28 僕等(ぼくら)の
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ーー康生の死後/自宅ーー
[自宅に帰宅した僕は、暫く放心する。
右ポケットには彼からもらった巻き貝と、いざという時に彼に止めを刺すためのナイフが入っていた。
使う機会がなかったナイフを放り投げる。
使わなくとも結局、彼は逝ってしまった…。
左ポケットには彼の手紙が入っていた。それは加賀先生から渡されたもので。
僕はベッドの上でただまんじりともせず時を過ごす。
全てが虚しかった。 全てが意味を失った。
僕は全てを、失った。]
(0) 2023/08/21(Mon) 00時頃
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[どれだけの時間が経ったか。 僕は手紙を取り出して読む。]
お父さんの、心臓ーー
[彼が語っていた不可解は漸く全て解けた。
僕は全然気付いていなかったが。彼が抱えていたことを分かち合ってあげられなかったのを悔やむ。
しかし、彼は敢えて僕には話さなかったのだろう。
次に僕は、彼のお願いを読んだ。
『どうか俺のこと覚えててほしい。』]
……忘れるもんか。
[僕は独り言を言う。
『俺の父さんが居たってことも、覚えててくれると嬉しいな』]
(1) 2023/08/21(Mon) 00時頃
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/* 色々配慮ありがとう。 予定通りコックピットで後追い自殺しようと考えています。 (展開で恵一の考えと情緒が変わらない限り)
ロボットなんですが、自分の使う予定は01だったんだけど、自分は戦わないので、あれを使うとやりにくいかなあと。
なので、村建様で違うのを使って頂く方がいいかな、と。
勿論、01でいいようでしたら、使ってもらっても自分は大丈夫です。
色々ご迷惑おかけして申し訳ないですが、宜しくお願いいたします。
(-1) 2023/08/21(Mon) 00時頃
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ーーお父さん。コウをずっと護ってくれて、ありがとう。
[そして最後のお願いには、複雑な表情を浮かべる。
『みんな仲よくしてほしい』
僕は光点の事を知らない。だから内容にピンと来なかった。 未契約者がいるということ、戦闘数自体の数が違うのは、この手紙からはわからない。
僕と縁士が喧嘩をしたのに、心を傷めていたのだろうか。 それな、優しい彼らしいか。
僕が考えたのはそのぐらい。 手紙を丁寧に畳んでしまう。]
(2) 2023/08/21(Mon) 00時頃
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[
そして、僕は聞いた。
ーー運命を決定づける声を。]
(3) 2023/08/21(Mon) 00時頃
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["ハロ"と名付けられたグループLINEに僕は書き込みをする。
『声が聴こえた。僕が選ばれた。』
それだけ。次に、縁士にLINEを送る。僕が彼にLINEするのは合宿以来だ。]
(縁士へのLINE) 『逢えないだろうか。出来たら僕の家に来て欲しい。』
[文面はそれだけ。合宿で撮った康生の写真を待ち受けにしたスマホを閉じるとーー
指輪と巻き貝を抱き締めた。]**
(4) 2023/08/21(Mon) 00時頃
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ーー康生の葬儀ーー
[みんなに選ばれた事を告げた日。僕は康生の遺体が転送された場所、つまり彼の母親がいる日野病院に向かった。
そこで僕は彼のお母さん、明日香さんと長い話をするのだが、これは後にゆっくり綴るとしよう。
僕と明日香さんは二人で彼の葬儀を行うことを決めた。]
[Aが搭乗しロボット(この時点ではアストロではない)で闘ったのは合宿中、つまり夏休みだ。 それから五日後に千映戦、二学期に入ってから大和戦があった。
大和戦から康生戦もさほど長く間が空いたわけではない。
つまり、次の戦闘ーー僕がロボット、コウ大好きラブラブ号に乗るまでの残り時間は僅かと推察出来る。]
(16) 2023/08/21(Mon) 08時頃
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『どこも葬儀会場はいっぱいだわ。……うちで内々のお通夜と告別式をしましょう。あの子もお父さんも、おうちの方が落ち着くだろうし。』
[明日香さんの判断にて、康生の葬儀は通夜と告別式を兼ねる式で、自宅にて行われる事に。
