23 あの春の廃校だけが僕らの学校だった。
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[2-1教室の片隅で教壇横に腰かけ、 窓の外の環境音だけを聞いていた。 大和くんがなにか計画しているらしいので、 その音かもしれない。 大がかりな仕掛けがありそうな雰囲気だけれど グラウンドを覗くことはない。 ただ、じっと、何も書かれていない黒板を見詰めている。*]
(152) 2023/04/26(Wed) 21時頃
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[気配に気づけるようにはしていたつもりが、 考え事に没頭していたらしい。] ……あ、 …見えないものを見ようとしていて。
[と、一瞬しどろもどろに。 それから弾かれたように立ち上がった]
あの、来てくれて、ありがとう。 昨日…更新前?のこと、気になっていて、 もう一度話さないとって……
(166) 2023/04/26(Wed) 21時半頃
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頭が真っ白になって。 自分の感情が制御できなくなって、 抱えきれなくて、 …言葉を、選べなくて…
もう、話したくないかもしれないし… 会えなくてもしょうがないかな、って思ってた。
[頭を下げる。 あんなに感情的になるなんて自分でも思わなかった。]
(168) 2023/04/26(Wed) 21時半頃
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[完全に無意識の言葉だったけれど、 言われてみればあったかもと思い至る。 結構昔のですね、と少し笑った]
…… ううん。
[怒りの出処は多分いくつもあって。 きっとわたし自身に向けたものもあった。 何も言えなくなって、ただ首を振る。]
…… 笑顔? こ、こう? また、下手になってるかも、
[予想外の言葉に少しの動揺が走って。 にっこり、を作ろうとして敢え無く失敗。 わたわたと頬に手を当てて……小さく息を吐く]
(184) 2023/04/26(Wed) 22時頃
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…… 気分を害した、とかじゃないんです… 多分、ただショックだっただけなんです。 先輩の望みの内容も、 システム利用の発想も。 そんなのってない、って、……
[それはあの時告げた通りで、]
(185) 2023/04/26(Wed) 22時頃
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でも、 そんな風になってしまうほど 先輩が、追い詰められていたのだったら。 だったら尚の事、あの場所で話を続けるべきだった。
[わたしの内面がぐちゃぐちゃだろうと関係なく、 何か絞り出せるだけの力があればよかった。]
……説得、じゃないの。 そんな権利はわたしにはないの。 ただ、話がしたい。 わからないことが多すぎるから、 …ひとつひとつ、教えてほしくて。
……とりとめもなくなってしまうかもしれないから、 話すことが億劫になったり、 一人がよかったり、つらかったら、切り上げていいので。 わたしと話、してくれますか……?
[言葉にならないままに、連ねた *]
(186) 2023/04/26(Wed) 22時頃
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……別の話………
[と言っても、直ぐに切り替えられるものでもなく。 つられるように窓の方に視線を向けた。]
… ふふ。盛り上がってますね。 楽しそう。 …… そうね、折角ですし…… グラウンドじゃなくて、焔とか、みんなを 見ていれば少しは怖くない、かも。 一緒に観てくれる?
[少しだけ、窓の方に寄って。 こっちこっちって、先輩を手招いた。*]
(208) 2023/04/26(Wed) 22時半頃
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うん、音は平気。 リクエストしてみます? たぶん、桐野先輩が弾いてるみたい。
[ごく普通に腕を差し出され、 数度瞬いて、それから少し頬を染めた。]
……先輩って…… いえ。 …っ、ありがとう。
[こういう気遣いは初めてで。 なぜか、だいぶ、勇気を必要としたけれど。 おずおずと、手を伸ばして、腕を借りた。 伝わる体温に、微かな恐怖も解けてゆく]
(225) 2023/04/26(Wed) 23時頃
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あっ。そうだ、通知。
鮫島先輩から、写真来てます。 ほら!
