023/07/23(Sun) 23時頃
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[ いくらなんでも正当防衛の範疇から外れるだろう抵抗を受けた煙からの質問には沈黙をもって答える。 倒すべき相手に捧げるのは純粋な集中と結果のみでいい。
ほとんど抱きしめる距離で凶刃の狙いを定める。 同時に、項垂れていた彼が振り返り、首を差し伸ばした。
その顔に眼鏡はない。]
(1) 2023/07/24(Mon) 08時半頃
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── …っ!
[ 色硝子を外した真紅の邪眼に捉われる。 吸血鬼特有の凝視能力については学んできていたが、これほど圧倒的な力に直面するのは初めてだった。
全身が鎖で縛られたように重くなる。 それでいて苦痛ではなく、まるで彼のために「待て」を命じられた犬になった気分だ。]
(2) 2023/07/24(Mon) 08時半頃
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[ だてに護衛なしで出歩いているわけではないと納得するが、むろん堪能している場合ではなかった。
抵抗しきれぬなら受け流す──
あえて全身の力を抜き、重力に任せる。 腕の中の煙もろとも倒れ込む中、こちらに向けられた彼の顔がなおも近づくのを見た。]
(3) 2023/07/24(Mon) 08時半頃
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[ 蠱惑的に薄く開いた煙の唇の奥には、玉髄にも似た牙が覗く。 美しいが、それが危険な武器だということを、同じ吸血鬼として認知していた。
反応できるものなら刃を引き戻して顔面を削いでしまいたいところだが、煙の術下にある今は難しい。 とっさに合わせ鏡のように口を開く。
迎え打つつもりはあったのだけれど、それが接吻けという形になったのは彼の狙いどおりだったのだろうか。 だとしたら強引な接吻けだ。 小さな痛みがあって、血が香る。*]
(4) 2023/07/24(Mon) 08時半頃
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[凝視の力が彼を捉え、もろともに床へと倒れ込む。 意図せず押し倒したような形になった。
触れあう直前に開いた彼の唇へ自らの唇を重ねれば、愛し合うもの同士の接吻けのようになる。 彼も本心では望んでいたのではないかと錯覚するほど。
口の端を牙で裂いて血を舐め取れば、朧だった記憶の線が繋がった。]
(5) 2023/07/24(Mon) 10時頃
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[彼もまた唇の中に牙を隠していたのは視認していた。 その牙に舌を押し当てて裂き、滴る血を彼の舌に塗りつける。
一連の動きを素早くやってのけた後、彼の体を突き飛ばすようにして離れ、起き上がった。 痛みを受ければ凝視の効果は途切れるから、まずは距離を離しておきたい。]
ようやく思い出したよ。 前にもこうしたことがあっただろう?
[血を奪い、与えた。 眷属と成すには遙かに少ない量だったが、確かに血を交わした事がある。]
(6) 2023/07/24(Mon) 10時頃
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[かつて、己が領地たる森の中で行き倒れている人間を見つけた。 森に人間が迷い込むこと自体はたまにあったが、これほど城の近くまで来るのは稀で、生きているのはさらに希有だった。
森の狼に追われたのか彼はいくつも怪我を負い、崖下の小さな窪みで身体を丸めて意識を失っているようだった。
このまま放置すれば、狼が彼を喰らうだろう。 それで別に構わなかったのだけれども、ここまでたどり着いた人間に少しだけ興味が湧いた。 彼の口へ自らの血を注ぎ与える。 吸血鬼と化すほどではないが、出血を止めて多少傷を癒やす程度の効果は発揮するだろう。 肌を染める血を掬って舐めたのはほんのついでだ。
その後、彼が城へ来ることもなかったので、すっかり忘れていた。]
(7) 2023/07/24(Mon) 10時頃
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あのときのおまえが同族になっていたとは。 すっかり逞しくなって会いに来てくれて、嬉しいよ。
[目を細めて笑みを浮かべる。 皮肉の気配などまったく無い。*]
(8) 2023/07/24(Mon) 10時頃
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[ 煙は牙以上に舌を用いて口腔を蹂躙してゆく。 筋肉質の粘膜が縺れあい、彼の血を注ぎ込まれた。]
…う、
