30 婚約破棄から始まる共存試験【R18ペア】
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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が3人、人狼が1人いるようだ。
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皆さまお集まりありがとうございます。えー、ごほん。 この催し物、しっかりと楽しんでくださいませ。
…何があっても、文句は言いませんよう、ご了承くださいませ。
(0) 2023/11/14(Tue) 23時頃
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[王都からの出立は見送りもない寂しいものだった。 民が石を投げてくることもなかったのは幸いだろう。 監視の兵4名に囲まれた馬車は質素ながら堅牢な作りで、そこにも特に不満はない。 そんなことよりも、現状の把握が目下の大問題だった。
幸い、時間を掛ければこれまでの記憶は”思い出せた”。 自分がこれまでなにをしてきたかも把握できた。 自分ならもっと手際よくことを進めただろうと思うけれど、あの王子との結婚にもはや興味などない。]
(1) 2023/11/14(Tue) 23時頃
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[暗い馬車の中で自分の手を眺める。 細く繊細な指先、整えられた爪。染みの一つも無い、柔らかな肌と細くしなやかな手首。 その手で自分の体を抱けば、柔らかな弾力を感じる。 直接見ても、鏡越しでも、触れてみても、紛う方無き貴族の娘だ。
これは面白いことになったと、愉快半分、困惑半分くらいの気持ちで自分の身体を確かめる。]
(2) 2023/11/14(Tue) 23時頃
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[ふと、馬車が止まり、兵の緊迫した声が聞こえた。 魔物が、と聞こえてきた声に馬車の小窓を開ける。 道の両側に広がる森の中に、赤い瞳がいくつか見えた。
オオカミの群れ、にしては先頭の一頭が大きすぎる。 魔狼に率いられた群れというところか。 森の中に潜みながら、襲いかかる機を窺っている。]
そこのあなた。手を貸しなさい。 馬車を捨てますわよ。
[兵のひとりを呼びつけ、当然の顔で命じた。 なにか口ごもりつつも兵が従ったのは、彼も同じ事を考えていたからだろう。]
(3) 2023/11/14(Tue) 23時頃
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本当に、動きにくい服ですわね。 服など、このくらいでちょうど良くてよ。
[邪魔なパーツを外したり短く切ったりして整え、馬車から馬を外して跨がる。 驚愕の顔を向けてきたり、そっと視線を外したりする兵士たちを見回して、高らかに告げた。]
さあ、駆けなさい。 あの程度の魔物ごとき、振り切ってみせますわ。
[焦れたように襲いかかってくる狼らの牙を躱し、5頭の馬が駆け出す。 目的地はもう少し先のはずだ。*]
(4) 2023/11/14(Tue) 23時頃
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− 森 −
[ 遠くで鳥が鳴き止んだ。]
── 進軍停止。
[ ダイレックスは配下に注意を促す。
それぞれが武器を構える音。 ダイレックスも鞍に下げていたクロスボウを構えた。]
(5) 2023/11/14(Tue) 23時半頃
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[ と、馬蹄の振動が地面に伝わり、窪地から駆け上ってきた馬が姿を見せる。 魔物が近くに迫っているのだろう、追われる側の必死さがあった。
だが、疾駆する馬の背に跨っているものこそ、皆の予想を超え、衝撃を与えたのだった。
── 薄暗い森の中に翻るオレンジ色の炎。
そう例えるのが相応しいような乙女の姿に、部下たちから響めきともつかない声が漏れる。]
(6) 2023/11/15(Wed) 00時頃
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…美しい。 だが、集中しろ。
[ ダイレックスは部下に半円の陣を指示し、自らはオレンジの乙女にクロスボウを向ける。 彼女の後ろから来る魔物に備えて。*]
(7) 2023/11/15(Wed) 00時頃
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わたくしとつり合う相手がきっといる !
(8) 2023/11/15(Wed) 19時半頃
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森を抜ければ馬の足で突き放せましてよ。 もう一息、ふんばりなさい!
