2 【R18】夢見る議事の村【RP半再演】
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/* デフォルト票相互じゃ〜ん 愛だね〜1/3の高確率だけど
(-0) 2020/11/18(Wed) 23時半頃
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/* こんばんは パルックが落ちたら秘話送れなくなりました ダミー宛な内容の秘話は1d限定で今日はしないということでしょうか?
(-1) 2020/11/18(Wed) 23時半頃
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/* 赤窓の扱いも分からなかったけど 俺別に赤窓使わなくてもいいなって思って聞いてない
(-2) 2020/11/18(Wed) 23時半頃
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/* うへぇ…… 書いてたの保存したら何故か巻き戻って前回分で保存されて萎え萎え 書きたいこと多いけどどういう順番で落とせばいいのかも迷ってるし時間足りるかこれ
(-3) 2020/11/20(Fri) 00時半頃
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吸血鬼になって、もうすぐ9年。
人間だった頃より、ずっと充実した毎日だ。
(-4) 2020/11/20(Fri) 01時頃
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────平成18年 9月下旬
今となっては信じられない、秋らしい気候の日々。 夏の終わりの始まり。
(-5) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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[午後から降りしきる秋雨が地面を濡らし、独特の湿った香りを田舎道に漂わせる。 残暑の過ぎたばかりのこの頃、陽の差さない日は夕方になれば肌寒いといってもいい気候になっていた。
特にその日は帰りが遅れていた。日常的な不真面目により補習を受けなければならなくなっていたからだ。 中学二年生。流石の問題児でも小学生気分は抜けた頃。 一緒に通えなくてもあの人と同じ高校に行きたかった俺は、積み上がった行いと比べれば今更それは雀の涙だとしても内申点を意識し始めていた。
携帯はその高校に受かった祝いに買ってもらった物で、この時は持っていない。 だから二人は家に帰らずに連絡を取り合うことは出来なかった。]
(-6) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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……お帰り、珍しく遅かったじゃん。 ねえ、家に入れて。シャワー貸してよ
[だからただじっと待っていた。 いつも気にしている髪が濡れ、 高校の制服が色を変え、重くなっていても。 顔に痣を作り口元が切れていても。]
(-7) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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は、ちょっ、アンタどうして……
[どうしてこんなところで待っている。 どうしてそんな酷い姿になっている。
鞄を落として傘を投げて駆け寄った、指摘されるまで身軽になっていることに気づかなかった。 そんなに冷静な癖に、すぐ隣の自分の家ではなく幼馴染の家に入りたがる。その為にずっと外で雨に濡れて待っていた。
────何かがあったのは明白だった。 それもこの人が受け流しきれないような、大きな出来事だ。 拒む選択肢は存在しなかった。]
(-8) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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[母親はあまり良い顔はしなかったが、頷いてくれた。
心底不真面目だけど悪いことはしない。 そういう部分を認めてくれて、思うことがある子でも弱っていれば受け入れようとする。 泊まっていってもいい、上手く言っておいてあげる。 そう口にし透世を見る表情は、確かに大人が見せるべき同情と心配を浮かべていた。当人はそんなものは望んでいないかもしれないけど。
うちの両親は息子が出来損ないなだけで、本当に普通の人間だ。だから散々反抗しても、嫌いにはなれなかった。
────同じにはなれなかった。]
(-9) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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[俺と母親が自宅に透世を帰さなかった理由はもう一つ。 最近その父親が随分荒れていると知っているからだ。 ずっと働いていない、昔透世が本当の父親ではないと嘘か本当か分からない素振りで言った男。
帰らずに待っていたのではなく、一度帰ってから逃げてきたのではないだろうか。]
温まった? 髪乾かしたら、飯までゲームしようぜ
[過る想定を口にする度胸は無かった。 タオルを頭に被せて部屋に戻ってきた幼馴染に向けたのは、いつもと変わらない何気ない誘い。 座っているのはベッドの上、近くの勉強机に流行のゲーム機が置いてある。 透世が風呂に入っている間、考えて準備したものだ。]
(-10) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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[青い絨毯に、白いタオルが落下する。 何も返さないまま隣に座り、そして抱き着いた。]
(-11) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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────!?
おい。透世、本当にどうしたんだよ……?
[青空みたい、なんて詩的に考える情緒も余裕もありはしなかった。
湯に当たった身体は温かく、出されたばかりの服は柔らかに乾いている。それに包まれるのは心地良かったが、無心で受け入れてもいられない。 友達と互いを呼んだことはないが、抱き合う関係も違う。何か悪いことをしている気分になるし、何より心配だった。 やんわりと片手で押し、少し離れる。
成長期は迎えていても、年齢差からかこの頃はあの人のほうが数センチ高く。 丁度目の辺りにあるその唇は、やっぱり笑みを作っていた。
今にも崩れそうな、不格好で引き攣る笑みだった。]
(-12) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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……巡
[離されたことに少し悲しげに、 笑みは更に崩れてしまう。 もう一度回した腕で引き寄せる動きは遅い、 拒まれないか確かめるようにゆっくりと、そして。
二度目の抵抗が無いと理解した後、口を開く。]
ねえ巡、俺のこと好きだよね? ……うん、ありがとう。 じゃあさ、俺達ってお互いだけいればいいよね
[素直じゃない幼馴染が見せてくれた誠実を、 今は誂うこともなく、話を続けた。]
(-13) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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だからさ、もうここにいる必要なんてないよね? 一緒にどっかに行っちゃおうよ。
君とならどこでもいいよ、 ずっと遠く、誰も追ってこないところに行こう。
……ね?
