1 冷たい校舎村(別)
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人
狼
墓
少
霊
全
フローラに6人が投票した。
サラに1人が投票した。
フローラは村人の手により処刑された。
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サラ! 今日がお前の命日だ!
2020/11/16(Mon) 00時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
サラが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ノッカ、アイリス、ヒナコ、レイ、ミルフィの5名。
キーンコーンカーンコーン…………
(#0) 2020/11/16(Mon) 00時頃
──午後8時50分
時間はいつだって、誰にだって平等だ。
白い嵐に霞んでいてよく見えないが、
今日も日は昇り、落ちて、夜が訪れる。
君たちはこの文化祭を楽しんでいる頃かな。
幾度となく繰り返される一日だって、
楽しかったあの日なら辛くはないだろう?
訪れる夜は今日も凍てつくような寒さだが、
どうかまた身を寄せ合って乗り越えてほしい。
(#1) 2020/11/16(Mon) 00時頃
そして四度目のチャイムが鳴り響く。
蛭間來花と山村咲良が見当たらない。
(#2) 2020/11/16(Mon) 00時頃
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がんばりやさんなとこがすき 成長をこわがらないのすごいなぁ ぁ、あたしもね 名前でよんでほしいな
(*0) 2020/11/16(Mon) 00時頃
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─── さらちゃん
だれかの代わりなんてどこにもいないよ これからはさらちゃんだけの人生を まっすぐ歩いて行ってほしいなあ
(*1) 2020/11/16(Mon) 00時頃
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おおらかなふところがすき イヤな顔ひとつもせずにいられて いっつも笑顔でいられるの いいなぁ
(*2) 2020/11/16(Mon) 00時頃
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─── らいかちゃん
でもね 辛いこととか苦しいこととか 溜め込まないで ちゃんと吐き出していいんだよ あしたからは心からの笑顔でいてほしいな
(*3) 2020/11/16(Mon) 00時頃
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[ ─── 蝶々の鱗粉が舞った。
誘われるようについてゆけば、 一階の裏庭につながる扉が開いている。 なんだろう?不思議に思い中を覗けば、 文化祭の日の1組の教室がそこにはある。 ]*
(0) 2020/11/16(Mon) 00時頃
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[ ねえ、臨時月うさ亭やってるよ!]
(1) 2020/11/16(Mon) 00時頃
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[ 花蓮は見つかったかな。 容赦なく花も釘も踏んづけて、 わたし、廊下を歩き回ってた。
最初はそうやってお誘いのため。 だけど、だんだんとね、 あんまりライカが見つかんないから、 ……はあ? って気分になってきてさ。]
(2) 2020/11/16(Mon) 00時頃
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[ 何個目かもわかんない教室で、 見上げた時計がちょうど8時50分を指した。]
(3) 2020/11/16(Mon) 00時頃
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──午後8時50分──
[ 少しの間、わたし、立ち尽くしてた。 なんでかな。つい音のほう見ちゃうよね。
各教室に備え付けられたスピーカー。 それをぼんやりと見ていたのね。
そしたら、ひらり。 青いちょうちょが視界を横切ってった。
あ。きれい。 ふふ、ヒゲンジツテキなのにね。 わたし、それを見て目が覚めたみたいに、 ようやく歩き出すことにした。]
(4) 2020/11/16(Mon) 00時頃
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[ やっほー、みんな。夜だよ。 ひとり死にかけてる、わたしとみんな。 チャイムが鳴ったけど、ちゃんと生きてる?]
(5) 2020/11/16(Mon) 00時頃
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[ 莉子は生きてる。]
(6) 2020/11/16(Mon) 00時頃
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[ それでよかった。]
(7) 2020/11/16(Mon) 00時頃
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[ 頭のどっか片隅で、 愛崎、帰れたかなって。
ちょっと思いながら、わたし、 人か人形かを探しにもう少し歩き回るね。*]
(8) 2020/11/16(Mon) 00時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2020/11/16(Mon) 00時頃
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─── 鐘のなる前 ───
[ なんで悲しいときに悲しまなきゃいけないんだろ。 あたし、そっちのほうがわかんないや。>>3:675
なんで悲しいを楽しいで塗り替えちゃダメなの。 理由って、必要なの─── ?
ただ、あたしの中にある感情を、 かなしいで埋め尽くしたくないだけ。 べつにわかんなくてもいいよぉ、 あたしもこのかちゃんがわかんないんだもん。 ]
(9) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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[ 思えば、これまで悲しいと思ったことって、 ママがかわいそうなことくらい? それ以外は、悲しくなったことないかも。
いま、悲しいって思えてるだけ奇跡だよぉ。 あたしこれまでね、 他人なんてどぉでもよかったもん。 あたしの代わりにだれかが貶められても、 あたしの代わりにだれかが虐められても。
高校になってもオトモダチの作り方知らなくて いっつもお花がオトモダチだったくらいだよぉ。 他人を気にかける?ってゆうのね、 このかちゃんみたいに周りとおんなじがいいって、 群れてるひとじゃないと知らないことだもん。
だれも、あたしに教えてくれなかった─── ]
(10) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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楽しんじゃ、ダメなの? ─── どぉして?
(11) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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[ あたし、ママから何も教わってないなぁ ]
(12) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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帰りたいって思えてるならね、 このかちゃんはこの世界のソーゾーシュ? それじゃあないってことだよねぇ
あたし、らいかちゃんと約束したの ソーゾーシュ見つけなきゃなんだぁ。
[ それからね、 ]
(13) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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みんなで一緒に悲しんで、泣いてても、 なんにも解決しないでしょ? ゆりちゃんだってきっとそぉゆうよ?
[ あれぇ、ちがう? ]
(14) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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[ 縛られたくないのなら、 とっととしんじゃえばいいのに、
─── って、さすがに言わなかったよぉ。 えらいでしょ?ねぇ、ほめて? だって、この世界でしんじゃったら、 現実世界に帰れるかもなんでしょ?
だってあたし、 みんながどれだけ苦しんで しんでマネキンになってるかとか、 見てないから、知らないんだもん。 ]
(15) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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時の止まった冷たい校舎の中、 あたし──… この世界なら 永遠に歳をとらずにすむって思ったの
(16) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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ホントだよ。でも、そぉだなぁ、
(17) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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[ あたし、たぶん。 みんなみたいに辛い過去があるでもないし、 苦しい出来事に直面してるでもないよ。
このなかでいちばん、 あたし自身の人生をあたしらしく、 優雅に闊歩してきたかもしれないよぉ。 それに、後悔もないし、あたしを否定もしない。 ]
(18) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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あたし 死にたいわけじゃないの
(19) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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[ って、言葉にしてないから、 これも伝わることはないんだろぉなぁ。 ]
(20) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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[ 鐘が鳴る。>>#2 ]
(21) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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[ 食堂を出てから、どれだけ経ったかなぁ。 あたし、ふとスマホを見て時間を確認するの。
何度目だっけ?4回目? あたしまだ、しほちゃんみてないから、 まだ消えたのがふたりだとおもってる。 ]
鐘が鳴るごとに、ひとり消えちゃうのかなぁ
[ それでね、あたしふらふらしてたんだぁ。 ]
(22) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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…… ちょうちょ?
[ ひらり、って蝶々が目の前を過るの。 ]
(23) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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aller a la chasse
(24) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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[ あたし、なぜだか誘われるみたいに。 ちょうちょのあとを追いかけてったんだぁ。 ]*
(25) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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──現在/体育館──
[ そこにたどり着いたのは、 最後の最後もいいところだった。
だって、行くことないじゃん。 体育館。だだっ広くて、寒くて、 こんなとこに用事なんてないでしょ?
そう思って──、あ。ボール。 こんな状況で、まあないかー。
そんな感じ。 わたしの心構えとしては、 そのくらいのものだったの。]
(26) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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[ ……何よ、 ひとりでステージになんか上っちゃって。]
(27) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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[ 入口で、揺れる影を視界に認めて数秒。 なんだかわたし、立ち止まってばっかだな。
誰だ、アレ。 ……ライカだなあ。
あーあ。ってわたし、 髪をかき上げながら近づいてくの。
まだ揺れてるその影を見て、わたし、 やっぱりチャイムなんだなあって思って。
……結構かしこでしょ? サラに言われなくても気づいたよ。]
(28) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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[ よいしょってステージに上がった。 横着して、脇の階段じゃなく正面から。
近くで見てみても、ライカだった。 あんまり顔を見上げたことなかったな。 ──って思ったけど、今は顔がないんだった。
下ろしてあげるべきなんだろうな。 わたし、踏み台になるもの探して、 視線を何気なく床のほうに向けたのね。
……そしたら、落ちてたの。 うさぎの表紙のノート。ふふ。
意外と少女趣味! って、 ライカがいたらべちんって背中叩いたのに。 ……あ。いるにはいるか。ぶらぶらしてるけど。]
(29) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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[ わたし、それを手に取った。
開くのに躊躇はなかったよ。 だって、落ちてたんだもん。
ぱらぱらってページをめくってくの。 めくってもめくっても、 そこには楽しい思い出ばっかり詰め込まれてる。
だいすき。>>3:672ってライカは言う。言った。]
(30) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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[ ……あーあ。まったくさあ。 そんな楽しかったなら首吊んなよ。]
(31) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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[ ぱたんって表紙を閉じて、数秒。 やっぱりわたしはライカを見上げた。
揺れはだいぶ収まったかな。 ごめんね、先に下ろせばよかったか。
でもこれ、ひとりでやるには、 結構大変だと思うんだけどぉ……。]
(32) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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[ でも、やさしいからね、わたし、 踏み台に足をかけて、がんばったげる。
これ、しゃーなしだからね。貸しだよ。 取り立てる機会あるかわかんないけど。
ぶらんぶらん。不安定なライカ。 それにしがみつくみたいにして、 なんとか結び目ほどこうとするわたし。
ふふ、ステージ上で何やらせてんのよぉ。 こんなんだったら、ぜーーーったい、 一緒に踊ったほうがマシだったでしょー?
はずーいとか言わないで、 踏み台の上で背伸びをして、 足掻いたげてるわたしに感謝しなね。]
(33) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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[ だからね。 もしほかに駆け付ける人がいたら、 そこで見るのはぶら下がったライカと、 それにぎゅーってするみたいなわたしだよ。]
(34) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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……ちょっと、見てないで手伝って! これ、マジで大変なんだからね。 見世物じゃないのよ、手を貸せ、手を!
[ ……なーんて、 いつもと変わらない勢いで、 ぎゃんぎゃん吠え掛かられるおまけつき。**]
(35) 2020/11/16(Mon) 00時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2020/11/16(Mon) 00時半頃
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[ それでねぇ、 たどり着いたゴールは1階の奥のほう。
いっぽ、いっぽ、近づいてゆく。 遠目にみたら、なんかおちてる?
近づいてゆくごとにはっきり見えてきて、 あたしの足もだんだんと早まってゆく。]
……ぇ、どした、の?
[ 真っ赤な海の中で横たわるもの。>>3:711 あたし、それをみて目を瞠ったの。 ]
(36) 2020/11/16(Mon) 01時頃
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[ ジャージを着た何かが、倒れている。
あたりに人は見当たらなくって、 あたしどぉしたらいいのかわかんなくって、 優しく手を伸ばしてみたんだぁ。 ]
……さら、ちゃん?
[ お顔はのっぺらぼうだった。 あたしのだいすきなお顔がないの。 でも、この巫≠フ刺繍の入ったジャージは、 さっきまでさらちゃんが着てたもの ]
(37) 2020/11/16(Mon) 01時頃
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[ それからね、あたし、 ぎゅって汚れるのも気にせず抱きしめるんだぁ。
採寸のとき、さらちゃんがしてくれたみたいに。 ─── でも、あのときみたいに、 温かさは感じられなくって、 代わりにあたしに伝わってくるのは、 偽物の身体の冷たさと赤い海のぬめりだけ。
それで、ね ]
(38) 2020/11/16(Mon) 01時頃
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[ あたしが追いかけてたちょうちょは、 くるくるとさらちゃんの上を回ったあとに、 その奥にある扉の中に入ってゆくの。
……扉? ]
(39) 2020/11/16(Mon) 01時頃
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[ そこは突き当たりのはずで、 向こう側なんてなかったのに、 あたし、さらちゃんを抱いたまま、 訝しげに向こう側を覗こうとしてみるの。
するとね、びっくりしちゃった。 あたしたちの教室がそこにあるんだもん。 ]
(40) 2020/11/16(Mon) 01時頃
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[ いつも通りの≠R−1からスタートした、 精神世界≠フゴールはもしかしてここ?
