9 ――今宵"秘密"で会いましょう
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2021/04/13(Tue) 01時頃
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大通りを一本外れて、ネオンの光を尻目に、右へ。
寂れたライブハウスの二軒隣、地下への階段を降りると、そこは。
"秘密"だらけの"秘密"に溺れて、"秘密"を今日も、
置いていく。
BAR"秘密"は今夜も誰かの秘密を隠す――。
(#0) 2021/04/13(Tue) 01時頃
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[ いつだって男は温度の低い声で、 客を招き入れる。
小煩い客を微笑み一つで黙らせる。
生バンドの演奏が始まると、 よりその口数は減っていく。
勿論、来客に気づいたなら こういって迎えることだろう。 ]
いらっしゃい、 いつものでいいのかな。
―― ようこそ、BAR秘密へ ――**
(1) 2021/04/13(Tue) 01時頃
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―― BAR秘密へ ――
……けっこうです
[ お姉さん今暇ですか それがナンパの常套句であると同時に、 返事をすれば、少なくとも「返事はしてくれる女」に なることを、私は知っている。
知っているけど無視出来ない。
空模様のように、鈍色の私のきもちは きっとこの……なんだ、アクセサリージャラ男には 伝わるまい。
そんなだからセクハラとかされんのよ そういって笑った母の顔を、忘れはしない。
少なくともあの日私は、助けてくれはしなくとも 辛かったわねと、いってほしかった――。 ]
(2) 2021/04/13(Tue) 01時頃
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行くところがあるので。
[ べつに、愛されなかったとか、 傷を追うような何かをされたとは思わない。
幼少期にどれだけイベントに参加して どれだけの枚数の写真、アルバムが残っているか。
それで全てが判断できるかは微妙だけれど それなりに、可愛がられていたのだとは思う。
お家の環境は人それぞれで、 いってきますのキスをする家もあれば、 ただいまのハグをする家もある。らしい。
うちはどちらもない。 はじめてのハグは三編みにメガネという 絵に書いたような女学生だった頃、
(3) 2021/04/13(Tue) 01時頃
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面倒くさいを極めていたから、どう答えるのが 一番平和かなぁと考えていた間に、 本能が暴発したクラスメートの奥田くんから。 ]
……私性病持ってますけど。
[ はじめてのキスも多分、そんな感じだったはず。 ――あんまり思い出さないほうがいいって 脳味噌が言うからそれに従うとする。
だから私にとって触れ合いだとかスキンシップは 男が本能を抑えられなかったときに、 女の気持ちを考えずされる暴力に近いなにか
だと思っている。 ]
(4) 2021/04/13(Tue) 01時頃
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はぁ、よかった
[ 半分無視を決めている間に、男は お茶しない?から、飲みに行こう、 最終形態、何もしないからホテル行こうまで 進化していたので、以前隣り合わせた常連さんから 教えてもらった断り文句を言ってみた。
生ぬるい風が無遠慮に髪の毛を乱していった と思ったら、次の瞬間には視界の遙か遠くへと 逃げ去っていた。
ありがとう、いつだか隣り合わせたオカマのひと。 ]
(5) 2021/04/13(Tue) 01時頃
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………
[ かつん、かつん。 大して高いヒールを履いていなくても 地下への階段を降りる際、靴音が響いて聞こえる。
この店の中には唯一、私の秘密を預けている。
その秘密はまだ隠したままで。
もしもそのひとがいたなら私は、 何気なく笑いかけるのだろう。
――先に来てたんだね、私もおなじの、と。** ]
(6) 2021/04/13(Tue) 01時頃
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/* くろえちゃんかおがかわいい。 相方さんと遊ぶのすっっっっっっっっげーーーー 楽しみにしてました!!!!おやすみなさい!
