24 研究棟の共存試験 【R18ペア】
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、ジェレミー、カガ、ビジリアの3名。
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[研究に励む所員の元へ、総統から新たな御言葉が届く。 パーティーでの楽しい催し物の数々のお知らせと、予定表提出の求めである。
すなわち研究の中間報告、ないしは研究概要と、当日の準備の希望等々を書面にしたり直接言づてたりしてもらいたいという指令であった。
提出が無くともペナルティは無いが、発表の順番が遅くなるかもしれないよ、との事である。*]
(0) 2023/04/26(Wed) 23時半頃
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[ 重ねた唇が蕩けて混ざり合う。 もっとと求めるのは素直な渇望だろう。
彼は深く人を求める魔物なのだ。
この先にも新たな発見はありそうだけれど、 目下の研究は別にある。
唇を彼の耳の方へと滑らせた。]
(-0) 2023/04/27(Thu) 00時頃
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君は五感を楽しませてくれる。 最高だよ。
もういっそ、このままパーティの献立に乗せてみたい。 皆が口にすれば、効果や評価もわかるだろ。
[ 他の職員で実験をするのは、実は初めてでもない。*]
(-1) 2023/04/27(Thu) 00時頃
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[唇の、さらに奥へ。 伸ばした舌先をすり抜けて、彼の唇が滑る。 耳元で囁かれる賛辞と今後に、うなじの毛が逆立つようだった。
熱くなった息を吐いて、彼の方へ顔を傾ける。]
そんなことをして、みなが私を欲しがったらどうするんだい? 私は君に独占されたいのに。
[次の吐息は、悩ましく震える。]
(-2) 2023/04/27(Thu) 01時頃
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君の全てを、私のものにしたい。 君が欲しい。
[して、ではなく、したい、と。 蕩けた欲望が零れた。*]
(-3) 2023/04/27(Thu) 01時頃
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ああ、確かに誰もが君を欲しがるに決まってる。 そんな君に、僕に独占されたいなど言われると堪らない。
[ 彼の吐息に感嘆の音を重ねた。]
総統が認めれば、君は僕の専有になれる。 でなければ、パーティの間もその後も、ここでおとなしく僕を待っていることになるけど、できるかい ?
[ 私のものにしたいという欲望とセットなのは少々問題だけれど、と苦笑しながら、彼の髪を指先で梳く。*]
(-4) 2023/04/27(Thu) 08時頃
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[パーティーの場に出されることと、ここで待たされることを天秤に掛けて、眉を下げた。 切られた腕で彼の頬に触れる。 手指があったなら、彼の横顔に添わせていただろう角度で。]
君を信頼して委ねるよ。 けれどもこのまま私を食卓にのせるのはやめておくれ。
味も効能も評価されなければ、君が総統に認められることもない。 単に美味だったり、私を口にするだけで能力が得られるのなら、君から引き離されて食料庫に吊されるだろう。
運を天に任せるような行為だよ。
(-5) 2023/04/27(Thu) 09時半頃
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私を求めるなら、研究を継続する必要性を認めさせなくては。 願わくば、私が共同研究者になれるのがいい。
そのためにも君は、私をもっと知る必要がある。 だろう?