[頷いてくれるだろ? そう暗に乞うように、問う声は小さく近く囁かれる。]
(-14) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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…………
[だけど俺は。 弱ったあの人が求める温もりに応え、拙くも抱き締めていた腕を離してしまう。]
無理だよ。だって、俺達子供だろ 透世はバイト出来るかもしれないけど、俺は中学生だし
二人で生きていくなんて出来ないし、行方不明になると警察に探されたりニュースになったりすると思う それに、皆も心配するじゃん
[でも、身体を退けることはもうしなかった。 ただそのままで静かに考えを述べ、否定する。
透世のほうが身体も心も大人だから、本当は俺の言うことなんて全部分かっている筈。 落ち着くことが出来たら元に戻って、うちの親とかに相談したらそんな事件にならないやり方で解決出来る。
そう思っていたから言ったのに。]
(-15) 2020/11/20(Fri) 03時頃
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……そう。巡はそんな風に言うんだね。
[一瞬で声は冷ややかに変わった。]
じゃあ、中学卒業したらいいの? 高校も出てからじゃないと駄目? それとも巡の家族が全員死んでから?
本当は子供だからとか周りとか関係無く、 巡がしたくないだけじゃないの?
[感情的に畳み掛け責めながら、 温まった筈の身体は震えている。
抱擁から逃れるのは、 既に相手が力を抜いている以上容易でしかなかった。]
(-16) 2020/11/20(Fri) 03時半頃
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オレ、帰るから。また明日ね
[次に顔を見られた時には、綺麗に戻った笑顔がある。 それ以上の対話を求めない、拒絶の表情。]
おばさん、ありがとうございました。 服は洗濯してから返しに来ます
[呆然とした幼馴染を部屋に置き、 その母親に挨拶をして玄関へ向かう。 慌ただしく階段を降りてくる音を耳に、 踏み出した雨の中ドアを閉めた。]
(-17) 2020/11/20(Fri) 03時半頃
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/* よォく見てみよう プロローグから椎谷君の現在軸はところどころおかしい
(-18) 2020/11/20(Fri) 04時半頃
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/* 村建てさんのところがああなってしまってホレーショーさんは少なめに幸せ綴ってるところにこの文量で不穏でギスギスで狂ってるのをやってて申し訳ねぇな
(-19) 2020/11/20(Fri) 04時半頃
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[夢を見ている。 幸せを紡いでいた頃の、続きの夢だ。
それは夏の終わりにやって来て、秋の訪れの前に去る。 まるでその季節そのものみたいに。]
(-20) 2020/11/20(Fri) 23時半頃
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.🔒@jg7p2a3w788hk2d2018年09月25日
もう二度とは無いと思っていた
⏎ ↺ ⚝ ┅
.🔒@jg7p2a3w788hk2d2018年09月25日
アンタはもしかして、今の俺を心配してくれているんですか
⏎ ↺ ⚝ ┅
(-21) 2020/11/20(Fri) 23時半頃
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.🔒@jg7p2a3w788hk2d2018年09月25日
大丈夫とは言えないな
⏎ ↺ ⚝ ┅
(-22) 2020/11/20(Fri) 23時半頃
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[何も語らない為にある筈のアカウントに、目が覚める度に綴られる真実の断片。 慌ただしい日常に沈められていき、本人すらも思い出せず密やかに積み上がる。
誰にも言えなかった。 何処かで今でも、ただ一人以外を信じきれていなかった。]
(-23) 2020/11/20(Fri) 23時半頃
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.🔒@jg7p2a3w788hk2d2018年12月02日
もう一度会いたい
⏎ ↺ ⚝ ┅
(-24) 2020/11/20(Fri) 23時半頃
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[それでは夏は男の中から過ぎ去る筈が無かったのだ。]
(-25) 2020/11/20(Fri) 23時半頃
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[崩れた髪型、脱いだ制服、落ちた香水の匂い。
その瞬間のあの人はきっと 要らない物を取り落した、本当の入井透世だったのに。]
(-26) 2020/11/21(Sat) 19時半頃
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[蝶。イベント主催の薔薇胡蝶。
胡蝶のなんとかって言葉があった気がする。 諺だったか、小説だったか────]
(-27) 2020/11/21(Sat) 19時半頃
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[これ以上此処にいてはならないような気がしたから。]
(-28) 2020/11/21(Sat) 19時半頃
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[ほんの短い季節の合間、見られる夢だから。 目覚めないように目覚めないように、少しでも長引くように。
現など見ないように、無意識の内に────]
(-29) 2020/11/21(Sat) 22時半頃
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