2 【R18】夢見る議事の村【RP半再演】
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/* デフォルト票相互じゃ〜ん 愛だね〜1/3の高確率だけど
(-0) 2020/11/18(Wed) 23時半頃
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/* こんばんは パルックが落ちたら秘話送れなくなりました ダミー宛な内容の秘話は1d限定で今日はしないということでしょうか?
(-1) 2020/11/18(Wed) 23時半頃
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/* 赤窓の扱いも分からなかったけど 俺別に赤窓使わなくてもいいなって思って聞いてない
(-2) 2020/11/18(Wed) 23時半頃
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/* うへぇ…… 書いてたの保存したら何故か巻き戻って前回分で保存されて萎え萎え 書きたいこと多いけどどういう順番で落とせばいいのかも迷ってるし時間足りるかこれ
(-3) 2020/11/20(Fri) 00時半頃
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[俺とあの人の間には劇的な出会いも運命の必然も、感動ドラマだって別に無かった。 滅茶苦茶仲が悪かったとしても隣は隣、十数年互いが望まずに顔を合わせ続けたことだろう。
ただ、集団からはみ出してしまう理由をそれぞれが持ち、解決する気もなく何処か周囲を見下していた。 認められたのは、共通点のあるお互いだけだった。
あの人にとってそんな幼馴染は唯一自分の領域に置いてもいい存在で、俺自身も側にいれば気性が落ち着く自覚があった。 二人でいれば他の子供みたいに笑ってじゃれ合うことも出来た。それは、あの人がいつも笑っていたからでもあるのかもしれない。]
(2) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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[授業で適当に描き殴った空の青にも、丁寧に描けば様々な彩りが本当はあったように。 その笑顔は張り付いているのではなく、それぞれに違った意味を持っていた。
拗ねた俺に向ける兄じみた優しいもの、 遊んでいる時の年齢相応に無邪気なもの、 誂うような意地の悪くも憎めないもの、 曖昧な返事と向けられる少し不安になる静かなもの、 誰かを拒む時の、空虚なもの。
それぞれ問題がある彼の両親より、自分のほうがその全てを知っていたに違いない。]
(3) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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[蒸し暑いから夏が嫌い。 小さな頃溺れたことがあるから海が嫌い。 ベトベトするから潮風が嫌い。 普通が、大嫌い。
入井透世は笑顔の下に沢山の嫌いを持っていた。 周囲から向けられる嫌悪は、片想いではなかった。
きっと本当は、あの街そのものを嫌っていたのだろう。 だから、嫌いな夏に同じく嫌いな海にいなければならなかったのだろう。
皮肉なことにそのせいで、幼い入井透世は俺の記憶の中で夏の象徴のように生きている。]
(4) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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[街から逃げ出した幼馴染を、追い掛けることを許されなくても。
今何処で何をして生きているのかも、毎年東京に来て誰とどう過ごしているのかすらも教えてもらえなくても。 自分の物だった筈の居場所を、他と何が違うのか分からない知らない女に奪われてしまっても。
あの日俺がアンタに何をしてしまったのか覚えていても。 今でもそれは変わらなかった。]
(7) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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────平成18年 9月下旬
今となっては信じられない、秋らしい気候の日々。 夏の終わりの始まり。
(-5) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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[午後から降りしきる秋雨が地面を濡らし、独特の湿った香りを田舎道に漂わせる。 残暑の過ぎたばかりのこの頃、陽の差さない日は夕方になれば肌寒いといってもいい気候になっていた。
特にその日は帰りが遅れていた。日常的な不真面目により補習を受けなければならなくなっていたからだ。 中学二年生。流石の問題児でも小学生気分は抜けた頃。 一緒に通えなくてもあの人と同じ高校に行きたかった俺は、積み上がった行いと比べれば今更それは雀の涙だとしても内申点を意識し始めていた。
携帯はその高校に受かった祝いに買ってもらった物で、この時は持っていない。 だから二人は家に帰らずに連絡を取り合うことは出来なかった。]
(-6) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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は、ちょっ、アンタどうして……
[どうしてこんなところで待っている。 どうしてそんな酷い姿になっている。