[触れされた腕を横につと動かす。 彼の頬から口の端へ、薄赤い筋を引いた。*]
(-6) 2023/04/27(Thu) 09時半頃
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君がされたくないことを好んでする気はないよ。
[ 味や栄養価がどうであれ、このまま食卓に出したところで、彼が大人しく食糧庫に吊られる展開はないと思う。 けれど、この手から彼を取り上げられてしまうという点に関しては否めなかった。 まだ自分はそれほど盤石ではない。]
ああ、こうして君をもっと探究したい。
[ 口元に差し出された彼の傷口に舌を差し伸ばす。*]
(-7) 2023/04/28(Fri) 00時頃
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[彼の舌が傷口に触れれば、痺れるような感覚が肘へと走る。 肌に守られない剥き出しの場所へ、粘膜が触れたなら、それはもう交わるにも等しい行為なのだ。 高揚に肌を初めて、彼の舌先を見つめる。 瞳は悦びにとろりと蕩けた。]
いっそ、君を連れ帰ってしまいたい。 そうしたら、思うさま私を探求してもらえるのに。
[願望と誘いを曖昧にして、甘く囁いた。*]
(-8) 2023/04/28(Fri) 01時頃
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[ 彼の傷口に結ばれた滴は、舌先に蒸留酒にも似た刺激をもたらす。
強烈な魔力に痺れた。]
なんと魅力的な未来だ。
[ 思うさま彼を、の言葉に応える。]
(-9) 2023/04/28(Fri) 07時半頃
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けれど、総統は、貴重な実験結果が勝手に持ち出されないよう、 研究員にも保険をかけている。
勝手に施設の外へ出ようとすれば、ただでは済まない。
[ そっとズボンの裾をまくってみせ、足首に嵌っているリングを示す。*]
(-10) 2023/04/28(Fri) 07時半頃
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[血を介して互いの未来が交わり合う。 彼に隅々まで調べられるのは、蕩けるような経験に違いない。 共に、魔物の知られざる性質を解き明かすのにも心が躍る。
想いが通じ合えば、後は実行するだ毛だ。 そこに、障害があろうとも。]
(-11) 2023/04/28(Fri) 15時頃
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[彼が示した足首のリングを見て微笑む。]
お揃いだ。
[研究員もまた、ある意味で囚われている存在だった。 ならば成すべきは、共にここを脱出する事だ。]
(-12) 2023/04/28(Fri) 15時頃
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私と違って、ただ切るというわけにはいかないだろうね。 最終的には、それも視野に入れるべきかもしれないけれど。
君が望むなら、この場で君を同族に迎え入れてもいい。 そうすれば、枷もどうにでも出来るけれども、 君には人間でいて欲しい、と思っているのだよ。
[台の上で天井を見上げ、暫し思案する。]
(-13) 2023/04/28(Fri) 15時頃
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……私の血と、もろもろの生薬を利用して、飲んだものに一時的に眷属の属性を与える薬を作ることはできる。 能力を与えることは出来ないが、君の知識を重ねればあるいは。
[いくばくかの逡巡を含んで秘術を明かす。 顔を傾けて、彼の目を覗き込んだ。]
問題は、成功すれば総統に認められるほどの成果になるということだ。 君が、ここに未練があるなら、教えられない。
[人の手に渡すことは出来ない知識である。 それでも彼を連れ帰る事が出来るなら、危険を冒してもいい。*]
(-14) 2023/04/28(Fri) 15時頃
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[ 全裸で仰臥した彼が一生懸命にこれからの道行を検討してくれている。 その真摯さが好ましい。
彼にとっては機械をどうこうするより、肉体の方を変容させる方がやりやすいというのは、さもありなんという気がする。]
超高速の回復薬だけでは、枷を外すことはできても、脱出に際しての困難を乗り越えるのが難しいということか。
(-15) 2023/04/28(Fri) 19時半頃
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[ 彼の懸念はまた別にあるようだった。 知識が人間の手に渡ることへの逡巡。 それでいて、人間のままでいて欲しいとも言う。]
僕に選ばせるというのかい ? 君の悩ましい顔もそそる。
ふふ、ここで相当のための実験を続けるより、 君が自由に躍動するのを見る方が断然、楽しそうだ。
[ 未練があるかという問いかけに、羽織った白衣を肩から滑り落としてみせた。*]
(-16) 2023/04/28(Fri) 19時半頃