なーんちゃって、わかんないけど、 あたし、なんでだろぉ、 そこに入らなきゃいけない気がしたんだぁ。 ]**
(41) 2020/11/16(Mon) 01時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/11/16(Mon) 01時半頃
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── 鐘の鳴る前 ──
楽しんじゃダメとは言わないよ でも、あたしは、普通は、 楽しめるような気分じゃないかな、って あたしはそう思うだけ。
[ ヒナコが不思議そうなら、>>11 あたしはあたしの中の「普通」を伝えるよ ]
(42) 2020/11/16(Mon) 08時頃
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[ 逆に、凄いなって褒めたらいいのかな。 どうやったら楽しもう、って思えるのか、 いまのあたしには全然わかんなかったから。 ]
(43) 2020/11/16(Mon) 08時頃
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[ ………でもね。
とっとと死んじゃえばいい>>15 そんな心の声が聞こえて無くて本当に良かった
そんな声が聞こえてたなら、 あたし、たぶんヒナコのこと、軽蔑してた 死ぬのってそんなに簡単なコト? 死ぬのってそんなに軽々しく言えること?
心も身体も痛くて苦しくて辛くて悲しくて 嬉しい、って思いながら死ねるものなのかな。 そんな可能性のあるコトを、 軽々しく人に勧められるものなのかな。
少なくともあたしは「そうじゃなかった」 ]
(44) 2020/11/16(Mon) 08時頃
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[ 現実世界に帰れるかもしれない。 でもそれは、「かもしれない」んであって、 本当は現実世界でも死ぬかも知れないでしょう?
現実世界で、痛くて苦しくて辛くて悲しくない、 そんな保証がどこにある?
めありが告げてくれた世界のルールは 100%合ってる、って信じられることなの? 99%現実世界に帰れるんだとしてもさ、 あたしは、死ぬのは怖いよ。 痛いのも苦しいのも辛いのも悲しいのも、嫌だよ。 ]
(45) 2020/11/16(Mon) 08時頃
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[ ────── 嫌だったから、あの日。 あたしは踏みとどまって、足で歩くことにしたの。 ]
(46) 2020/11/16(Mon) 08時頃
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[ 空は、跳べなかったよ、レイ。 還る方法がわからないよ、リコ。 ]
(47) 2020/11/16(Mon) 08時頃
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[ 還りたいよ、あたしも。 ………… めあり、シホ、ユリ。
みんな、還れてるのかな。 みんな、痛くて辛くて苦しくなかったかな。 みんな、怖くなかったかな。
悲しくなくて、ううん悲しかったとしても ヒナコがこっちの世界でそう思えるように この世界で楽しむ方法を見つけよう、って 現実世界で、前を向いて、歩けているのかな。 ]
(48) 2020/11/16(Mon) 08時頃
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[ あたしは、そう思えるのかな。 たとえこの中の誰かが、欠けてしまった世界でも。 ]
(49) 2020/11/16(Mon) 08時頃
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[ キーンコーンカーンコーン チャイムが鳴る かしこなあたしは流石に悟ってた。 チャイムが鳴れば、誰かが、死ぬ。
あたしは、ここに生きてる。
調理室、その時そこには誰が居た? その子たちの無事を、目視で確認して、 あたしは頭を抱えて俯いた。
きっと20:50になっても動く気配は、ない。 もちろん促されれば別だけど。
…… もう、誰かが死ぬのを、見たくないよ。 ]**
(50) 2020/11/16(Mon) 08時頃
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[ 咲良の焼いてくれたパンケーキは 当たり前のように美味しかった。 ]
(51) 2020/11/16(Mon) 08時頃
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[ 夢では美味しいものは食べられない>>1:287 っていう私の経験は塗り替えられる。 ]
・・・夢じゃ、ないのかな。
[ 丸一日以上何も食べていなかったから、 お腹も空いていたのかもしれない。
だけど、めあり、志帆、ゆりの無事は確認 できていないのに美味しいと感じていいのか。
私はいつも正解を探している。 ]
(52) 2020/11/16(Mon) 08時頃
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──── 8:50 4度目のチャイム
(53) 2020/11/16(Mon) 08時頃
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[ 嫌な予感 ──── 違う。
これは誰かのW帰還Wを報せる鐘の音。
そうなんでしょ? ]
(54) 2020/11/16(Mon) 08時頃
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探しに・・行かなきゃ。
[ 私ではない誰かがちゃんと帰れるように。 冷たい校舎の中で 迷子になってしまわないように。** ]
(55) 2020/11/16(Mon) 08時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/11/16(Mon) 08時半頃
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かわいいものがすき きれいなものがすき
(56) 2020/11/16(Mon) 12時半頃
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[ 死ぬってそんなに怖いこと? ]
(57) 2020/11/16(Mon) 12時半頃
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死≠チて神秘的できれい
(58) 2020/11/16(Mon) 12時半頃
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─── だから すき
(59) 2020/11/16(Mon) 12時半頃
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[ きっとあたし、軽蔑されるくらい、 ダメな思考を持ってるのかもねぇ。
でも、いいよ。 これがあたしなんだもん。 あたしの中身なんか関係ないんだぁ。 あたしがかわいければ、いいの。 ]
(60) 2020/11/16(Mon) 12時半頃
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[ 雛川琴子のおはなしを、するね ]
(61) 2020/11/16(Mon) 12時半頃
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[ あたしねぇ、まだ1着もかわいい服持ってなくて、 お店の前のショーウィンドウに張り付いて、 蝶々とお花の模様をしたミントグリーンのJSKを じっとじぃぃっと穴が空くほど見つめてたの。
そしたらね、おじいさんが声をかけてくれたの。 これが、はじめてパパとごはんを食べた日。
あたしのほしいお洋服も買ってくれて、 ほしかったkawaii≠フ魔法もくれたんだ。 ]
(62) 2020/11/16(Mon) 12時半頃
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|
[ でも、次に会ったとき、 おじいさんは杖をついてたの。 この間は二本足で歩いてたのに変なの。
つぎに会ったときは、 おじいさんは車椅子に乗ってた。 怪我しちゃったんだってゆってた。
そのつぎは、 視力がもっと落ちちゃったってゆって、 メガネのレンズがもっと分厚くなってて すっごく近づかないと見えないみたい。
どんどん、 痩せていってるみたいな気がする。 ]
(63) 2020/11/16(Mon) 12時半頃
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[ どんどん汚くなるおじいさん。 へんてこりんなの。
それからね、 おじいさん、しんじゃったんだぁ。 あたしと一緒にいるときだったのにねぇ。 ]
(64) 2020/11/16(Mon) 12時半頃
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|
[ はじめてひとが死んでくとこみたの。
最初はくるしそうになにかゆってて、 さいごは眠るように死んでいって、
生命の不思議を目の当たりにしたみたい。 すごく神秘的だったの。 ]
(65) 2020/11/16(Mon) 12時半頃
|
|
[ おじいさんがあたしのホントのパパなんて、 だれも教えてくれなかったから知らなかったよぉ。
だって、しわしわの皮膚に掠れた声、 白髪いっぱいの頭だったから、 ママのゆうパパには似ても似つかないし、 写真の中のパパともぜんぜん違うの。
ママはそのおじいさんが死んじゃったあとも、 これまでとおんなじパパの武勇伝を語ってた。
あたし、ママの話をちゃんと聞いてたよ。 ]
(66) 2020/11/16(Mon) 12時半頃
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パパは永遠にママの中で生きてるの
・ ・ ・
きれいなままで
(67) 2020/11/16(Mon) 12時半頃
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[ ぁ、あとね、あたし。 おじいさんから貰った宝物。 いまでも大切にとってあるんだぁ。 ]*
(68) 2020/11/16(Mon) 12時半頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/11/16(Mon) 13時頃
|
[ レイは探しに行かなきゃって言ってる>>55 ゆるりとそちらを見て、あたしは、俯いた。 ]
……うん、 手伝いが、必要になったら、呼んで
[ ……そうじゃないことを願いたかった だけど誰かを「運ぶ」必要があるなら、 きっと、人手は必要でしょ?って。
今から一緒に、っていうなら勿論行くけど
……チャイムが気の所為で、 実はみんな、今日は無事、とか そういう奇跡をいまだに信じてる。 ]
(69) 2020/11/16(Mon) 17時頃
|
|
[ この世界のこと、分かってるよ めありが嘘つきじゃないことも、知ってる
リコにもサラにもヒナコにも、 レイにもライカにもカレンにも。 あたしは生きて、欲しいのに。
誰も、死体になってないといいなって、 矛盾しながら、そう思う。
────現実世界に戻れる術なのに 彼女たちが「死ぬ」のを見たくない、ってさ ほんと、矛盾してるよね。 ]
(70) 2020/11/16(Mon) 17時頃
|
|
[ もちろん、あたしだって一刻も早く帰りたい だけど、死にたくない、てさ。 誰かの死を、あたしは、望めない。 ]**
(71) 2020/11/16(Mon) 17時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2020/11/16(Mon) 18時半頃
|
[ ──ぷちん、って紐が切れた。]
(72) 2020/11/16(Mon) 19時頃
|
|
──現在/体育館──
ぎゃあっ!
[ あはは。ガンってゆーたわ。 わたし、切れちゃった紐と、 無事(?)解き放たれて、 ステージ上に落っこちた人形を、 思わず交互に見比べちゃった。
えーーーーっと、ほら、 一人ではキツイって言ったでしょ!]
(73) 2020/11/16(Mon) 19時頃
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…………ちょっとぉ、 ライカちゃん大丈夫でちゅか〜。
[ いつぞやの仕返しというか、 冗談半分ごまかし半分、 赤ちゃん言葉みたく呟きながら、
わたし、ライカの無事を確認……、 ……うん、どこも取れてないし、セーフ!
現実世界でゆりの肩が外れるのもやばいけど、 ライカがバラバラになっちゃ笑えないからね。]
(74) 2020/11/16(Mon) 19時頃
|
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あ、オッケー? オッケーだよね。 あーよかった。心配したじゃーん。
[ いやあ、柄にもなく独り言が増える程度には、 わたし、珍しく焦っちゃったよ。
よいしょっと片腕を組むように持ち上げて、 うさちゃん印の日記帳も拾ってさ、
……右半身はちょい引きずるかもだけど、 やさしいリコちゃんが保健室まで、 ちゃんとエスコートしてあげますからね。ちゅ。
なんてね。あははー。きしょっ。]
(75) 2020/11/16(Mon) 19時頃
|
|
[ ……あーあ。ってため息ついて歩き出す。]
(76) 2020/11/16(Mon) 19時頃
|
|
[ 保健室のベッド、何台あったっけ? まだいくつかは空いてたと思うけど。
ずずっ……ずず……って、 重い足音を引きずりながらさ、 わたし、能天気な装飾ばっかの廊下を行く。
保健室についたら、 空いてるベッドにライカを投げ出して、
夢見がよくなるように、 楽しい思い出ばっかの日記帳、 ちゃんと傍らに添えてあげるからね。
おやすみ……じゃなくっておはようですか? これ、わたし朝も聞いたんだけど、 結局どっちが正解かわからないままだよ。*]
(77) 2020/11/16(Mon) 19時頃
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好夏ありがとう。 ちょっと、行ってくる。
[ 賑やかだった食堂もいつの間にか人が減っていて。
チャイムが鳴るまで全員で過ごしていれば 良かったんじゃないかって思ったり。 ]
(78) 2020/11/16(Mon) 19時頃
|
|
[ そうしたらどうなる? 目の前で誰かが死んでしまう?
それとも ・・────── ]
(79) 2020/11/16(Mon) 19時頃
|
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[ 私は、探しに行く。 誰かが死んでるところを。 ]
(80) 2020/11/16(Mon) 19時頃
|
|
[ 最低。 ]
(81) 2020/11/16(Mon) 19時頃
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[ 誰かを見つけたら私はどう思う? 帰れたって良かったって喜ぶの?