[狼の群れに追われながら、兵らを鼓舞する。 鎧を着けた兵よりは軽いからか、いつの間にか先頭に立って駆けていた。
森を抜ければと言ったものの、今にも追いつかれそうで危うい。 どう切り抜ければ…と思案した時、前方の起伏の上に居並ぶ騎影が見えた。
整然と組まれた陣の中程、こちらを真っ直ぐに指す視線と鏃に、射貫かれるより先に胸が跳ねる。]
(9) 2023/11/15(Wed) 23時頃
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待ちくたびれましてよ。
[馬上から声を投げる。 真っ白な手袋を投げつけるように。]
みせてご覧なさい。
[あなたを、私に。 命じた直後、馬上から彼の方へ身を投げ出す。 なびく髪の先を、飛びかかる魔狼の牙が掠めた。*]
(10) 2023/11/15(Wed) 23時頃
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[ 開口一番、彼女の口から飛び出したのは悲鳴でも懇願でもなく、強気な救援承認だった。 その言葉遣いもまた貴族の娘らしく高飛車だ。 とはいえ、よく通る声は耳に心地よい。
そんな相手にも、彼女を追う魔物の猛襲にも、表情を変えることなく、ダイレックスは構えたクロスボウのトリガーを引き絞る。 ほとんど彼女の顔に向けて撃つ形だ。]
(11) 2023/11/16(Thu) 09時半頃
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[ 幸い、なびく髪に邪魔されることなく矢は彼女の頭部をかすめて、背後に迫る魔狼を射抜いた。 もんどりうって地面に落ちる魔獣に兵らが槍を突き立てる。 一方、ダイレックスは文字通り胸に飛び込んできた娘を受け止めていた。
ふわりと香水がかおる。あるいは彼女自身がまとう気配の醸し出す何かが。]
ご令嬢、お怪我は。
[ 声かけは形式的なもの。一見して彼女の服がひどい有様になっているのはわかったから、鞍の前に座らせてマントで包み込み、馬首を返す。 部隊長に後は任せると頷いた。*]
(12) 2023/11/16(Thu) 09時半頃
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[飛びつくこちらにも、魔狼の姿にも、構えが揺らがない。 真っ直ぐこちらを向いて放たれた矢は、僅かに耳の横を掠めていった。 背後で上がる獣の悲鳴など、もはや興味の外だ。
危なげなく抱き留められ、マントに包まれる。 短い言葉に感情は乗っていなかったが、手付きは荒くない。]
あの程度の魔物に傷などつけられるはずありませんわ。
[安否の確認に、当然という顔で答える。]
(13) 2023/11/16(Thu) 11時頃
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あなたが辺境伯? 名は何と仰ったかしら。
[彼に背を預けるように座り、顔を見上げて問う。 姿勢が不安定になるのも、行儀が悪いのも、百も承知だ。*]
(14) 2023/11/16(Thu) 11時頃
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[ 彼女は背後を振り返ることなく怯えた様子もない。 婚約破棄からの追放、そして魔物の襲来というルートを辿ってきたにしては絶望した様子もなかった。
ここまで気高く超然としていると、かえって清々しい。]
(15) 2023/11/16(Thu) 20時半頃
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[ 移動し始めれば、すっかり寛いだ態度で名を問われる。 ダイレックスは彼女の方は見ずに、凛烈とした姿勢のまま馬を操っていた。]
ダイレックス・ミルド・ハイペリオンと。 スザンナ・ミューアを監督するよう、手配書が届いていることも申し伝えておく。
[ 彼女を放って置きたくなくて、柄にもなく話の穂を継いだ。*]
(16) 2023/11/16(Thu) 20時半頃
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ダイナレックス。
[最初の名だけを声に出して繰り返す]
響きの良い名ですわね。 気に入りましてよ。
[満足した顔で頷き、そこから華やかな笑い声を立てる]
(17) 2023/11/16(Thu) 23時半頃
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スザンナ・ミューアは私ですわ。 監督とはまた大仰な言葉ですこと。
[監督といっても、逃走防止の監視という意味合いが強いだろうと思うけれども、身元引受人であるのも確かなことだ。]
良いですわ。 なら私から目を離さないようになさいな。 私をあなたに繋ぎ止めてごらんなさい。
[艶やかな唇に挑発的な笑みを浮かべる。 付いてきてみろという誘いは、裏を返せば離れるなという求めでもあった。]
(18) 2023/11/16(Thu) 23時半頃
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[ 名乗り返しながら彼女は笑った。 甘やかなその声は状況を楽しんでいるとしか思えない。 強気な口調の中に含まれた関心に心そそられた。]
ところで見事な馬術でしたが。
[ 令嬢がどこでそんな技能を体得したのだと疑問に思う。 今、腕の中にいるスザンナは、以前に見かけた彼女とは印象も違っていた。 別人ではないかと勘ぐりたくなるくらいに。*]
(19) 2023/11/17(Fri) 07時半頃
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[挑発に、目に見える形での反応はない。 けれども、質問が続いたのはこちらに関心を持っている証だろう。]
あら。 誰しも隠し事のひとつやふたつ持っているものですわ。
[問いの矛先を逸らし、彼の胸に指先で触れる。]
(20) 2023/11/17(Fri) 12時頃
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あなたもそうでしょう? ”辺境伯の心臓は石で出来ている”なんて侍女が噂していましたけれど、本当かしら。
[開いて見てみたいとばかり、指で心臓の上をなぞった。*]
(21) 2023/11/17(Fri) 12時頃
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[ たじろぐ気配もなかったが、問いかけの矛先は逸らされた。 暗示された隠し事は確かにあるのだろう。
たとえば、彼女は令嬢スザンナではないのではないか。 度胸も技量もある替え玉。
むしろその方がありがたいと思う。 以前、垣間見た"王子の婚約者"は好ましい性格には思えなかったから。]
(22) 2023/11/17(Fri) 21時半頃
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[ ついと指先が胸元に擬される。 訝しいのはその美しさだ。 彼女の指先の整い方は、決して即席の替え玉などに模倣できるものではない。 水仕事などしたこともない、まごう方なき令嬢の指だ。]
何を期待しているか知らないけれど、 あなたはごく当たり前の心臓を見出すはず。
[ こうしてときめいている鼓動が伝わるか。*]
(23) 2023/11/17(Fri) 21時半頃
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