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枷を外しても、防衛の仕組みはいくつもあるだろうからね。 総統が来ているという今ならさらに、 ――いや、総統の居場所がはっきりしていて、警備もそこに集中するパーティーの時を狙うべきかな。
[脱出の方策を検討して思考に沈む。 けれども何より、彼の選択のほうが大切なのだった。]
君が私の意思を尊重したように、私も君の望むようにしたい。 その上で、君の研究の先を共に見たいと思っている。
[願わくば、共に帰りたいとも。]
(-17) 2023/04/28(Fri) 22時頃
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[未練を問えば、彼が白衣を脱ぎ落とす。 組織の研究者という立場に固執しない。その表明に思えた。 上半身を起こし、両腕を差し伸べる。]
抱きしめておくれ。 君をもっと直接感じたい。
[素肌を求める。 それが、意思を確かめる方法だとで言うように。*]
(-18) 2023/04/28(Fri) 22時頃
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[ 総統を警備を引きつけておくための要因と見なす彼の豪胆さに微笑む。]
陽動が必要なら何か仕掛けを考えようか。 レポートを提出するようにということだったし。 うまく別の方向を見ていてもらおう。
君と総統が意気投合されても悔しいからね。 君と未来を共に見るのは僕でなければ。
(-19) 2023/04/28(Fri) 23時頃
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[ 計画が動き出したところで、改めて抱擁を求められた。 《ヴォルフスアウゲン》の白衣を脱いだのがお気に召したらしい。]
いいとも。 逞しさでも君を満足させられるといいのだけど。
[ 姫抱きにかかえ上げるようにして引き寄せる。*]
(-20) 2023/04/28(Fri) 23時頃
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[脱出の算段を立て始めれば、彼も乗り気なところを見せてくれる。 こうして共に計画を立てるのもまた楽しい。 総統と意気投合されたら悔しいという彼へ、嬉々とした笑みを向ける。]
そんな独占欲を見せられたら、たまらなくなるよ。 もちろん。私の心を捕らえたのは総統ではなく、君だからね。
陽動できるなら、脱出が楽になっていいね。 そちらは任せるよ。 それと、分かる範囲で研究所の構造も教えておくれ。 一緒にルートを検討しよう。
[楽しい。たまらなく。 これが彼と共に見る未来の最初の一歩だと思えば、高揚感がとまらない。]
(-21) 2023/04/28(Fri) 23時半頃
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[抱きしめてと求めれば、抱き上げられた。 身体が密着する心地よさに陶然とする。 彼の首に腕を投げかけ、鼻梁を首元に擦りつける。 急所に牙が届く距離。だけれども、今は別の欲望の方が強い。]
素敵だ。ますます君が欲しくなる。 あるいは、どこまでも連れていっておくれ。 君の見いだすものを、私も見たい。
あらためて、よろしく頼むよ、カガ。 私は喜んで、君のものになろう。
[浮き立つ心のまま、告白と共に彼の唇を求めた。*]
(-22) 2023/04/28(Fri) 23時半頃
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[ 被験者の彼も楽しそうだったけれど、脱出計画はさらに楽しんでいるように見える。 重ねられる言葉に頷きながら、接吻けを挟んだ。]
僕ですら予測していなかったことが起きつつある。 最高だよ。 ああ── 共に行こう。フライシュ。
[ そういえば、"フライシュ"には肉欲なんて意味もあるのだった。
建物の地図を彼の肌の上になぞり、耳元にアイデアを囁く。
荷物などまとめる必要はない。 頭が資本だ。*]
(-23) 2023/04/29(Sat) 00時頃
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[誓いのように接吻けを交わし、囁きの距離で企みを交わす。 肌に描かれる地図に笑いを零しながら悶え、アイデアを投げ合って膨らませていく。 そうして計画の骨組みが見えていくある瞬間に、この計画は成功する、と不意に確信する。 例えるならば、手綱が掛かった感覚。
後は、成し遂げるだけだ。]
ではそろそろ、私を枷から解放してくれるかい? それから、薬の開発に取りかかろう。
私本来の再生力がどれほどか、観察するいい機会だよ。
[不自由は十分に楽しんだと、足首の封印装置を外してくれるよう頼む。 彼が刃を振るう姿も、また見たいものだ。]
(-24) 2023/04/29(Sat) 01時頃
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[なお、もし名の意味を知っていたならば、つけられた名のとおりに行動していただろう。 今のところは知らずに幸いであるし、いずれ知るのもまた悦びである。*]
(-25) 2023/04/29(Sat) 01時頃
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