痛々しく血の海に浮かんでいるところを見ても? 触れるだけで崩れてしまうほど、 ボロボロになってしまっても? ]
(82) 2020/11/16(Mon) 19時頃
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ははっ・・・はっ・・・っ────
(83) 2020/11/16(Mon) 19時頃
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[ 引き攣るような乾いた笑いは、 文化祭の楽しげな音楽に簡単に消される。 ]
(84) 2020/11/16(Mon) 19時頃
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[ 分からない分からない分からない分からない 分からない分からない分からない分からない ]
(85) 2020/11/16(Mon) 19時頃
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[ 3階。変わりなし。 2階。変わりなし。
残るは1階と、 そういえば体育館は行けるんだっけ。
誰もいないことを望むのか、 誰かいることを、望むのか。 どっちなんだろうね。 ]
(86) 2020/11/16(Mon) 19時頃
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[ 1階、職員室の奥、廊下の付き当たり。
ついさっき、 " また今度 " の約束をした彼女を見つける。 ]
(87) 2020/11/16(Mon) 19時頃
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[ 私は今、どんな顔をしてる? ]
(88) 2020/11/16(Mon) 19時頃
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[ 身を屈めた拍子、上着の内ポケットから ピンクのボールペンが飛び出して、 猫は笑顔のまま血の海に溺れた>>0:60 ** ]
(89) 2020/11/16(Mon) 19時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/11/16(Mon) 19時頃
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──現在/保健室──
[ ベッドが足りなくなったら、 どうするのかなーって。
……なんかちょっと考えちゃった。 それまで、続くのかな。 一人で運ぶの、結構大変だったな。
めありがいて、志帆がいて、 その隣にライカも寝かせてあげた。
改めて明るい電気の下で見るとさー、 仰向きの人形の並び、ちょっと気味悪いわ。]
(90) 2020/11/16(Mon) 19時半頃
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[ のっぺらぼうになっちゃったライカを見て、 わたし、ちょっとだけ考えたりするの。
ライカは帰りたかったのかな。 それとも、そんなの関係ないのかな。 わたしはよくそんなことを考えてる気がする。
とりあえず、ジョーホーキョーユー大事。 ……だから、わたしは足を階上に向けた。
臨時月うさ亭。 さっきまであんな盛り上がってたんだもん。 きっとまだみんないるでしょって思って。]
(91) 2020/11/16(Mon) 19時半頃
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[ ……みんな、ってゆーほど、 そもそも人がここにいないって? うるせー。]
(92) 2020/11/16(Mon) 19時半頃
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──現在/食堂──
誰かいるぅー?
[ わたし、いつもと変わらない調子で、 がらっとさっきぶりの扉を開いた。
サラに愛崎に琴子に九条。 花蓮だって合流したかもしれないって。 さっきまであんな賑やかだったんだもん。
扉を開く前からうすうす、 中がなんだか静かだなとは思ったけど、 それにしたって、ここまでと思わないじゃん?]
(93) 2020/11/16(Mon) 19時半頃
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……えー、まさか愛崎だけ? ちょっとぉ、ほかのみんなは? ライカはもう人形になってたけどさあ。
[ なんていうかさ、もうそういうもん。
定期的に死体みたいな人形が見つかって、 動ける人が減っていくわけ。そういうもの。
寂しくないわけじゃないけどさ、 ほら。わたし、帰れたって信じてるし。
だから、さらりとライカのことを告げて、 ずかずかと食堂の中に入っていって、]
(94) 2020/11/16(Mon) 19時半頃
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っつーか、暗! もーなによ、さっきまで、 あんなに盛り上がってたじゃん。
[ なんかあった? って、 まるで何もなかったみたいな口ぶりで聞くんだ。*]
(95) 2020/11/16(Mon) 19時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2020/11/16(Mon) 19時半頃
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[ リコが顔を見せた時、>>93 あたしね、安心、したんだ。
…… ここに残ってる、ってことは、 それだけ、本当に死んじゃう可能性とか そもそも、この世界の主な可能性とか そういうのが、高い、っていう意味なのにね
リコだけじゃない。 きっと、誰が戻ってきても、 あたしは、安心した顔を見せてた。
誰一人、欠けてなんてほしくなかった。 ]
(96) 2020/11/16(Mon) 20時頃
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[ なんでさらりと言うかなあ>>94 リコらしいといえばリコらしいけど ライカが?って、そっか…って気落ちする。
リコはさらっと言ったけどさ、 きっと「死んでた」んだよね。 そうじゃなかったら、もっと騒ぐ筈だもん ]
(97) 2020/11/16(Mon) 20時頃
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サラは、購買行くって言ってから そういえば、戻ってきてない。 レイは他の子探すって出てった。 ヒナコは、……わかんない。 カレンは……
[ カレンの行き先を知ってたら告げて、 知らなかったら、他のコと同じように きっと曖昧な感じで、伝えるよ。
目をそらし、窓の外を見る。 まだ、さ、雪が降り続けてる。 ]
(98) 2020/11/16(Mon) 20時頃
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[ 名前を挙げて、より実感が湧いたっていうか ここに居たはずの、シホもユリも、 めありもライカも、もう、居ないんだなって ]
(99) 2020/11/16(Mon) 20時頃
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[ 暗!って怒られた。>>95 あは、って笑ったあたしの声は乾いてて、 あんまり笑えて無い気がするな。
そういうもん、だって割り切れなかった>>94
暗いのは、外が暗いからじゃないかな あは、あはは。………やっぱり笑えない。 ]
(100) 2020/11/16(Mon) 20時頃
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[ 机に残る大量の冷たいパンケーキ 頬杖つくあたしの視線の先には、 冷たい校舎の窓が揺らめいて そこには死んだ目をしたあたしが映るんだ
視線を上げたら、あたしの近くに立ってる リコの姿も窓に映ってたかもしれないけど ]
ねえ、リコ
[ ぽつり、リコのほうは見ないまま、 あたしはテンションダダ低で話すんだ ]
(101) 2020/11/16(Mon) 20時頃
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帰りたい、って思うのは変なこと? この世界に、未だに慣れなくて 悲しいから誰かの死体を見たくないって そう思うのは、変なこと?
こんなに、みんなが死んでくのに、 こんなに、異様な光景に居るのに、
………この世界を楽しみたい、って そう口にしちゃう友達のこと、 理解できないあたしは、やっぱ変かな。
(102) 2020/11/16(Mon) 20時頃
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[ ──── 同意されなくてもいいんだ。
変なら変で、 リコに背中を叩いてもらえれば良かった なーにいってんの、って いつもみたいにさ、
あたしが変なら、 いつもみたいに笑うのが普通なんでしょ? いつもみたいなやり取りができたら、 あたしもこの世界を楽しもうって、 思うことができるかもしれない、って
あたし、誰かと一緒が良かった。 ]*
(103) 2020/11/16(Mon) 20時頃
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──現在/食堂──
[ 愛崎が順番に名前を挙げて>>98、 “みんな”の行方を教えてくれるのを、 わたし、最後まで黙って聞いてね。
……最後まで。全員分。 思ったよりもずいぶんはやく、 愛崎の言葉は終わっちゃった。
わたし、適当に近くに椅子引いてきて、 自分を腰を下ろしながらつぶやく。]
(104) 2020/11/16(Mon) 21時半頃
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……そっかー。 それでもう“みんな”かあ。
[ だってそうだよね。 もう半分くらいになっちゃったわけ?
そりゃあ手伝ってくれる人も、 そうそう現れないはずだよねって、 なんかちょっと納得しちゃったりして。]
(105) 2020/11/16(Mon) 21時半頃
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とりあえずライカも、 保健室に寝かしといたから。
[ 簡単にそう付け加えたって、 ライカが死んでたとか、どうやってとか、 そういうことを自分から言わなかったのは、
たぶん、単純にわたしにとっては、 それがもうそんな重要じゃなかったから。
ここにいるか、いないかがすべてで、 深い理由を考える間もなく、 わたし、それを受け入れちゃってるのね。
痛かったかなとか、苦しかったかなとか。 そういえば考えたことなかったわけで。]
(106) 2020/11/16(Mon) 21時半頃
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[ それはわたしにとって“変じゃない”よ。]
(107) 2020/11/16(Mon) 21時半頃
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[ やだなあ。愛崎ってば。>>101 さっき話したとき以上にテンション低いじゃん。
センチメンタル好夏ちゃん、三度あらわる。 ……とかいって茶化すこともなく、 わたし、愛崎がぽつぽつ紡ぐ言葉全部>>102、 最後まで取りこぼしがないよう聞いてたよ。
……だけど、そうだなあ。 わたし、正直なおんなのこだから、 何も一緒じゃなくても、思ったことを言うね。]
(108) 2020/11/16(Mon) 21時半頃
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……変じゃないよ。
愛崎はそう思ったんでしょ? 辛くて悲しいって感じるんでしょ?
それならそれでいいじゃん。 愛崎にとってはそれが“ふつう”ってことで。
[ わかるよ。とは言わなかった。
わたし、いつだって共感のフレーズとして、 「わかるー」って言ってきたの。
だけど、今、 愛崎の言うこと、うっすら想像できても、 「わかるー」って感じではないもんな。]
(109) 2020/11/16(Mon) 21時半頃
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[ 愛崎と、愛崎が理解できない誰か。
さっき食堂を出て行く前、 あのときの空気感を思い出して、 琴子だなって思ったけど、 だから何って話でもなくて、 二人のことをなんとなく考えてたよ。
……別にわたし、 今を楽しもうとも、悲しすぎるとも、 どっちとも思わないけど、それだけだった。]
理解しようとするから、 そんなぐるぐるしちゃうんでしょー。
わかんなくたっていいじゃん。 意味わかんねーって言ってやれば?