[と、スマホに届きたての写真>>204を 先輩に見えるように差し出す。]
(227) 2023/04/26(Wed) 23時頃
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大和くん歌上手ー。ふふ。沙羅もかわいい。 鮫島先輩は歌わないのかな…… 歌う?歌… 歌わない。ざんねん。
[みんなを見ていると、自然に微笑が浮かぶ。 桐野先輩に>>207、沙羅に>>222、大和くんに鮫島先輩に。 たぶん見えないけれど、ひっそり手を振った。]
(232) 2023/04/26(Wed) 23時頃
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ノッカは、一緒のきもち。みんな一緒。…うん、そうね。
2023/04/26(Wed) 23時半頃
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うん。
わたしの中から消えることはないけど。 …時間が、解決してくれるといいなって。
[グラウンドの記憶のこと。 あとは何も言わずに、静かに外へ視線を向けていた。]
(246) 2023/04/26(Wed) 23時半頃
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[キャンプファイヤーの消火も済んだ様子。 何故だかみんな集まっている。 彼らの間で議題に上がっている内容も、 会議がどうというのも、わたしは何も知らなくて、 不思議そうに窓の外を眺めていた。]
(250) 2023/04/26(Wed) 23時半頃
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みんな、戻ってく。 …終わっちゃったみたい。
[一同が散り散りになってゆく。 離してしまえば消えてしまいそうで、 暫くの間そのままでいた。
灯りが消え、ひとときの喧噪も消え。 窓の向こうに戻って来た漆黒を見遣る。 先輩の輪郭がそれに呑まれないように、くいと腕を引き、]
(311) 2023/04/27(Thu) 03時半頃
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[窓際から教室の方に導いて それからゆっくりと、腕を解いた]
キャンプファイヤー、 一緒に観られてよかった。
…
わたし、まだ少しここで休んで行くね。 先輩はどうします? 戻るなら見送ります。
[わたしは移動する気が起きなかったから、 よければ背を見送るつもりで、見上げて問うた**]
(312) 2023/04/27(Thu) 03時半頃
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[深更の囁きに続く、吐露は。 しんとした教室で微かに反響し、 漣のように広がってわたしの胸を打つ。]
……… っ …
[何を考えているのか、 窓の外に視線を置く先輩を見詰めた。 微かな沈黙が場を支配する。
相手の視線が外にあるのが幸いだった。 頬の熱さは暗がりに紛れてしまう。]
(439) 2023/04/27(Thu) 19時頃
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[漸く、腑に落ちる。 友達にさえ定義付けしなければいけないほど 何もかもを怖がっていたわたしが、 そこに名前を付けることを考える前から、 厚意に甘えることが出来た理由。]
…――うん。
(440) 2023/04/27(Thu) 19時頃
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わたしも、 あなたが、すきよ。
[視線が合うことがあるならば。 揺らがぬ瞳で見上げることが出来る気がする。 はじめてのように、ふわりと微笑みながら。]
(441) 2023/04/27(Thu) 19時頃
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[未だ状況は逼迫したままで、 このゲームの何がどうなると決まったわけでもない。
ただ、先輩の言葉選びに 先刻よりの焦燥や不安をを覚えて、 わたしは、一度両手で頬をぺちりとしてから ゆっくりと頷きを返した。]
…はい。今日は夜が長かったから、 疲れもきっと溜まってるはず。 ゆっくり、休んできてね。
[思索には静かな空間が要る。 別の教室へと移動するのを見送った。*]
(442) 2023/04/27(Thu) 19時頃
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[2-1に戻り、教卓まで辿り着くと、 ぺたんと床に崩れ落ちる。 ありとあらゆる感情が綯い交ぜで、 止めどなく涙が溢れて、手で拭った。
隣の教室に気配があることを確認する度、 きっとわたしは、安堵を覚えて過ごす。**]
(443) 2023/04/27(Thu) 19時頃
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[全体LINEで会議が始まっていた。 鮫島先輩から事態を聞いたばかりなのに TL上には知らない情報の洪水。否、海。 生々しい表現には思わずスマホから手を離してしまうし あまり読み込みが進まない。]