[ 強い酒にも似た刺激的な血の味が脳裏を灼いて、鼻にかかった呻きが漏れる。 亢進剤を混ぜた血液パックなど比較にならない活力が駆け巡って、体が熱いくらいだ。 なんという年季の入った貴顕の血。中毒性すらありそうな。
敵にこんな糧を与えるなど、煙のあれは事故だったのか ? 狙ってしたように見えたが── ]
(9) 2023/07/24(Mon) 11時半頃
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[ 不意に体にのしかかっていた重しがとれて、動けるようになる。 煙が距離をとり、懐かしげに旧知を語るのを聞いた。]
── そうだった。
[ 話をあわせたのは、彼の油断を誘うための方便だ。 彼の血の味を体が喜んでいるのは感じる。だが、具代的な記憶は汲み出せない。
惑わされるな、と自身に言い聞かせる。 過去に何があったにせよ、所詮、今まで忘れられていた程度の関わりだ。]
(10) 2023/07/24(Mon) 11時半頃
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[ 手にした刃を下ろして、記憶の糸がつながったらしい彼が次にどう出るのか様子を伺う。 どのみち、この間合いでは切先も届かない。
先程の攻撃で仕留められたら、卒業試験はA判定でクリアといったところだったが、さすがにそこまで甘くはなかった。
こちらも吸血鬼だとバレてしまった以上、ハードルは上がったけれど、諦めるという選択肢はない。*]
(11) 2023/07/24(Mon) 11時半頃
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[久闊を叙す言葉に彼が同意する。 それを聞いて、淡く微笑んだ。
かつての彼は意識がなかったし、吸血鬼に変じたならば人間だったときの記憶は朧になることが多い。 覚えているはずがないのだ。
とはいえ、記憶に無くとも身体は別だった。]
今なら分かるよ。 おまえの中に私がいる。
[甘やかに囁いて力を送る。 凝視ではない。攻撃ですらない。 ただ、彼と自身の血を共鳴させた。
通常は血を吸った相手の居場所を探るための業だ。 しかし同族であれば向けられた響きを身体で直接読み取ることができる。 親子の絆を確かめる時にもよく使っていた。]
(12) 2023/07/24(Mon) 12時半頃
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[共鳴を維持しながら、手を広げて彼に歩み寄る。 無防備に、優雅に。
彼に撃たれた傷はまだ開いたまま血を流している。 溢れる血の香は彼への誘いだった。*]
(13) 2023/07/24(Mon) 12時半頃
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[ 煙の宣言と共に、喉の奥から応えるものがある。 やはり先ほどの血は仕込みだったのだ。 とはいえ、痛みや状態不良をもたらすものではなく、ただ、彼の力に共振しているだけのようだった。
そして、似た反応が、より深いところからも出ているのを感じる。]
── …、
[ 確かに、この身は過去にも彼の血を味わったことがあるようだ。 教官たちは知っていてナルミを選んだのだろうか。]
(14) 2023/07/24(Mon) 18時半頃
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[ 微笑を保ったまま、煙は無防備に、むしろ攻撃を誘うような足取りで近づいてくる。 特殊弾を喰らった傷はまだ塞がっておらず、だが、彼は痛苦の片鱗も浮かべてはいなかった。 紫煙に誤魔化されることのない魔血の香りが届いて、眩暈がしそうだ。ごくわずかな量ですらこれほどの影響力をもつ血…。もっと欲しい。]
ならば、おれの中でお眠りなさい。
[ 自分の唇を噛み、薬漬けの血の苦さで中和を試みる。 そして、刃の攻撃をフェイントに、煙の首筋を牙で狙った。 残りすべて、貰い受けると。*]
(15) 2023/07/24(Mon) 18時半頃
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[彼との共鳴に心地良く酔い、距離が縮まるのを身体の奥で感じる。 誘いに応じるよう前に出た彼の言葉を、至福の笑みで受けた。]
眷属の血を享けた者は、
[詩を吟じるように、涼やかな声で言葉を紡ぐ。 瞳を見つめたまま、彼が踏み込むのを視界の端に捉える。]
一度目は友愛。 二度目は信愛。
[切りつける刃を袖を払って迎え撃つ。 闇を凝らせた衣が刃に絡み、固い音を立てた。]
(16) 2023/07/24(Mon) 19時半頃
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[だがなお彼の踏み込みは止まっていない。 ふ、と短く気を吐く。]
三度目には服従を捧げると言う。
[首筋を狙う牙に右腕を差し出す。 食いちぎられそうな力に、血を硬化させて耐えた。 だが最初に溢れた血は彼のものになっただろう。]
おまえは何度目だい?