(110) 2020/11/16(Mon) 21時半頃
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みんなで同じようにとか、 無理だよ、愛崎。 無理でトーゼンだから、愛崎は変じゃない。
だって、わたしだってよくわかんないよ。 そいつの言うのも、愛崎が言うことも。
(111) 2020/11/16(Mon) 21時半頃
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でも、わかんなくても、わたし、 愛崎が思い通りに生きられればいいって思うな。 愛崎のこと好きだから、好きにしなって思う。
帰りたいなら、帰れたらいいなって思うし、
死体が見たくないなら、 全部わたしが片付けといたげる。
それは、別にわたしにとって、 それが辛いことじゃないからなワケだし。
[ わかるぅ? ってわたしは笑った。
理解できないって悩む愛崎のことは、 わたしにはよくわかんないよ。 そういう人もいるんだろうなって以上に、 理解も共感もできそうにないの。でも好きだよ。]
(112) 2020/11/16(Mon) 21時半頃
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だからー、うーん。 わかんないこともあるよ。他人だもん。
でも、そいつに愛崎が、 わたしが不愉快だからそういうこと言うな! ──って言うぶんには、やっぱり愛崎の自由だよ。
ま、どーせ琴子でしょー。 言って聞くかは知らないけどー。
[ 冷めたパンケーキ、ひとつ摘まんでみたら、 さっきまでふわふわだったはずのそれが、 思ったよりもそもそのぱさぱさでやんなっちゃう。
なんだろーね。わたしはそれで納得できちゃうの。 あんたはそーなのね。で済ませちゃう人間だから、 愛崎にご納得いただけるかは、わかりませんけど。*]
(113) 2020/11/16(Mon) 21時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2020/11/16(Mon) 21時半頃
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[ ライカの行方は保健室>>106 それには「うん、ありがと」って伝える。
一人で大変だったんじゃない? 案外重いでしょあのマネキン、って会話 いつもならしてたかもしれないけど なんかそんな気分じゃなくて、伝えなかった。]
(114) 2020/11/16(Mon) 22時頃
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[ 一言一句、全部聞いてくれてたらしいリコから わかるーも、何いってんのー、も、無かった。
だからさっきリコがそうしてくれたみたいに あたしはリコの言葉、一言一句、聞くよ。 いつのまにかあたしの視線は窓じゃあなくって リコのことをちゃあんと見て、さ 時々、小さく「うん」って言ったり いやいやいや、って笑ったり。
そんなリコちゃんはさ、 ぜーんぶ、なんでもお見通しなの >>113
……… だから、大好き。 ]
(115) 2020/11/16(Mon) 22時頃
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[ あー、でも、みんなのマネキンを見て、 辛くないのは、やっぱり強いな。>>112 あたし?なんかね、トラウマになりそ。 ]
(116) 2020/11/16(Mon) 22時頃
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不愉快だから、なんて言わないよ 別に、不愉快なわけじゃないから大丈夫。
[ あ、そこんとこ誤解ないようにね?って あたしはちょっとだけ笑って。 ]
他人だから、かぁ …… なんかさ? もうちょっと、分かるかなあって そんなふうに思ったのにな、って あたしら、片月に3年も居るわけだし
[ ヒナコはもっと長いよ、中学ン時からだもん もう少しだけ、理解できるものだと思ってた ]
(117) 2020/11/16(Mon) 22時頃
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無理かー
[ あはは。 あ、このあはは、は、 いつもみたいな笑い声が出たから上出来。 無理だねー。そうだねー。わかるー。
あたしもマネキンめっちゃ平気っていう リコのこと、ぜんっぜんわかんないもん。 ]
(118) 2020/11/16(Mon) 22時頃
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……楽しんでほしかったのかな、 世界の主、は。
[ だって、こんな文化祭の光景を わざわざ死ぬ間際に思い浮かべて みんなを集めた、ってことなんでしょう? ]
(119) 2020/11/16(Mon) 22時頃
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だったら、 マネキンに見立てて?死ぬルールとかさ そんなことしないでさ、普通に 集合!解散!ってしてくれてもいいのにね
[ あはは。だったら楽しいかもなのに。
全く意味がわかんないからさ、 たぶんあたしは世界の主とやらじゃないよ ]
(120) 2020/11/16(Mon) 22時頃
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世界の主、ってさ。 誰なんだろうね。
[ リコ、ヒナコ、サラ、カレン、レイ、 そして、あたし。 世界の主って誰だろう。 イコール、死ぬほどの悩みをさ、抱えて。
それでいて、ポエムみたいな遺書を送って 最後にみんなを集めちゃうような 寂しがりやのクラスメイトは、誰なんだろう。
──── 脳内に、廊下の花が咲く あたしは、嫌な予感を、かき消そうと、笑った ]*
(121) 2020/11/16(Mon) 22時頃
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──現在/食堂>>114──
[ そうだよ。重かったよ。
でも運ぶとこより、 ロープから降ろすのが大変だった。 つか、最終的に落としたよね。あは。
そんな種明かし? 打ち明け話? を、 わたしたちがする日はくるのかな。
たぶん来ないなってわたしは思う。 ひとり欠けたあとの世界では。]
(122) 2020/11/16(Mon) 22時半頃
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[ 愛崎がいつの間にかこっち見てた>>115。 よしよしいい子って言いたくなっちゃう。
なんでかなー。 わたし、一応お姉ちゃんだからかな。
ずいぶんとべらべらしゃべった気がする。 その間中、愛崎はうなずいたり、 相槌うったり、笑ったりするから、 わたし、ついいっぱいしゃべっちゃった。]
(123) 2020/11/16(Mon) 22時半頃
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[ そーよ。わたし強いの。 ぴーぴー泣くやつの気が知れないし、 ヤなのに黙って耐える意味もわかんない。
そんなこと、とっくに気づいてたけど、 わたし、変わりたいなんて1ミリも思わないから。]
(124) 2020/11/16(Mon) 22時半頃
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[ だから、やっぱりわたしにできるのは、 先回りして人形を保健室に寝かすとか、 わかるよって言う以外のそういうことなの。]
(125) 2020/11/16(Mon) 22時半頃
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不愉快ではないんだ。
[ わたし、ちょっと笑っちゃった。
だって、不愉快だったとか以外に、 そんなこと気にする理由が思いつかないんだもん。
だって、わたしたち別の人間だから。 きっとそれでは割り切れない愛崎の、 願望? 想定? 祈りみたいなのを聞いてた>>117。]
そっかあ、ふふ。 でもさ、わたし、ずっと一緒にいても、 自分の家族のことだってよくわかんないや。
[ だからね、知らない間に諦めてるのかも。 別にそれをさみしいなんて思わないけどね。]
(126) 2020/11/16(Mon) 23時頃
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[ 無理かって言って、愛崎はまた笑う。 それがさっきより自然だったから>>118、 わたし、素直にちょっとだけ安心しちゃう。
それでね、話題は少し移ろって、 この世界の主のことに飛んでった>>119。
楽しんでほしかったのかな。 愛崎の言葉に、わたし肩をすくめたよ。]
琴子が“そう”なら、 ……そうなのかもねー?
[ 楽しもうとしてたのは琴子でしょ? だから。 だって、わたしが“そう”なら、違うなーって。 他の子なら、とかちょっと考えてみたりして。]
(127) 2020/11/16(Mon) 23時頃
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あはは、確かにぃ? 順番に追い出すマネしなくたって、 もうちょい別にやり方ないのかねー。
ま、自覚ない説ノーコーらしいし、 どこまでコントロールできるのか、 よくわかんないけどねえ。
[ わたし、どういう立ち位置で物言えばいいのか、 まだわかんなくて、ちょっと日和見。
だって、主に自覚がないんだったら、 ぼろくそ言って自分に返ってきたらヤじゃん。
まったく意味はわからないけどさ、 わたし、そんなこと確信できずにいる。]
(128) 2020/11/16(Mon) 23時頃
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……候補者も減ってきましたねぇ。
ゆーて愛崎、 自分じゃないと思ってんでしょー。
だとすると、琴子かー、サラかー、 九条かー、花蓮かー、わたしかー。
[ 等しく名前を挙げて指を折ってみる。 全員、別々の人間のわたしたち。 きっと理解しあえない一部があるから、 勝手に可能性を消すことはしないで。
それにしたって、 全然誰も帰ってこないからさ、 わたし、思い出したように愛崎に聞くの。]
(129) 2020/11/16(Mon) 23時頃
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サラ、購買行くって言ってたんだっけ? ……わたし、下の様子見てこっかな。 *
(130) 2020/11/16(Mon) 23時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2020/11/16(Mon) 23時頃
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琴子、どこ行くの?
[ 見つけた咲良は琴子に抱えられていて、 胸にぽっかり空いた穴はマネキンであっても 痛々しくて目を逸らしたくなる。 ]
・・・保健室はそっちじゃないよ?
[ 咲良をどこに連れて行くの? ねぇ、琴子・・・ ]
(131) 2020/11/16(Mon) 23時半頃
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[ そっちは行き止まりだし、どういうつもり? って言いかけて気付く。 ]
こんなとこに扉、あったっけ? ・・・あ・・・
[ 息を飲んだのは何度目だろう。 目の間にあったのは、あの日の景色。 3年1組だけ普段の教室だったのに、 どうしてこんなところに・・ ]
(132) 2020/11/16(Mon) 23時半頃
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月のうさぎ亭・・・
[ 食堂でのごっこじゃなくて、本物の。
咲良が私たちをまとめて 咲良が名前を付けてた、私たちのお店。 ]
(133) 2020/11/16(Mon) 23時半頃
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・・・琴子、
(134) 2020/11/16(Mon) 23時半頃
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[ 学校中が文化祭のあの日だったのに、 どうして私たちの教室だけ現実なのかなって、 確か琴子と話をしたよね。 ]
ここはやめとこ。 入っちゃ、ダメな気がする。ね、行こ。
[ 「夢から醒めたくないってなるのかな」>>1:176 「醒めたくないっておもっちゃうかも」>>1:226
ここが誰の世界かは分からないけれど、 もし私たちのどちらかだったら、 夢から醒められなくなるようなそんな気がして。
琴子の肩を掴んで、反対へと引こうとした ** ]
(135) 2020/11/16(Mon) 23時半頃
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……いやべつに 愉快なわけでもないけどさ
[ 不愉快じゃないんだ?っていうリコに、 ワラ、ってつける感じで言葉を返して。
……リコがさ、家族のことがわかんない、って 言った時には、これは即時に あたし「わかるー」って突っ込んじゃったよ ママのことなんてわかってたまるか! ]
(136) 2020/11/16(Mon) 23時半頃
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[ 世界の創造主の考えてることもさ、 わかんないよ、あたしにはちっとも。 琴子がそうなら、ってリコは言うけど あたしは、そっかぁ、って曖昧な返事。
きっと皆を怖がらせるつもりじゃないよって そんなこと誰かが言ってたなって思い出して だとしたらどーゆーつもりなんだろ、って。 楽しんでもらいたかった? 自分が楽しみたかった?わかんないや。 ]
(137) 2020/11/16(Mon) 23時半頃
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あたしじゃないと思ってるよー
[ でもこれはね、さらっと言うの。 ]
(138) 2020/11/16(Mon) 23時半頃
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……死にたくないからとかじゃないよ 意識のふっとんだあたしが、 やっぱ死にたい!って思ったかもだし
けどさ、 理解できなさすぎるから、 そもそも遺書をメールで送るとかも あの文面とかも ここが文化祭なのも 廊下の花も釘も。
[ もはや蝶のことなんて忘れてたよね。 それくらいどうでもいい変化を、 死ぬ前にあたしの脳が描き出すこと自体が あたし、理解も想像もできないの。 さすがに、あたしはあたしのこと、 理解してあげてるって、思いたいかなあ。 ]
(139) 2020/11/16(Mon) 23時半頃
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……けど、もし創造主があたしなら そんときは、笑い飛ばしてよね。 あんたの頭ん中どうなってんの?って。
……そんときは、謝るよ。 みんなを巻き込んでごめんね、ってさ。
[ 目の前のリコが死にたがってるなんて この世界が、都合がいいんだ、って。 あたし聞いてないしさ。
やっぱ巻き込まれて複雑な感情抱いてるほうが きっと「普通」なんだよね、って、 あたしの物差しでしか測れないあたしは、笑う ]
(140) 2020/11/16(Mon) 23時半頃
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……サラ? そだよ。購買って言ってた。 あたしはここで待ってる。 誰か来たらライカのこと伝言、するね。
[ 長々と引き止めたところで、 だれも帰って来やしないんだよなぁ 購買に行ったにしては、遅いんだよなぁ …………ねぇ。 ]
(141) 2020/11/16(Mon) 23時半頃
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……こういう時さ、 サラが戻ってくるの、願ったらいいのか サラがどこにもいないの願ったらいいのか 「普通」はさ、どっちなのか あたし、わかんなくなっちゃったな。
[ リコの普通はどっちだろ? 聞けたかな。聞けなかったとしても、 行ってらっしゃい、って、見送るんだ。 ]**
(142) 2020/11/16(Mon) 23時半頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/11/17(Tue) 00時頃
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──現在/食堂──
[ そーだよ。愛崎が一番わかっちゃダメなやつ。
家族でもわかんないって言葉>>136に、 即座に返事が返ってきたから笑っちゃった。
ここはアンタの世界じゃないんでしょ、愛崎。 それにはっきりとした返事があって>>138、 わたし、どっかでそのことに安心するんだ。
帰りたいって言った愛崎。 死にたくないなら、生きたいなら、 ここが愛崎の世界じゃなけりゃいいと思うの。
だって ここが愛崎の世界だったとして、 他の誰が残るよって言ったって、 それがどんなに本気の気持ちだって、 たぶん愛崎は納得してくれないでしょー。]
(143) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ だからね、それだけの理由が>>139、 愛崎の口からすらすらと出てきて、よかった。]
(144) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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……うそぉ、 アンタ、メールしないの?
