27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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―カフェへの道すがら―
[同級生との電話>>18>>19を終え、天井を眺める。 計算し尽くされた光の館は、奇妙な空間でも綺麗な迷宮のようで、これがゲームや漫画ならダンジョンが出現して冒険が始まったりするのかもしれない。 いや、夢であるならそれも可能なのかもしれない。]
でも、夢を動かすには それなりの整合性や意志が要るんスよね
[明晰夢をよく見る方だが、夢だとわかっていても思い通りにはならないことも多い。 夢なら飛ぼう、と思ってきれいに飛べる夢と不安定で思う通りに飛べない夢の違いまでは仁科にはわからないが、なんやかルールがあるのだ。夢ごとに。
明晰夢を普段から見るゆえに、共同幻想たるこの世界が尚のこと思う通りにならないと考える仁科には、精神を乱す何かが起こらぬ限り、自ら操作しようとすることはないだろう。
とりあえず叶いそうであるおにぎりについてはおかかと明太子を依頼しておいた。]
(45) 2023/07/29(Sat) 09時頃
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[歩きながら、グループラインを遡る。 田端先輩はあの人と話をしたらしい>>1:324>>1:325。 夢で死んでも死なない、との言葉に少し安堵はしたが、完全に安心できるものではない。 裏付けるような高祈先輩のライン>>1:331>>1:332を見て、痛そうだったなあと眉は下がるが、無事で良かったと思う。 仁科は彼を頼りないと思ったことはないけれど、むしろ、頼れる先輩だと思っているけれど 頼れる人ほど自分を疎かにするから怖いのだ。
口にすることが矜持を傷つけることもあると思い至らないところが仁科であるが、これからもデリカシーのなさの改善は見込めそうにない。]
(46) 2023/07/29(Sat) 09時半頃
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んー???
[カフェってこんなに遠かったっけ。 柊くんと一度一緒に行ったはずだ。 あの時は道すがら写真>>0:378などを見せてもらって、建物の話をして、斜面を利用した地下らしからぬ作りに二人で感動した。 あー楽しかったなあ さっきの出来事のはずなのになあ と思い出しながら歩いたら見えた。
そう言えば骨谷先輩が「何も考えずに歩いていると迷う」>>1:309 とメッセージを入れてくれていたので、思い出しながら歩いたのが良かったのだろう。
ありがとう柊くん。 心の中で感謝した。 そして下見の大事さを実感した。]
(47) 2023/07/29(Sat) 09時半頃
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[そんな時に、西門教授の目覚めが聞こえた。>>1 大変喜ばしいことで、本当に嬉しい。]
・・・よかった
[同時に、引率者が一番に帰還することとなったため、残ったのが全て学生になってしまったと言うこと。
事故?後西門に会っていないのでどう皆を導いてくれていたかは不明だが、直後の彼の「無事か」というはじめのラインの意味は大きかったように思う。]
(48) 2023/07/29(Sat) 09時半頃
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― →カフェ―
[次いで、骨谷先輩と銀先輩の目覚めが近いと言う言葉。>>2 二人とも、死んでいない。良かった。
ひっそり到着したところで骨谷先輩と銀先輩を見つける。 西訛りの戸惑ったような声>>43へ]
ね、そうみたいスね。 いやー、良かったスね。
[死者が判明したのではなく、 生者が判明したのだから、コレは朗報なのだ。
銀先輩がいたら、彼女にも向けて嬉しそうに笑った。]
おにぎりどこスか
[と、見渡したところで、仁科用おにぎりを発見すれば、「いただきます」と手を合わせ米に感謝し、パクりと食べた。 おかかうまっ**]
(49) 2023/07/29(Sat) 10時頃
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/* なんて情緒のない・・・
(-3) 2023/07/29(Sat) 10時頃
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/* そう言えば血まみれのジャージどうしたのこのこΣ
(-4) 2023/07/29(Sat) 10時頃
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/* やったー、こころ先輩と話せそう 大藤先輩もカフェにいるよね?