それは明日香さんの退院の翌日であった。
簡易な式とはいえ、お棺の手配やら火葬場の予約など、やることは沢山ある。
明日香さんに寄り添い、僕は事務的手続きをしっかりサポートした。
その姿は端から見れば彼女のもう一人の息子のようだったかもしれない。]
(17) 2023/08/21(Mon) 08時頃
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[お葬式についての連絡も、ハロのグループLINEに送った。日時場所について。
当日、応接間に儲けられた葬儀会場には康生の棺、彼とお父さんの遺影が並べられ、お花が沢山飾られた。
みんなは来てくれただろうか。康生はみんなに愛されていたから。僕とは違って。
みんなと顔を合わせたなら、話しかけられたら返事はするし、会話を望まれるならしただろう。
最後のお別れに棺を開けて貰った時、僕は死装束の彼の指にまだしかと嵌まっている指輪を撫でた。
冷たい彼の身体は、もう温もりをくれない。 だから、精一杯僕の温もりを移す。]
(18) 2023/08/21(Mon) 08時頃
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ーー大丈夫、次は僕だった。 すぐに逝く。待っててね。 君を独りにはしない。
[髪を撫で、頬を撫で。僕が棺を離れようとすると明日香さんに呼び止められる。]
『恵一くん。康生にお別れのキスを。』
[僕は驚く。葬儀は内々とはいえ、親戚の人やらも来ている。しかし彼女は涙を貯めた瞳を僕に向けて微笑み。]
『きっと喜ぶと思うから。康生の願いは、あなたのしたいことを叶えることよ。』
[確かにそうだ。人目を憚る必要はもうないだろう。
僕は再び棺に近付くと。]
(19) 2023/08/21(Mon) 08時頃
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ーー愛してる。
君を。君だけを永遠に。 何度生まれ変わろうと、僕は君を愛すると誓う。
[暖かみの失われた唇に、僕はそっと。 もう生きてはいない彼を、これ以上壊さないようそっと。
優しく唇にて触れた。]
(20) 2023/08/21(Mon) 08時頃
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[僕は明日香さんと共に火葬場に向かい、彼を小さな小さな骨壺に納めた。 明日香さんはその歳に小さなロケットをくれて、そこに彼の骨を少しと、彼がつけていた指輪をいれてくれた。
僕はそこに彼から貰った巻き貝をいれて首から掛ける。]
ありがとうございます…
『ありがとうは私よ。息子をこんなに想ってくれて。感謝でいっぱいなの。
……どうか。あなたの信じる務めを果たしてね。』
[彼女は大きく両手を広げ、僕を抱き締めたーー。]*
(21) 2023/08/21(Mon) 08時頃
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/* ありました。精神攻撃です。 パイロットを惑わす波動を出してきます。 ただ、みんなの励ましや強い精神力で跳ね返す予定でした。
麦わら帽子下には土偶のような女性の身体があり、 カーテン(防御)を突破すれば(恵一は野球少年だから、壊れた右腕で頑張ってそこらの家屋を投げて破壊する予定でした)裸体、子宮にあるコアを破壊できる、という設定(雨竜先輩モチーフ)
供養のためにお知らせしておきます…
が、こちらが自殺というわがまま展開を聞いて頂いているので、どうか村建様がやりやすい形で…
(-13) 2023/08/21(Mon) 08時頃
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/* ご配慮ありがとうございます。 使って貰えたら嬉しいけど、他人が考えたので難しそうなら無理せずに。
色々ご負担かけてすみません。 一緒に良い村にしましょう
(-15) 2023/08/21(Mon) 09時頃
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ーー恵一の家/縁士ーー
[彼が僕の自宅、どんぐり亭の隣にある木造二階建て家屋に来たのは葬儀翌日以降。
僕は荒れた室内を掃除しておいたので、母さんがいる頃ほどまでは綺麗にはならなかったが、片付いていたろう。
僕は彼を自室に案内した。 康生すら来たことがない部屋である。
勉強机、ベッド、本棚、テレビとゲーム機がある平凡な子供部屋だ。]
いらっしゃい。来てくれてありがとう。珈琲か水しかないけどどっちがいい?
[康生の死後、僕はコンビニの珈琲とパンで生命を繋いでいる。]
えーと、座って。 ゲーム機Switchしかないんだけど。スマブラ出来る? ぷよぷよとかパズルのがいい?