[ なんて、ちょっと茶化しちゃお。 意外とアナログ派だったりするワケ? わたし、字汚いから絶対ヤだー。
それにね、わたし、 文化祭は楽しかったし、 文化祭の時期は究極にハッピーだったし、 花と釘と……あと蝶は、 いまいちよくわかんないけど、 それこそ先月パンクしたせいかもしれない。
から、]
(145) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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……そんだけ心当たりがなきゃ、 たぶんアンタが謝ることはないね。
[ ふふって笑って首をかしげるの。
巻き込んでごめんね。かあ。 わたし、たぶんそれも言わないな。 というか、今言われて思い至ったな。
そんなこと思ったついでに、 なんとなく思ったことを言うの。
……わたしなら。]
(146) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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わたしなら、
楽しんでほしいとかじゃなくて、 最後に会いたいからかなあ。 わたしが。みんなに。
[ みんなを巻き込む理由の話だよ。 どうしてこうなっちゃうかの話。
もしもこれがわたしの話なら、 文章の頭にくる主語は、 ぜったいに“わたし”なんだと思うな。]
(147) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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だとしたら、わたし、 サンキューつって謝んなーい。
[ にっこり笑って、席を立った。
サラは購買。オーケー>>141。 ライカのこと伝言するってことは、 愛崎はここに残ってくれんのかな。
すっかり拠点みたいになっちゃった、 わたしたちの臨時月うさ亭。
しばしの間お別れよ〜なんて。 軽いノリで手を振って、出てこうとして、]
(148) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ わたし、愛崎の言葉にぴたりと足を止めた>>142。]
(149) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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……どっちでもいいんじゃない?
“死なないで”って、 ここでピンピンしてること祈っても、
“生きて”って、 ここにはいないことを願っても。
[ ふつう。だなんて言うから、
わたし、どっちでもいいでしょって、 ドアのところで振り返って言うの。でも、]
(150) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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……わたしは、 “先に帰ってて”って思ってるよ。
(151) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ これはさ、考えようによっては、 一種の椅子取りゲームだよね、愛崎。]
(152) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ 少なくともわたしにとってはそうだった。]
(153) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ 今度こそひらひらと手を振って、 寒々しい廊下に一歩踏み出すの。*]
(154) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ わたしだったら、何と書くだろう。]
(155) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ ここが誰の世界かって話。 あんまりしないようにしてきたのは、 ここがわたしの世界なのかもしれないと、 わたし自身が一番思ってるからなのかもしれない。]
(156) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ あるいは、ここが誰のものだろうと、 目指す結末に変わりはないと信じているから。]
(157) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ ……なんつって!]
(158) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ でもね。]
(159) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ わたしは死にたかった。 死ぬべきでも、死んでもいいでも、 死んだほうがマシでもなく、死にたかった。]
(160) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ だって、わたし、好きに生きてたいの。 それ以外、ぜーーーったい耐えらんない!]
(161) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ ママとわたしは違う。 おにいやはるに同じに見えても、 一点だけは決定的に違うの。わかんないかな。]
(162) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ やめたいのにやめられないって、 ぴーぴー泣く病気のママとわたしは違う。 わたし、やめたくないしやめる気がないの。 我慢できないんじゃないよ。しないの。]
(163) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ きっとわかんないでしょ。]
(164) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ わたしが持っているものを、 わたしのためだけに使って、 ほしいもの全部手に入れる。
それ以外の生き方なんて考えられない。 わたし、更生も回復もしないから! だってわたし、最高に幸せだった。
罪悪感もなく、恐怖もなく、 わたしの好きに生きるのが、一番幸せ。]
(165) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ ……あーあ。じゃ、死ぬかぁ。 そう思ったの。ある日。ソファの上で。 優しい体温と穏やかな寝息を感じながら。]
(166) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ だって、かわいそうなんだもん。 我が家のドレイたち。見てらんないの。
冴えないし、口うるさいし、面倒だけど、 わたし、トータルでいえば嫌いじゃないの。
でもわたしのこと愛しちゃってるから、 わたしがわたしの好きに生きていく限り、 これからも泣いたり怒ったりするんでしょ? それはかわいそうだし、見てらんないからさ。
わたし、生きて我慢するのはむりだけど、 パパやおにいやはるがかわいそうなのより、 わたしが死ぬほうがいいじゃーん! って思ったの。]
(167) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ これも愛かな? ]
(168) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ だとしたら、これも結局は愛の物語。 ねえ、最高の伏線回収だと思わない? しょせんはわたしも愛の奴隷なのだ!]
(169) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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[ だからね。教えてあげる。 わたしだったら遺書に何と書くか。 いいでしょ。言わせてね。……せーの!
わたし、好きに生きられて素敵な人生でした。 ( そして、好きに生き切るため、死にます! )**]
(170) 2020/11/17(Tue) 00時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2020/11/17(Tue) 00時頃
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─── さらちゃんのお人形 ─── [ あたしの腕の中のさらちゃん人形。 なにかが欠けている、みたいに、 心臓の真ん中がぽっかり空いてるの。 ぎゅ、って腕に力を加えるほどに、 その空洞をありありと感じちゃった。
でもね、あたし、 そんなさらちゃんよりも、 教室の方が気になっちゃってたの。 ひどいとおもう?へんてこかなぁ ]
(171) 2020/11/17(Tue) 05時頃
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[ それでね、あたし、 吸い込まれるみたいにさらちゃんを連れて、 教室の中に入っていきそうになった時。 声が聞こえたんだぁ。どこ行くの?って>>131 ]
ぁ……、王子さま
[ あたし、保健室って言われて一瞬首を傾げちゃう。 でもすぐに思い出したよ、 めありちゃん、ひとりで寂しいよねぇ。 ]
(172) 2020/11/17(Tue) 05時頃
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あたしたちのクラスだよ、 こんなところにあったみたい。
……ぁれ、でも、最初に来た時は、 開かなくって閉まってたのに、 へんてこりんだねぇ
[ 裏口 開かない って黒板に文字を書いたの なんだか遠い記憶みたいになってた。
あたしたち≠フ数は減っても、 この教室≠ウえあれば月うさ亭できちゃうよ
ほら、だって、いい匂いがして来そうだもん。 ]
(173) 2020/11/17(Tue) 05時頃
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[ ほら、って、あたし、 中に行こうよぉって言いかけるけど、 王子さまはあたしの正反対なことを言う。>>135
夢から醒める、醒めない、 ─── 関係なしに、あたしは入りたかった。 だって、楽しそうなんだもん。 ]
─── ダメ、なの?
[ あたし、ほんとに?って確認するみたいに、 じっと王子さまの目を見つめたよ。 ]
(174) 2020/11/17(Tue) 05時頃
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[ あたしか王子さま、 もしもどちらかがソーゾーシュだったなら、 この奥に足を踏み入れちゃったらどうなるの?
この世界に取り込まれる≠チて思ったりした?
でも、そっかぁ、 もしも王子さまの世界なんだったら、 あたしヤだから言うこと聞くよぉ。
王子さまにはしんでほしくないもん。 ]
(175) 2020/11/17(Tue) 05時頃
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……さらちゃん、 保健室に連れてけばいいのかなぁ?
[ 肩を引かれるままに、>>135あたしは振り返る。
パンケーキのお皿、一枚ずつしか運べないの。 人形ひとつ保健室まで引きずるのも至難の業。 だからね、手伝ってくれる? ]**
(176) 2020/11/17(Tue) 05時頃
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メールしないわけじゃないよ でもあたしならSNSに上げるかなって
[ ねえリコ、覚えてる? 2週間前にあたし、エモエモな空の写真、 SNSにアップしたでしょ? #自由 #空を自由に飛びたいな #永遠 なんてタグつけてさ。あれがっこの屋上ね。
───あたしの遺書になるかもしれなかった 結局ただのエモエモな写真になったやつね 恥ずすぎるし遺書だったよって言わないけどさ ]
(177) 2020/11/17(Tue) 08時頃
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[ 最後にみんなに会いたかった、かぁ それならわかる、かなぁ。 学校嫌いだったらさ、最後の場所、 あたしも屋上なんて選ばないもん。 ]
(178) 2020/11/17(Tue) 08時頃
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そだね。 あたしも死ぬ前はみんなに会いたいな ……会いたい、って思ったよ
[ 死にたかったって、言ったでしょ。 だからあたしの過去形は、 リコには意味が伝わると思ってる。 ]
(179) 2020/11/17(Tue) 08時頃
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さんきゅー、か。 あはは、リコらしいよ。 ……うん、気をつけてね。
[ 気をつけてねの言葉は、 サラを探しに行く、っていうリコに向けて。 ]
(180) 2020/11/17(Tue) 08時頃
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[ 椅子取りゲームだって思っているなんて あたしは、思ってなんてなかったよね 普通に世界の主が死んじゃうんだ、って 頭のどこかで、あたしは勝手に思ってた。 走馬灯のようなもんなのかなって。 あたしらは走馬灯の、一部。
でももしそう思ってる子がいるって知ったら リコがそう思ってるって、知ったなら あたしは観念して早く椅子を開けなきゃって そんなふうに、思っちゃうのかなぁ
……止めるかどうかは別としてね ]**
(181) 2020/11/17(Tue) 08時頃
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[ 加工はいった写真。エモエモのお空。 そんなのグアム行ったときだって撮ったじゃん。 わたし、初海外だったから大はしゃぎ。 海と空とお買い物とに夢中で、 平和学習なんて完全にウワノソラだった。 パスポートの写真が絶妙に写り悪くて、 今度作るときは加工したの持ち込むって、 わたし、みんなに息巻いてたの覚えてるよ。 だって次作るときは10年使うんだもんね。 10年使うと思ってたの。あのときは、わたし。]
(182) 2020/11/17(Tue) 10時頃
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[ 空も、雪も、毎日通る通学路だって、 わたしには全部きらきらしてたから、 アレが日常の切れ端じゃないなんて、 1から10まで言われなきゃわかんないよ>>177。 エモエモな写真に添えられた、 いくつかのタグを見て浮かんだのは、 青くて丸っこい近未来からの使者だった。 コノえもん笑笑笑 つってくだんないコメント残したの、 あとになって恥ずかしくなっちゃうから、 遺書ならもっとわかりやすくしなさいよ!]
(183) 2020/11/17(Tue) 10時頃
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[ ほんと。どこで撮ったんだろうって、 見上げた空から愛崎が降ってこなくてよかった。]
(184) 2020/11/17(Tue) 10時頃
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SNSぅ? そーゆーのは、ちゃんと、 わたしに宛てて送れよなー。 [ じゃなきゃわたしが気づけないでしょ。 その点、この世界の主はちょっと偉い。 みんなに会いたい。会いたかった。 そっか。とか相槌打ちながら>>179、 わたし、ちょっと考えてたなあ。 ここが愛崎の世界だったら、 一体どんな感じになってたのかな。 雑談みたいなテンションで、 今まではしなかったような話したら、 わたし、食堂を後にして、 がらんとした校舎の階段を下りてくの。*]
(185) 2020/11/17(Tue) 10時頃
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──現在/1階へ── ……サラー? ちょっとぉ、どこいんのー? かれーん、くじょー、琴子ぉ? [ 呼びかけながら歩いて行った。 返事があるかなって思う一方で、 なくってもいいなって思うの、わたし。 なかったら、帰れたってことでしょ? わたし、当たり前に生きてきて、 みんなと学校生活を送ってきた中で、 生きて。ってわざわざ願うことなかったけど、 死ね。って思ったことは一度だってなかった。]
(186) 2020/11/17(Tue) 10時半頃
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[ だから、帰れてたらいいなって思うし、 もし自分が残ろうとしてた誰かがいるなら、 残念でしたーって、指さして笑ってやろう。]
(187) 2020/11/17(Tue) 10時半頃
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[ そうやって歩いてくうちに、 また別の人形を連れ歩く、 琴子と九条には出会えたかな? そしたらわたし、 血まみれで穴あきの人形を見て、] ……サラかあ。 [ サラだよなあって無残な姿のそれに言う。 ばかみたいに焼いてたパンケーキ、 わたし絶対に食べないからね、太るもん。 あーあ。もったいないんだあ。なんて。 心の中で、やっぱり文句は言っちゃう。]
(188) 2020/11/17(Tue) 10時半頃
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ライカのもあったよ。 もう保健室に寝かしてあるから。 ……あとなんかあったぁ? 花生えたり釘落ちたりしてないじゃん? とりあえずトンカチとかドライバー、 落ちてるワケじゃなさそうだけどぉ。 [ できれば平和なモノだったらいいなーとか、 わたし、それが当然廊下を飛んだり、 生えたり、落ちたりする類の変化だと思って。 今回は見当たらないのねって、 まわりをきょろきょろ見まわしていたの。**]
(189) 2020/11/17(Tue) 10時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2020/11/17(Tue) 10時半頃
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[ あたしと、王子さま。 ふたりで話してたら奥から影が現れて、>>188 ]
りこちゃんだぁ、 ……ぅん、さらちゃんみたいだよぉ
[ 元気そうに二本足で歩いて現れた人物の姿に ちょこっとだけ、ほっとする。
それから、らいかちゃんの話聞いて、>>189 あたしは何度かぱちぱちと瞬いてから、 さらちゃんを抱く手に力がこもる。 ]
(190) 2020/11/17(Tue) 14時頃
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……そっかぁ、 らいかちゃんの世界じゃなくてよかったぁ
[ ねぇ、らいかちゃん。 ひとに話せないような悩み抱えてても、>>3:442 しんじゃわなくってえらいねぇ。 ヤだなぁって思ってたの、らいかちゃんのだったら。
だから、違うって知れてうれしいなぁ。 ]
(191) 2020/11/17(Tue) 14時頃
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[ まだ見かけてないのは、しほちゃんに かれんちゃんに、……このかちゃん。 もう少なくなってきちゃったねぇ。
そんなふーに、あたし、 王子さまとりこちゃんの顔をみて、 ────…… ]
あっち、あたしたちの教室があったの
[ あたしね、廊下の奥。>>189 つきあたりを指差して言うよ。 ]
(192) 2020/11/17(Tue) 14時頃
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文化祭の日のまんまの教室だったんだぁ でもね、入らない方がいいって、 ……ね?