(-0) 2021/04/13(Tue) 01時半頃
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[ ……──幼い頃から伸ばしていた髪を切ったのは 中学一年の夏休みに入る少し前だった。
背中まであった髪を思い切りよく切った。 そりゃもう情け容赦なく、ばっさりと。 ]
(7) 2021/04/13(Tue) 03時半頃
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[ 当時は同級生の間では恋の成就を願って 髪に願掛けをするなんて話が流行っていて 誰かが髪を切ると失恋したとか…… ……つまり、誰かに恋をしていただとか
そんな他人のどうでもいい恋の話題に 恋がどんなものかもまだわからないまま 馬鹿みたいに揃いも揃って 浮き足立ったものだったけれど。
私の場合はそれ以上に「王子様みたい」と 友人たちの間で祭り上げられる方に忙しくて 失恋云々騒がれることは殆どなかったように思う。 ]
(8) 2021/04/13(Tue) 03時半頃
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[ 最初に一言戯れに聞かれた程度だっただろうか。
今よりはまだ幼く甘さが残ってた 女にしては少しハスキーなこの声で 当時連載してた制服の戦士の少女漫画の 性別不詳の登場人物を真似たつもりで 「似合うかな?」って 格好つけてニヒルに笑ってみせたら 失恋疑惑は更紙くらいに軽く吹き飛んだ。
求められるまま同級生の男の子みたいな下品さのない 綺麗で身近な男のようなものに 持ちネタ感覚で時折擬態してみせた。
ちやほやされるのは心地よかったし なにかと都合が良かったので。 ]
(9) 2021/04/13(Tue) 03時半頃
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[ けれど。 そう。
失恋を、したんです。
それが恋だと気付いた瞬間に、 はじめての恋を、髪と一緒に切り捨てた。
だって、
あなたは女の子だったから。 ]
(10) 2021/04/13(Tue) 03時半頃
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[ 初めて袖を通した夏服のまだ真新しく眩い白地に 透けた下着のラインにどきりとした。
最初に感じた違和感はそれだった。
当時の私の体は縦に伸びるのにそりゃもう忙しくて 女性らしい肉付きの発育はまだ非常に残念だったから 女性下着なんて必要のない絶壁具合で。
同い年の子が女に成長している事実に 自分との差異を感じ焦りと戸惑いを感じたんだと 最初は、そう、思ったけれど。
そうじゃなかった。 ]
(11) 2021/04/13(Tue) 03時半頃
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[ 汗ではりついた項の後れ毛に、 翻るスカートのプリーツから覗く まだ細くも柔らかそうな脹脛に
少し大きめの制服に隠された 女の子の形を感じるたびに感じるそれが、 追いつけない発育への焦りではなく ただ、純粋に、単純に 彼女に欲情しているのだと 気付いてしまうのはすぐだった。
だってそれをそう呼ぶとまだ知らぬ自慰の度に あなたを思い浮かべてしまったから。
羨むでなく。触れて乱す妄想に駆られながら。 ]
(12) 2021/04/13(Tue) 03時半頃
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[ 友人に控えめに笑いかける笑顔の眩しさに わけのわからない苛立ちとを覚えながらも 釘付けになっては、後ろめたさに目を逸した。 男子生徒に話しかけられているのを目にした日には その男子生徒の目線で妄想の中で彼女を穢した。
恋と呼ぶには随分と性欲に塗れ過ぎていた気もする。 まぁ、そういうお年頃だったのだから仕方ないと 今となっては落ち着いて振り返ることもできるけれど 当時はこの世の終わりみたいに絶望したものだ。
他人に情欲を向ける自分の汚らわしさと、 自分が女であることに。
髪を切ったのだって恋に破れたからじゃない 女らしさの象徴みたいな重苦しさを 捨ててしまいたかった気持ちのほうが 多分大きかったように思う。 ]
(13) 2021/04/13(Tue) 04時頃
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[ 流行りのドラマも漫画の世界も 恋の話題はいつだって男女の間にだけあって どこの家の両親だって 友人同士の恋の話題だって、当然のように 知りうる限りの狭い世界では 愛し合うふたりは男と女で構成されていた。
友人が私を「王子様」に祭り上げたのだって 気安く憧れを向け気安く触れられる 距離の近い男のようなものが欲しかっただけで、 そこに求めていたものは 女として惹かれるべき男性像だった。
だから、捨てるべきなんだと思った。 こんな恋は、正しくないのだから。 だから捨ててしまいたかった。 女であるこの性を。 ]
(14) 2021/04/13(Tue) 04時頃
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[ なんつって。まーーーーーー はい捨てますってなにもかも捨てられたのなら そりゃあもうどんなに楽だったでしょうね、ええ。
恋心と性癖はそう簡単に 切り替えられるものではないらしい。 なんせ未だに現在進行形あなたにむらむらしている。
彼女の何を詳しく知っていたわけでもない当時から 拗らせ続けた性欲主観のこの恋が どこから来たかって言えばまーぶっちゃけてしまえば 単純に見た目が死ぬほど好みなんだろうと思う。 わりと最低だ。
外見より中身を尊ぶことを美徳とする文化を ものさしにするのなら。の話だが。 ]
(15) 2021/04/13(Tue) 04時頃
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[ でも大抵の恋と呼ばれる感情って 突き詰めちゃえばそんなもんでしょう?