全員と会話は無理かなと思ってたけど頑張りたい
(-9) 2023/07/29(Sat) 11時頃
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/* 血まみれのジャージ問題が片付いていない。 持ってきたら流石にサスペンスだし飲食スペースに血は不衛生なので捨て置いた方がいい。 どこかに洗って干してる描写入れたいw
(-12) 2023/07/29(Sat) 14時半頃
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/* あ、そういやTシャツに血がついてないわけがないとも思ったけど すっかり失念ですなあ うっかりうっかり
(-19) 2023/07/29(Sat) 16時頃
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/* 大藤先輩に話しかけようとして いないことに気づいた
あぶあぶ
(-21) 2023/07/29(Sat) 16時半頃
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―食事―
[バスでわいわいお菓子交換をして、天候とトンネルを抜けた風景に一喜一憂し、異音と振動を感じるまではみんなが生きていた。 現実で意識が戻った者から帰還するのであれば、そのタイミングはきっとまちまちだ。
ぺろり、と指についた塩分を舐める。
西門教授が目覚めた。 骨谷先輩と銀先輩の目覚めが近いらしい。 であれば、目覚めの兆しがまだない者が7人。 死神は、他は――死んでいない人は、大事になっていないと言った。]
・・・腕が無事だといいな。
[ぽつり、と漏らす独り言。 死んだ時のことは別件として。 生きてるとして、絵を描けなくなったら困る。]
(130) 2023/07/29(Sat) 21時頃
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[仁科は風景画も動物の絵も描くが、人物が好きだ。 人物以外の絵でも、必ずどこかに人または人のパーツが入っている。 カフェにいる人を、視線だけで見渡す。 自分が死ぬのなら、もう現実では絵を描けないけど、ここでならまだ描ける。 生を素直に喜べないこの状況の何が“慈悲”だと思う人もいるかもしれない。 でも、仮定や想像を超えて“本当に”自分が死ぬと考えた時に、自分にとっては、それが“慈悲”だと思った。]
私も持ってきたらよかったな。
[スケッチブック、と独りごちて2つ目に。 今日はしっかり鑑賞して帰るつもりだったから、描く予定ではなかった。
最後に描きたいもの。なんだろうな。 ゼミのみんなも良い。最後の思い出。 死神はどうだろう。二度と出会うことのない題材だ。 いや、生きていたら再開する可能性もあるのか。でも2回目はいらない。
あとは―――――――― 過ぎる影に、手が止まる。]
(131) 2023/07/29(Sat) 21時頃
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――は、 今更
[それは自嘲に近いため息。]
っと、あぶな
[危うく握りつぶしそうになったおにぎりをすんでのところでセーブし、大事に食べ切って、洗い場へ。 もし他に食器があれば一緒に片す。 ノリくんごちそうさま。感謝。]
ああ、あれも洗わなきゃ。
[血まみれジャージ。 うっかり羽織りそうになってやめた。ホラーである。 仮にも飲食をする場に持って入るわけにもいかなかったので、カフェ手前のオブジェの影に隠しておいた。 人と合流したくて、おにぎりの温もりに触れたくて、後回しにしたから。 少し時間が経ってしまったな。落ちるかな。]
(132) 2023/07/29(Sat) 21時頃
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お手洗い。 行ってきます。
[拠点のような場所になっているので、誰にともなく声をかける。 夢でトイレ・・・ちょっと不穏だけど、目的は、アレを洗いたいだけなので。
ジャージを拾ってカフェを後にした**]
(133) 2023/07/29(Sat) 21時頃
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/* 悪夢をやりたい気持ちとドホラー自重の気持ちと。
(-30) 2023/07/29(Sat) 22時頃
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/* 高祈先輩が仁科とのメモリーを織り交ぜてくださっていて嬉しい。 愛。
(-31) 2023/07/29(Sat) 22時頃
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/* ログが ドホラーにしかならない どうしよう
[仁科は今必死に書き直しています。]
(-35) 2023/07/29(Sat) 22時半頃
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―女子トイレ―
[綺麗に落ちたらそれでよし。 落ちなければ先輩が気にするかもしれないのでこのまま封印だ。 など決意して、流水にさらす。 じわりと浮かぶ赤を眺めながら、水を注ぎ続ける。]
我ながらぐっじょぶスね。
[変色した血液は付着がバッチリしっかりわかるんだけれど、元が赤いと白よりはマシで、素材的に汚れも落としやすい。はずだ。
血の落とし方は姉に教えてもらった。 まああれだ。女性は知っておいて損はない。 まさかこんな形で役立つとは思わなかったけど。]
流石に、こんな量は想定してないスけどね・・・
[どれくらい吸ったかはわからないけど、少なくとも自分が洗ったことのある量ではない。]
(163) 2023/07/29(Sat) 23時半頃
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[つけおきの前に、洗い流せる部分は流そうとしてじゃぶじゃぶ洗う。 つけおきで再付着しては意味がない。
しかし血はいつまでも浮いてくるから、流石に少し気分が悪くなってきた。 というかなぜだろうか。 どんどんと血の色が、香りが、濃くなっている。]
生地の奥にでも溜まってたんスかね・・・
[流水はそのままに、ふっと疲れた息を吐いて顔を上げれば
鏡には自分が映っている。 当たり前の現象だ。]
(165) 2023/07/29(Sat) 23時半頃
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[仁科の髪の毛を掬い上げて、
梳かしている女性が映っていなければ。]
(166) 2023/07/29(Sat) 23時半頃
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は、 …の 、っか
[うまく息が吸えない
己の見開いた瞳はグレーブルー。 彼女とのただ一つの共通点を映していた。]
「とーかちゃん」
「髪、結ってもいい?」
[夢の中で目覚める前に聞こえた甘えたような声。
慌てて後ろを振り返っても姉の希華(ののか)はいない。 鏡の中でだけ彼女は存在し、微笑んでいる。
”あの日“をやり直そうとでもいうのだろうか。]
(168) 2023/07/29(Sat) 23時半頃
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[血の匂いが濃くてくらくらする。 吐きそうだ。
これが神の想定した”慈悲“だって? 現実は変わらないなら、ただの悪夢ではないか。
――でも、だったら。 ここでだけでもあの日をやり直そうか。]
いいよ、のっか。 わたしはかわいくないけどね。
[あの日と違う行動を取ることで この先の結末を変えられたらいいのに**]
(169) 2023/07/29(Sat) 23時半頃
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/* うおおおおおおお スケッチブックううぅぅぅ(ガシィ)
(-38) 2023/07/29(Sat) 23時半頃
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/* お姉ちゃんはノッカです。 かわいかろ?