[ ね、って王子さまの方に視線を向けるの。 理由?それは王子さまが教えてくれるよぉ。
だからあたしはね、別のお話をするねぇ。 ]
(193) 2020/11/17(Tue) 14時頃
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りこちゃん、こころあたりある? この世界のソーゾーシュ、
[ この世界のソーゾーシュ、 だれなんだろぉなぁ、ってあたし思う。 まだあたしが見てないだけで、 消えちゃった子ほかにもいる?
それからね、 最後に残る王様の椅子に座れるのは、 だれなんだろなぁって思うの。 ]*
(194) 2020/11/17(Tue) 14時頃
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──現在/廊下── [ いつもと変わんないように聞こえる、 琴子ののんびりとした言葉>>190。 そーそー。ってわたしもうなずいてね。 ここにいない人の確認をしていく。] なんか、気づいたら、 ずいぶん減ってるよねー。 人形運ぶんだって一苦労だよ。 ……あ、愛崎は食堂にいたからね。 ふつうに。動いて。 [ いたからね。で済ませようとして、 それだと危ういと気づいたかしこなわたし。 変な話だけどさ。愛崎は生きてここにいます。]
(195) 2020/11/17(Tue) 15時頃
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[ 他には伝えられる情報もないから、 (まさか、志帆のこと知らないなんて!) わたし、廊下を示す指先を目で追った。>>192 わたしたちの教室。文化祭のままの教室。 ……それって?] ……月うさ亭じゃーん。いまさらぁ? [ 臨時店舗開店したばっかりだよ! 一体なんでってわたしは首を傾ぐし、 入らない方がいいって言葉にも傾く。]
(196) 2020/11/17(Tue) 15時頃
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なんでよ。 あんたたち人形運ぶんでしょ。 じゃあわたし、 その間に教室見てこようと思ったんだけど。 [ わたしなんかおかしなこと言ってるぅ? 現場を見たわけでもないから、 変なことがあったなら確認しなきゃって、 当然のようにわたし眉をひそめて。 九条からわたしが足を止めるだけの、 理解可能な説明は果たして得られたかしらん。 とにかく、耳を傾けるつもりはあって、 それから、琴子が疑問を呈するのも聞いた。>>194]
(197) 2020/11/17(Tue) 15時頃
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ソーゾーシュ? ソーゾーシュ。ああ。 絶対にわたしじゃないとは思ってない。 かといって、絶対にわたしだとも思ってない。 ……そんだけだよ。 あんたたちのことは、 あんたたち自身が一番わかるでしょ。 どーなのよ、琴子。
(198) 2020/11/17(Tue) 15時頃
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[ わたしはわたしで、アンタはアンタだよ。 わたしにわかるのはわたしのことだけ。 勝手に、「そうかも」とか「違うだろう」とか、 予想をつけてたって仕方がないでしょ。 だから、おんなじように聞き返して。 聞く余地がありそうなら「九条は?」とも。 お互い自分のことだもんね。 自分の口から直接聞かせてよ。*]
(199) 2020/11/17(Tue) 15時頃
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――現在――
なんでこんなところに?
[ そっか、ここが裏口だっけ。>>173 使ったことないから扉の存在も意識になかった。
学校中が文化祭の日だから「月のうさぎ亭」が あることは理解できても、明らかな違和感。
本当は、外に繋がる裏口なら尚のこと。 ]
(200) 2020/11/17(Tue) 16時頃
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・・・うん。
琴子が帰れなくなったら嫌だから。
[ 上目で見つめてくる琴子を見つめ返して 強くダメだと断言する。
何の根拠もないけれど。 ]
(201) 2020/11/17(Tue) 16時頃
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そうしよ。 咲良も休ませてあげないと
[ 納得してくれたら良かった、と 咲良を半分抱えようと手を伸ばした。 ]
(202) 2020/11/17(Tue) 16時頃
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[ 保健室のベッド、空きはあといくつだったっけ。 そんなこと考えながら歩くと、莉子と会う。 ]
莉子、無事だったんだ。
[ この表現、正しい?間違ってる? ]
(203) 2020/11/17(Tue) 16時頃
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[ それから、來花のこと聞いて、 琴子が月うさ亭のことを話した。
好夏もいるって。ふつうに、動いて。
良かった。・・・で合っているのかな。 やっぱり、分からない。 ]
(204) 2020/11/17(Tue) 16時頃
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莉子も、やめとこ。 「月のうさぎ亭」なんか嫌な感じがする。
元々何もなかった場所で、 手招きされてるみたいで、怖い。
入ったら、出て来れなくなるような、 そんな感じ。根拠はないけど。
[ だからもし行くとしても、 外から見るだけにしようって。
漠然とした予感と提案だからきっと、 全然理解可能な説明じゃなかったかな。 ]
(205) 2020/11/17(Tue) 16時頃
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創造主・・・ 私たちの中に、いるってことなんだよね?
[ 10人が9人になって7人になって、 花蓮の安否が分からないけど5人にはなって。 もう、半分。
人数が減れば減るほど、誰かは絞られて、 今ここに残っているってことは、 自分である可能性も上がっているということ。 ]
(206) 2020/11/17(Tue) 16時頃
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私・・・ ここに「月のうさぎ亭」もあればいいって思った。
[ どうせ夢なら、ここも一番の想い出の場所も この世界に存在してくれればと願った。>>111
何の自覚もないし、自分って確証はない。 ただ、自分じゃないって確証もない。 結局のところ、答えは莉子と同じだ。>>198 ]
(207) 2020/11/17(Tue) 16時頃
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・・・この世界で死んでしまえば帰れる。
そうだとしても、 どうしてこんな姿にならないといけないのかな。 これも、「創造主」の望むことなのかな。
[ 腕に抱えた咲良に目を落とす。 ]
もしも私が創造主なら、 これは、私が望んでいることなのかな・・ [ 私じゃないとしても、 誰かが、望んでいることなの・・・?** ]
(208) 2020/11/17(Tue) 16時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2020/11/17(Tue) 19時半頃
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──現在/廊下──
無事無事、 ぴんぴんしてるっつーの。
[ 九条の言葉にわたし、 ぷらぷらと手を振った>>203。
無事。無事じゃない。 どっちがどっちなんだろうね。
少なくともわたし、今、 この世界に視点を置いて、無事。 そしてそれは喜ばしいことだよ。
わたしの声はいたってふつうだ。]
(209) 2020/11/17(Tue) 19時半頃
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[ 突如現れた月うさ亭。 だとすると、絶対何か意味があるのに、 九条は入っちゃダメとか言う>>205。
嫌な感じ。予感めいたものかしらん。 わたし、あまりそーゆーの信じないけど、 九条がマジなトーンで言うからなー。 どうしよっかなー。]
ヤな感じぃ?
ゆーてさ、ほかは文化祭なんだし、 やっと完成したんじゃないの?
[ 今になって突然現れたのは、 わりと変な感じがしなくもないよね。 実物を見てないわたしは首をかしげて。]
(210) 2020/11/17(Tue) 19時半頃
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九条がそこまで言うなら、 中に入るのは保留にするけどぉ、
わたし、やっぱ見てこよっかな。 この先でしょ? 廊下の奥ンとこ。
[ 琴子がさっき指さしてたほうを、 わたし、おんなじように示したの。 会話に区切りがついたら向かおうと思ってさ。
ソーゾーシュ。この世界の主。 言い方は変えたって、指すものは同じ。 どっかで死にかけてるお友達の話。
わたし、九条みたいに、>>208 みんなが死んで人形になる理由、とか、 あんまり気にしてなかったなあって今更思う。]
(211) 2020/11/17(Tue) 19時半頃
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そーかもね。
でもさ、ソーゾーシュ、 死にかけてる自覚もないっぽいんでしょー? 案外、願望とか関係ないのかもよ?
だってここにいるやつ、誰も、 みんな死ね! とは思ってないでしょ。
つか、だとしたら最初から、 ココに連れ込んだりしないっしょ。
[ 考えすぎぃって言いきるわたしは、 考えなさすぎなのかもしれないね。
毛先を指でくるくるもてあそびながら、 わたし、あてずっぽうばかり言ってみる。]
(212) 2020/11/17(Tue) 19時半頃
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……それか、 ジコヒョーゲンが死ぬほどへたくそ?
[ あはは。なんつってー。
わたし、みんなが死んだみたいになるの、 ほんとに意味とか思いつかなくってさ。 不可抗力か何かだってことにしたかった。
だから、そんなふうに、 軽い調子の言葉を重ねてって。
会話が途切れるときがきたら、 さっき聞いた廊下の奥へと歩き出すの。
愛崎に会ったらソレ伝えてねって、 一応、伝言として念を押しながら。*]
(213) 2020/11/17(Tue) 19時半頃
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[ 扉に至る前に、 血だまりがあるなら言ってほしかった。]
(214) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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──それから/1階突き当り──
[ 月うさ亭があるってはなし。
信じて突き進んでいったら、 それより先に血だまりがあるから、 わたし、びっくりしちゃったじゃん。
サラのやつかあって思って、 それで……そう、それで、めありのとき。 床の血をどうするってライカと相談して、 見なかったことにしたなーって思い出したの。
結局どうなってたっけ。 通りがかってはいるはずなのに、 なんかよく思い出せないや。
月うさ亭作るついでに、 消しといてくれたらいいのにね。]
(215) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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[ そこにサラの体はもうない。 サラの体っつか、そもそも人形だけど。
少なくともアレがあったはずの床。 見下ろしてて、わたし気づいたの。
誰かの落とし物。>>89 何気なく拾い上げた。ボールペン。 わたしの趣味じゃない。ファンシーな。
……けど、 サラもこんなの持ってたっけ?