■4:願い事はなしで大丈夫 □7:協力できるなら何にでも。
[取り急ぎ、全体の方針に関わりそうな部分を回答する。 鮫島先輩は悪いようにはしないと言ってくれた。 でも、出来ることがあるのであれば、 使ってと言ったのも本心だった。
「本日の▼と▲希望」の文字に手が止まる。 流れ続けるメッセージに、どんどん眉が下がる。 もう少し時間がかかりそうだ**]
(444) 2023/04/27(Thu) 19時頃
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>>450
最初の願いは、 死んだ姉さんの願いを叶えることでした。 ただ、どうしてもここで叶えなければ 叶わないものでは、きっと、ないので。 それなら「お願いなし」でいいんですよ。
#全体チャット
(455) 2023/04/27(Thu) 20時半頃
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■1:パズルみたいですね。 投票吊りの方はわたしが適任なら請け負います。▼野々花 ▲は、まだ迷いがあるけど、これなら▲柊くん先輩でしょうか。会議の安定感次第では変えるかもしれないです。
■3:明日残る方の意思次第で。 ■4:>>444 □5:願いは汲んで、犠牲最小限が理想 □7:>>444
[迷い迷いで送信した]
#全体チャット
(490) 2023/04/27(Thu) 22時頃
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>>487 配慮ありがとう。 大詰めなのに考え込んでしまってごめんなさい…!
#全体チャット
(493) 2023/04/27(Thu) 22時頃
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―― 2F:2-1教室 ――
[全体チャットが白熱している。 知らない情報に翻弄されながら、 みんなの発言を追いかけていた。 目がしぱしぱとしている。 なるほどこれがスマホ疲れ目…
そんな折、LINEの通知に、ぱっと表情を明るくし。 いちど画面を切り替えた。 ]
(498) 2023/04/27(Thu) 22時半頃
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>>496 大和くん、ありがとう。大変なまとめもね。 残るみんなに任せて行くみたいで、後ろ髪引かれるけど でもみんななら、って思ってる。
>>497 駆け込みになっちゃった。 ここに来て、スマホの文字を打つのが少し早くなりましたよ。
#全体チャット
(499) 2023/04/27(Thu) 22時半頃
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[スタンプに、くすくすと笑う。 二個並べてこっちも送信――した瞬間には 既に相手の姿があって。]
…ん。
[頷いて、隣の机の椅子を引く]
……おはよう?
[ごく普通の朝の挨拶をひとつ。 少し照れたように笑った。*]
(503) 2023/04/27(Thu) 22時半頃
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―― 2F:2-1教室 ――
えっ… 言われてみれば。 違う向きの猫探さないと……
[言いながらも、こんな時なんだし。 スマホは手から離して、机へ。]
…あんまり眠れなかったかも。 隣にちゃんと先輩がいるかなって、音聞いてたから。
[と、冗談めかして見上げれば、 こちらを見ていた先輩と視線が合って、少し胸が鳴る。 自覚しただけでこんなにも違うものなのね *]
(516) 2023/04/27(Thu) 23時頃
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[本決定の通知には、
了解しました と返答。
怖い思いもした。理不尽に晒されもした。 でも、それでも、楽しいことも嬉しいこともあった。 みんなとの一時の別れを惜しみ、瞼を伏せる。]
#全体チャット
(518) 2023/04/27(Thu) 23時頃
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>>510 あっ……!そっか、襲撃は痛いんですね…… だ、
[大丈夫?というのも違う。眉を下げて、 つい、一緒に帰る人の方に視線を向けた。
それでいうと昨日のニジノもきっと、痛い思いをしたのだろう。知らずに「元気?」なんてLINEを送ろうとしていた自分に青くなった。届いていないにしろ。]
#全体チャット
(520) 2023/04/27(Thu) 23時頃
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[途中で呼び名が変わっていたことに、 後から気づいて顔を覆うのだ **]
(538) 2023/04/28(Fri) 00時頃
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