見た目が無理で 中身がクソほど好みの相手がいたとしても 見た目が無理な時点で 中身を知る機会なんて永遠に訪れないし 中身に触れる機会が訪れようとも 無理な見た目に補正が入るはずだ。
違う?嘘つけよ。知らんけど。
恋に限らず外見に印象を左右されないなんて 視力がある以上100%無理だと思っている。 女の格好をしてしまえば男としては扱われないし。 ……いやその例は流石に極論すぎるか。 ]
(16) 2021/04/13(Tue) 04時頃
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[ 私の性欲はあの頃から然程変わらず猿並みだったけれど 流石に重ねた歳の数だけそんな自分に付き合い続けりゃ いい加減開き直るってもんですよ。ええ。
女のくせにはしたないなんて考えは 恋の話題の延長で繰り広げられる 初体験の話題に周りが浮き足立つ頃に捨てた。 馬鹿馬鹿しくなって。
それまでは男子の繰り広げるあけすけな性への興味を 汚いものみたいに騒いでは わたしを綺麗な男のような何かに仕立てていた友人が 男とのセックスの話をし始めた時点で 自分に性欲があろうがその対象が女だろうが 男じゃなかろうがイケメンに興味がなかろうが なんかもーーーーーー心底どうでもよくなった。 ]
(17) 2021/04/13(Tue) 04時半頃
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[ 問題はそこじゃないんだって気付いてしまったから。 いや、本当は最初から知っていたんだと思う。
きっと、だから、髪を切ったんだ。
あなたは女の子で
きっとあなたが恋をするのは男で
女であるハンデを背負ったまま 男と同じ舞台に並び立てるだけの魅力を 女を捨てられない私の演じる半端な「王子様」は 生憎と持ち合わせていなかったし
女のままあなたを振り向かせる自信なんて 当時の私は欠片も持ち合わせていなかった。 ]
(18) 2021/04/13(Tue) 04時半頃
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[ 女らしい格好をして、適当な男を適当に捕まえて ぽっかり空いた物理的な女の象徴たる部位に 男の象徴でもぶち込ませてみたら存外しっくりきて あなたに焦がれる欲求はまやかしだったとか 思える日も来るんじゃないかなんて ちょっと思い悩んだ日もありましたが そんな機会に恵まれることもなく今日に至る。
曰く、隙と可愛げがないそうだ。 思い通りにできそうなか弱さが足りないらしい。
化粧を覚え、髪を整えて、爪を飾り、 アクセサリーを身に付けストッキングを纏い パンプスで日々足を痛めつけながら こんなにも女らしさを纏い女に擬態してみたって 生まれてこの方ナンパすらされたことはない。
雑魚しかいねぇのか。糞が。 ]
(19) 2021/04/13(Tue) 04時半頃
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―― "BAR 秘密"にて ――
[ >>1「いつもの」、好む何かではなくいつも通りに マスターのおすすめを用意して貰う。 知っているような知らないようなその味の正体はいつも 支払いが済んだ後でも秘密のままだ。
だって、なんだっていいんだ。 覚える必要もない。 どうせどれも好きにはなれはしないから。
苦い薬でも舐めるみたいにグラスの縁を噛む。 アルコールの味は得意じゃない。むしろ苦手だ。 飲み慣れれば飲めるようになるなんて はたちを過ぎてすぐあたりにはからかわれたものだけれど 飲み慣れて知るのは酒の美味しさではなくて 自分の限界と、不味いなりの付き合い方だけだった。 ]
(20) 2021/04/13(Tue) 05時頃
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[ >>6扉が開き鳴らす音に振り返って、 酒嫌いがこの店に入り浸るようになった切っ掛けへ向けて キツいとよく言われる目元をそっと和らげる。
絡んだ視線が安心するように 蕩ける無防備さにぞくぞくしてるなんて 噯にも出さない白々しい笑顔で、片手を上げて応えれば あなたは当たり前みたいに隣の席へ吸い寄せられてくる。
雑魚と罵ってみたってきっと私も 彼女に引き寄せられ私を避ける世の男どもと変わらない。
「隙と可愛げ」「思い通りにできそうなか弱さ」 外側に滲み出るそんな私には持ち得ない要素に惹かれて 彼女に引き寄せられているんだと思う。
けれど私は「男の代用品」であった過去はあれど 女なので女であるが故に男とは違う距離で なんの警戒されることもなく、こんなふうに 素知らぬ顔をして隣で笑うことを許されている。 ]
(21) 2021/04/13(Tue) 05時頃
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[ 少女だった頃の私に教えてやりたい。 あの日呪った「女であること」に 感謝する日が訪れるのだと。
捨てられない全てに思い悩み足掻いた日々は こんなふうに報われるのだと。
少女のころの私は、知りもしなかったし 知ろうともしなかった。
なにも、恋人になるだけが全てではない。 体を求める欲求が消えてなくなるわけではないけれど 包み隠せばそれ以上に近い距離に居られるなんて それだけでこんなにも満たされるなんて。
あの頃抱いた感情が全て恋でなかった訳ではないけれど まだ完全には恋に満たないうちに全て諦めてしまったから 恋をすることなんて、きっと、 この歳まで知らずに生きてきた。 ]
(22) 2021/04/13(Tue) 05時頃
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