鞄を落として傘を投げて駆け寄った、指摘されるまで身軽になっていることに気づかなかった。 そんなに冷静な癖に、すぐ隣の自分の家ではなく幼馴染の家に入りたがる。その為にずっと外で雨に濡れて待っていた。
────何かがあったのは明白だった。 それもこの人が受け流しきれないような、大きな出来事だ。 拒む選択肢は存在しなかった。]
(-8) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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[母親はあまり良い顔はしなかったが、頷いてくれた。
心底不真面目だけど悪いことはしない。 そういう部分を認めてくれて、思うことがある子でも弱っていれば受け入れようとする。 泊まっていってもいい、上手く言っておいてあげる。 そう口にし透世を見る表情は、確かに大人が見せるべき同情と心配を浮かべていた。当人はそんなものは望んでいないかもしれないけど。
うちの両親は息子が出来損ないなだけで、本当に普通の人間だ。だから散々反抗しても、嫌いにはなれなかった。
────同じにはなれなかった。]
(-9) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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[俺と母親が自宅に透世を帰さなかった理由はもう一つ。 最近その父親が随分荒れていると知っているからだ。 ずっと働いていない、昔透世が本当の父親ではないと嘘か本当か分からない素振りで言った男。
帰らずに待っていたのではなく、一度帰ってから逃げてきたのではないだろうか。]
温まった? 髪乾かしたら、飯までゲームしようぜ
[過る想定を口にする度胸は無かった。 タオルを頭に被せて部屋に戻ってきた幼馴染に向けたのは、いつもと変わらない何気ない誘い。 座っているのはベッドの上、近くの勉強机に流行のゲーム機が置いてある。 透世が風呂に入っている間、考えて準備したものだ。]
(-10) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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────!?
おい。透世、本当にどうしたんだよ……?
[青空みたい、なんて詩的に考える情緒も余裕もありはしなかった。
湯に当たった身体は温かく、出されたばかりの服は柔らかに乾いている。それに包まれるのは心地良かったが、無心で受け入れてもいられない。 友達と互いを呼んだことはないが、抱き合う関係も違う。何か悪いことをしている気分になるし、何より心配だった。 やんわりと片手で押し、少し離れる。
成長期は迎えていても、年齢差からかこの頃はあの人のほうが数センチ高く。 丁度目の辺りにあるその唇は、やっぱり笑みを作っていた。
今にも崩れそうな、不格好で引き攣る笑みだった。]
(-12) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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…………
[だけど俺は。 弱ったあの人が求める温もりに応え、拙くも抱き締めていた腕を離してしまう。]
無理だよ。だって、俺達子供だろ 透世はバイト出来るかもしれないけど、俺は中学生だし
二人で生きていくなんて出来ないし、行方不明になると警察に探されたりニュースになったりすると思う それに、皆も心配するじゃん
[でも、身体を退けることはもうしなかった。 ただそのままで静かに考えを述べ、否定する。
透世のほうが身体も心も大人だから、本当は俺の言うことなんて全部分かっている筈。 落ち着くことが出来たら元に戻って、うちの親とかに相談したらそんな事件にならないやり方で解決出来る。
そう思っていたから言ったのに。]
(-15) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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[今も相変わらず、二人のやり取りはくだらない。
何度も話した気がする昔話をするとか、 嫌な上司や面倒な客の話を聞いてもらうとか。 望まれてベースを弾いて見せたり、 バンドの数少ないMVをスマホで流したり。
それで良かった。 これはまさしく、夢のような日々だから。 一度は手放してしまった筈の────**]
(8) 2020/11/20(Fri) 03時半頃
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────9月も下旬に差し掛かろうといる頃
殺人級の気温こそ過ぎ去ったが、 未だに日中は茹だる暑さがコンクリートジャングルを襲う。
まるで、夏が終わらせまいと縋り付いているように。
(9) 2020/11/20(Fri) 03時半頃
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アドナナofficial@adnana_info2019年9月20日
■イベント出演情報■ 薔薇胡蝶3周年記念イベント『Dance in a conspiracy』 公演:2019年11月24日(日)大阪ciel 【CAST】薔薇胡蝶 【GUEST】B.B.S/破王/Deep sea red/アドナナ/Holy Arkham!/Resonance OPEN 17:00/START 17:30
⏎3 ↺54 ⚝118 ┅
(11) 2020/11/20(Fri) 04時頃
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イベントに向けてスケジュールの話 俺はそう聞いて来たんだけど
[いつも打ち合わせに使う居酒屋。しかし現在ボックス席にいるのは五人。 ずっと避け続けていた女が目の前に座っている。]
なんで?白井ライブ来んの?