[僕は彼にコントローラーを差し出す。]
(22) 2023/08/21(Mon) 09時半頃
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今日は戦闘の事とかは話したくないんだ。 君と遊びたくて。
あ、康生や仲間たち、珊瑚の話なら歓迎。
[僕の目的は"彼と仲良くするこ"だ。勿論彼が未契約とかの事情をそれでも話すなら聞くわけだが。
僕は彼に屈託ない笑みを向けた。]*
(23) 2023/08/21(Mon) 09時半頃
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ーー日野病院/康生の母親@ーー
[僕が日野病院を訪れたのは、康生が亡くなった翌日だった。
病院内は怪我人に溢れ、待合室には治療を待つ人々がひしめき、椅子が埋まってしまった為に床に座り込む人までいた。
看護婦と医者がひっきりなしに走り回っている。
『お母さん、お母さん…お願い、死なないで。』
泣いている小さな女の子がいた。彼女の母親は重体なのだろうかーー戦火の爪痕は、焼け野原だけではない。
(24) 2023/08/21(Mon) 11時頃
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[病院内には、地獄が広がってる。沢山の人々の生が喘いでいる。
自衛隊による避難誘導はあった。 三回目ともなれば、それはすみやかであったろうが、ロボットの襲来は唐突である。しかも、動き出すまでの時間は僅か。
独りも死傷者が出ないなんてあり得ない。 直接踏み潰さなくとも。僕らは確実に人を殺めているのだ。
地球を護るという大義名分の裏で、個である小さな命はーーそう、まるで無価値に消えている。]
(25) 2023/08/21(Mon) 11時頃
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[明日香さんは個室のベッドに寝ていた。顔色は悪いが外傷はないようで、僕を見てすぐ起き上がる。
彼女は僕が名乗ると、僕の顔と左手薬指の指輪を見つめて微笑む。]
『恵一くん…待ってたわ。 私が康生の母親の、柊木明日香です。』
[座って、と僕は椅子を勧められた。]
『昨日、小さくて可愛い子…そう、ハロちゃん…と名乗っていたわね。ハロちゃんが道路に倒れていた私をここまで連れてきてくれて。
暫く傍にいてくれたの。
ーー…その後に、康生の。』
[彼女は言葉を詰まらせた。遺体の事を言おうとしたのだろう。僕は立ち上がり、彼女の背を撫でる。]
(26) 2023/08/21(Mon) 11時頃
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『……ごめんなさいね、大丈夫。康生は遺体安置所に居るわ。どうか後で逢いに行ってあげて頂戴ね。』
[勿論だ。僕はしっかりと頷く。]
『康生は、私宛の手紙を持っていたの。
それにはアストロ…というロボットの事とか、パイロットの事とか沢山書いてあって。
俄には信じられない事ばかりだったんだけど… あの子が私に嘘をつくわけないからね。
あの子とお父さんが闘って…命を落としたのは理解したわ。』
[想ったより明日香さんは落ち着いている。僕は沈痛な面持ちにて俯いて。]
……ごめんなさい。僕は、彼をこの課せられた運命から救いたかった。どうしても助けたかった。
でも、出来なくて。間に合わなくて。彼はッ…
(27) 2023/08/21(Mon) 11時頃
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[肩を震わせ嗚咽を洩らすと、今度は彼女が僕の背を擦る番だった。]
『どうか自分を責めないで。手紙には、あなたのことも書いてあったの。』
僕の事が?
『ええ。自分と同じ指輪をした少年が来たら、頼みごとを聞いてあげてほしい、と。
ーー息子のように。』
……。
[薬指が主張する。彼との絆がまだ、ここにあるのだ。彼が亡くなった後も。]
『恵一くん。手紙にはあなたもパイロットであり、この後ーー命を落とすと書いてあったわ。
ねえ。私からまずお願いがあるの。
息子のことを教えてくれないかしら。
(28) 2023/08/21(Mon) 11時頃
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息子との思い出を全て。
康生とお父さんが巻き込まれた事情もーー全部知りたいの。
それから、あなたにお願いがあるなら叶えたいと思うから。
……大丈夫かしら?』
[康生との思い出を話すのは問題ない。ただ、ロボット戦を含む全てを話していいだろうか。
いや。
僕は父さん母さんに全てを話した。目の前の明日香さんは息子を亡くしたのだ。知る権利が、ある。]
わかりました。すべて、話します。
[それはとてもとても、長い話となるーー。]*
(29) 2023/08/21(Mon) 11時頃
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ーー日野病院/康生の母親Aーー
[まず僕は、高校に入学してすぐ康生と同じクラス、同じ天文部になり、仲良くなった事から話す。]
康生は明るくて、太陽みたいに輝いてて。 クラスでもみんなから慕われる人気者でした。