血まみれで登場させなかったわたしえらい。
(-39) 2023/07/29(Sat) 23時半頃
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―回想・スケッチブック―
[ぽそりと漏らしたつぶやきは骨谷先輩のスケッチブックを見て漏らしたものだったから、当人からの提案にハッとして赤くなった。]
え、いや それはいいスよ だって
あれ?
[それは望んでいたから非常に魅力的だったけど、先輩は今、おそらくデザイン画を描いている最中だ。 それなのに、先輩は魔法のように新しいスケッチブックを取り出した。 「持ってきてたことにする」? そうか、これは夢だから。出せると思えば出せるのか。]
ありがとうございます。 ――いいんス、今ここで 描けるなら。
[ほのか嬉しそうに笑って、受け取ったスケッチブックを見つめた。 自分はもしもの時の“慈悲”のつもりで描くのだから、持って帰れなくても良いのだ。 ・・・最高傑作などが描けたりしたら欲が出るかもしれないけれど。]
(260) 2023/07/30(Sun) 15時頃
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[7人のうちの一人。 元は、10人のうちの一人か。 でも、そう思うからきっと、生に対してネガティブになってしまうのだ。]
これが最後かもしれないって思ったら 描かなきゃ 後悔しそうスからね
[これから死ぬ人間が決まるのではなく、“もう決まっていること”だ。 誰かが帰るから誰かが死ぬのではない。 そう認識をすれば、誰が帰っても帰らなくても、その運命は変わらない。 骨谷先輩が帰るから、誰かが死ぬわけではない。 だから、仁科は笑ってよかったと言えるのだろう。]
本当に、ありがとうございます。
[深く、礼をしてスケッチブックを抱きしめる。 自分が運命の一人であったときのために、用意された夢を利用する。 そう、先に死んだ時のこと考えてしまったがために、仁科の想定にはまだ自分が帰れるときのことが足りていない。 先輩の生還宣告の際の戸惑いが、まだ想像できないかもしれない**]
(261) 2023/07/30(Sun) 15時頃
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/* アッー 本文にアンカー入れ忘れた >>162>>164 ス
(-59) 2023/07/30(Sun) 15時頃
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/* 大藤先輩とも話をしたいけれど仁科め
(-64) 2023/07/30(Sun) 15時半頃
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―現在・女子トイレ―
[自身を「可愛くない」と言い始めたのはいつだったか。]
「「可愛いは作れる」」ものよ」じゃない」
[ステレオに聞こえた音声に振り返ると、田端先輩がいた。 「可愛らしい」と言われて、言葉通りに認識――しきれずに言葉に詰まる。 く、と髪が引かれる感触に鏡に視線を戻せば姉は結い始めたようだ。]
そう、で しょうか
[鏡の自分のすぐそばに美しい人がいる。 姉の優しい手つきで、髪は編まれていく。 鏡でしか見えないのに、梳かれる感覚とくいくい引っ張られる感覚を感じるから、鏡の中で起こっている通りに見た目に変化が出ていることが感じ取れた。
懐かしい感触だ。 姉は子供の頃からおしゃれというかおませというか、よくわたしの髪を結いたがった。 年子だったから、少しでも構ってお姉さんぶりたいのもあったかもしれない。]
(283) 2023/07/30(Sun) 17時頃
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