[ミディアムボブの黒髪、控えめに飾られるアクセサリー、白を基調とした落ち着いて品のある服装。 優等生がそのまま成長したって感じのOL。どう考えてもこういうジャンルのライブに来る女ではない。 勿論そんな勘違いはこちらもしていないが、敢えて口にしメンバーを睨みつける。]
(12) 2020/11/20(Fri) 04時頃
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[上須は腕を組み、今は傍観するとばかりに何も話さない。 楠田は落ち着かなさそうに視線を彷徨わせ、何故か眉を下げて俯いた。 結局いつものように青戸と対峙することとなる。
曰く、こうしなければちゃんと話が出来ない。 白井は青戸が頼んで来てもらった、彼女は俺を心配しているし無関係でもない立場。 透世のことはいい加減に解決するべき問題である、これからの活動の為にも俺自身の為にも。
────そして 自分達がサポートするから仕事を減らして、休んだり白井と話し合ってほしいという。]
(13) 2020/11/20(Fri) 04時頃
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はあ……? お前らさ、何を言ってるのか自分で分かってんのか
[何一つ、理解出来ない。抱いた不快感は既視的な感情。
あの人だけが味方みたいに思い込んでいたガキの頃、大人にあれこれ言われたりあの人の顔に釣られた女が間に入ってこようとした時のそれと同じだった。 ストレスの原因になってる奴らに意味不明な理由で俺達について何も言われたくない。]
(14) 2020/11/20(Fri) 04時頃
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[確かに白井の姉はあの人と同級生だったらしいが、だからなんだというのか。 思い至ったことが一つ。反論しようとする青戸を手の動きで制して再び口を開いた。]
なんか勘違いしてるみたいだけどな あの人は本当に、俺に会いに来ているだけだ
金のやり取りも犯罪の話もねーし、音楽にも無関係 お前らにあれこれ言われる理由は無い
[金のない男と地元で変人扱いだった男が会っているから、法外な仕事や引き抜きの話でもされていると勘違いしたのか。 それなりの信憑性を感じたつもりだったが、反応は思っていたものでは無かった。
「やっぱり俺達では駄目だ」と悲しげに上須が呟く。 落ち着いていて昔から年上に見られる奴が、珍しく感情を表に出した。]
(15) 2020/11/20(Fri) 04時頃
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馬鹿。これでも今年30だ 若い見た目の人なんだから仕方ないだろ。 男なんて数年じゃ大して変わらねぇし
[会わせたくないならせめて画像でも見せてみろ。 明らかに苛立ちを抑えようとしている青戸からの提案に、それで帰れるならと従い見せたのにまた難癖をつけられる。
「大学の頃のやつじゃん」だとさ。 仮にそうだとしても見せたのなら問題無いだろうに。]
(16) 2020/11/20(Fri) 04時頃
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[そろそろうんざりしてきたせいで、普段言わないようにしていたことまで口に出る。]
人の知り合いにケチつけてる暇あったら もう少し真剣にやってくれよ、活動をさ
[今回のオフィシャルの投稿はいつもの告知より反応が多い、主催が今人気が出てきているバンドなのが大きいのだろう。
確か大手情報サイトの今年注目のバンドランキングにも入っていた。噂では、業界のお偉いさんがライブを見に来ていたらしい。 その内俺らなんて呼ぶことも無くなり、ワンマンでハコを埋めるようになるんだろう。全国各地で潰れかけてるライブハウスには救世主様となる未来も想像出来る。