[故人に対してよく言うフレーズだが事実である。 僕は去年の合宿での花火騒動を話した。]
『ええ、私も覚えているわ。あの子、天文部の合宿が凄く楽しかったみたいで。帰ってきたからずっとずっと興奮して喋っていたもの。』
(30) 2023/08/21(Mon) 11時半頃
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[普段部室にて、瑠璃川珊瑚と康生の仲良し三人組でお菓子を食べたり駄弁っていた日常も伝えた。明日香さんは目を細める。]
今年の合宿で、僕ーー彼に言ったんです。
『独りの身体じゃないんだから』って。 思えばあれが、僕と彼の関係を親友から一歩深めるきっかけになったんですーー
彼は、心臓にいるお父さんの事を言われたのかと、勘違いしたんですね。
[そう。当時何気なく僕が親友という意味で言った言葉が、彼の中では違う指摘に聴こえたのだ。
彼がいつも胸に手を宛てていた理由。 心臓がなくても死なないと語った意味。
今は全てが繋がっている。]
(31) 2023/08/21(Mon) 11時半頃
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花火の時に彼は、僕の恋愛っぽい悩みを聞いてくれて。 いや、実は恋じゃなかったんですけど、その相手とは。
『まあ、康生に恋愛相談を?あの子、的外れなことを言わなかったかしら。
あの子はモテるのだけど、身体が弱いから中々お付き合いが続かないみたいで…
恋愛自体にも不器用で。
……お父さんもね、若い頃そうだったんだけど。』
[小屋で契約した経緯には『それは仕方ないわね、危ないなんてわからないもの』と明日香さん。]
その後、僕らは初めての転送を経験して。僕、具合が悪くなって。
『私もハロちゃんに運ばれた時は驚いたわね。』
(32) 2023/08/21(Mon) 11時半頃
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……彼にキスしちゃったんです。
『ーーそう、キーーええッ?!』
[明日香さんはベッドからずり落ちそうになった。僕は真っ赤になり項垂れる。]
はい、舌も入れてその。
『ーーッ!!』
[今度は明日香さんが真っ赤になる。口を抑えてまじまじと僕を見つめて。]
その時はそのう、何か勢いてことになったんですが…
自分の気持ちを見つめ直すと、僕、彼に恋してる、て気付いてーー。
(33) 2023/08/21(Mon) 11時半頃
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『やだ可愛い。』
えっお母さん、なんて言いました?
『いいえ、続けて頂戴ね。』
[僕はその間にAの模擬戦があり、初めてコックピットに乗ったことを話した。
僕らの第一戦である千映戦の時には明日香さんは涙ぐんだ。
僕は経緯を話ながら、ロボットのルールなども伝える。
また、康生が明るく振る舞い、懸命にパイロットを元気づけていた話もする。
明日香さんは僕の話を頷きながら聞いてくれている。
僕の心に寄り添いながら。]*
(34) 2023/08/21(Mon) 11時半頃
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ーー日野病院/康生の母親Bーー
で、僕は彼に電話で告白しました。 彼はーー彼も、僕の事を好きだと言ってくれて。
[それはきっと友情の"好き"だ。僕は知っているけれど。]
1日デートすることに。海辺に行き、ビーチバレーしたり。
『素敵だわ。私もお父さんとデートしたわぁ、結婚前。』
[うっとり語る明日香さんは少女のようだ。]
…リゾートホテルの中にある小さな教会で、結婚式のごっこをしたんです。
(35) 2023/08/21(Mon) 12時頃
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[眼を閉じれば今でも僕の脳裏には鮮明に甦る。寄せては返す波の音。輝かしい太陽。
白い教会。彼の美しいウェディングドレスーー。]
『写真は?写真はないのかしら?』
[残念ながら写真はない。僕は記憶に、僕だけの彼を刻みたかったが。
もし明日香さんが彼の花嫁姿を見たら、若き日の自分にそっくりで驚く一幕があったわけだが。]
その時に交換した指輪がこれです。
[自分の指輪を見せる。彼の指には同じものがまだあるはずだ。]
(36) 2023/08/21(Mon) 12時頃
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すみません、ごっこでも僕は彼と結婚するならーー貰い受けるなら、お母さんに先にご挨拶すべきだった。
でも、あの時。バージンロードを歩く彼の隣にはーー 誰か、いたような気がしたんです。
あれは、お父さんだったんですね。 お父さんはずっと彼の中にいて、ずっと一緒で、ずっと見守っていてーー
そこに居たんです。
『おとう、さんーー…』
[口元を両手で覆い、明日香さんは嗚咽を洩らす。]
(37) 2023/08/21(Mon) 12時頃
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