深い理由なんてないよ。 でも、置き去りなんてかわいそうだから、
摘まんだ指ごと近場の水道で洗い流して、 わたし、ペンをポケットに突っ込んだ。]
(216) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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[ そんな小さなハプニングはあったけど、 廊下の果てにはちゃんと“それ”はあった。]
(217) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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[ わたし、開いた扉>>0を前に立ち尽くしてた。]
(218) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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[ 入っちゃいたかったの。中に。
誘いこまれるっての、 完全にわかったわけじゃないけど、 ほんの少し伝わった気がするよ、九条。
あと、この中にはなにか、 世界の主につながる何かがあるのかなとか。 やっぱりそういうことも考えた。
わたしが探偵だったら入ってたね。 でもわたし、ただの女子高生だし、 誰の世界かなんて、いまさら。ねえ。]
(219) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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[ ……知りたくなかったのかもしれない。]
(220) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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[ わたしの世界だったら話が早いのに、 いまだにそんな確信は降ってこない。]
(221) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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[ 九条が言ってたもんなー。仕方ないなー。 そんなふうにわたし、踵を返すね。
今来たばかりの廊下を引き返して、 それから、今夜も眠る準備をしよう。
月うさ亭、明日は入ってみようよなんて、 誰かに報告と提案をしたりしながらさ。
今日も校長室で寝るよね? 昨日を思うとずいぶん広く感じるよ。
誰かの上に足を乗っけたり、 もたれかかったり、ぎゅうぎゅう詰め。 ……なんてこと、もうないんだろうな。]
(222) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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[ まあ、ちょっとは寂しいよ。*]
(223) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2020/11/17(Tue) 21時頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2020/11/17(Tue) 21時頃
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── その後・校長室 ──
[ その日、昨日と同じように 校長室で眠る人はどれだけいただろう 昨日よりも半分減ってしまったソファは 昨日よりもだいぶ広くて。 ]
8:50…
[ ねえ、チャイムが8:50に鳴ること 誰か気づいてあたしに教えてくれた? それともあたしがかしこだった?どう?
なんにせよ、次は朝の8:50。 また、状況が変わるかもしれない、って あたしは、そう、気づくんだ。 ]
(224) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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………朝になったら また、誰か居なくなるのかな
[ それが良いことなのか悪いことなのか あたしには、もう、わからない。 だけど少なくともあたしにとっては、 寂しくて、悲しいこと、だったから。 ]
(225) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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[ 月うさ亭の話も聞いた >>222 それからもちろん、サラのことだって。 ]
ねえ、みんなで手、繋いで寝ない?
[ こ、怖いわけじゃないんだからねッって 茶化したように付け加えたけど、
本当は、怖いよ。 あたしはまだ、慣れないよ。 のっぺらぼうの誰かが血を流しているところも 誰かの悲鳴が聞こえることも それが、この世界から抜け出せる方法だとしたって ]
(226) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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[ それに、こうしていれば 誰かこの中で「死のうとしてるコ」が あたしたちのあったかさに気づいたりして 現実世界で思いとどまって、やっぱやーめたって こんな世界無かったことにしてくれないかなあとか まだ、あたしは夢みたいに思い描いてる。 ]*
(227) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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──夜/校長室──
[ たぶんわたしたち、 みんな結構そこそこなかしこなのだ。
8時50分にチャイムが鳴って、 そしたら誰かがいなくなる。
そんな話になった>>224なら、 わたし、「気づいてた〜」って、 ちょっと得意げな顔して言うんだ。
……次の8時50分になったら? また二人とかいなくなちゃったら、 いよいよもうベッドが足りないな。]
(228) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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[ わたし、いつまでも運ぶ側の視点から、 そういうちょっとズレた心配をしてる。]
(229) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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……そーかもね。
次、いなくなる人、 ベッド足りなくて床に転がしても、 文句言いっこなしだからねー。
[ 愛崎の声は明るくなかった>>225。
わたし、それにかぶせるみたいに、 ばかみたいな冗談を言う。
ソファの上、毛布にくるまりながらさ。 わたしたちは何度夜を越えられるんだろう。]
(230) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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[ 手をつなごうって愛崎が言う>>226から、 わたし、しゃーなしって顔して、 毛布の下でもぞもぞと手を出した。]
もー愛崎ったら。 しゃーないなー。しゃーなしだよ?
[ さみしくなんかないんだからねー。 これ、しゃーなしなんだからねー。
へへって笑ってみたりしながら、 わたし、二度目の夜を過ごしたの。]
(231) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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[ ソファに体を投げ出す。
ふかふかで、気持ちがよくて、 こんなの隠し持ってるんだから、 やっぱりおとなってばズルいよね。
なんだかんだでいろいろあったからさ、 わたし、今晩もよく眠れそうだよ。
ぴったり引っ付いてはいなくたって、 今晩もてのひらはあたたかいし。]
(232) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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……明日は帰れるといいね、あいざきぃ。
[ 全部夢みたいなこの世界の、 夢と現のはざまで小さくささやいておこう。 細い指の形を毛布の下でなぞりながら。
わたし、形のないモノにカイギテキだから、 魔法も呪文も使えないんだけどね。
おやすみ。世界。 明日もわたしがおはようと言えますように。*]
(233) 2020/11/17(Tue) 21時頃
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[ しゃーなしだね! みんなが寂しいならしゃーなしだ!>>231 べべべつにあたしが怖いわけなんかじゃ。
ミルフィ[[who]]とミルフィ[[who]]が隣だっけ? それともミルフィ[[who]]とミルフィ[[who]]だったかな
みんな同意してくれるんなら 5人、並んで手をつなご。 ほら、これもきっとエモエモなんじゃない? ]
(234) 2020/11/17(Tue) 21時半頃
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[ まって、まって?? ねえまって????? あたしのwho壊れてませんか??????? ]
(235) 2020/11/17(Tue) 21時半頃
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[ 呼吸を整えて。 アイリス[[who]]とヒナコ[[who]]とか。 ]
(236) 2020/11/17(Tue) 21時半頃
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[ リコの手はあったかい それからきっと、もう片方の誰かの手も?
あたしたち、まだ、生きてるよ。 あたしを含めてこの中に、 死にたいなって思ってるコがいたとしても 死にかけてるコがいたとしても あたしたち、みんな別々だったとしても いまは、みんな。生きてるよ。 ]
(237) 2020/11/17(Tue) 21時半頃
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リコもね
[ お返し。>>233 望むようなお返事は 返ってこないだろうなって そんな事知ってるよ、言いたいだけだよ ]
(238) 2020/11/17(Tue) 21時半頃
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おやすみ、みんな。
[ 目が覚めたらさ、 世界、無くなってないかな >>227 おはようは、現実世界で言えたらいい。
リコ、レイ、ヒナコ、カレン、 サラ、めあり、シホ、ユリ、ライカ、
─── そして、あたし。
全員揃った状態で、言いたいよ。 ]*
(239) 2020/11/17(Tue) 21時半頃
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[ なんでだろぉ?>>200 ここに月うさ亭が出現した理由を、答えを、 あいにくあたしは持ち合わせていないの。
一緒になって首を傾げて、 ダメってゆうのに強い意志を感じて、>>201 あたし、小さくうなずき返してた。 ]
わかったぁ、
[ 帰れなくってもいいけどなぁ── とは、 言葉にはしなかったんだけど。 ]
(240) 2020/11/17(Tue) 22時半頃
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[ 王子さまとふたりで、さらちゃんを運ぶ。>>202 さらちゃんが軽くってよかったぁ! あたし、戦力外に近いから、 ほとんど、王子さまの力だけだったろうけど、 よいしょって抱えて歩き出したところで、 りこちゃんに遭遇したんだったっけぇ?>>188
ずいぶん減っちゃったねぇって頷いて>>195 このかちゃんが無事って聞いてちょっと驚いちゃう。
この世界の主じゃない、ぽかったのに。 ───… あれ、このかちゃんの可能性もあるの? って、あたしの頭の中がぐるぐるしだす。 ]
(241) 2020/11/17(Tue) 22時半頃
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このかちゃんも、無事なんだぁ
[ よかった、とは、あたしなんでだろ、 言えなくって、確認の言葉だけ。 無事だったってゆうの、正しくないの? どっちなんだろぉ、あたしもわかんないや。>>203 ]
(242) 2020/11/17(Tue) 22時半頃
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[ 月うさ亭のときみたいに、 役割分担して効率化を目指すなら、 間違ってはないと思うんだぁ。>>197 でもね、王子さまがそぉゆうならって、 あたしも入るの保留中なの。>>211
根拠なくっても、お願いされたら断れなくて。>>205
ここに、ソーゾーシュがみんなを呼んだ理由? 突然、教室が現れた理由? この世界でみんなが死んじゃってく理由? あたし、てーんで思いつかなくって、 なんだろぉなぁってぼんやり考えてたの。 ]
(243) 2020/11/17(Tue) 22時半頃
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[ 願望だったら、もっと楽しくしてほしいなぁ。>>206 ]
そっかぁ、りこちゃんも 自殺しちゃう心あたりあるんだねぇ
あたしは、どぉなんだろ この世界で楽しもうとしてるのって、 もしかしてそう≠ネのかなぁ?
[ あたしもこの世界の主が自分だなんて、 確証なんてないから、そぉ言うの。>>199
あたしのことはあたしが一番わかってる。 だからこそ、わかんないんだぁ。 ]
(244) 2020/11/17(Tue) 22時半頃
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[ ─── あたしだったら、
この手の中にあるさらちゃんをみて、 ちょっともんにゃりとした顔になってしまう。 のっぺらぼうで血まみれのさらちゃん。
こんなこと、望むのかなぁって。 ……あたしの意志とか関係ないなら、 こーゆーことも起きるのかもだねぇ。 ]
(245) 2020/11/17(Tue) 22時半頃
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[ ジコヒョーゲン、あたし下手くそ? ……あたしはあたしを表現できてる。 だって、いつだってかわいいかっこして、 かわいいものたべて、かわいくしてる。
だから、 それには当てはまらないなぁって、>>213 ちょこっと笑っちゃったんだぁ。
それからね、りこちゃんが、 教室の方を見てくるってゆうんなら、 ]
……きをつけてねぇ!
[ 何に、とは言わないけど。>>214 みおくって、それからあたしたち、 さらちゃんを保健室に無事運べたんだよねぇ。 ]*
(246) 2020/11/17(Tue) 22時半頃
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[ 保健室に到着して、それから─── ]
(247) 2020/11/17(Tue) 22時半頃
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[ 最初は、だれか寝てるのかなって思ったの。 ]
だいじょーぶ?………!
[ めありちゃんのとこともう一個ともう一個。 ベッドが埋まって足っぽいのが見えたから、 あたしそっちに近づいて覗いてみたの。
大丈夫なわけ、なかったよねぇ。 ]
(248) 2020/11/17(Tue) 22時半頃
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ゎ、…………しほちゃ、
[ 血まみれの制服に、 身体のそこかしこに傷がついている。 まるで、かまいたちにでも襲われたみたいに。
でも、やっぱりそれものっぺらぼう。 あたしのすきなかわいい顔がないの。 ]
(249) 2020/11/17(Tue) 22時半頃
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[ 握られたナイフに、あたし気づかなくて、 伸ばした手に、じんわりと痛みが広がって、 見てみたら手のひらにさっくり割れた傷ができて それでようやく気づいたんだぁ。 ]
……いたい、ねぇ
[ あたしよりいっぱいの傷だらけのしほちゃん。 マネキンのにせものだけど、あたし、 流れてくる血を、じっと眺めてたの。 ]
(250) 2020/11/17(Tue) 22時半頃
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[ ─── このかちゃんが言いたかったの、 こぉゆうこと、だったのかなぁって。 ]*
(251) 2020/11/17(Tue) 22時半頃
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─── 夜 ───
[ あたし、絆創膏かな。包帯かな。 傷のついた手を、差し出したの。>>226
この手があったかいかは、わかんないけど。>>237 繋ぎ返してくれた、かなぁ? ]
このかちゃんの手は、あったかいねぇ
[ 毛布の中にくるまってね、 このかちゃんにそっと囁くように言うの。
みんなで固まって、丸まって寝るの。 こんなのグアム旅行でもなかったなぁ。 あたしも、こぉゆうのすき。 ]
(252) 2020/11/17(Tue) 23時頃
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[ 明日の朝、起きたらね どれだけのひとに会えるのかなぁ? すでに最後のひとりになっちゃってるかも?