明らかにこちらが出させてもらう立場。純粋に喜べていた頃がずっと昔のように感じる。]
(17) 2020/11/20(Fri) 04時頃
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[青戸は繋がってるファン共に貢がせ ギターの楠田は家が裕福で息子に甘く幾らでも金を貰える ドラムの上須は年上の高給取りの彼女に養われ それで俺は常に複数バイト。
そうしなきゃ活動出来ないいつまでもそこから上がれないバンドってのは、社会人が休日趣味でやってるアマチュアと変わらない。 それが現実に受ける評価だ。
確かにそんな生き方すら難しくて解散する連中も、大きい借金を負ってしまう奴もいるよ。 東京だけでも覚えてるくらい通ってる顔がいて、少数ロットでもグッズが売れて、殆ど金は入らないけどCDもたまに制作出来る。どん底にいるわけじゃないのは事実。 だけどこの同期には置いて行かれ、背後から次々新人が迫ってくる状況にこいつらは何も思わないのだろうか。 大学時代に掲げた夢は、ただの趣味みたいな小規模の活動だっただろうか? 悩んでるのは、俺だけなのだろうか。]
(18) 2020/11/20(Fri) 04時頃
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白井も何で呼ばれたのか分かってるのか?
つまりこいつらは、 練習時間を増やす為に俺にバイトを減らさせたくて お前が財布になってくれることを期待してるんだぞ?
[考えてみれば答えは明白だった。 なるほど、バイトばかりで空いた時間は男とつるんでいる金無しメンバー。そいつを剥がして女を与えて養わせたいと。
その時、青戸に胸倉を掴まれ、間髪入れずに拳が飛んだ。 何も言わずに立ち上がり、周囲の客の視線を感じながら俺は席から離れていく。
もう話し合いをする気が無いならいいだろう。このままいると店に迷惑も掛かりそうだし。]
(19) 2020/11/20(Fri) 04時頃
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「目を覚ましてよ椎谷君!」
(20) 2020/11/20(Fri) 04時頃
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[男共の感情的なやり取りに狼狽え、上手く口を挟めずにいた白井が背後で叫ぶ。
お前が覚ませよろくでなしの野郎とばかり関わりやがって。 俺とあの人のことは、放っておいてくれよ。
くだらないことに時間を使ってしまった。 あの人もそろそろ帰ってしまう時期だから、少しでも部屋にいる時間を増やしたいのに。
歩きながらスマホで愚痴を送ろうとした。きっとあの人ならすぐ、落ち着かせてくれるだろうから。 だけど上手く連絡先を見つけられない。こういう時、人脈を広げないといけない仕事は面倒だな。イライラしてるのも大きいだろうが。
────風鈴の音が聞こえる ネオンが彩る時間帯に都会で、随分不似合いだ。 異常気象で暑さが長引いているから、しまい忘れた店でも近くにあるのだろうか。**]
(21) 2020/11/20(Fri) 04時頃
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/* よォく見てみよう プロローグから椎谷君の現在軸はところどころおかしい
(-18) 2020/11/20(Fri) 04時半頃
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/* 村建てさんのところがああなってしまってホレーショーさんは少なめに幸せ綴ってるところにこの文量で不穏でギスギスで狂ってるのをやってて申し訳ねぇな
(-19) 2020/11/20(Fri) 04時半頃
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