[砕けそうな痛みを意思で押さえ込んで笑う。]
(17) 2023/07/24(Mon) 19時半頃
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[同じ吸血鬼から血を三度飲めば、相手に服従することになる。 ……というのは単なる伝承だった。 仮に本当なら己などは子らのすべてに服従せねばならないだろう。 ただ、そういう吸血鬼がいるという噂は根強く、実在を匂わせる事例も聞き及んでいる。
いずれにせよ、己との絆を意識させる目的には、伝承の真偽などどうでも良かった。 彼が暗示に掛かりやすい性格ならなお良い。]
私に跪きなさい、愛しい仔。
[支配者然として、泰然と命じる。*]
(18) 2023/07/24(Mon) 19時半頃
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[ 煙は舞うように迎え撃ち、詠うように語った。 狙った首筋は右腕でガードされたが、牙が肉を穿つ感触にいっそ獰猛な気分になる。
血を吸い尽くしてやると豪語したものの、彼はその血を媒介に呪いを紡ぐのだった。]
── …ッ
[ 彼の昔話と体の奥の囁きを信じるなら、過去と、先ほどの接吻けと今回で三度の血を交わしたことになる。
始祖に近い古代種の血が胃の腑で湧き立った。]
(19) 2023/07/24(Mon) 20時頃
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[ 支配に慣れた、だが情愛によって命ずる声に、彼の右腕を咥えたままで膝が落ちる。
── 血の序列に従うべし。
盲目的な服従は《サンシール》において、反射レベルで叩き込まれてきた。 だが、彼は標的でもあるのだ。
びくびくと痙攣する四肢はまだ、この状況を覆そうと敢闘していて、傍から見ればまるで釣られた魚のようだろう。*]
(20) 2023/07/24(Mon) 20時頃
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[彼の体は素直に膝をつく。 そのさまは命令に従順な生まれたての仔にも見えた。 だが右腕に食らいついたままの牙と、抗おうと震える手足に彼の執念を感じる。]
怯えることはないよ。 大人しくおし。
[愛しさのあまり幼仔を諭すように語りかけながら、自らも腰を落とす。 噛まれたままの腕を上げて彼の喉をさらけ出させ、首筋に牙を打ち込んだ。 そのまま、容赦なく血を啜り上げる。*]
(21) 2023/07/24(Mon) 22時半頃
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[ 誰が怯えてなどいるものかと、気持ちは反発するけれど、言い聞かせるような彼の声音に、束縛を重ねられた。 ]
うう…っ
[ 彼は腰をかがめて頭の高さをあわせてきたものの、相変わらずナルミを中途半端に吊り下げられたままに留め置く。
そして、彼の顔が視界から消えた次の瞬間、喉を穿たれた。]
(22) 2023/07/24(Mon) 23時頃
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[ 吸血痕がないことを隠蔽の手段とも組織の誇りともしている《サンシール》の構成員にとって、それは何よりの屈辱となる烙印だ。
わかってやっているわけではなかろうが、彼を消す理由は積み増しされた。]
── ぐ、
[ いいようにされている悔しさに、くぐもった声が漏れるけれど、顔に朱が差すどころか、血を奪われた結果として肌が蒼白になり、知覚のレベルが落ちてゆく。 痛みがあれば、まだそれを支えにもできたろうに、彼の略奪は酩酊に誘うようですらあった。*]
(23) 2023/07/24(Mon) 23時頃
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美味しくない。
[思う様に血を奪っておいて、最初の一声がそれだった。]
なにを飲まされているんだい? 血に妙な苦みがあるよ。
これは、良くない薬だ。
[長く生きている分、いろいなものを口にしてきたけれど、彼の血はまるで毒を混ぜたような味がする。同族に食われないための防衛策ならばまだ良いのだが、嫌な感覚は残った。]
(24) 2023/07/24(Mon) 23時半頃
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[味はともかく、血を飲んだことで受けた傷はかなり回復していた。 まだ銃弾が体内に残っているのが厭わしいけれども。]
おまえは威勢が良いから、少し縛らせてもらうよ。
[彼の髪を撫でて囁き、闇を喚ぶ。 細い縄状になった闇がいくつにも枝分かれして、彼の体を包み込んだ。 そうして束縛しておいて、腕の硬化を解く。]
(25) 2023/07/24(Mon) 23時半頃
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私がおまえから奪った分、好きなだけお飲み。
[彼の中に流れる血を、自分の血で塗り替えたい。 想いの溢れるまま、彼に自らを与える。*]
(26) 2023/07/24(Mon) 23時半頃
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