おはよう≠チて言えるのは、 あと何回なんだろなぁってふわふわな頭で考える。 ]
あたしね、 みんなには生きてて欲しいなぁ
[ ホントだよぉ? この世界でしんじゃったら帰れるんでしょ? だったらはやくかえって、ちゃんと生きて。 あしたの朝を踏みしめてほしいんだぁ。 ]
(253) 2020/11/17(Tue) 23時頃
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おやすみなさい
[ あたしはね、明日が来るのがこわいなぁ。 ]**
(254) 2020/11/17(Tue) 23時頃
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[ ヒナコの手は傷ついていて >>252 どうしたの?って聞いてたら その顛末を教えてくれたかな
なんにせよ、差し出された手、 痛くないようにそっと繋いで ヒナコもちゃんとここにいること、 あたし、確認したんだ。
──── 大丈夫、みんなあったかい ]
(255) 2020/11/17(Tue) 23時頃
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[ シホの手ね、冷たかったんだ>>3:126 そうだよね、マネキンだもん。 ……って割り切れたらどんなに楽だったか。
流れてくる血はあたたかいのに、 繋いだ手があんなに冷たかったから あたし、とても悲しかった、辛かった。
あたしは、みんなに生きてて欲しい。 ヒナコの意図したものとは>>253 ほんのり真逆の意味だったけど、 でも、きっと気持ちは一緒だよ。だから ]
(256) 2020/11/17(Tue) 23時頃
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|
うん、あたしも。
[ って、そうやって、 毛布の中で、同意を返すんだ。 ]
(257) 2020/11/17(Tue) 23時頃
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[ 温かなふたりの手を握りながら、 あたしは、すぐに、眠りに落ちた。
落ち、て ──────────── ]*
(258) 2020/11/17(Tue) 23時頃
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......PiPiPiPiPiPiPiPiPiPi
(259) 2020/11/17(Tue) 23時頃
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[ ここから先は、きっと あたしが非日常と日常の境で見た、幻覚 ]
(260) 2020/11/17(Tue) 23時頃
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[ 世界のルールを破れるわけなんてなかったのに ]
(261) 2020/11/17(Tue) 23時頃
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── before AM8:50 ──
[ あたしは幻覚を視る ──────
けたたましくスマホが鳴ってる 手元にはスマホはなくて、あたしはそれを探す 校長室のみんなはまだ眠ってたかな あたしだけが起き出して、ふらりと廊下へと進む 音は、そちらから聞こえてきたきがしたから ]
あれ、なんで……
[ 廊下に転々と続くのは、 あたしが好んで手に入れてきた、たくさんのモノたち ]
(262) 2020/11/17(Tue) 23時頃
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|
[ 片月のエンブレムが入った高校のバッグ バッグにつけてた、ふわもこのチャーム デパコスみたいなうるつやリップティント 推せるアイドルがプロデュースしたシュシュ 爆盛りできる100均のつけまつげ SNSで話題のキュンかわなクリアポーチ 甘めのバニラの香りのボディスプレー 血色感やばいくらい出せる海外コスメ パステルカラーで揃えたぶんぼーぐ 夏に超お世話になりまくったハンドファン ハンドファンなんて今持ってるワケないのに
ひとつひとつ拾い上げようとする度に ふわりと消えて ────── ああ ]
(263) 2020/11/17(Tue) 23時頃
|
|
[ それはあたしの羽根になる 背中に生えた、白い翼。 あたしが空を跳ぶために必要なもの
あたしの「自信」を形作るすべてのものが あたしを、空へと跳ばしてくれるんだ ]
(264) 2020/11/17(Tue) 23時頃
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|
[ あたしは片月高校のJKだ。 最強にかわいくて、最強につよくて、
身につけてるものすべてが あたしを生かしてくれる 身につけてるものすべてが あたしに勇気をくれる
みんなと一緒がいい みんなと一緒に飛びたい みんなと一緒なら、どこでも行けるでしょ ]
(265) 2020/11/17(Tue) 23時頃
|
|
[ スマホの音が聞こえてくる場所は、解ってる あたしが目指す先は、そこしかない。
いつだってこの足は、 自由を求めてそこを目指していた 階段を駆け上がる 扉の隙間から、光が見える あたしは屋上の扉を開け放ち、空へと跳び上がる
────── 今なら跳べる!!! ]
(266) 2020/11/17(Tue) 23時頃
|
|
[ あたしは、確かに跳べたんだ ]
(267) 2020/11/17(Tue) 23時頃
|
|
......PiPiPiPiPiPiPiPiPiPi
(268) 2020/11/17(Tue) 23時頃
|
|
…… あれ? えっ、待って
(269) 2020/11/17(Tue) 23時頃
|
|
[ もう屋上はこんなにも遠く もう太陽はこんなにも近い
スマホの音が近くなる
あたしを形作るすべてのものが あたしの翼に変わり、空へと跳ばしてくれた
…‥‥‥はず、だった。 ]
(270) 2020/11/17(Tue) 23時頃
|
|
[ ううん、空なんて、跳べるはずなかった ]
(271) 2020/11/17(Tue) 23時頃
|
|
[ ぼろ、ぼろ、ぼろ、と チープな翼は、崩れていく。 女子高生は最強だと思ってた 最強なんかじゃ決して無かった
みんなと同じなら、どこでも行けるとおもってた 安っぽい仲間意識じゃ到底空なんて飛べなかった
バッグもチャームもリップもシュシュも つけまもクリアポーチもボディスプレーも コスメも文房具もハンドファンも みんな!
あたしを強く見せようと、飾っていただけ 白い翼は、安っぽい飾りへと戻っていく ]
(272) 2020/11/17(Tue) 23時頃
|
|
堕
ち
る
| | | ・ ・
(273) 2020/11/17(Tue) 23時頃
|
|
[ 屋上への扉は決して開かない 外は猛吹雪で光など見えるはずがない あたしのチープな誇りは羽根になんてならない 綺麗事で逃れられるはずなんて、ない。
世界の絶対的なルールは、破れない ]
(274) 2020/11/17(Tue) 23時頃
|
|
嫌、嫌、嫌ッッ あ あたしは、
[ 落下する。落下する。落下する。 空はどんどん遠くなり、屋上はどんどん近くなる
わかってたはずなのに ここで死んでしまえば、 現実世界に戻れるかもしれないってこと でも ]
(275) 2020/11/17(Tue) 23時頃
|
|
死にたくない、死にたくない!! 嫌ぁぁぁぁッッッ!!!!
(276) 2020/11/17(Tue) 23時半頃
|
|
[ ぐしゃり ]
(277) 2020/11/17(Tue) 23時半頃
|
|
[ 天に手をのばして掴み取ったそれは、 あたしが最後まで、守りたかったもの
ただ相変わらず、 無機質な音を、鳴らし続けている ]
(278) 2020/11/17(Tue) 23時半頃
|
|
......PiPiPiPiPiPiPiPiPiPi
(279) 2020/11/17(Tue) 23時半頃
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|
── AM 8:50 ──
[ 階段を登りきった先、開かない屋上の入り口 スマホのアラームの音が聞こえる。
8:50にセットされたそれは だれにもアラームを止められることなく、 大切そうに白いマネキンの手に握られている ]
(280) 2020/11/17(Tue) 23時半頃
|
|
[ 電源がついた待受画面は、 愛×愛が並ぶ、雪の影
まるで「高いところから落ちた」ように 左足はあらぬ方向へと折れ曲がっていて 右足は吹っ飛んで階下へと転がり落ちていた 血溜まりは、ぽたり、ぽたり階段の下へ。
だから先に、血溜まりと右足を見つける人も、 どこかにいるかもしれないね。 マネキンの周りには、 愛崎好夏のあらゆる持ち物が散乱している。 ]
(281) 2020/11/17(Tue) 23時半頃
|
|
[ それでも、上を向く好夏の顔は無事だった。 それでも、手で握る好夏のスマホは無事だった。
まるで最後まで何かを守りたかったかのように。
そして、彼女が空でも飛んできたかのように、 白い羽根が一枚、血溜まりの上に遺されている ]**
(282) 2020/11/17(Tue) 23時半頃
|
|
──少し前/1階廊下──
“も”ってなによ、“も”って。
[ さらりと発せられた言葉>>244に、 意味深な言い方すんなって顔をしかめた。
結局、琴子も九条もわからないのね。 確信なんて持てないまま、 ただ黙々と人形を運んでいるわけだ。
やさしくってかわいいわたしたち。
楽しもうとしてるからどうとか、 それ、愛崎から聞いたなって思いもして、]
(283) 2020/11/17(Tue) 23時半頃
|
|
……楽しもうとしてるから“そう”とか、 楽しめないから“違う”とか知らないけど、
自殺しちゃう心あたりがあるなら、 “そう”って可能性もあるんじゃない。
[ 確信のない人が、3人。 三すくみでじりじりしてる感じですか?
誰一人として「なんで?」って、 言わないからおもしろいなって思った。
でもさ、聞いたってわからないよ。 他人の死ぬ理由の重みなんてわかんない。 聞いて主を特定できそうにないなら、 聞かなくっていいやって思っちゃったの。
誰がソーゾーシュかわかったら違うのかしらん。]
(284) 2020/11/17(Tue) 23時半頃
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|
[ 結局、名探偵は現れず。 女子高生ばっか集まって夜を迎える。]
(285) 2020/11/17(Tue) 23時半頃
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|
──夜/保健室──
ちょっとぉ、 ナニ怪我してんの?
[ 琴子の手に治療の跡があって、 まったく! ってふうに言ったりして。
愛崎が花蓮の周りでワチャワチャする>>234のを、 ソファに引きずり倒すみたいにして遊んだ。
わたしたち、かわいいおんなのこだから、 ナニしてたってエモエモのエモだよ>>234。
ちらほらと聞こえる“おやすみ”に、 わたし、ゆっくりとまぶたを閉じた。]
(286) 2020/11/17(Tue) 23時半頃
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ふふ、おやすみ。
[ 仕返しみたいな返された言葉>>238に、 ちょっぴり笑っちゃったりして。
あのね、わたし。 きっとみんなにおはようを言うよ。 この世界で、明日も元気に。 莉子は元気ーって言いたいの。
きっともう一度。 やっほー、みんな元気? って聞くから。]
(287) 2020/11/17(Tue) 23時半頃
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[ そしたら、もう誰も返事をしないでね。*]
(288) 2020/11/17(Tue) 23時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2020/11/17(Tue) 23時半頃
|
それも、そっか・・・
[ 世界の仕組みも誰かの気持ちも 各々が抱える悩みや苦しみも 私は何ひとつ分かっていなかったけど
莉子の話は妙に説得力があって、 私は感心したように頷く。>>212 ]
莉子って、賢いよね。
[ 莉子とかの言葉で「かしこ」ってやつ。 ]
(289) 2020/11/18(Wed) 00時頃
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学校の勉強以外は。
[ ちゃんとそう付け足したけど。 こういう賢さが生きていくには必要かもって 常々思ってはいたんだよ。 ]
(290) 2020/11/18(Wed) 00時頃
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・・・も?
[ 「りこちゃんも=v その一文字は聞き逃せなくて。
莉子が聞いたから私はそれ以上 何も言わなかったけど・・>>283
心当たり、あるんだ。 ]
(291) 2020/11/18(Wed) 00時頃
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[ 莉子も=@琴子も=@多分、私も=@]
(292) 2020/11/18(Wed) 00時頃
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[ じゃあ、みんなで■■■■■■■? ]
(293) 2020/11/18(Wed) 00時頃
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[ 少し前なら口にできていたかもしれないこと。 咲良の人形を前に、言葉にはできなかった。* ]
(294) 2020/11/18(Wed) 00時頃
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[ 夜は本当に更けているのか、 時間の感覚はあるようでなくて。
5人で身を寄せ合う。
校長室は昨日よりずっと広く感じる。
私も少しだけミルフィ[[who]]の手をキュッと握ってみた。 ]
(295) 2020/11/18(Wed) 00時頃
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もし明日私がいなくなってても、 運ばなくていいからね。
[ 朝が来たら、また誰かがいなくなるのだろうか。 それは、もしかすると私かもしれない。 待ち受けるのは死なのか帰還なのか、 分からないけど――怖い。
口にしたのは、ほら。 私は背が高いから運ぶの大変かなって。 花蓮なら同じ背だからまだマシかもだけど それでもやっぱり大変だろうから。 ]
(296) 2020/11/18(Wed) 00時頃
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[ 自分で選ぶ死なら、怖くはないのにね ]
(297) 2020/11/18(Wed) 00時頃
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[ それでも明日を待つように 私は今日も「夢」を見る ** ]
(298) 2020/11/18(Wed) 00時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/11/18(Wed) 00時頃
CC レイは、メモを貼った。
2020/11/18(Wed) 00時頃
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